クマバチは「かわいい」といわれることも多く、おとなしいイメージの蜂です。飛んでいるクマバチを放っておいても、人にはほとんど害がないといわれています。しかし、家屋に巣を作られるとなると、甚大な被害が生じる恐れがあるため注意が必要です。
本記事では、クマバチを放っておいても大丈夫なケースと早急に対処が必要なケースを詳しく解説します。家の周辺でクマバチをみつけた人は、ぜひ参考にしてください。
クマバチはおとなしい性格で比較的安全
クマバチは攻撃性・毒性ともに低く、比較的おとなしく安全な蜂といえます。その理由を詳しく解説します。
オスには毒針がない
クマバチのオスには毒針がないため、自分がピンチになっても攻撃する手段を持っていません。刺してくることがなく、人にとっては無害です。
オス蜂の見分け方は、顔が黒一色であることと、ホバリング(空中で一時停止)することです。ホバリングはオスが縄張りを張ってメス蜂を待つときの飛び方なので、ホバリングしていればオス蜂とみて間違いありません。
メスも触らなければほとんど刺してこない
メス蜂には毒針があり、刺してくることがあります。しかし、自ら積極的に外敵を襲う性格ではないため、触ったりしなければ人を襲うことはほとんどないといえるでしょう。
ただし、刺されれば痛みや腫れが生じるほか、アナフィラキシーショックによる重症化の恐れもあるため注意が必要です。オス蜂とメス蜂の違いは、メス蜂の顔に黄色の模様がある程度の差なので、見分けがつかないときは近づかないことをおすすめします。
体長と羽音は大きいので注意
攻撃性・毒性の観点からは安全性の高い蜂ですが、体長は蜂の中でも大きく羽音も大きいので、クマバチが寄ってくると驚いてしまうことが少なくありません。
慌てて手で振り払ったりすると刺されることがあるので、大きなアクションをとらないようにしましょう。静かにその場を離れれば、追いかけてきたり刺してきたりすることはありません。
家にクマバチの巣ができたら被害は甚大
飛んでいるクマバチはほとんど無害ですが、家に巣を作られると甚大な被害が出ます。その理由を詳しく解説します。
柱や梁にドリルで開けたような穴を掘る
クマバチは木のやわらかい部分を掘り進めて、ドリルのような穴の巣を作ます。掘られた部分は湿気や雨水が入りやすくなるため、腐食するリスクがあります。
家の木材に穴があいており、木くずが落ちていればクマバチが巣を作っている証拠です。発見次第早急に対処する必要があります。
数年間放置すると躯体がもろくなる
巣に気づかずに数年間放置すると、家が倒壊するなどの甚大な被害に発展する恐れがあります。柱や梁などの重要な木材がスカスカになり、折れたり歪んだりするからです。
床がぶかぶかとたわむ、壁がゆがむ、凹むなどの症状が出ている場合、既にクマバチの被害が深刻化している可能性があります。一度蜂駆除業者、害虫駆除業者にチェックしてもらいましょう。
シロアリ被害に及ぶこともある
クマバチが開けた穴からシロアリが入りこみ、シロアリ被害に及ぶこともあります。シロアリは木材を食べるため、家の躯体への被害が大きくなる恐れがあり注意が必要です。
シロアリ被害に発展させないためにも、クマバチの巣に気づき次第、駆除を手配しましょう。
クマバチの巣の駆除はプロに依頼
クマバチの巣が家の躯体に作られた場合、一般の人が駆除するのは不可能です。巣の内部まで行き届かず、殺虫できない可能性が高いといえます。
また、躯体への影響も考慮する必要があるため、場合によっては家の設計図や配電図などと照らし合わせて確認する必要もあります。薬剤を間違えると、家の屋根裏などに通っている配線をショートさせる危険があるからです。
クマバチの巣の駆除実績がある蜂駆除業者に依頼しましょう。
クマバチは無害でも巣作りには要注意
クマバチ自体はイメージ通り、おだやかで攻撃性の低い蜂です。しかし、巣作りに関しては、他の蜂の比ではないほど人にとって甚大な被害をもたらします。
家の柱や梁にドリルで開けたような穴があり、下に木くずがこちていたらクマバチが巣作りしている可能性が高いといえます。すぐに蜂駆除業者に相談し、診断と駆除をしてもらいましょう。