スズメバチの対策方法を紹介!刺されたときの対処方法も詳しく解説

「アパートやマンション周辺でスズメバチを見かけた」「自宅の近くにスズメバチの巣があるか確かめたい」といった場合には、どのような対策をとればよいのでしょうか。

また、スズメバチの巣を簡単に見つける方法や、作らせないための対処法なども押さえておきたいところです。

この記事では、スズメバチの巣の見つけ方や巣を作らせない方法、スズメバチに刺されないための対策などを詳しく解説しています。万が一、刺された場合の対処法についても説明しているので、スズメバチ対策を知りたい場合はぜひお役立てください。

スズメバチの対策をする前に確認すべきこと

スズメバチの対策をする前に、確認しておくべきことを紹介します。スズメバチの巣がどのような場所に巣が作られやすいのかを知っておくと、スムーズに対策を進められるでしょう。

あらかじめ巣を作りやすい場所をチェックする

実際に対策を行なう前に、自宅付近でスズメバチが巣を作りやすい場所がないか確認しましょう。スズメバチが巣を作りやすい場所は、以下のとおりです。

【スズメバチが巣を作りやすい場所】
●屋根の軒下
●家の壁にあるすき間
●換気扇など通気口のある場所
●天井裏
●床下
●庭木の幹・枝

このように、風や雨などが当たりにくく天候に左右されにくい隠れた場所に、巣を作っているケースが多く見られます。

スズメバチの巣を見つけるポイント

上で挙げた場所以外にも、スズメバチが巣を作るポイントはあります。スズメバチの種類によっては、土や木の内部などに巣を作ることがあると把握しておきましょう。

いずれの場所も、日常生活のなかでは気付くのが難しいものです。しかし、探すポイントを押さえてチェックすれば、スズメバチの巣をスムーズに見つけられるようになるかもしれません。

また、蜂の数が急に増えたり、一定の方向に飛ぶようになったりしたら、その周辺に巣があると予想できます。不用意に近づくと刺されるおそれもあるため、注意が必要です。
スズメバチに刺されないための対策については後述するので、そちらも併せて参考にしてください。

スズメバチに巣を作らせないための対策方法

スプレー缶

スズメバチが巣を作りやすい場所がわかったら、スズメバチに巣を作らせないための対策をとりましょう。巣を作らせないための対策に適した時期や具体的な方法、注意点などを解説します。

スズメバチ対策は4~6月に行なうのがおすすめ

スズメバチが活動し始めるのは春頃のため、4~6月頃に対策を行なうのがおすすめです。特に、女王蜂が活動をし始める4月は「営巣(※)予防期」といわれています。営巣予防期では、スズメバチが巣を作り始める前に、巣作りをさせないようにすることが可能です。

なお、営巣予防期を含む4~6月に行なうスズメバチ対策は、以下のとおりです。

※営巣(えいそう):巣作りのこと

・エアゾール剤を塗る
巣作りを阻止する効果のあるエアゾール剤を、巣が作られやすい場所に塗りましょう。スズメバチは、毎年同じ場所に巣を作る習性があります。そのため、先回りして蜂が嫌がる成分を塗布しておくと、巣作りを事前に防げます。

・蜂捕獲器を設置する
巣が作られやすい場所に捕獲器を設置して、飛び回る女王蜂を捕獲する方法も有効です。スズメバチが巣を作りそうな場所にエアゾール剤を塗布し、捕獲器を置いておけば、より効果が高まるでしょう。

・エアゾール剤で直接駆除する
エアゾール剤を飛び回る女王蜂に直接吹きかけて、巣が大きくなる前に駆除してしまう方法もあります。春頃はまだ働き蜂がいないため、集団の蜂に襲われるリスクも少ないのです。女王蜂を見つけたら、直接駆除してしまうとよいでしょう。

また、蜂が嫌がる「ピレスロイド」の成分が入った殺虫剤を使うのもおすすめです。巣が作られやすい場所にかけておくことで、巣作りを防げます。

7月のスズメバチ対策は完成した巣に対して行なう

7月は、働き蜂が生まれて女王蜂とともに巣を作る「共同営巣期」という時期に入ります。働き蜂の数が増え、すでに完成している巣への対策を行なうことになるでしょう。

成長した働き蜂は、活動量も攻撃力も徐々に上がっていくため、飛び回るスズメバチを発見したら、早めの対策が肝心です。

専用の毒エサ剤を巣から10mほどの場所に設置すれば、一斉駆除がしやすいでしょう。

8月以降に対策をするのは要注意

巣が最盛期となる8月は、ほとんどの働き蜂が成長しているため、8月以降にスズメバチの巣の対策を行なうのは大変危険です。1つの巣には、100匹以上ものスズメバチが暮らしていることもあります。

次期女王とオスも羽化して攻撃性が高まっているなど、最も危険な時期のため、巣には決して近づかないようにしましょう。付近に毒エサ剤を設置して対策する方法もありますが、巣が大きくて不安を感じるようであれば、無理はしないでください。

10~11月は無理せず時期を見て駆除を

10~11月頃になれば、女王蜂は巣から出て、朽木のなかで越冬します。そのため、巣を見つけても空き家状態のことが多いでしょう。10~11月頃に巣を発見した場合は焦らず、11月を過ぎた頃に巣を駆除すると、来年の被害を未然に防げます。

スズメバチに刺されないための対策

スズメバチの対策を行なう際などには、刺されないようにする必要があります。ここで、スズメバチに刺されないようにするための対策を押さえておきましょう。

服装に注意する

スズメバチは、黒色に強く反応して攻撃してきます。スズメバチに刺されないようにするためには黒い服装を避け、白や淡い色の服を着用するようにしましょう。

服装の色だけでなく、スズメバチは髪の毛などの黒色にも反応します。白色の帽子を被るか、白色のタオルを巻くなどして、髪の毛を隠すことも忘れないようにしてください。

また、肌の露出も危険です。スズメバチ対策をするときは蜂に襲われた場合に備えて、長袖や長ズボンを着用しましょう。針が貫通しにくい、厚めの生地を選ぶのがポイントです。

香水などニオイの強いものは控える

香水やフローラル系の香りがする柔軟剤、ジュースなどに使われている香料にも注意が必要です。「甘い」と感じるような香りは蜂を引き寄せやすいため、香りの対策も行ないましょう。

特に柔軟剤は、スズメバチが出始める時期には避けたいところです。一時的に無香料の製品に変えておくと安心でしょう。

光るアクセサリーは身に着けない

蜂は光に向かって飛ぶ習性があります。アクセサリーなど、光を反射するものは身に着けないことも大事です。

スズメバチの活動が落ち着く日没後に行動する

スズメバチは、日没後におとなしくなる習性があります。そのため、スズメバチ対策は夕方以降に行なうとよいでしょう。日が落ちてスズメバチがおとなしくなっていれば、刺されるリスクを減らせます。

しかし、上記のような対策をしていても、不用意にスズメバチを刺激したり、蜂の巣の近くで大きな声や音を出したりすれば、刺されるリスクがあります。突発的な動きも危険なため、スズメバチや巣を見つけたら、静かにそっとその場を離れるようにしましょう。

スズメバチに刺されたときの対処法

軟膏

スズメバチに刺されないよう対策をとっていても、刺される可能性はゼロではありません。万が一に備えて、スズメバチに刺されてしまった場合の対処法も紹介します。

すぐにその場から離れる

スズメバチが興奮すると、仲間が増えて攻撃してきます。スズメバチに刺されたら、できる限り早くその場から離れましょう。

その際、スズメバチを見つけたときと同様に、静かに立ち去ることが大切です。身を低くして蜂を刺激しないように注意しながら、少なくとも10mは離れましょう。

傷口を強くしぼりながらよく水洗いする

スズメバチから十分に離れたら、刺された箇所をよく水洗いします。その際、傷口から毒液を出すように強くしぼりながら洗いましょう。

毒液は水に溶けやすい性質があるため、水洗いしながら患部をしぼることで、注入された毒が抜けやすくなります。毒や針を抜くための専用器具も市販されているため、スズメバチ対策の際は携帯しておくと便利です。映画やドラマなどで時折見かける、口で毒を吸いだす行為は危険なので止めてください。

また、水で冷やすと、毒の吸収を抑えることも可能です。水洗いしたあとも、水に濡らしたタオルなどを当ててよく冷やしましょう。

抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏を塗る

炎症を抑える働きのある、抗ヒスタミン剤が入っている軟膏か、同じく炎症を抑えられるステロイド軟膏などがあれば塗っておきましょう。

アンモニアをかけるなどの民間療法は、効果が期待できないものが大半です。雑菌などが入り、かえって症状がひどくなるケースもあるため、軟膏がなければ何も塗らずに水洗い後は安静にしていましょう。

強い症状や目を刺された場合は早急に病院へ

発疹、吐き気、呼吸困難などの症状が出た場合や、目を刺された場合は緊急を要します。早急に病院へ行って、医師の診察を受けてください。

スズメバチの巣を作らせない対策グッズ

スズメバチの巣を作らせないために使える、おすすめの対策グッズを紹介します。

巣作り対策に最適な捕獲器

捕獲器は、スズメバチ対策のなかでも、特におすすめしたいアイテムです。

捕獲器には「誘引剤」と「捕獲液」が入っており、誘引剤でスズメバチを誘って捕獲したあとは、捕獲液の成分がスズメバチの体にまとわりつき、溺死させる仕組みです。

巣に近づく必要がない毒エサ

甘い香りのする毒エサも、スズメバチ対策に使えるアイテムです。香りに誘われてきたスズメバチが毒エサを食べたり、仲間の蜂に分け与えたりすることで、多くの蜂を駆除できます。

また、スズメバチ専用の毒エサを使えば、ミツバチを寄せつけることはありません。益虫であるミツバチを退治することなく、スズメバチをピンポイントで駆除できます。

直接スズメバチに吹きかけるエアゾール剤

エアゾール剤は、対策グッズのなかでもポピュラーなアイテムです。見つけたスズメバチに直接吹きかけるだけでなく、巣を作りそうな場所へあらかじめ散布することも可能です。

エアゾール剤を先回りして使うことにより、巣を作らせない営巣防止作用が期待できます。飛び回るスズメバチを行動停止させ、速効退治できる優れものなので、常備しておくとよいでしょう。

蜂の巣を見つけたら早めにハチお助け本舗へご相談を!

駆除した蜂の巣

スズメバチは、巣ができる前に対策を行なうのがベストです。しかし、気付いたときには、すでに巣ができてしまっている場合も少なくないでしょう。巣ができているのを発見した場合は、専門業者に駆除の依頼をするのがおすすめです。

「ハチお助け本舗」では、年中無休で駆除依頼を受け付けており、電話1本でスズメバチ駆除のプロがすぐに駆けつけます。当日や夜間の駆除などにも、柔軟に対応可能です。ハチお助け本舗は4万件以上のスズメバチ駆除実績を持っており、高い技術を持ったスタッフが数多く在籍しています。

また、駆除後の1週間以内であれば、巣が再発してしまった場合の対応を無料で行ないます。
安心のアフターフォロー付きで、手間と時間をかけることなく、安全にスズメバチの駆除ができるでしょう。

各種ポイントカードとの連携もしており、クレジットカードやQR決済など、さまざまな支払い方法に対応しています。

見積り依頼や問い合わせは、フリーダイヤルかホームページの問い合わせフォームから気軽に行なっていただけます。最短10分のスピード駆除とプロの確かな技術、納得の価格をぜひ一度試してみてください。

まとめ

スズメバチ対策には、スズメバチが巣を作りやすいポイントや時期を把握して、巣を作る前に対策をとることが大切です。自力で対策する場合は、服装やアクセサリー、香りなどに注意して行なってください。

巣を作る前であれば、対策グッズなどを使うことで巣作りを未然に防げますが、巣ができたあとに発見した場合は、無理せずプロの専門業者へ駆除を依頼するのがおすすめです。

蜂駆除の対応と技術がしっかりしている業者を選べば、安心してスズメバチを駆除できるでしょう。スズメバチの駆除に悩んでいる場合は、ぜひ一度「ハチお助け本舗」へご相談ください。

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