スズメバチの駆除に最適な時間帯は日没後2~3時間以降!理由は…?

「スズメバチがぶんぶん飛んでる。今すぐ駆除したいんだけど…。」
「スズメバチを駆除する時間帯は夜がいいって聞いたんだけど、どうして?」

スズメバチを駆除するのに適した時間帯は次のどちらです。

・日没後2~3時間以降
・日の出前の時間帯

ただ、日の出前=朝4時半ぐらいの早朝ですので、日没後に行う方が多いです。

毎年10名以上の犠牲者を出すほどリスクが高いスズメバチですから、時間帯以外にも大事な知識があります。

このページでは、日没後が適している理由やそれ以外の注意点をご案内しています。

ぜひお役立てください!

スズメバチの巣を駆除する時間帯が日没から2~3時間以降の理由

日没後2~3時間以降が駆除に適している3つの理由
①全てのスズメバチが巣に戻っている
②スズメバチの動きが鈍る
③夜目(よめ)が効かない

スズメバチは、日中は餌を探して飛び回っていますが、夕方になると全て巣に戻ってきます

戻ったスズメバチは、巣の見張り役以外、中でおとなしく活動しています

動きがおとなしくなるのは、変温動物で、気温の低下とともに体温が低下するためです。

・夜の動きのイメージ

また、スズメバチは通常でも3mほどしか見えていませんが、夜目が効かないため、夜になるとさらに見る力が衰えます

この3つの習性から、日没から2~3時間以降が駆除に最適な時間帯です。

例えば、日没(日の入り)が18時半なら、20時半~21時半ごろです。

早朝も条件は同じですので駆除しやすい時間帯ではあります。

ただ、朝4時半ごろの眠くて注意力が低い状態ではリスクが高くなるため、夜を選ぶ人がほとんどです。

スズメバチの駆除は非推奨!
林野庁によると、毎年10名以上は蜂による犠牲者が出ていて、そのほとんどはスズメバチによるものです。

リスクが高いですし、DIYとプロでは金額的にそれほど差が無い場合がありますので、自力での駆除ではなくまずはプロに相談することをおすすめします。

「それでも…」という方は、このページをしっかりとお読みいただき、十分な知識を身に付けた上で、慎重に実施してくださいね。

万が一のことを考えて、1人ではなく2人で実施してください。

スズメバチの駆除は早朝や夜中以外の時間帯はNG!

日中の時間帯がNGの2つの理由
①スズメバチが活発に動いている
②駆除しても外にいた蜂が戻ってくる

日中(早朝や夜中以外)の時間帯に駆除するのがNGな理由は、2つあります。

先ほどもご案内したように、スズメバチの1日の行動は次の通りです。

①朝6時ごろに巣を出る → ②日中は餌を探す → ③夕方に戻って来る → ①へ戻る

日中の場合、巣の中にいるのはわずかな数ですし、元気なので逃げてしまうことがあります。

それに駆除の最中に戻ってきた蜂に刺される危険性が高いです。

刺されれば激痛で、1週間ほど腫れあがってしまいます。

もし刺されてしまったら、スグに病院で診てもらうようにしてください。

というのも、まれに蜂の毒によるアレルギー症状(アナフィラキシー)が悪化して、呼吸困難になったり、失神したりするなどアナフィラキシーショックの状態になる人もいるからです。

アナフィラキシーショックについて、より詳しくはこちらの「アナフィラキシーとは?」でご確認いただけます。

病院で診てもらう前に、症状が悪化してしまったらすぐに救急車を呼んでくださいね。

こうしたことを踏まえて、DIYで駆除する場合は1人ではなく2人で実施してください。

スズメバチを駆除するなら時間帯以外にこの5点にも注意!

時間帯以外の5つの注意点
夜に動く種類もいる
巣の大きさが15cm以上は危険
6月以降の時期は危険
巣がある場所で危険度が変わる
意外に費用がかかる

スズメバチを駆除する上で、時間帯以外に注意すべきことは5つあります。

ご自身で駆除される場合は、このことを踏まえて実施してくださいね。

①夜に動く種類もいる

スズメバチの中には、夜になっても活発に動くモンスズメバチがいます。

・モンスズメバチを見分けるポイント

日中はもちろん、日が変わる深夜の時間帯でも動いている場合があります。

日没後2~3時間経ってもぶんぶんと飛び回っている場合は、モンスズメバチの可能性が高いです。

特に活発になるのは7月~9月頃です。

攻撃性が高く、夜間で視界が悪くても刺されることがあるため、自力での駆除ではなく、プロに依頼することをおすすめします。

参考)スズメバチには夜活動する夜行性もいる

②巣の大きさが15cm以上は危険

スズメバチの巣の大きさが15㎝以下なら、蜂の数は少ないです。

スズメバチの巣は4月頃に、女王蜂がたった一匹で作り始めます。

巣は次のように形が変わります。

【STEP①】作り始め

3月、4月ごろ、越冬(えっとう)を終えた女王蜂が1匹で巣を作り始めます。

【STEP②】とっくり型・フラスコ型

【SETP①】の状態から、このぐらいのサイズになるのに10日~20日ほどです。

こちらの動画では10日程度でとっくり型の巣ができる様子が分かります。

【STEP③】6月以降の巣

2~3ヶ月程度で、ボール型になります。巣に数十~数百匹いる状態です。

作り始めやとっくり型なら、自分で駆除することができます。

ですが6月以降は蜂の数が急激に増え、1ヶ月もすれば手に負えない状態になってしまいます。

刺激すると中からウヨウヨとスズメバチが出てきます。

こちらの動画の00:48~をご覧いただくと、「巣を刺激するとどのような状況になるのか」をご理解いただけます。

巣の中にいるスズメバチの数が多いと何が起こるか分かりませんので、プロに依頼することを積極的にご検討ください。

参考)蜂の巣の種類

③6月以降の時期は危険

先ほどもご案内したように、4月~6月頃なら蜂の数が少ないので、自分でも駆除することができます。

自力での駆除はNGな時期は6月半ば~10月頃です。

次のように、スズメバチの種類によって活発になる時期は異なります。

スズメバチの種類 活発になる時期 特徴
オオスズメバチ 活発になるのは8月~10月頃 最も大きく、強力な毒があり、攻撃性と危険性が高い。ほかの種類の蜂の巣を襲うことがある。
モンスズメバチ 活発になるのは7月~9月頃 昼夜を問わず活動する。
キイロスズメバチ 活発になるのは7月~10月頃。 暖冬の年は12月頃まで活動する。
都市部でもよく見られ、被害件数が多い。
チャイロスズメバチ 活発になるのは7月~10月頃。 毒が強力で凶暴。何度も刺してくることがある。他のスズメバチの巣を乗っ取ることがある。2種類以上のハチが出入りしている巣なら、チャイロスズメバチの巣の可能性が高い。
ヒメスズメバチ 活発になるのは7月~10月頃 スズメバチの中ではおとなしい。

11月になると蜂はいなくなり、巣は放棄されます。

もし今が11月なら巣の駆除はしなくても大丈夫です。

より詳しく見分けたい方はこちらの「蜂の種類の見分け方」をご覧になってみてください。

参考)スズメバチの巣を自力で駆除するやり方

④巣がある場所で危険度が変わる

軒下や庭木の枝など、巣の全体像が分かり、脚立などを使えば手の届く場所にあるなら、自力での駆除ができます。

ただし、次のような手の届かない場所にある場合は、自力駆除が難しいです。

・屋根裏
・土の中

閉鎖的で手が届きにくい場合、攻撃されたときにすぐ逃げられません。

また、駆除しても全部を駆除しきれていないことがあり、再発してしまうことがあります。

それに高所にある場合は、慣れない作業中に落下して思わぬケガをしてしまうリスクがあります。

危険度の高い場所に巣があるならプロに依頼することをおすすめします。

繰り返しになりますが、もしDIYする場合は、必ず1人ではなく2人で実施してくださいね。

⑤意外に費用がかかる

自力での駆除にかかる費用は1.5万円~で、プロに依頼した場合の相場は約1.6万円です。

DIYの内訳は、防護服が安いもので5,000円~、スプレーが1本1500円~で数本必要です。

意外に費用がかかります。

ハチお助け本舗に依頼した場合は9,900円~ですので、状況によっては、自力の方が高くつくことがあります。

さらに次の事を考えると、プロに依頼した方がコスパやタイパ(タイムパフォーマンス)が高い可能性は十分にあります。

・準備や駆除にかける時間
・リスク(刺される、ケガをする)

DIYの方法については、この後、より詳しくご案内しますね。

参考)スズメバチの駆除相場

スズメバチを駆除する時間帯になったらやり方はこの手順で!

スズメバチを駆除するにあたっては手順がありますので、事前のイメージトレーニングをおすすめします。

手順を実施するには、事前準備が必要ですので、先にご案内しますね。

事前準備

事前に用意する道具類
・防護服
・殺虫剤
・その他

スズメバチのリスクを避けるために、防護服が必要です。

価格は5,000円~10万円です。

金額差がかなりありますが、「今年初めて蜂が出た」「今は4月頃」「ミツバチがいる」という方は、リーズナブルな防護服でもかまいません。

ただし、毎年蜂が出るようでしたら、安全性の高さを重視して選んでください。

こちらの動画で解説されているように、安全性が全く異なります。

ホームセンターでも取り扱っていないことがほとんどですので、ネット通販で探す必要があります。

「防護服は高いので買いたくない」という人は…
市役所によっては防護服を無料でレンタルしているところがありますので、一度、確認してみてください。

貸出をしていない場合は、厚手の長袖と長ズボンを用意し、さらに上からレインコートを着用してください。手袋や長靴も必須です。

スズメバチの針は4㎜~7㎜ですので、十分な厚みのある服をご用意くださいね。

参考)スズメバチをDIYで駆除する

殺虫剤は、蜂の駆除用のものを用意します。

価格は1,500円~で、駆除のためには3本ほどは必要です。

画像引用)イカリ「スーパーハチジェット

ドラッグストアやホームセンターで取り扱っています。

蜂用であればどれでもかまいませんが、迷ったら「おすすめはどれですか?」と尋ねてみてください。

その他の道具は次の通りです。

その他の道具
・巣を落とすための長い棒
・虫取り網
・ゴミ袋
・懐中電灯

100円ショップにあるものでも大丈夫ですし、家にあれば買わなくても大丈夫です。

参考)スズメバチへの5つの対策スズメバチの巣のを自分で駆除する

スズメバチを駆除する手順

手順 ポイント
①道具を揃える 先ほどご案内した道具類を揃えておきます。
②巣から2~3mを計測しておく 2~3mぐらいの距離からスプレーをしますので、事前に計測しておき、複数の角度(東西南北)から目印をつけておいてください。
③隣近所に駆除することを伝える 夜間に駆除すること、やその時間帯は戸締りをしておくこと、人の出入りには注意しておくことなどを伝えます。
④家の戸締りをする 逃げ出したスズメバチが家の中に入って来ないように戸締りをします。
⑤シャワーを浴びる スズメバチはニオイに敏感で、ヘアスプレーや香水、柔軟剤、汗に反応しますので、シャワーを浴びておいてください。
⑥駆除に最適な時間帯を待つ 日没後2~3時間になるまで待機します。この時間に、この後の手順をイメトレしておいてください。
⑦巣から2~3mのところに立つ 時間になったら②で付けた目印の位置に立ちます。できれば風上を選んでください。
⑧巣に向かってスプレーする スズメバチの巣に向かってスプレーします。蜂が出てきますがスプレーし続けてください。
⑨翌朝に状況を確認する 翌朝になったら巣の様子を見に行きます。動いている蜂がいたらスプレーします。
⑩巣を袋に入れる 蜂が動いていないことを確認したら、棒を使って巣をゴミ袋に入れます。
⑪掃除する 地面に落ちている蜂を片付けます。
⑫アフターケアをする(戻り蜂対策) 逃げた蜂が巣に戻ってくることがありますので、巣があった場所にスプレーをします。戻って来る期間は1週間ほどですので、2~3日に1回はしてください。

スズメバチを安全に確実に駆除するやり方は上記の通りです。

日中に巣にスプレーをかけたり、巣の見張り役のスズメバチを一匹殺したりすると、集団で襲い掛かってくることがあります。

ですが、日没後の時間帯にこの手順で実施すれば、そのようなことはありません。

協力者がいる場合は、共有しておいてくださいね。

なおペットボトルで作るトラップは、飛んでいるスズメバチを何匹かは駆除できますが、根本的な対策ではありません。

必ず上記の方法で駆除してください。

参考)スズメバチの巣を駆除する3つの方法

スズメバチの巣を時間帯を気にせずに駆除する方法

スズメバチの巣を駆除する時間帯は、日の出前の早朝か日没後2~3時間以降でした。

早朝は眠いですし、夜は疲れているので面倒ですよね。

時間帯を気にせずに駆除する方法は2つあります。

①市役所のサービスを利用する
②プロに駆除を依頼する

それぞれご案内していきます。

①市役所のサービスを利用する

市役所の中には、スズメバチの駆除について、次のようなサービスをしているところがあります。

・無料で駆除してくれる
・補助金、助成金が出る(プロに依頼した場合)

例えば千葉県船橋市では無料で駆除をしてくれます。

補助金、助成金というのは、プロに依頼した費用の一部を負担してくれるというものです。

こうした行政のサービスを利用するには、申込書の作成やプロに依頼した際の費用の明細書などが必要です。

まずは一度、お住いの市役所にはどのようなサービスがあるかを確認してみてください。

役所によるサービスについてはこちらの「蜂の巣駆除を市役所に依頼する!」で詳しくご案内していますので、ご一読ください。

②プロに駆除を依頼する

プロに駆除を依頼するメリット
・知識や手間が不要
・安全、確実に駆除できる
・早ければ早いほど駆除費用は安い

自力で駆除をするには知識や道具、準備、後片付けが必要ですが、プロに依頼すれば、こうした知識や手間は不要です。

もちろん、あなたが刺されたり、ケガをしたりするリスクはありません。

スズメバチの巣を駆除する知識やノウハウは確立していますし、プロ専用の基材を使いますので、確実に駆除してくれますよ。

戻って来るスズメバチへの対策や同じ場所に巣が作られないようにする対策も熟知しています。

また、巣の作り始めなどの時期に依頼すれば、費用はかなり安く抑えられます。

ですので、プロに依頼する方は多いのです。

ただ、ごくまれに悪質な業者がいて、金銭トラブルを起こしています。

悪質な業者の見分け方はこちらの「スズメバチの駆除費用の相場」をご覧になってみてください。

おすすめはハチお助け本舗です。

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アフターフォローとは、駆除後に同じ場所に蜂の巣が作られても、1週間以内なら無料で駆除することです。

見積もりは無料ですので、スズメバチをやその巣を見つけたら、まずはお気軽にお問い合わせください。

しつこい営業電話などは一切ありませんよ。

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スズメバチの駆除の時間帯についてのまとめ

このページのまとめ
・スズメバチの駆除に適した時間帯は夜
・自力で駆除するには必要な知識がある
・リスクがあるので基本的にはプロに依頼すべき

スズメバチを駆除するための時間帯が日没後2~3時間なことやそれ以外の注意点をご案内してきました。

スズメバチの巣は、4月~6月頃までの15cm以下で、駆除しやすい場所にあれば、自力でも駆除できます。

ですが、獰猛な性格をしていますし、毒性が強く刺されると命に関わる場合もあるので、できる限り専門業者へ依頼するのがおすすめです。

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