オオスズメバチは国内最強!大きさ・毒性・巣・分布を詳しく解説

オオスズメバチは日本最大のスズメバチであり、高い攻撃性を有しています。その毒性や大顎の力、飛行速度は蜂の中でも抜き出ていることから「国内最強」ともいわれています。

本記事では、オオスズメバチの生態と危険性について解説します。毒の成分や刺傷時の症状、生息域や巣の特徴、対処法についても詳しく説明するので、ぜひ最後までご覧ください。

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    オオスズメバチの基本情報

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    和名オオスズメバチ
    学名Vespa mandarinia
    体長27~37mm(女王蜂は40~55mm)
    見た目の特徴オレンジと黒の縞模様
    般的なスズメバチより大きい
    頭楯と顎の突起
    分布北海道、本州、四国、九州
    巣の場所樹木の洞、土の中
    見られる時期4~10月

    オオスズメバチは国内最大の蜂で、スズメバチ科の中では世界最大です。鮮やかなオレンジと黒の縞模様で、模様だけを見ればコガタスズメバチに似ています。

    ここからは、オオスズメバチが国内最強といわれる理由や分布、活動時期などの詳細を解説していきます。

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    オオスズメバチが国内最強といわれる理由

    オオスズメバチは国内最強の蜂といわれています。ここでは、オオスズメバチが最強とされる理由を解説します。

    攻撃性が非常に高い

    オオスズメバチの攻撃の段階は次のとおりです。

    1. 巣の周辺で働き蜂が警戒態勢をとっている
    2. 外敵が巣に近づくとカチカチと顎を鳴らして威嚇
    3. 威嚇を無視すると警報フェロモンを噴射
    4. 巣から多数の働き蜂が飛び出して集団攻撃
    5. 外敵が逃げても執拗に追跡(30m)

    オオスズメバチの毒には警報フェロモンが含まれており、噴射すると周辺や巣の中で待機している働き蜂が一斉に飛び出してきます。1匹でも強力な毒を持つオオスズメバチの集団攻撃を受ければ、最悪の場合は死に至るほど危険です。

    毒性が強い

    オオスズメバチの毒は神経毒・血管毒・アレルギー毒を含み、他のスズメバチよりも強力です。また、持続性が高く、より強烈な痛みとダメージを与えます。オオスズメバチ・キイロスズメバチ・アシナガバチの毒の比較は次のとおりです。

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    毒の種類作用オオスズメバチキイロスズメバチアシナガバチ
    ヒスタミン血管拡張、腫れ、発熱
    セロトニン強い痛み
    カテコールアミン痛み、神経興奮×
    アセチルコリン強い痛み、神経興奮×
    ハチ毒キニン―(痛みに作用する可能性)
    マストパラン肥満細胞の破壊×
    ホスホリパーゼA1細胞膜の破壊(アレルゲン)×
    ヒアルウロニダーゼ毒の浸透促進
    アンチゲン5―(アレルゲン)
    プロテアーゼタンパク質の分解×
    マンダラトキシン神経毒××

    マンダラトキシンはオオスズメバチ特有の成分で、強い神経毒として知られています。さまざまな毒を組み合わせた毒のカクテルで、外敵に対して次のような症状をもたらします。

    • 刺された瞬間の焼けるような激痛
    • 筋肉の痙攣や麻痺
    • 全身の異常な興奮状態
    • アナフィラキシーショック

    過去に蜂に刺されたことがない人でも、心臓や呼吸器が麻痺すれば重症化、最悪の場合は死に至るため注意が必要です。蜂に刺されたときの症状、アナフィラキシーショックの詳細は次の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

    飛行速度が速く追跡距離が長い

    オオスズメバチに次いで危険なキイロスズメバチの飛行速度は時速25~30kmですが、オオスズメバチは時速30~40kmと高速です。直線的な加速力が非常に高く、飛行距離が長いという特徴もあります。

    また、追跡距離が30mと長いため、一度外敵とみなされれば長距離を高速で追いかけられることになります。逃れにくいという点でも、極めて危険な蜂です。

    体が大きく噛む力が強い

    オオスズメバチの大顎(だいがく)は獲物の体を噛み砕くほど非常に強力です。昆虫界においてはほぼ無敵といえる強さなので、ミツバチの巣に侵入して壊滅させることもあるほか、カマキリやトンボといった大型の昆虫、アシナガバチや他のスズメバチも捕食対象とします。

    人や熊などの外敵に対しては、強力な顎で噛みついた上で毒針を刺すため、振り払うことは困難です。

    ただし、ミツバチに関してはやられるばかりではありません。次の記事ではミツバチの必殺技「熱殺蜂球」と「窒息スクラム」を解説しているので、ご興味のある人はぜひご覧ください。

    オオスズメバチの分布

    オオスズメバチは日本の固有種ではなく、海外にも分布しています。ここでは国内外の分布と生息地を解説します。

    日本国内の生息地域

    オオスズメバチは北海道から九州まで、日本全国に広く分布しています。主な生息地は、森林や里山、竹林や低山地帯などの自然環境が豊かな場所です。

    ただし、都市部でも緑が多い公園や庭園で活動が確認されることがあります。オオスズメバチにとって好条件がそろえば、人家の軒下や屋根裏などに巣を作ることもあるため、夏から秋にかけての時期は注意が必要です。

    なお、標高1,000m以下の比較的暖かい地域を好み、標高の高い地域では見られないのが以前までの傾向でしたが、近年は温暖化の影響により生息域が広がっている可能性があります。

    海外での生息状況

    オオスズメバチは中国・韓国・台湾・東南アジアなど、アジア地域を中心に広く分布しています。特に温帯から亜熱帯の気候を好み、比較的暖かい地域に多く生息しているのが特徴です。

    ただし、近年ではフランスやアメリカ西海岸でも確認されています。特にアメリカでは、在来のミツバチによる養蜂業に大きな影響を及ぼしている状況です。アジア外まで進出した理由としては、オオスズメバチの飛行能力と環境への適応力が高さが考えられます。

    今後も分布が拡大する可能性があり、生態系への影響が懸念されている状況です。

    オオスズメバチの活動時期と冬眠

    他の追随を許さない強者オオスズメバチも、1年を通して活動的なわけではありません。オオスズメバチの年間スケジュールは次のとおりです。

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    攻撃性活動
    1月女王蜂単体で冬眠
    2月女王蜂単体で冬眠
    3月
    気温が18度を超えると活動開始
    4月弱い女王蜂が巣作り場所を探し始める
    5月弱い女王蜂が巣作り開始
    6月強い女王蜂が卵を産む
    一部の働き蜂が孵化する
    7月強い多くの働き蜂が孵化する
    8月とても強い巣が肥大化
    活動が活発化
    9月とても強い巣がさらに肥大化
    活動も活発
    10月極めて強い新女王蜂が誕生
    巣の守備のため攻撃的
    巣の大きさがピークに
    11月弱い多くの働き蜂が死亡
    新女王蜂は土の中で越冬
    12月新女王蜂単体で冬眠

    活動が活発になる時期

    オオスズメバチの女王蜂は3月下旬~4月頃に冬眠から目覚め、5月頃に営巣を開始し産卵します。6月中旬から働き蜂が羽化し始め、数がピークを迎えるのは8月以降です。

    攻撃性が最高潮になるのは9~10月の繁殖期です。この時期に新女王蜂とオス蜂が誕生して交尾をおこない、交尾に関わらない働き蜂は次世代を守るために警戒を強めます。

    女王蜂が冬眠から目覚める4月以降から10月頃は、登山や自然散策の際にオオスズメバチに注意しましょう。

    冬は女王蜂だけ生き残って冬眠

    11月以降で気温が低下すると、女王蜂以外は死滅します。巣の活動は終息し、冬を越すのは新たに誕生した女王蜂のみです。

    新女王蜂は巣を去り、木の根元や朽ちた木の隙間、地中などに潜んで冬眠します。冬眠中の女王蜂は静かで攻撃性もほぼありません

    ただし、稀に冬眠場所として人の家の屋根裏や床下を選ぶことがあるため、女王蜂が侵入しないよう、外壁等の亀裂や隙間をふさいでおくことをおすすめします。

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    オオスズメバチの巣の特徴

    オオスズメバチの巣の特徴を解説します。

    巣材と構造

    オオスズメバチの巣の多くは、木の洞・岩の隙間・地中に堀った穴の中に作られるため、外側から全体像を視認できない傾向があります。

    巣材に使われるのは朽ちた木や樹皮です。強い顎でかじりとって唾液と混ぜ、団子にしてから巣に運びます。

    マーブル模様の灰色がかった外皮の裏に、気温差を少なくするための空気室を設け、中心部に育房室や食料貯蔵室を形成する構造です。ピーク時は巨大な巣になりますが、出入口は1つしかありません。

    ピーク時のサイズ

    巣の初期段階、後に中枢となる部分は冬眠から目覚めた女王蜂が形成します。そこで産卵と育児をおこない、働き蜂が羽化してからが巣の肥大化のタイミングです。

    7~8月に営巣が活発化し、ピークを迎える9~10月は直径50cm程度まで肥大化することも少なくありません。

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    オオスズメバチに関するQ&A

    最後に、オオスズメバチに関するよくある質問に回答します。

    Q1.オオスズメバチに遭遇したときのNG行動はありますか

    大声をあげる、手で振り払う、走って逃げるはNG行動です。

    上記はいずれも、恐怖感からとりやすい行動ですが、オオスズメバチに遭遇したときはNGです。大声や大きな動作を外敵の攻撃と考えて襲ってくる恐れがあります。

    Q2.オオスズメバチから逃げるには?

    なお、「カチカチ」という音がしたときは、姿が見えなくてもオオスズメバチが近くにいる可能性が高いため要注意です。顎を鳴らして威嚇している音であり、巣やエサ場が近いと考えられるため退散しましょう。

    オオスズメバチに遭遇したら、それ以上足を進めずに、姿勢を低くして、ゆっくりと後ずさりしましょう。この行動によってオオスズメバチに害意がないことを示し、距離をとります。

    Q3.オオスズメバチは自力で駆除できますか

    できません。オオスズメバチはプロ以外が対峙してはいけない蜂です。自力で駆除できるとすれば、プロ用の防護服と薬剤、各種器具を所持しており、使いこなせる場合に限られます。

    巣の10m圏内に近づくだけでも危険なので、オオスズメバチの巣らしきものを発見した段階で蜂駆除業者に相談しましょう。

    オオスズメバチは国内最強で極めて危険

    オオスズメバチは、日本最大のスズメバチであり、攻撃性や飛行速度、毒性、捕食能力のすべてにおいて国内最強の昆虫の一つです。とくに毒の成分(マンダラトキシン)は強力で、一度刺されると激痛を伴い、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こす危険があります。

    巣に近づくと外敵とみなされ、長距離を高速で追跡されるため、カチカチという警戒音が聞こえた段階ですみやかに引き返しましょう。音を無視して接近すれば、集団攻撃される恐れがあります。

    オオスズメバチはプロでも容易には駆除できない相手なので、自ら対峙するのはNGです。駆除する必要があるときは、必ず蜂駆除業者に相談しましょう。

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