クマバチはかわいいフォルムや学術上は飛べないとされていることなど、人間の興味を引く要素にあふれた蜂です。名前を耳にする機会も多い蜂といえるでしょう。しかし、名前やなんとなくの形は知っていても、詳細までは知らない人がほとんどではないでしょうか。
そこで本記事では、クマバチの見た目・性格・毒性・巣の特徴を詳しく解説します。後半ではクマバチが飛べないと言われている理由と、なぜ飛べるのかを解説しているので、クマバチに興味がある人はぜひ参考にしてください。
クマバチの特徴
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分類 | ハチ目コシブトハナバチ科 |
体長 | 2~3cm |
見た目の特徴 | ・黒色がメイン ・胸が黄色い ・胸にふわふわと毛が生えている ・丸くずんぐりとしたフォルム |
性格 | おだやか |
クマバチはハチ目コシブトハナバチ科に属する蜂で、地域によっては「クマンバチ」と呼ばれています。コシブトハナバチ科の仲間にはニッポンヒゲナガハナバチやアマミクマバチ、タイワンタケクマバチなどがいます。
見た目
コシブト(腰太)という科目の名前のとおり、お腹がずんぐり・ぽってりと丸いフォルムであることが特徴です。クマバチのお腹の色は黒で、胸元だけが黄色くふわふわとした毛が生えています。
丸さとふわふわとした毛から、かわいいと言われることも多い蜂です。体長は2~3cmと、蜂の中では大きめなので、見つけやすいことも愛される理由の一つといえます。
性格・特性
おだやかな性格で、雄にいたっては毒針を持っていないため攻撃できません。雌は毒針があるため稀に刺すことがありますが、人間から攻撃しない限りは襲ってくることはないといえるでしょう。
ただし、クマバチの羽音は大きいため、驚いて騒いでしまうことで刺されるケースがあるようです。クマバチを見つけたら静かに行動しましょう。
毒性
メス蜂は毒針を持っていますが、毒性はそれほど強くありません。ただし、針が太いため、刺された瞬間の痛みは強めです。
巣の特徴
木に穴を開け、掘り進めて巣作りします。家の柱や梁を巣にされると、脆くなって家の躯体に支障が生じるため注意が必要です。柱や梁に穴があり、下に木屑が落ちていたらクマバチの可能性大です。早急に対処しましょう。
巣作りシーズンは5~7月なので、この時期にクマバチを家周辺で見かけたら、家の木材をチェックすることをおすすめします。
クマバチは飛べない?
クマバチが飛べないと言われているのは「航空力学上は飛べない」という意味のようです。航空力学は飛行機などの航空機が飛ぶための基礎的な研究分野で、設計や重量、重力の影響などを考えます。
航空力学の視点では、クマバチの体は大きく羽が小さいため飛べるバランスではないとされました。しかし、実際は空気抵抗(空気の粘度のようなもの)があるため、大きな飛行機と小さなクマバチでは飛ぶ原理が異なります。
空気抵抗を理解する上でわかりやすい例は落下実験です。高いところから重い鉄球を落とすと速く落ちますが、羽を落とすとゆっくりと落ちます。空気の存在が軽い羽にとっては抵抗となり、落下速度を低下させるからです。真空状態で実験すると、同時に地面に着きます。
クマバチであれば小さな羽でも空気抵抗を利用できるため、空気を掴むようなイメージで飛ぶことができます。
クマバチは家に巣を作られなければ害がない
クマバチはかわいいフォルムで親しまれており、航空学上では飛べないという点でも興味を持たれる蜂です。刺すことはほとんどなく、おだやかな性格なので周辺を飛び回っている分には、人間にとって害がありません。
しかし、家に巣を作られれば被害は甚大です。柱や梁に穴を開けて脆くするため、家の傾きや損傷につながります。穴と木屑を見つけたら、早急に蜂駆除業者に依頼しましょう。自分で駆除すると奥まで処理できない可能性があるため、得策ではありません。
5~7月の巣作りシーズンに、家の木材部分に穴がないかをチェックしてみましょう。詳しくは次の記事をご覧ください。
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