大きい蜂は威圧感があり、羽音も大きい傾向があるため、怖いと感じる人が多いのではないでしょうか。しかし、大きい蜂のすべてが極めて危険というわけではありません。中には、放っておいても問題ない蜂もいます。
本記事では、国内の蜂の中から2.5cm以上になる種類を12種類ピックアップしました。蜂の種類ごとの詳細を記載した記事へのリンクもあるので、ぜひ参考にしてください。後半では、世界の大きい蜂も紹介しています。
大きいスズメバチ
スズメバチはスズメバチ科スズメバチ亜科の総称です。日本国内の17種類のうち、2.5cm以上になる種類は5種類です。いずれもスズメバチ科スズメバチ亜科スズメバチ属に分類されます。
蜂の種類 | 体長 | 攻撃性 |
オオスズメバチ | 2.7~3.7cm | 極めて攻撃的 |
ヒメスズメバチ | 2.4~3.7cm | 比較的おだやか |
キイロスズメバチ | 1.7~2.7cm | 極めて攻撃的 |
チャイロスズメバチ | 1.7~2.7cm | 攻撃的 |
モンスズメバチ | 2.1~2.8cm | 攻撃的 |
オオスズメバチは国内最大の蜂です。働き蜂やオス蜂が2.7~3.7cmで、女王蜂にいたっては4~5cmという大きさを誇ります。
次いで大きいのはヒメスズメバチです。スズメバチ属のなかではおだやかな性格ですが、巣に近づく外敵には威嚇と攻撃をしかけます。
モンスズメバチはオオスズメバチと比べると女王蜂との大きさにほとんど差がありません。働き蜂の体長は2.1~2.8cm、女王蜂は2.8~3cmです。
キイロスズメバチはスズメバチ属の中では最小クラスですが、それでも他の分類の蜂と比べれば大きいサイズといえます。
2.5cm以上のサイズがそろうスズメバチ属は、蜂の中でも攻撃性が高く、毒性も強い種類が多いため近づかないようにしましょう。
大きいアシナガバチ
アシナガバチはスズメバチ科アシナガバチ亜科の総称です。比較的小さい種類が多い分類で、日本国内の11種類のなかで2.5cm以上になるものは2種類に限られます。
蜂の種類 | 体長 | 攻撃性 |
セグロアシナガバチ | 2.1~2.6cm | 攻撃的 |
キアシナガバチ | 2.1~2.6cm | 攻撃的 |
セグロアシナガバチとキアシナガバチは色以外はよく似ており、アシナガバチの中で最大級です。体長は脚の長さを含まないため、スズメバチより大きく見えることもあるでしょう。
性格はどちらも、スズメバチと比べればおだやかですが、アシナガバチのなかでは攻撃的です。毒性もアシナガバチの中では強いため、近づかないことをおすすめします。
大きいコシブトハナバチ
コシブトハナバチはクマバチが属する種類です。小さいものから大きいものまで、さまざまな蜂が属しています。2.5cmを超える代表的な存在は次の種類です。
蜂の種類 | 体長 | 攻撃性 |
キムネクマバチ | 2~3cm | おだやか |
アマミクマバチ | 2~3cm | おだやか |
オキナワクマバチ | 2~3cm | おだやか |
アカアシセジロクマバチ | 2~3cm | おだやか |
オガサワラクマバチ | 2~3cm | おだやか |
コシブトハナバチにはアオスジハナバチやスジボソフトハナバチなどが属していますが、「クマバチ」という名前がついているものは比較的大きい種類といえます。体長だけでなく、幅も広いうえに厚みもあるのが特徴です。
ずんぐりむっくりの丸い体型から、「かわいい」という評判もあります。羽音は大きく威圧感がありますが、おだやかな性格で人を刺すことは稀です。民家に巣を作られない限りは、みつけても放っておいてあげましょう。
世界にはもっと大きい蜂もいる
日本国内最大の蜂は体長2.7~3.7cmのオオスズメバチですが、世界にはもっと大きい蜂がいます。
世界最大の蜂はインドネシアのウォレスズ・ジャイアント・ビーです。体長が3.8~4.5cmあり、羽を広げると6cmに達します。アゲハ蝶レベルの大きさの蜂と考えれば、とても大きいことがわかるでしょう。
また、アメリカの蜂・タランチュラホーク(オオベッコウバチ)※もオオスズメバチより大きい蜂です。体長は5cmほどで、タランチュラを捕食します。
※画像はタランチュラホーク
クマバチ以外の大きい蜂は危険
大きい蜂のなかで攻撃性が低いのは、丸っこいクマバチくらいです。スズメバチやアシナガバチの中で大きいものは、攻撃性・毒性ともに強い傾向があります。
大きくて丸くない蜂をみかけたら、その場を離れましょう。スズメバチやアシナガバチは、外敵とみなした相手を追跡することがあります。姿勢を低くして、静かに距離をとるのがおすすめです。