丸い蜂はどんな蜂?20種類の見た目や体長・性格を紹介

庭や公園で丸い蜂を見かけて、「どんな蜂なんだろう」と気になったことはありませんか? 丸い蜂は主にマルハナバチやコシブトハナバチ、クマバチの仲間です。

本記事では胸と胴体の間にくびれの少ない、丸い蜂を20種類の見た目や性格を紹介します。なお、今回登場する20種類は、いずれもおだやかな性格で、突っつくなどの刺激をしない限り襲ってくることはありません。見つけても騒がず、観察してみましょう。

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    丸い蜂が多い蜂の種類(科・属)

    シルエットが丸く見える蜂は、胸と腹の間のくびれがない、あるいは目立たない蜂です。体自体が丸いものと、毛によって丸く見えるものがあります。こうした蜂が属する科目は次のとおりです。

    • ミツバチ科コシブトハナバチ亜科
    • ミツバチ科クマバチ亜科
    • ミツバチ科ミツバチ亜科マルハナバチ属(or マルハナバチ亜科)

    なお、マルハナバチの分類は「ミツバチ科ミツバチ亜科マルハナバチ属」とする場合と、ミツバチ科マルハナバチ亜科とする場合があり、明確には決まっていないようです。

    ここからは、分類ごとに丸い蜂の種類を紹介します。

    コシブトハナバチ属の丸い蜂5種類

    コシブトハナバチは、ハチ目ミツバチ科コシブトハナバチ亜科に分類されます。日本に生息するコシブトハナバチ5種類の特徴を解説します。

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    種類体長見た目の特徴
    アオスジコシブトハナバチ14mm体の色は黒め
    腹部に青い縞模様
    胸部の背中まで茶色っぽい毛
    スジボソフトハナバチ13~14mm腹部が黒くて幅が広め
    胸には橙色の毛が密集
    各節の後ろに白い毛の帯
    ケブカハナバチ11~14mm黒い複眼
    大きめの体
    全身に毛が密集
    ニッポンヒゲナガハナバチ12~14mm体は黒く、腹に淡い白色の縞模様
    長めの触角(オスは特に長い)
    縞模様の色が薄め
    シロスジヒゲナガハナバチ12~14mm体は黒く、腹に白い縞模様
    長めの触角(オスは特に長い)
    縞模様の色が濃いめ

    コシブトハナバチの体長はおよそ14㎜です。体や脚は頑丈で毛が多く生えています。集団では生活せず、基本的に単独で行動するのが特徴です。

    メスは一匹で崖や平らな地面に穴を掘り、地中に幼虫のための巣を作ります。一部の種類は、地面ではなく朽ちた木に巣を作ります。

    中でもアオスジコシブトハナバチは珍しい習性をもつ蜂です。夜になると、枯れ枝や蔓に大顎でぶら下がり、集団で休みます。

    次の記事では日本に住む5種類のコシブトハナバチをさらに詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

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    クマバチ属の丸い蜂5種類

    クマバチの仲間はハチ目ミツバチ科クマバチ属の昆虫です。日本には5種類のクマバチが生息しています。

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    種類体長見た目の特徴
    キムネクマバチ20~30mm体の色は黒めで大型
    胸に鮮やかな黄色い毛が密集
    翅は暗褐色
    アマミクマバチ20~30mmの色は黒めで大型
    胸に鮮やかな灰白色の毛が密集
    翅は暗褐色
    オキナワクマバチ20~30mm体の色は黒めで大型
    体全体が黒い毛で覆われている
    翅は暗褐色
    アカアシセジロクマバチ20~30mmの色は黒めで大型
    胸に白い毛、足に赤い毛
    翅は暗褐色
    オガサワラクマバチ20~30mm体の色は黒めで大型
    オスは全身が黄色で、メスは全身が黒
    は暗褐色

    体長は2cmを超える大型の蜂です。体は丸みを帯び、胸には細かい毛が密生しています。全身は黒く、翅は黒っぽい飴色です。胸の毛の色は種類によって異なります。体に対して翅が小さいため「本来は飛べない」とする説もありました。

    クマバチの性格は温厚で、刺激しなければ人を刺すことはなく、毒性も弱いので刺されても重症化することはあまりありません。ただし、針が太いため刺されれば痛みが強い他、営巣の習性が人間にとっては厄介です。

    次の記事では、クマバチの特徴と飛べないといわれる理由、厄介な巣の特徴を詳しく解説しています。日本に住む5種類の特徴も紹介しているので、ぜひご覧ください。

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    マルハナバチ属の丸い蜂10種類

    マルハナバチは、ハチ目ミツバチ科ミツバチ亜科(マルハナバチ亜科)に分類される、名前の通り丸い蜂です。日本には外来種も合わせると、16種程度のマルハナバチが生息しています。以下で丸さが際立つマルハナバチ10種類をピックアップしました。

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    種類体長見た目の特徴
    クロマルハナバチ12~19mmずんぐりした形
    全体的に黒い
    オスは胸周りに黄色い毛
    アカマルハナバチ10~20mmずんぐりした形
    全体に生えるの赤褐色の毛が特徴
    の先の方が黒い
    ヒメマルハナバチ9~16mmずんぐりした形
    全体に淡い色味のふわふわとした体毛
    腹は黄色と黒の縞模様
    コマルハナバチ10~14mmずんぐりした形
    胸や腹の毛が黒い
    腹の先端だけ黄色い
    ミヤママルハナバチ12mmずんぐりした形
    胸や腹の毛が黒い
    腹の先端だけ黄色い
    トラマルハナバチ12~20mmずんぐりした形
    腹に黒と黄色の縞模様
    胸部にはオレンジ色の毛が密集
    ホンシュウハイイロマルハナバチ15~18mmずんぐりした形
    腹に黒と灰色の縞模様
    全身に黄色みがかった灰色の毛
    エゾオオマルハナバチ11~22mmずんぐりした形
    部には黒と白と黄色の帯
    お尻が黄色
    セイヨウオオマルハナバチ10~20mmずんぐりした形
    腹部には黒と白と黄色の帯
    お尻が白色
    ニセハイイロマルハナバチ11~18mmずんぐりした形
    腹に黒と灰色の縞模様
    全身に黄色みがかった灰色の毛

    マルハナバチは一般的なミツバチ(ニホンミツバチ、セイヨウミツバチ)と比べて毛深く、シルエットが丸いほか、体長がやや大きめです。

    毛深さは花粉の集めやすさと関係しており、効率的に花粉を集められるため、農業でも活用されています。とくに、セイヨウオオマルハナバチはハウス栽培の作物の受粉で活躍する蜂です。

    しかし、セイヨウオオマルハナバチは競争力が強いため、脱走・野生化によって在来種の減少や交雑が起こるなど生態系への影響も懸念されています。

    次の記事では、セイヨウオオマルハナバチを含め日本に生息する16種類のマルハナバチを詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

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    丸い蜂を観察してみよう

    日本で見かける「丸い蜂」は、主にマルハナバチ、コシブトハナバチ、クマバチの仲間です。いずれも体にくびれが少なく、丸みを帯びた形が特徴です。

    おだやかな性格で、人を刺すことはめったにないため観察に適しています。身近にいる丸い蜂の種類や特徴を知り、より自然との関わりを楽しんでみてください。

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    よくある質問

    丸い蜂の寿命はどのくらいですか?

    働き蜂は数週間〜2か月です。

    丸い蜂は家庭の庭でも見られますか?

    バラ・ハーブ・野菜の花に来やすいです。

    丸い蜂の観察ポイントは何ですか?

    重低音の羽音、花粉団子を運ぶ姿です。

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