蜂の見分け方や特徴とは?巣を作られてしまったときの対処法も紹介

複数のミツバチ

蜂や蜂の巣を見つけても、それがどんな種類の蜂なのか、パッと見ただけではわからないことも多いものです。特に人へ危害を加える可能性の高い蜂については、見分け方や特徴などを理解して、刺されないように避けることが大切です。

この記事では、人に危害を加える蜂の種類や危険性、さらに代表的な蜂の種類や特徴などについて紹介します。蜂の巣を作られてしまったときの対処法についても解説しているので、蜂を見かけても冷静に対処できるための参考としてお役立てください。

人に危害を加える蜂の種類と危険性

はじめに、蜂の種類と刺された場合の危険性について見ていきましょう。

人に危害を加える蜂の種類

国内には、約4,000種を超える蜂が生息していますが、私たちがよく見かけるのは15種類ほどです。そのなかで、人に危害を加える代表的な蜂は「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」の3種類となります。これら3種類の蜂は「細腰類」と呼ばれる種類で、体にくびれがあることが共通点です。

蜂はもともと森などの自然に生息していますが、近年の宅地開発などにより、蜂本来の居場所は失われつつあります。
住む場所を失った蜂は、巣づくりの場所を探し求めて、住宅地など人間の生活圏内にも現れるようになったのです。

人に危害を加える蜂の危険性

蜂はおもに屋根裏や軒下、庭などに置いている植木鉢のような、人から見えにくい場所を好んで巣を作ります。そのため、気付かないうちに巣へ近づいてしまい、刺されるケースが多いのです。
厚生労働省が発表しているデータによると、毎年蜂に刺されて亡くなる方は平均して20人近くもいることがわかっています。これは毒蛇や熊による死者数を大きく上回る数で、蜂に刺される危険性の高さがよくわかるものです。

ただ、蜂はいきなり攻撃してくることはなく、巣に近づいたり、直接刺激したりすると、一斉に襲いかかって攻撃してくる傾向にあります。
また、警戒して巣を離れた蜂に近づくと、大きな羽音を鳴らしながら上下左右に飛び回り、近づく対象を威嚇してくる習性を持っています。

うっかり巣に近づかないようにするには、蜂の巣の特徴や種類ごとの見分け方を知っておくことが大切です。
人に危害を加える3種類の蜂について、それぞれの特徴や見分け方を詳しく見ていきましょう。

スズメバチの見分け方と特徴

スズメバチ

スズメバチにもさまざまな種類がありますが、よく見かける代表的なスズメバチは
「オオスズメバチ」「キイロスズメバチ」「ヒメスズメバチ」です。

スズメバチの見分け方

代表的な3種類のスズメバチを見分けるポイントは以下のとおりです。

・オオスズメバチ
木の根元から出入りすることが多く、頭部中央にある頭楯(とうじゅん)と呼ばれる2個の突起が特徴的です。

・キイロスズメバチ
腹胸部の後ろにある、小楯板(しょうじゅんばん)と呼ばれる部分が赤褐色、または黄色くなっているのが見分けるポイントです。
初夏になると、軒下や屋根裏に大きな球形の巣を作ることが多く、巣の外側にはたくさんの幼虫がくっついています。

・ヒメスズメバチ
全体的に茶色っぽく、お尻の端が黒い蜂です。単眼の周りが赤褐色になっているのも、見分ける際の目安となるでしょう。

スズメバチの特徴

スズメバチは、日本の蜂による被害で、もっとも多くの件数が発生する代表的な蜂です。
スズメバチの大きさは約2~5cmほどで、ミツバチのような丸みを帯びていない大きな体が特徴です。
同じ針で複数回刺すことができ、巣の近くを通っただけでも攻撃してくることがあります。強力な毒針を持っており、人に危害を加える蜂のなかでも、スズメバチは高い攻撃性を持っている種類です。
6~11月には攻撃性がさらに高まり、刺される危険度も上がります。時速40kmほどで飛べる移動スピードの速さも特徴です。

スズメバチの種類は全17種類

日本にいるスズメバチは、スズメバチ属が8種類、クロスズメバチ属が5種類、ホオナガスズメバチが4種類の、全17種類となります。

スズメバチ属 オオスズメバチ
キイロスズメバチ
コガタスズメバチ
モンスズメバチ
ヒメスズメバチ
チャイロスズメバチ
ツマグロスズメバチ
ツマアカスズメバチ
クロスズメバチ属 クロスズメバチ
シダクロスズメバチ
ツヤクロスズメバチ
キオビクロスズメバチ
ヤドリスズメバチ
ホオナガスズメバチ属 キオビホオナガスズメバチ
シロオビホオナガスズメバチ
ニッポンホオナガスズメバチ
ヤドリホオナガスズメバチ

スズメバチのなかでも、特に攻撃性が高く凶暴なのが「オオスズメバチ」です。人に限らず、他のスズメバチやミツバチをも攻撃し、巣を占領しようとします。
顎の力が強く、刺されたときの痛みが激しいのも特徴です。

アシナガバチの見分け方と特徴

葉にとまるアシナガバチ

アシナガバチの特徴や、見分け方のポイントを見ていきましょう。

アシナガバチの見分け方

アシナガバチのうち、代表的な種類は「キアシナガバチ」「セグロアシナガバチ」「フタモンアシナガバチ」の3種類となり、それぞれの見分け方は次のようになります。

・キアシナガバチ
全体的に鮮やかな黄色で、羽の付け根と後ろ側に縦の2本線が入っています。触角の先端から3分の1ほどが黄色いのも特徴の一つです。

・セグロアシナガバチ
セグロアシナガバチは、羽の付け根に縦の2本線が入っています。羽の後ろ側は模様がなく黒い色をしており、触角は全体的に黄色いのが見分けるポイントです。

・フタモンアシナガバチ
体長は2cm以下と小さく、腹部に黄色い点が2つあることが特徴です。羽の後ろ側には、縦に2本の線が入っています。

アシナガバチの特徴

アシナガバチは6~8月に攻撃性が高まります。大きさは2~3cmと小さめで、スズメバチと比較するとおとなしく、自分から攻撃してくることは少ないものです。
特徴的な長い足を垂れ下げ、ゆっくりふらふらと飛ぶ姿を多く見かけます。アシナガバチの巣は、おわんを伏せたような形をしており、六角形の育房室が盤状に並んでいるのも特徴です。

アシナガバチの種類は全11種類

アシナガバチは、アシナガバチ属が7種類、チビアシナガバチ属が2種類、ホソアシナガバチ属が2種類の全11種類あります。

アシナガバチ属 キアシナガバチ
セグロアシナガバチ
フタモンアシナガバチ
トガリフタモンアシナガバチ
キボシアシナガバチ
コアシナガバチ
ヤマトアシナガバチ
チビアシナガバチ属 オキナワチビアシナガバチ
ナンヨウチビアシナガバチ
ホソアシナガバチ属 ムモンホソアシナガバチ
ヒメホソアシナガバチ

アシナガバチのなかでも、強力な毒を持っているのがセグロアシナガバチです。アシナガバチによる被害のなかでも、セグロアシナガバチによる件数がもっとも多く報告されています。街中でもよく見かけられ、屋根裏や軒下に巣を作ることも多いでしょう。
また、毒性だけではなく、攻撃性も高いのがキアシナガバチです。体が大きく、国内に生息するアシナガバチのなかでもっとも危険な種類となります。刺されたときの痛みも、スズメバチと同じくらい強力なため注意が必要です。

ミツバチの見分けと特徴

花にとまるミツバチ

ミツバチの特徴や、見分け方のポイントは以下のとおりです。

ミツバチの見分け方

日本にいるミツバチは、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類です。ニホンミツバチは体の色が全体的に黒く、お腹部分に縞の模様があります。大きさは13mm前後で、セイヨウミツバチよりも小さいのが見分けるポイントとなるでしょう。
セイヨウミツバチは体全体が黄色くて、ニホンミツバチより少し大きい体をしています。胴体の縞模様は頭部に向かって狭く、お尻に向かって幅が広くなるのも特徴です。

ミツバチの特徴

ニホンミツバチとセイヨウミツバチの特徴は、それぞれ以下のとおりです。

・ニホンミツバチ
もともと日本に生息していていた在来種で、トウヨウミツバチの亜種にあたります。1匹のニホンミツバチが一生のうちに集める蜜の量は、わずか小スプーン1杯程度です。養蜂場などでは、集めた蜜は春から秋の間に巣のなかで熟成され、秋に採蜜されます。
ニホンミツバチは比較的飼育しやすいですが、住む環境が悪いとすぐ逃げてしまう特徴もあるようです。

・セイヨウミツバチ
セイヨウミツバチの群蜂数(1つの群れにいる蜂の数)は2~4万ほどで、集蜜力はニホンミツバチの4~5倍もあるといわれています。
明治時代に輸入された外来種で、飼育が容易な点や攻撃性の低さ、多くの蜜を採取できることが特徴です。

ミツバチの種類は世界で全9種類

日本にいるミツバチは、先に挙げたニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類のみですが、全世界では9種類のミツバチが存在します。
世界にいるその他7種類のミツバチは以下のとおりです。

・コミツバチ
・クロコミツバチ
・オオミツバチ
・ヒマラヤオオミツバチ
・サバミツバチ
・キナバルヤマミツバチ
・クロオビミツバチ

上記の多くは、アジアの熱帯域に極地的に生息しています。

危険性の低い単独で行動する蜂について

クマバチ

人に危害を加える蜂以外にも、国内には危険性が低く、単独行動するタイプの蜂がいます。代表的な種類について見ていきましょう。

穴を掘って巣を作るツチバチ

ツチバチは体長約15~25mmの、比較的大きな蜂です。表面が全体的に黒色で、体毛が生えているのが特徴です。
比較的おとなしく、滅多に人に襲いかかることはありません。畑などに穴を掘って巣を作るのも特徴の一つです。

全身が黒いドロバチ

ドロバチは、オオスズメバチが作るようなツボ型の巣を作る蜂です。ただ、スズメバチに対してドロバチの攻撃性は低く、2匹ほどの小規模で行動する単独性を持っています。
全身が黒く、腹部に黄色い2本の帯を持つのが特徴で、大きさは約1~2cmほどです。基本的に、脅かしたり、巣に危害を加えたりしなければ、ドロバチが人を襲うことはないでしょう。

温厚な性格のクマバチ

クマバチは体長30mmほどもある大きな蜂で、細かな毛が全身に生えています。太い針を持っていますが毒はそれほど強くはなく、性格も温厚で危害を加えなければ襲ってきません。北海道・本州・四国周辺に多く生息しています。

約3cmの大きなアナバチ

アナバチは、その名のとおり地面に穴を掘り、地中に巣を作る蜂です。アナバチの種類は多く、身近で見られる種類だけでも9種類が確認されています。
攻撃性や危険性は低く、危害を加えなければ、無理に駆除しなくても問題はない蜂です。

日本だけでも50種類いるハキリバチ

ハキリバチの種類は多く、日本だけでも50種類が確認されています。クマバチと同じく大型で、ハナバチの一種です。
日本で特に知られているのは「バラハキリバチ」で、バラの葉を好むことで知られています。
バラの葉を丸く切り取って円筒状に折り、花粉や蜜をためて子育てする特徴があり、体長は1.3cmほど。胴体は短く、太めで頭が大きい蜂です。

蜂の巣を作られたときの対処法やポイント

もし家の近くで蜂の巣を作られてしまった場合は、刺されないための対処法を知っておくことが重要となります。以下に挙げるポイントを押さえて、蜂を見かけても、慌てず冷静に対処しましょう。

蜂を刺激しないこと

蜂は、多くの場合刺激を受けたときに襲ってくる可能性が高まります。蜂を見かけた際にむやみに近づいたり騒いだりすると、蜂を刺激してしまうため注意が必要です。
蜂に遭遇したら背を向けず、ゆっくりとその場から離れるようにしましょう。

安全に蜂の巣を駆除するために業者へ依頼する

頻繁に自宅付近で蜂を見かける場合は、蜂の巣が近くにある可能性が高いと考えましょう。
小さい蜂の巣であれば自分で駆除することも可能ですが、自力で対処するのが難しいと思っている方は、ハチお助け本舗へ相談してください。ハチお助け本舗なら、電話1本で当日・夜間の駆除にも対応しています。

蜂の巣を放置しているとみるみる大きくなり、群れの数も増えて危険度がさらに増していきます。大きくなった巣は駆除にかかる時間や手間も大きくなってしまうため、見つけたら早い段階で対処することが大切です。

ハチお助け本舗では、見積りや相談は無料で承っているので、少しでも不安に感じたらお気軽にお問合せください。

まとめ

蜂にはさまざまな種類がありますが、人に危害を加える攻撃性の高い蜂はスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3種類です。3つの蜂が持つ特徴はそれぞれ微妙に異なりますが、針の毒性が強く、群れを作る点や体にくびれがある点は共通しています。

蜂を頻繁に見かける場合、その近くに蜂の巣がある可能性が高いでしょう。危険度の高い蜂の場合、早急に駆除することが大切です。自分で対処するのが難しい場合は、「ハチお助け本舗」までお問合せください。

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