アシナガバチが毎日来る5つの理由!簡単にできる対策方法を解説
「なんでアシナガバチが毎日ベランダに来るの?」
「アシナガバチが毎日来て洗濯物が取り込めないんだけど…」
アシナガバチが庭やベランダでウロウロしていると、刺されそうで怖いですよね。
アシナガバチは比較的おとなしい性格です。
ですが、針には毒があるため、刺されると最悪の場合「死」に至る危険がありますので、対策をしてください。
このページでは、アシナガバチが毎日来る理由や対策方法をご案内しています。
目次
- 庭やベランダにアシナガバチが毎日来る5つの理由
- 【理由①】好きな匂いがある
- 【理由②】エサや水がある
- 【理由③】巣の材料を集めている
- 【理由④】巣作りの場所を探している
- 【理由⑤】近くに巣がある
- 毎日来るアシナガバチの放置は厳禁!3つのリスクを解説
- 【リスク①】刺される
- 【リスク②】巣が作られる
- 【リスク③】巣が大きくなる
- 毎日来るアシナガバチを寄せ付けない4つの対策方法(おすすめ順)
- 【対策①】殺虫スプレーを使う
- 【対策②】自作の忌避剤を使う
- 【対策③】蜂が好みそうなものを片付ける
- 【対策④】ダミーの蜂の巣を吊るす
- 毎日来るアシナガバチを自分で駆除する場合の3つのポイント
- 【ポイント①】駆除できる条件
- 【ポイント②】準備するもの
- 【ポイント③】駆除の手順
- 毎日来るアシナガバチを駆除する業者を選ぶ5つのポイント
- アシナガバチが毎日来る理由と対策方法まとめ
庭やベランダにアシナガバチが毎日来る5つの理由
アシナガバチが毎日来る理由 |
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①好きな匂いがある ②エサや水がある ③巣の材料を集めている ④巣作りの場所を探している ⑤近くに巣がある |
理由は5つあります。
それぞれご案内する前に、時期ごとのアシナガバチの活動内容をご案内いたします。
・時期ごとのアシナガバチの活動
時期 | 活動内容 |
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4月~6月上旬 | 巣作り・産卵 |
6月~ | 働き蜂が誕生しはじめる |
7月上旬~8月 | 蜂の数と巣の大きさがピークを迎える |
9月下旬~10月 | 活動が衰えはじめる |
11月~ | 女王蜂以外は死滅し、巣が空になる |
アシナガバチへの最適な行動を取るために、理由と照らし合わせてみてくださいね。
【理由①】好きな匂いがある
アシナガバチは嗅覚が鋭く、好きな匂いがある場所を「エサ場」と判断するからです。
アシナガバチが好きな匂いは、次の通りです。
アシナガバチが好む匂い |
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・花 ・柔軟剤 ・ジュース(飲み残しの空き缶) ・整髪料、香水 |
なぜ柔軟剤に寄ってくるかというと、花のような甘い香りがついたものが多く「エサがあるぞ!」と勘違いするからです。
実際に「アシナガバチが洗濯物にとまっていて取り込めない…」というケースはあります。
【理由②】エサや水がある
エサや水が豊富にある場所に集まるからです。
アシナガバチのエサをご案内しますね。
アシナガバチのエサ |
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・花の蜜 ・樹液 ・毛虫 ・イモムシ ・アオムシ |
アシナガバチは肉食のため、花の蜜や樹液だけでなく、毛虫やイモムシ、アオムシを好んで食べます。
そのため、庭木やプランターに植えた花や野菜に幼虫が付いていると、アシナガバチが寄ってきてしまいます。
同時に、庭やベランダに「水たまり」がないかをチェックしてください。
アシナガバチが水を飲みにやって来てしまうからです。
水たまりができるのは雨上がりだけとは限りません。
家のまわりに、次のものを置いていないか確認してみてください。
・メダカの容器
・水槽
・バケツ
・子ども用プール
【理由③】巣の材料を集めている
アシナガバチが家の近くにやって来るのは、私たちの身近にあるものを巣の材料にしているからです。
アシナガバチの巣の材料になるものは、次の通りです。
アシナガバチの巣の材料になるもの |
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・樹皮 ・枯れ木 ・竹 ・木製の柱 ・すだれ ・よしず |
春から初夏の時期に、アシナガバチが家の柱やよしずを「カリカリ」とかじっている場合、巣の材料を集めている可能性が高いです。
先ほどもご案内しましたが、アシナガバチの巣作りは4月から6月上旬にかけて行われるからです。
【理由④】巣作りの場所を探している
人が住むところは雨風を避けられる場所が多く、アシナガバチの巣作りに最適だからです。
アシナガバチが巣を作りやすい場所は、次の通りです。
アシナガバチが巣を作りやすい場所 |
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・軒天 ・ベランダ ・屋根裏 ・物置 ・ガレージ ・エアコンの室外機 ・庭の植え込み ・庭木 |
屋根裏やエアコンの室外機に巣を作られると発見が難しく、駆除が厄介です。
なお、室外機に巣が作られた場合の対策については「室外機の中に蜂が入っていた場合の対処法」をご覧になってください。
【理由⑤】近くに巣がある
近くに巣があると、働き蜂が周辺を行き来するからです。
アシナガバチの巣の特徴をご案内します。
・アシナガバチの巣の特徴
外観 | 特徴 |
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形状 | お椀やシャワーヘッドのような形 |
色 | 灰色から薄茶色 |
大きさ | でき始めの4月頃は4~5cmと小さいが、最盛期には15cmほどになる |
「蜂の巣には違いないけど見た目が違う」という場合は、迷わず業者に連絡することをおすすめします。
アシナガバチより凶暴な「スズメバチの巣」の可能性があるからです。
いずれにせよ、刺される前に早めの駆除をおすすめします。
毎日来るアシナガバチの放置は厳禁!3つのリスクを解説
アシナガバチを放置するリスク |
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①刺される ②巣が作られる ③巣が大きくなる |
リスクは3つあります。
それぞれご案内しますね。
【リスク①】刺される
刺されると痛いだけでなく、アナフィラキシーショックを引き起こし、最悪の場合「死」に至るケースがあります。
アナフィラキシーショックとは、次のような症状です。
アナフィラキシーショックの症状 |
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・呼吸困難 ・じんましん ・動悸やめまい ・意識障害 |
引用)奈良県医師会「アナフィラキシーショック」
「アシナガバチはおとなしいから大丈夫でしょ!」と思われる方もいると思います。
確かに、アシナガバチは比較的おとなしいです。
ですが、林野庁は「毎年10〜20人ほどがアシナガバチを含む蜂に刺されて命を落としている」というデータを発表しています。
人を死に至らしめるほどの毒を持っているので、甘く見てはいけません。
刺激したり巣を触ったりすれば、たちまち襲われてしまいます。
引用)林野庁「蜂刺され災害を防ごう」
【リスク②】巣が作られる
先ほどもご案内しましたが、人の住む場所は雨風が避けられ、アシナガバチにとって快適です。
とくに、4月から6月上旬にかけては巣作りの時期なので要注意です。
「気がついたら巣が作られていた」なんてことにならないよう、早めに対処をしてください。
作りたての小さい巣なら幼虫が羽化していないため、駆除の絶好のタイミングです。
ですが、放置すると巣はどんどん大きくなり、危険度がアップしますよ。
【リスク③】巣が大きくなる
巣が大きくなると、次のように厄介になるからです。
巣が大きくなるデメリット |
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①働き蜂が増える ②凶暴になる ③駆除の手間が増える |
巣が最大になるのは7月から8月にかけてです。
この時期のアシナガバチは、巣を守ろうと凶暴になるため、刺される人が急増します。
なお、アパートやマンションで巣を見つけた場合は、大家さんか管理会社に連絡をすれば対応してくれますよ。
毎日来るアシナガバチを寄せ付けない4つの対策方法(おすすめ順)
アシナガバチを寄せ付けないための対策方法 |
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①殺虫スプレーを使う ②自作の忌避剤を使う ③蜂が好みそうなものを片付ける ④ダミーの蜂の巣を吊るす |
対策方法は4つです。
「効果の高さ」「手軽さ」を基準に、おすすめ順にご案内しますね。
【対策①】殺虫スプレーを使う
蜂用の殺虫スプレーには、殺虫効果だけでなく「忌避(きひ)効果」があるからです。
忌避効果とは、虫が嫌がって避けることです。
つまり、スプレーしておくだけで簡単に「蜂よけ」ができるということです。
殺虫スプレーを選ぶポイントは、次の通りです。
・効果が長時間持続する
・内容量が多い
・「蜂用」の表示がある
殺虫スプレーの忌避効果は、長くて4か月ほどです。
ですが、屋外だと雨風で効果が薄れやすいため、1~2週間のペースで散布してください。
ゴキブリや他の害虫用のスプレーは使用せず、必す「蜂用」を使ってくださいね。
というのも、蜂への有効成分が含まれていないからです。
おすすめのものはこちらの「蜂駆除スプレーのおすすめの5選!」でご案内していますので、ご確認いただければと思います。
【対策②】自作の忌避剤を使う
自宅の庭に植物がある方は、蜂用のスプレーの代わりに自作の忌避剤をご用意ください。
植物にかかると枯れてしまうことがあるからです。
ハッカ油もしくは木酢液があれば、植物にも安全な自然由来の忌避剤が簡単に作れますよ。
用意するものはそれぞれ次の通りです。
・ハッカ油スプレー
材料 | 数・量 |
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スプレーボトル(150ml) | 1個 |
ハッカ油 | 30~40滴 |
無水エタノール | 10ml |
水 | 90ml |
・木酢液スプレー
材料 | 数・量 |
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スプレーボトル(500ml) | 1個 |
木酢液 | 200ml |
水 | 100ml |
よく混ぜ合わせ、気になる場所に噴霧してください。
この割合で薄めた木酢液をバケツにいれて置いておいたり、ペットボトルに入れて吊るしたりするのも効果的です。
ただ、木酢液は酸性が強くて枯れてしまう可能性がありますので、植物に散布する場合は500~1,000倍に薄めてください。
【対策③】蜂が好みそうなものを片付ける
気づかないうちに、家のまわりにアシナガバチの好物が潜んでいる可能性があるからです。
次のものが庭やベランダに置いていないかチェックしてみてください。
片付けたほうがいいもの |
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・花や野菜のプランター ・ジュースが入った空き缶 ・メダカの容器 ・水槽 ・子どものプール ・よしず ・すだれ ・柔軟剤のついた洗濯物 |
洗濯物の場合は、柔軟剤の使用を中止するか、室内干しに切り替えるのがおすすめです。
よしずを片付けるのがむずかしい場合は、立てかけたまま、蜂用の殺虫スプレーをかけておいてください。
花や野菜のプランターを動かせない場合は、自作のハッカ油スプレーや木酢液スプレーを使います。
プランターを片付けたり室内に入れたりするのは難しいですし、殺虫スプレーを使うと枯れてしまうことがあるからです。
【対策④】ダミーの蜂の巣を吊るす
「蜂は先客がいるところに巣を作らない」という習性を利用した対策です。
SNSで「ダミーの巣をベランダに吊るしておいたら蜂が寄ってこなくなった」という投稿が話題になりました。
科学的根拠はありませんが、吊るしておくだけで簡単なので、試してみる価値はあります。
ダミーの蜂の巣は、新聞紙と紐さえあれば、簡単に作れますよ。
市販だと700円~で購入できます、
毎日来るアシナガバチを自分で駆除する場合の3つのポイント
アシナガバチを自分で駆除する場合のポイント |
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①駆除できる条件
②準備するもの
③駆除の条件
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自分で駆除する際は、上の3つのポイントをチェックしてください。
【ポイント①】駆除できる条件
自分で駆除できる条件は、次の通りです。
・巣を自分で駆除できる条件
条件 | 状態 |
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巣の大きさ | 15cm以内 |
巣のある場所 | 自分の背の高さ以内の開放的な空間 |
駆除する時間帯 | 夜9時以降 |
1つでも当てはまらない場合は危険ですので、無理せず業者に依頼してください。
自分で駆除できる巣の大きさは、15cm以内が限度です。
これより大きくなると働き蜂が羽化している可能性が高く、危険が伴うので業者に任せてください。
安全に駆除できる場所は、次の通りです。
・自分の背の高さ以内
・開放的な空間
もし襲われても、すぐに逃げられるからです。
ただし、脚立がないと届かない場所や狭い屋根裏だと、逃げ遅れのリスクがあります。
蜂の行動が鈍る「夜9時以降の真っ暗な時間帯」を狙って駆除を行ってください。
【ポイント②】準備するもの
アシナガバチ駆除に準備するもの |
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・防護服 ・蜂用の殺虫スプレー ・赤いセロファンを貼った懐中電灯 ・長めの棒 ・ほうき ・ちりとり ・ゴミ袋 |
自治体によっては、防護服を貸し出してくれます。
防護服が手に入らない場合は、次の服装を準備します。
・長袖の上着
・長袖のズボン
・厚手の帽子
・厚手の手袋
・首に巻くタオル
・ゴーグル
ポイントは、蜂に刺されないように長袖や帽子、手袋、タオルで肌の露出を避けることです。
ゴーグルを装着すると、目を保護できるため、安全です。
身につけるものはできるだけ白色を選んでください。
蜂は黒い物体を攻撃する習性があるからです。
化粧や香水の匂いは蜂を刺激するので、かならず落としてから作業に入ってくださいね。
赤いセロファンを使う理由は、懐中電灯の光を直接当てると蜂を刺激するおそれがあるからです。
【ポイント③】駆除の手順
アシナガバチは危険なため、次の手順をしっかり頭に入れて作業をしてください。
アシナガバチを駆除する手順 |
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①静かに巣の2~3mまで近づく ②風上から巣の出入り口に向かってスプレーする ③翌朝まで放置する ④巣の周辺に蜂がいないことを確認したら巣を落とす ⑤ほうきとちりとりで回収しゴミとして捨てる ⑥巣のあった場所にスプレーしておく(再び巣を作らせないため) |
こちらの動画をご覧いただくと、駆除の具体的なポイントをご理解いただきやすいです。
動画では日中に行っていますが、かならず夜間に行ってくださいね。
自分で駆除する方法について、より詳しくは「蜂の巣を自力で駆除する方法」をご覧になってください。
毎日来るアシナガバチを駆除する業者を選ぶ5つのポイント
蜂駆除業者を選ぶポイント |
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① 実績は豊富か ② 即日対応可能か ③ 見積り・現地調査が無料か ④キャンセル料はかからないか ⑤ アフターフォローは万全か |
「依頼したら蜂駆除の経験が少ない人が来た」
「1ヶ月先しか予約できない」
このような業者だと困りますよね?
蜂駆除業者を選ぶときは「実績があるか」「できるだけ速やかに対応してくれるか」をチェックしてください。
「施工後に法外な金額を請求された」ということがないよう、必ず無料で現地調査をしてくれる業者を選んでくださいね。
また、見積り後のキャンセルに料金がかからないかを確認してくださいね。
それから、「1週間以内の再発は無料」といったアフターフォローが充実している業者を選んでください
というのも、巣を撤去した後に同じ場所に巣を作られる可能性があるからです。
「自分では見つけられないかも…」「急いでいる」という方はハチお助け本舗をご検討ください。
先ほどご案内した5つのポイントを全てクリアしています。
支払い方法には現金以外にクレジットカードやQRコード決済、後払いがあります。
状況によりますが、最短なら当日で駆除してくれますよ。
電話口で「ホームページを見た」と伝えると1,000円割り引いてくれます。
もちろん、しつこい営業は一切ありませんので、まずはお気軽にハチお助け本舗に相談してみてください。
アシナガバチが毎日来る理由と対策方法まとめ
このページのまとめ |
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・アシナガバチが毎日来る理由は5つある ・リスクがあるので駆除すべき ・自力での駆除が難しいなら業者に依頼する |
アシナガバチが毎日来る理由は5つあります。
リスクがありますので、放置せず、このページでご案内した対策の実施をご検討ください。
自分で駆除できない場合は、無理をせず蜂駆除業者に依頼してくださいね。
「ハチお助け本舗」は、4万件以上の豊富な実績があり、対応力がありますので、すぐに解決してくれます。
24時間365日、電話対応しておりますので、気軽に連絡してくださいね。