春になるとさまざまな蜂が巣作りを開始します。見つけた巣が小さい場合、蜂の巣のイメージとは異なることも多いため、蜂の種類がわからないことも多いのではないでしょうか。危険性の判断にも関係するため、気になるところです。
そこで本記事では、小さい蜂の巣の見分け方から自分で駆除できる可能性まで詳しく解説します。後半では、駆除の手順や放置した場合のリスクも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- 小さな巣の蜂の種類を特定したい方
- 小さな巣を自分で駆除できるか判断したい方
- 小さな蜂の巣の駆除方法やアイテムを知りたい方
- 小さな蜂の巣なら料金を抑えられるのか知りたい方
- 小さな蜂の巣を放置したときのリスクを知りたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
小さい蜂の巣の見分け方

小さな蜂の巣の特徴を観察し、どの種類の蜂の巣かを見極めてみましょう。ただし、観察は10m以上離れたところから、スマホのカメラのズーム機能などを使っておこなってください。特徴別の蜂の巣の種類は次のとおりです。
| 蜂の巣の特徴 | 蜂の種類 |
| ・とっくり型、提灯型、球型 ・まだら模様 |
スズメバチの巣 |
| ・周辺に蜂が群がっている ・六角形の育房室が見える ・全体は板のような形状 ・蜜が詰まっている |
ミツバチの巣 |
| ・傘やお椀のような形 ・灰色や茶色 ・六角形の育房室が見える |
アシナガバチの巣 |
| ・泥の塊 ・数センチ程度で小さい |
ドロバチの巣 |
スズメバチの巣は初期段階では10~15cmほどの小さいサイズですが、6月下旬以降は肥大化し、形状はとっくり型や提灯型から球型に変化していきます。最大サイズはスズメバチの種類にもよりますが、60cm以上に達することもあります。
ミツバチは、分蜂という習性によって始めから集団で営巣をおこなうのが特徴です。巣の作り始めは群れに覆われてしまい、見えない可能性が高いでしょう。
アシナガバチの巣は傘型、お椀型と形容される独特の形です。6月下旬から働き蜂が羽化し、巣が大きくなり始めます。それでも最大サイズは直径25cmほどです。
ドロバチの巣は最大でも数センチ程度で、泥の塊のような見た目です。巣内に成虫は卵を産みつけてエサを入れると蓋をして飛び去り、そのまま戻ってくることはありません。

スズメバチのとっくり型の巣
(初期段階)

スズメバチの提灯型の巣
(初期段階)

スズメバチの球型の巣

ミツバチの巣

アシナガバチの巣

ドロバチの巣
小さい蜂の巣なら自分でも駆除できる?判断ポイント

小さい蜂の巣でも、自分で駆除できるかどうかは蜂の種類と各種条件によって異なります。判断ポイントを蜂の種類ごとに解説します。
ドロバチの巣は時期を問わず自分で駆除できる
ドロバチの巣内には成虫がいないため、巣作りを完了した成虫が飛び去った後は、ほとんどノーリスクといえる状況です。高圧洗浄機やブラシなどを使えば自分でも駆除できます。ただし、次のような場所に巣があるときは、プロに任せることを検討しましょう。
ドロバチの巣の駆除をプロに任せるのがおすすめのケース
- 脚立やハシゴを使わないと手が届かない場所
- 給湯器や室外機などの機器の中にある
- 戸袋やシャッターボックスなどの中にある
また、過去に蜂に刺されたことがあり、ハチ毒アレルギーになっている方もプロに依頼してください。ドロバチの微弱な毒であっても、刺されればアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあるからです。
スズメバチ・アシナガバチの巣は条件次第
スズメバチ・アシナガバチの巣は放置するほど危険性が増すため、できる限り早く駆除するのがベストです。しかし、自分で駆除できるのは以下の条件にすべて合致する場合に限ります。
自分でも駆除できるスズメバチ・アシナガバチの巣の条件
- 春~6月上旬
- 巣の直径が10cm以内
- 脚立等を使用せずに手が届く場所にある
- 撤去まで含めて容易な場所にある
- 防護服相当の装備を準備できる
女王蜂が単独で営巣を開始する春(気温18度以上)から6月上旬頃までは、まだ働き蜂が羽化していない可能性が高いため、比較的安全です。働き蜂が羽化すると、巣の直径が10cmを超える大きさになっていきます。
しかし、小さな巣であっても手が届く場所に限ります。屋根裏や床下などの退路を確保しにくい場所や、転落の危険がある樹上や2階以上の軒下などの蜂の巣の駆除はプロに任せましょう。万が一襲われた際に、ケガをするリスクが高いからです。
上記までの条件がそろえば駆除の難易度は高くありませんが、それでも駆除できるのは防護服相当の装備を準備できる場合のみです。軽装で駆除に挑むと刺されるリスクが高いため、次の記事を参考に、装備を準備しましょう。
こちらもCHECK
-
-
自分で蜂を駆除するのに必要なものは?防護服がないときの対処法も
蜂駆除を自分でおこなうためには、しっかりした準備が必要です。しかし、蜂駆除の経験が豊富な人は少ないため、何をそろえれば良いのかわからず、着手をためらっている人も多いのではないでしょうか。 そこで本記事 ...
続きを見る
ミツバチの巣は初期段階でもプロに任せるのがおすすめ
ミツバチは分蜂という習性によって集団で巣作りをするため、初期段階であっても自分で駆除するのは困難です。1匹ずつの攻撃性や毒性は高くありませんが、集団に襲われれば命に関わる恐れがあります。
また、周辺に浸潤した蜜の清掃にも膨大な手間がかかるので、ノウハウを持っているプロに任せるのがおすすめです。
蜂の巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ!

ハチお助け本舗の特徴
ハチお助け本舗の特徴
- 調査・見積無料(※1)
- 明朗会計
- 忌避剤の使用・巣の撤去処分費込み
- 再発保証付き(※2)
- 状況に応じた適切な加盟店を厳選
- 最速10分で到着
| ※1:対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合に限ります |
ハチお助け本舗の料金
ハチお助け本舗の基本料金は1,980円(税込)~です。
この基本料金に、巣の大きさや場所、部分修繕の必要性などの条件に応じた料金が加算される場合があります。お見積りの内容にご納得いただいた場合に限り、ご契約・駆除実施となりますのでご安心ください。
小さい蜂の巣を自分で駆除する方法

ミツバチの巣の駆除はプロに依頼することをおすすめしますが、ドロバチ・アシナガバチ・スズメバチの巣であれば自分でも駆除できる可能性があります。ここでは、それぞれの駆除方法を解説します。
ドロバチの巣の駆除方法
ドロバチの巣は泥の塊なので、水やブラシで簡単に洗い落とせます。成虫がいないタイミングを見計らい、高所の場合はジェットモードのホースやデッキブラシ、高圧洗浄機で洗い落としてしまいましょう。
ドロバチの巣の中にいるのは幼虫のみなので、成虫がいないタイミングであれば刺されるリスクもほとんどありません。落とした巣から幼虫が出てきたら、踏みつぶすなどして処分すれば駆除は完了です。
ただし、ハチ毒アレルギーがある方は蜂駆除業者に依頼してください。ドロバチの毒は微弱ですが、ハチ毒アレルギーのある方はハチ毒に共通する成分によって、アナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあるからです。
こちらもCHECK
-
-
蜂に刺されたときの症状とアナフィラキシーショックのメカニズム
蜂に刺された際の症状は人によって大きく異なります。軽いかゆみや腫れで済む場合もあれば、アレルギー反応によって命に関わるケースもあります。刺された直後は軽い症状でも、数分~数時間後に重症化するケースもあ ...
続きを見る
スズメバチ・アシナガバチの小さい巣の駆除方法
スズメバチ・アシナガバチの初期段階の巣は次の手順で駆除しましょう。
スズメバチ・アシナガバチの巣を駆除する手順
- 蜂用殺虫スプレーを巣に向けて30秒以上噴射する
- 巣の下に二重にしたゴミ袋を広げる
- 虫取り網・ハサミなどで巣を落とす
- 巣の破片・死骸を片付ける
アシナガバチは育房室が剥き出しなので、スプレーを巣に向けて噴射するだけでOKです。スズメバチの巣の場合は、出入口の穴にスプレーの噴射口を差し込んでから噴射しましょう。女王蜂を取り逃がすと再発するので、確実に駆除することが重要です。
なお、万が一に備えてスプレーは2本携帯することをおすすめします。既に働き蜂が羽化していた場合でも、両手にスプレーを持っていれば、片方の手で巣への噴射を続け、もう片方の手で飛んでくる蜂を撃退できるからです。
こちらもCHECK
-
-
スズメバチ用の最強の殺虫剤は?スプレー・毒エサ・燻煙剤を紹介
スズメバチの飛来や営巣に悩み、さまざまな対策を講じても解決しないときに、最強の殺虫剤が知りたいと思うことがあるでしょう。スズメバチの殺虫剤には、スプレー・毒エサトラップ・燻煙剤があります。効果と使い方 ...
続きを見る
さらに詳しく知りたい方は、アシナガバチの駆除方法またはスズメバチの駆除方法の記事をご覧ください。とくにスズメバチは、上記の駆除方法が適用できない種類の蜂がいるため、準備を進める前にチェックしておくことをおすすめします。
小さい蜂の巣はプロに依頼しても料金を安く抑えられる

上のグラフは、ハチお助け本舗に入電のあった51,625件のデータから集計した駆除料金の平均費用を、巣の大きさ別であらわしたものです。15cm以下では全体平均の32,238円を下回っています。
蜂駆除の料金は蜂の巣の大きさに比例して高額になるので、小さいうちに依頼すれば駆除料金を抑えられます。早期発見・早期駆除のために、自宅の周囲を定期的に点検しましょう。
小さい蜂の巣を放置するとどうなる?

小さな蜂の巣を駆除せずに放置した場合のリスクを、蜂の種類ごとに解説します。
ドロバチの巣は放置でもとくに変化がない
ドロバチの場合は巣作りを完了した成虫は飛び去ります。また、巣の中の幼虫も、羽化すれば飛び去るだけなので、巣を放置しても危険性が高まることはありません。
しかし、単純な泥汚れとして考えたときの問題はあります。壁にシミができたり、カビの発生源になったりする可能性も考えられるので、巣は落としておくのが無難です。
スズメバチの巣はピーク時に1日1cmのペースで大きくなる
スズメバチの巣の放置はNGです。働き蜂が羽化する6月下旬~7月頃になると、営巣規模が急速に拡大します。1日1cmのペースで大きくなり、巣の直径が30cmを超えることも少なくありません。スズメバチの種類によっては、直径60cmを超えることもあります。
肥大化した巣では、数百匹から千匹以上が群れを成している恐れもあるため要注意です。巣の周辺10m以内に近づくだけで威嚇されたり、攻撃されたりするリスクが高まります。
アシナガバチの巣は最大25cm程度まで大きくなる
アシナガバチの巣はスズメバチの巣ほど大きくなりませんが、それでも25cm程度まで肥大化する可能性はあります。7月以降は最大で数十匹の群れを形成するので、巣の周辺では注意が必要です。
アシナガバチが営巣しやすい低木の茂みや室外機の中、軒下などに注意し、巣を発見次第、早期に駆除することをおすすめします。
ミツバチの巣は周辺の腐食などのリスクが高い
ミツバチの巣は、巣板が何層にも連なったような形で大きくなります。外殻がなく育房室や蜜を溜める部屋が剥き出しなので、蜜が周辺に浸潤しやすい点に注意が必要です。ミツバチが持ち込む湿気も含め、周囲に腐食やカビをもたらすリスクがあります。
ミツバチは数が働き蜂の数が多く、駆除自体が困難である上に、巣の撤去と周辺の掃除の手間がかかるため、肥大化する前に駆除を依頼することをおすすめします。
小さい蜂の巣を駆除した後の再発予防策

女王蜂を取り逃がした場合や他の女王蜂が積極的に活動中の春の間は、巣を駆除しても再発する可能性があります。次のような予防策を実践しましょう。
小さい蜂の巣を駆除した後の再発予防策
- 蜂のエサとなるものを撤去する
- 巣の跡周辺に忌避剤を散布する
- トラップを設置する
蜂のエサ場となる花のプランターや生ごみのほか、蜂のエサとなる他の虫が繁殖しやすい落ち葉溜まり、雑草などは極力撤去しましょう。撤去が難しいときは、忌避剤の散布が有効です。
忌避剤は蜂が嫌う臭いや残効性の殺虫剤を含む薬剤です。駆除した巣の跡や蜂のエサ場となりやすい花壇、ゴミ置き場周辺などに散布することで、蜂が嫌う環境を作ることができます。
なお、女王蜂を取り逃がしたときは、トラップが効果を発揮します。蜂を引き寄せる誘引捕獲タイプや通り道で効果を発揮する粘着タイプ、巣内全体に効果がある毒エサなどのトラップがあります。忌避剤とトラップについては、次の記事をぜひご覧ください。
こちらもCHECK
-
-
スズメバチの忌避剤おすすめ4選!木酢液と自作方法も解説
スズメバチ用の忌避剤は、営巣開始シーズンである春と巣の駆除後の再発予防に有効なアイテムです。市販のスプレーのほか、木酢液やハッカ油なども忌避剤として活用できます。 本記事では、忌避剤のタイプと成分、市 ...
続きを見る
こちらもCHECK
-
-
市販のスズメバチトラップの選び方!誘引・毒エサ・粘着の違い
スズメバチの飛来に困っているときには、市販のスズメバチトラップが有効です。しかし、誘引捕獲タイプ・毒エサタイプ・粘着タイプという違いがあり、価格帯も異なるため、どれを選ぶべきか迷うこともあるでしょう。 ...
続きを見る
蜂の巣は小さいうちに駆除するとお得
スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの巣は放置するほど大きくなり、刺される危険や周辺の腐食などのリスクが高まるため、小さいうちに駆除することをおすすめします。蜂の種類や状況によっては、自分で駆除できる可能性もあります。
ただし、一見小さな巣に見えても直径が10cmを超えてる、あるいは働き蜂が羽化しているという状況であれば、プロに依頼しましょう。小さな巣であれば、プロに依頼した場合の駆除費用も比較的安価です。
いずれにしても、早期発見・早期駆除が手間とコストを減らすことにつながるため、春に気温が18度を超えたら周囲の点検をおこなうことをおすすめします。
小さい蜂の巣に関するよくある質問
小さい蜂の巣に関するよくある質問3つに回答します。
小さい蜂の巣なら自分でも駆除できますか?
ドロバチの巣である場合や、アシナガバチ、スズメバチの巣でも直径10cm以下の初期段階であれば自分で駆除できる可能性があります。ただし、防護服相当のウェアを着用できること、手が届く場所にあることなど、安全面を考慮した条件はあります。
小さい蜂の巣があって蜂はいないのですが、どういう状況ですか
泥の塊のようなドロバチの巣の場合、成虫は産卵と狩りを終えると飛び去るため、蜂はいない状況になります。アシナガバチやスズメバチの巣の場合は、まだ働き蜂が羽化していない段階であれば、女王蜂が狩りに出かけているときに巣に蜂がいない状況になります。
小さい蜂の巣が長期間空っぽなままなのですが、どういう状況ですか?
女王蜂が死亡すると営巣が止まるため、空っぽの状態で放置されることになります。周囲に蜂がいないことを確認でき、撤去の難易度が高くない場所であれば、虫取り網などで落としてしまって問題ありません。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります