ハチお助けコンテンツ

小さい蜂の巣とは?種類・特徴・駆除方法を詳しく解説

庭先や軒下、ベランダなどで「小さい蜂の巣」を見つけたとき、どの蜂の巣なのか気になりますよね。蜂の種類によってすぐに駆除が必要な場合もあれば、慌てず様子を見ながらの対処でも問題ない場合もあります。

本記事では、小さい蜂の巣を作る蜂の種類や特徴、見分け方、安全な駆除方法について解説します。蜂の巣を発見した際の判断材料として、ぜひ参考にしてください。

小さい巣を作る蜂の種類

小さな巣を作る蜂にはさまざまな種類があり、巣の形や作られる場所も異なります。特徴を知っておくことで、適切な対処法を見極めることができます。

ここでは代表的な蜂の種類を紹介します。

アシナガバチの巣

アシナガバチは日本全国に広く分布しており、人家の周辺でもよく見かける蜂です。特に軒下やベランダ、エアコンの室外機の裏などに巣を作るケースが多く見られます。

アシナガバチの巣は、お椀を逆さにしたような形状で、ハチの巣らしい六角形の部屋がむき出しになっているのが特徴です。初期の巣はピンポン玉程度の大きさですが、放置すると直径10~15cm程度にまで成長します。巣の拡大に伴い、蜂の数も増加します。

基本的にアシナガバチは温厚な性格ですが、巣を刺激すると攻撃的になります。特に夏場になると働き蜂が増え巣の防衛意識が高まるため、むやみに近づくのは危険です。巣を見つけた場合は、早めに駆除を検討するのが安全です。

ミツバチの巣の初期段階

ミツバチの巣は、蜜蝋(みつろう)で作られた板状の構造が特徴です。初期段階の巣は直径5~10cmほどの小規模なものですが、女王蜂が産卵を始めると急速に拡大していきます。

営巣場所としては、樹洞や屋根裏、壁の隙間などの閉鎖的な空間が好まれ、住宅の外壁や倉庫内に作られることもあります。

ミツバチは基本的に攻撃性が低く、人を襲うことはほとんどありません。しかし、巣が大きくなると蜂の数が増え、生活環境に影響を及ぼす可能性もあります見つけた巣が小さかったとしても、巣の成長を考慮し早めの対処を検討した方が良いでしょう。

スズメバチの巣の初期段階

スズメバチの巣は、初期の段階では小さなとっくり型や丸いボール状の形をしています。大きさはゴルフボールからテニスボール程度で、軒下や屋根裏、木のうろ、倉庫内など風雨を避けられる場所に作られるのが一般的です。

この段階では蜂の数は少ないものの、女王蜂が巣の中にいるため、不用意に近づくと刺される危険があります。また、スズメバチは非常に攻撃的な性質を持っています。巣が拡大し働き蜂が増えると集団で襲ってくる可能性も高まるため、特に注意が必要です。

スズメバチは短期間で巣を急速に拡大させるため、放置すると直径50cm以上の大きな巣に成長する可能性があります。巣が小さいうちであれば駆除しやすいため、発見した場合は早めに専門業者に相談するのが安全です。

ツチバチの巣

ツチバチは単独で行動する蜂で、地面に直径2〜5cmほどの小さな穴を掘って巣を作ります。庭や砂利の間、公園の土の中などで見つかることが多く、目立たない巣の入り口が特徴です。

女王蜂はこの巣穴に幼虫のエサとなる昆虫を運び込み、1匹で子育てを行います。体は細長くスマートで、見た目も一般的な蜂とは少し異なります。

攻撃性は極めて低く、人を刺すこともほとんどないため、慌てて対象する必要はありません。気になるようであれば、専門業者に相談すると良いでしょう。

ドロバチの巣

ドロバチは単独で生活するおとなしい蜂で、基本的に人を刺すことはありません。泥を使って筒状や壺状の巣を作ることが最大の特徴です。見た目が独特なため、比較的簡単に見分けられるでしょう。壁の隙間や軒下、倉庫内、木の枝などに作られます。

巣の中には卵と一緒にエサとしてイモムシなどの幼虫が蓄えられ、成長した蜂は巣を破って外へ出てきます。ドロバチは害虫を捕食するため、庭や畑ではむしろ有益な存在です。

基本的に放置しても問題ありませんが、巣が増えすぎたり人の生活空間に影響を与える場合は撤去を検討しても良いでしょう。

小さい蜂の巣の見分け方

巣の特徴をよく観察することで、どの蜂が作った巣なのかを見分けることができます。

巣の形状で判断する

巣の見た目には蜂の種類ごとの特徴があり、形状からある程度判別できます

巣の形状 考えられる蜂の種類
剥き出しの六角形 アシナガバチ
平らな板状 ミツバチ
球状で層があり、全体が覆われている スズメバチ
地面に直径数cmの穴がある ツチバチ
土や泥でできた筒状や壺状の巣 ドロバチ

アシナガバチは六角形がむき出しになったお椀型の巣、ミツバチは板のような巣、スズメバチは貝殻のような層状の球形を作るのが特徴です。

ツチバチやドロバチは、一見蜂の巣とわからない場合もあります。間違って踏みつけたりしないように注意しましょう。

巣の場所で判断する

巣の場所は蜂の種類ごとにある程度傾向があります。巣ができている場所を確認することで蜂の種類を推測しやすくなります。

巣が作られる場所 考えられる蜂の種類
軒下・屋根裏 アシナガバチ

スズメバチ

木の中・壁の隙間 ミツバチ
地面・砂利の間 ツチバチ
壁の隙間・軒下・木の枝 ドロバチ

アシナガバチやスズメバチは、建物の軒下や屋根裏など高所で目立たない場所を好みます。ミツバチは木の空洞や壁の中など、さらに閉鎖的な空間に巣を作ることが多いようです。

あくまで傾向であり、例えば思わぬところにスズメバチのような攻撃性の高い蜂が巣を作っていることもあります。巣を見つけた場合は無闇に近づいたり、自分で対処したりせず、まず業者や自治体に相談してみるのがおすすめです。

巣の大きさで判断する

巣の大きさも、種類や成長段階を判断する手がかりになります。特に初期段階の大きさは、種類によって目安が異なります

初期段階の巣の大きさ 考えられる蜂の種類
ピンポン玉〜ソフトボール程度 アシナガバチ
10cm以上で板状に広がる ミツバチ
ゴルフボール程度 スズメバチ
直径2〜5cm程度の土の穴 ツチバチ
数cm〜10cm程度の筒状 ドロバチ

小さな球状の巣はスズメバチ、やや大きめで六角形が見えるものはアシナガバチ、10cm以上で広がっている巣ならミツバチの可能性が高いです。

ツチバチの場合は巣自体ではなく、地面の小さな穴が目印になります。ドロバチの巣は数cm程度と小さく泥で作られた筒状の形が特徴的のため、形から判断できるでしょう。

小さい蜂の巣を見つけたときの対処法

小さい蜂の巣であっても、すぐに対処が必要な場合と慌てず様子を見ても問題ないケースがあります。

様子を見ながら対処して問題ないケース

次のような巣は、すぐに駆除しなくても問題ないケースが多いです。慌てず様子を見ながら対処法を検討していきましょう

  • ツチバチの巣
  • ミツバチの初期の巣
  • アシナガバチの巣(人の生活圏外にあるもの)

ツチバチは攻撃性がほとんどなく、基本的に人を刺すことはありません。ミツバチも初期の段階ではおとなしく、巣が小さいうちは特に危険性は低いとされています。

アシナガバチは刺す力はあるものの、生活圏から離れていれば被害の心配は少ないでしょう。ただし、今後巣が拡大する可能性や、実は危険な蜂の種類の巣である場合も考えられます。蜂の巣を見つけた場合は、自己判断せず専門家に相談するのがおすすめです

早めに駆除すべきケース

次のような巣を見つけた場合、蜂に刺されたり住環境に影響を及ぼしたりするリスクがあるため、早めの対処が必要す。

  • スズメバチの巣
  • アシナガバチの巣(玄関やベランダ近くできたもの)
  • ミツバチの巣(屋根裏や壁の中などにできたもの)

スズメバチは初期段階でも攻撃性が高く、巣に近づくだけで襲ってくることがあります。アシナガバチも、玄関やベランダなど人の出入りが多い場所に巣を作った場合は接触のリスクが高まり危険です。刺される危険性が高まるため、できる限り早めの対処を検討しましょう。

また、ミツバチの巣が屋根裏や壁の中にできると、気づかないうちに大きくなってしまう恐れがあります。蜂蜜や蜜蝋により建物に被害が出る可能性もあるため、早めに専門業者に相談するのが安心です。

小さい蜂の巣の安全な駆除方法

蜂の巣を駆除する際は、蜂の種類や巣の大きさに応じて、適切な方法を選ぶことが重要です。小さな巣であれば、自力での対応が可能なケースもありますが、無理は禁物です。

自力で駆除できるケース

アシナガバチのように比較的攻撃性が低く、巣がまだ小さい場合に限っては、自分で駆除できるケースもあります。その際は次のポイントに注意してください。

  • 駆除は蜂の活動が鈍くなる夜間に行う
  • 防護服や厚手の服を着用し、肌の露出を避ける
  • 市販の蜂用殺虫スプレーを使用し、確実に駆蜂を除してから巣を撤去する
  • 巣を取り除いた後は、巣のあった場所をしっかり掃除し、再営巣を防ぐ

ただし、蜂の種類や巣の場所によっては非常に危険な場合もあります。基本的には自分で対処しようとせず、まず専門の駆除業者に相談するのが良いでしょう

蜂や蜂の巣を自分で駆除できるかどうかは、種類や巣の大きさで判断が必要です。安全に駆除するためのポイントや適切な方法については、次の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

こちらもCHECK

蜂・蜂の巣は自分で駆除できる?対応可能な種類・時期・方法を徹底解説

蜂の巣が近くにできると、できる限り早く駆除したいものです。コストを抑えるために、自分で駆除したいと考えることもあるでしょう。しかし、駆除方法さえ知っていればどんな蜂でも駆除できるというわけではありませ ...

続きを見る

業者に依頼すべきケース

蜂の巣の場所や種類によっては、自力での駆除は非常に危険です。次のようなケースでは、無理をせず専門の駆除業者に依頼することが安全です。

まず、スズメバチの巣がある場合は、たとえ巣が小さくても注意が必要です。初期段階でも女王蜂が巣の中におり、刺激すれば襲われる危険性があります。スズメバチは攻撃性が高いため、早めに業者に連絡し、迅速に対応してもらうことが重要です

また、屋根裏や壁の隙間など手の届かない場所に巣がある場合も、自力での駆除は困難です。作業中に思わぬ事故や刺傷被害が起こる可能性があるため、専門業者に任せた方が安心です。

蜂駆除業者を選ぶ際には、料金の目安や対応の丁寧さ、信頼できるかどうかをしっかり確認することが大切です。次の記事で業者の選び方を解説していますので、あわせてご覧ください。

こちらもCHECK

蜂の駆除業者の選び方|見積の内容と説明で見極めるポイント

近隣に蜂の巣ができたり蜂の数が増えたりすると、刺されるリスクを恐れて焦ってしまいがちです。焦るあまり、「勢いで依頼した蜂駆除業者が悪質業者だった」というケースは少なくありません。 そこで本記事では、蜂 ...

続きを見る

小さい蜂の巣でも慎重に対処しよう

小さい蜂の巣の場合、すべてが危険なわけではありません。慌てず様子を見ながらの対処で問題ないケースと、できる限り早めの駆除が必要なケースがあります。

蜂の巣を見つけた際は無闇に近寄ったり刺激したりすることは避けましょう。巣の形状や作られた場所をよく観察し、蜂の種類を見極めることが第一です。

蜂の種類や巣の場所によっては小さい巣であっても、駆除には危険が伴います。不安がある場合は巣を見つけた段階で、駆除の専門業者に相談するのが良いでしょう。

 

  • この記事を書いた人

ハチお助け本舗編集部①

ハチお助け本舗編集部は、
生活を脅かすハチの情報を発信する専門チームです。

「ハチ被害をなくしたい」という強い思いのもと、
現場で得た知識や経験を活かし、
ハチ駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、
読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

-ハチお助けコンテンツ