室外機の中に蜂の巣ができると、エアコンを使っても良いのか、侵入するリスクはないのかなど不安になるものです。不安を取り除くために自分で早く駆除したいと考える人もいるかもしれません。
そこで本記事では、室外機の中に蜂の巣ができたときの適切な対応方法を詳しく解説します。室外機内に蜂の巣ができる原因や室外機を好む蜂の種類、駆除後の予防策も解説するので、ぜひ参考にしてください。
室外機に蜂の巣ができたらエアコンはストップ
室外機に蜂の巣ができていることを確認したら、エアコンは作動させないようにしましょう。室外機のファンが回転して蜂の巣に当たると、破損・故障の原因になるからです。
なお、室外機にいる蜂がパイプを伝って室内に入ってくることはありません。パイプには冷媒ガスが充填されているため、蜂が入ってこれる環境ではないからです。作動を止めたことが室内への侵入につながるわけではないので、安心してください。
ただし、エアコンのパイプを外に通すための穴に隙間があったり、排水用のドレーンホースが防虫仕様でなかったりすると、作動の有無に関わらず蜂が室内に侵入する可能性があります。
壁に隙間があるときは、エアコン配管用のパテなどで塞いでおきましょう。
蜂の巣が室外機にできる原因とは?
室外機に巣を作りやすいのはアシナガバチです。室外機はアシナガバチの巣作りにおいて、好条件がそろっています。主な原因を2つに分けて解説します。
室外機の構造が巣作りに適しているから
室外機は雨風をしのげる屋根と壁があり、直射日光による温度の上昇も防ぎやすいため、蜂にとっては好条件です。
とくに、巣が小さいアシナガバチなら室外機内の狭い空間でも巣を作れるため、選ばれる傾向にあります。一方、ミツバチやスズメバチの巣は大きくなりやすいため、狭い室外機には適しておらず、巣ができるケースは稀です。
蜂の巣作り開始が春だから
蜂が巣作りを開始するのは春が多く、春はエアコンを使っていない家庭が多いため、室外機も静かな状態です。蜂が安心して巣作りを開始してしまう可能性があります。
地域にもよりますが、3月~6月中旬で巣作りが開始され、最盛期の6月下旬から8月に巣が大きくなります。巣が大きくなると刺されるリスクが高まり駆除も大変になるので、早めに気づいて対処することが大切です。
室外機にできた巣は蜂駆除の業者に任せるのが鉄則
室外機に蜂の巣ができたときは早めの対処がおすすめですが、自分で駆除するのはやめておきましょう。その理由を4つ解説します。
市販の薬剤は室外機を故障させる恐れがある
市販の殺虫剤・スプレーの中には、電気系統をショートさせてしまう成分が含まれていることが少なくありません。室外機が故障してしまえば、買い換えの費用が必要になるため蜂の駆除業者に依頼するよりも高額です。
また、使用可能なスプレーや燻煙剤を選んだ場合でも、蜂を死滅させられる量や時間が十分でなければ、余計な刺激を与えて攻撃性を増すことにもなりかねません。室外機に蜂の巣ができたときはプロに任せましょう。
プロであれば、室外機に適した薬剤と駆除方法を選んでくれるので、故障の心配はありません。万が一の場合に備えた保険が用意されていることもあります。
専門業者なら高所にある室外機でも対応できる
室外機が2階以上の外壁や屋根に設置されている場合は、足元が危険なのでプロに任せましょう。万が一、蜂に襲われたときに転落して事故につながる恐れがあります。
プロであれば安全性の高い防護服を着用し、足場を固めた上で作業してくれるので安心です。
専門業者なら予防対策まで任せられる
「戻りバチ」といって、蜂が同じ場所に戻ってきて巣作りを再開するケースがあります。専門業者であれば、忌避剤の散布など予防対策まで完遂してくれるので、駆除後の効果が長続きします。長い目で見てコスパが高いので、プロに任せるのがおすすめです。
資格が必要な作業がある
室外機内の状態によっては、資格保有者でなければ作業できないケースがあります。具体的な資格は次のとおりです。
- 電気工事士
- フロンガスの取り扱い技術者(冷媒フロン類取扱技術者)
これらの資格がなくても取り外せる室外機もありますが、知識がないまま着手すると事故につながる危険があります。
蜂駆除の専門業者であれば、見積段階で資格保有者が必要な状態かどうかを見極めてくれるので、まずは相談してみましょう。
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室外機の周囲を定期的に清掃する
アシナガバチやスズメバチは雑食なので、室外機周辺の虫や死骸を食べることがあります。落ち葉やゴミが溜まっていると、さまざまな昆虫の棲みかとなり、蜂のエサ場になりえます。蜂のエサを排除することを意識して、定期的に清掃しましょう。
また、室外機周辺に生ごみなどを置いておきたい場合は、蓋つきの容器に入れることをおすすめします。臭いの飛散を防ぐことで、蜂を寄せ付けにくくするためです。
蜂が嫌がる忌避剤を使用する
木酢液やハッカ油などは蜂が嫌がる臭いです。これらの臭いを取り入れた忌避剤・スプレーも市販されているので、定期的に散布しましょう。
散布におすすめのシーズンは、3~4月です。4~5月が女王蜂が巣作りする場所を探すタイミングなので、忌避剤を散布しておくと再発を防止できます。
室外機に防虫ネットを設置する
蜂が入り込めないように、目の細かい防虫ネットをかけるのもおすすめです。
ただし、室外機の機能低下を防ぐ通気性は確保する必要があります。室外機専用の防虫ネットが市販されているので、検討してみましょう。駆除業者に相談すれば、手配してくれることもあります。
ドレーンホースに防虫キャップを取り付ける
蜂が室内に侵入しないための対策として、エアコンの排水用ドレーンホースに防虫キャップを取り付けましょう。ゴキブリの侵入対策としても有用です。
室外機の蜂の巣駆除はプロに任せて対策しよう
室外機の蜂の巣は自分で対処すると故障につながりやすいため、プロに任せることをおすすめします。巣ができたことを確認したら、まずはエアコンの作動をストップさせて蜂駆除の専門業者に相談しましょう。
確認したいタイミングは4~5月です。この時期は巣が作られ始める段階なので、刺されるリスクが高くなく、安全に駆除しやすいタイミングといえます。駆除後は忌避剤の散布や定期的な清掃など、再発防止の対策を心掛けましょう。
室外機周辺に蜂が多い場合や巣を目視できた場合は、ぜひご相談ください。