アシナガバチを駆除する2つの方法!安全性とコスパでおすすめなのは…

「アシナガバチの巣が庭にあるんだけど、駆除した方がいい?」
「市役所って対応してくれるかな?」
「自分で駆除できる?業者に依頼すると費用はいくら?」

家庭菜園や洗濯物を干すときなどにアシナガバチが飛んでくるなら、自宅の敷地内に巣がある可能性が高いです。

7~9月頃は、その数が増えますので、いつか刺されてしまうかもしれません。

林野庁の調べでは、アシナガバチを含む「蜂による犠牲者数」は令和になっても毎年10名以上います。

性格は穏やかですが毒性が強いので、放置するのではなく駆除してください。

市役所では駆除には対応していませんので、次の2つの方法で行うことになります。

①自分で駆除する
②プロに依頼する

このページでは、2つの方法を比較していますので、どちらの方法で駆除するか、判断するのにお役立てください

アシナガバチを駆除する2つの方法を9つのポイントで徹底比較!

比較項目 自分 プロ
準備の手間 かかる かからない
駆除完了までの手順 多い 少ない
駆除完了までの日数 数日~ 即日~
駆除の時間帯 日没後2~3時間後 朝~夜(※業者による)
駆除の時期 4~5月、11月 4~11月
専門知識、経験 無し 豊富
リスク 刺される、アレルギー症状(アナフィラキシー)、ケガ 無し
費用 10.000円~ 相場は9,158円
駆除後の予防 自分で行う サービスに含まれる(※業者による)

アシナガバチを駆除する2つの方法を9つの項目で比較しました。

「自分で駆除した方が安い」と思われるかもしれませんが、実はDIYは意外に費用がかかります

コストも時間も大事な方は、専門業者への依頼を検討されることをおすすめします。

>>プロに依頼する

ここからは、比較項目について詳しくご案内していきますね。

①自力駆除の準備の手間

自分 プロ
かかる かからない

自分で駆除する場合は次の道具が必要です。

・アシナガバチの駆除に必要な道具

道具 価格
防護服 5,000円~100,000円
ジェット噴射タイプの殺虫スプレー 1,500円~/本
厚めのゴミ袋 100円
長い棒 100円~
ほうき 100円
ちりとり 100円
懐中電灯 100円~

道具の使い方や駆除の手順はこちらでご案内しています。

防虫スプレーはホームセンターやドラッグストアで購入できます。

防護服はホームセンターでは取り扱っていないことが多いため、ネット通販サイトでリサーチして購入することになります。

https://twitter.com/katsumachi8888/status/1325350576851333120

価格は5,000円~100,000円と価格差が大きいす。

防護服の価格の差が大きい理由

つなぎの縫製の質や生地の厚み、着やすさ、着た時の暑さ、作業時の快適さ、洗濯の可否などに影響があるからです。

金額が高いほど、安全性が高く、丈夫で使いやすいです。毎年蜂が出るなら、良質のものをご検討くださいね。

プロに依頼する場合はこうした手間は一切かかりません

②自力駆除完了までの手順

自分 プロ
多い 少ない

プロに依頼する場合の手順は次の通りです。

プロに依頼する場合の手順
①業者を選ぶ
②見積もりを取る
③当日は立ち合う

とてもシンプルです。

自分で駆除する場合は次の手順が必要です。

DIYで駆除する12の手順
①アシナガバチかどうかを見分ける
②駆除の方法を勉強する
③事前に隣家へお知らせておく
④道具を揃える
⑤当日、家の戸締りをする
⑥駆除に最適な時間帯を待つ
⑦巣から2~3mのところへ移動する
⑧殺虫スプレーをする
⑨安全な場所から様子を伺う
⑩翌朝に状況を確認する
⑪巣を撤去して袋に入れて破棄する
⑫アフターケアをする(戻り蜂対策)

安全を確保しつつ、確実に駆除するためにはこの手順が必要です。

こちらの動画のように十分な知識を持たずに駆除をすると、刺されてしまうことがあります

刺されないように安全に駆除するには、かなりの手間と時間がかかります

より詳しい駆除方法はこちらの「アシナガバチの駆除は自分でできる!」でチェックしてみてください。

③自力駆除完了までの日数

自分 プロ
数日~ 即日~

自分で駆除する場合は、次のことをする必要がありますので、数日~かかります。

・巣を探す
・駆除方法を勉強する
・道具を準備する

この間にアシナガバチに刺されないように、ご家族やご近所の皆様へ、周知をしておいてくださいね。

ご近所の皆様には、駆除する日が決まったら、事前に「〇月〇日の〇時ごろに駆除する」と伝えておくと、余計なトラブルがありません。

プロに依頼すると、最短で当日に駆除が完了します。

早いと電話から30分以内に駆けつけてくれて、1時間以内に再発防止までしてくれることがあります。

④自力駆除の時間帯(生態の観点)

自分 プロ
日没後2~3時間後 朝~夜

日没後2~3時間後に駆除する理由は次の通りです。

・全てのアシナガバチが巣に戻っている
・変温動物なので夜は活動が鈍る

日中の活発な時間帯に行う場合は、次のようなリスクがありますので避けてくださいね。

・巣を攻撃されたため集団で襲ってくる
・取りこぼしたアシナガバチが再び巣を作る(再発)

プロは経験豊富ですので、日中でも確実・安全に駆除してくれます。

業者によっては朝早くから夜遅くまで対応していますよ。

参考)蜂の巣駆除の時間帯

⑤自力駆除の時期(生態の観点)

自分 プロ
4~5月、11月 4~11月

自分で駆除する場合、刺されるリスクを考えると、アシナガバチの巣がまだ小さく、蜂の数が少ない時期を狙って実施する必要があります。

特に狙い目なのは次の時期です。

・4月…女王蜂がワンオペで巣作りをしている
・11月…新しい女王蜂が単独で越冬(えっとう)の準備をしている

7月に入ると巣が大きくなり、蜂の数が大きくなっていますので、危険度が急激に高まります。

もし今が7月~9月の場合は、プロへの依頼をご検討ください。

⑥ハチに関する専門知識、経験

自分 プロ
無し 豊富

安全に駆除するには、少なくとも、アシナガバチやその巣についてのある程度の専門知識が必要です。

具体的には次のようなことです。

専門知識の一例
・アシナガバチとスズメバチの見分け方
・防護服の選び方
・駆除に適した時間帯
・刺された場合の対処法
・駆除の手順

例えば、スズメバチとアシナガバチの姿・形は似ています。

違いは次の通りです。

・アシナガバチとスズメバチの違い

写真で見ると違いが分かりづらいですね。サイズや色や形を注意深くチェックしてみてください。

項目 アシナガバチ スズメバチ
サイズ 1.5~2.5cm 2.5~4cm
黄色 オレンジ色
うしろ脚が長い。腹部と胸部の間にくびれがある。 大きくて黒くて、オレンジや黄色。種類によって異なる。

・アシナガバチとスズメバチの巣の違い

巣の形は異なりますので分かりやすいです。

項目 アシナガバチ スズメバチ
シャワーヘッドやハスの花托のような形。お椀型・釣り鐘型と例えられる。外から見ると、六角形の巣穴が確認できる。 写真の「とっくり型(フラスコ型)」→ボールのようになる。
枯れた木の表皮などの植物の繊維と唾液由来のたんぱく質でできており、濃い灰色。 茶色ベージュの混ざったマーブル模様。
サイズ 大きさは15cm。拡大していく場合がある。 完成時は50~100㎝。

スズメバチの巣はとっくり型の後、ボールのようになります。

もし、スズメバチだった場合は、刺されるリスクや毒性の高さを考えると、プロに依頼することをおすすめします。

一度、こちらの「スズメバチへの5つの対策!」をご覧になってみてください。

参考)ハチの巣の種類蜂の種類

⑦リスク(スズメバチより低いが…)

自分 プロ
刺される、アナフィラキシー、ケガ 無し

アシナガバチはスズメバチと比べると穏やかな性格で、こちらから刺激しない限りは基本的に襲ってきません。

ですが、あなたが自分で駆除する場合は、巣を攻撃することになりますので、刺されるリスクがあります。

刺されると一週間程度は腫れと痛みが続きます。

そのうちの10~20%の人は、次のようなアレルギー症状(アナフィラキシー)が出ます。

・赤みが出たる
・息苦しくなる
・めまいがする

まれに呼吸困難になったり、失神したりといったアナフィラキシーショックになることもあります。

冒頭でもご案内しましたが、アシナガバチによる犠牲者も毎年出ています。

この他、思わぬケガをしてしまうリスクがあります。

例えば、「高いところにある巣を駆除するときに、脚立(きゃたつ)を利用して、ふいに落下してしまった…」といったケースです。

プロに依頼すれば、あなたにはもちろんリスクはありません。

⑧費用(スズメバチより安いが…)

自分 プロ
10,000円~ 相場は9,158円

自力で駆除する場合は道具を揃える必要があります。

値が張るのは次の2つです。

道具 価格
防護服 5,000円~100,000円
ジェット噴射タイプの殺虫スプレー 1,500円~/本

自分で駆除するというと安く収まるイメージがありますが、意外と費用がかかります

防護服はピンキリですが、毎年、蜂が飛んでくるなら、営巣(えいそう)に適した場所・環境なのかもしれませんので、念のため良質な防護服の購入をご検討ください。

スプレーは1本1,500円~で、少なくとも2~3本は必要です。

プロに依頼した場合の相場は9,158円~ですが、条件によって追加の費用が発生します。

例えば、駆除しにくい場所に、成長しきった巣があるなら、駆除費用は数万円~となります。

早期発見・早期依頼をすることで、プロの駆除料金は抑えられます

⑨駆除後の予防

自分 プロ
自分で行う サービスに含まれる

駆除後の予防とは、次のようなケースに備えて、巣のあった場所に念入りにスプレーをすることです。

・駆除した後にアシナガバチが戻ってくる→再発
・生き残った幼虫の羽化→再発

駆除しても逃れたり、駆除の際にいなかったりしたアシナガバチが戻ってきて、営巣活動を始めることがあります。

また、繭の中の幼虫に殺虫成分が届かなかった場合、生き残った幼虫が羽化して、営巣することがあります。

プロの場合、サービス内に駆除後の再発防止・予防が含まれていることが多いです。

中には一週間までなら再発した場合の対処費用が無料の業者もいます

あなたがDIYで駆除する場合は、再発防止も忘れずに行ってくださいね。

>>アシナガバチの駆除を自分で行う

「アシナガバチを自力で駆除できるかどうか?」はこの2点で判断しよう!

自分で駆除できるかどうかの判断するための材料として、次の2点をご案内します。

①安全に駆除できる巣の条件
②安全に駆除できるアシナガバチ

失敗や後悔がないよう、事前に必ずチェックしてくださいね。

①安全に駆除できるハチの巣の条件

アシナガバチの巣を自分で安全に駆除できるのは、次の全ての条件に当てはまる場合です。

・4~5月頃、11月頃
・巣の大きさが15cm未満
・開放的で手の届く場所にある

このような場合は、蜂の数が少なく、巣から蜂が出てきてもすぐに逃げられるため、自力で駆除するときのリスクは少ないです。

当てはまらない場合は、刺されるリスク、ケガのリスクが格段に上がりますので、プロに依頼することを検討してください。

②安全に駆除できるアシナガバチかどうかを見極める

アシナガバチは世界で800種、日本には11種類いるのですが、その中には凶暴な種類がいます。

・11種類のアシナガバチの違い

アシナガバチの種類 特徴
セグロアシナガバチ 背中が黒く、腹部に波打った黒線がある。黄色の割合が多い。アシナガバチのなかでも大きく、強力な毒性を持つ。攻撃性はやや高め
キアシナガバチ 背中には黄色い斑紋が2つある。黒の体色に明るい黄色の模様がある。アシナガバチのなかでも大きく、強力な毒性と高い攻撃性を持つ。
フタモンアシナガバチ 腹部には黄色い斑点が2つある。鮮黄色と黒の体色をしている。毒性は弱く、おとなしい性格をしている。
トガリフタモンアシナガバチ フタモンアシナガバチに似ているが、少し大きめで、体のほとんどが黒く、黄色のラインが入っている。小さな木や草の茎に営巣する。
コアシナガバチ 黒い体色をベースに、赤褐色と黄色の模様が入っているのが特徴。11種類のうち最も小型だが、攻撃性は最も高く毒性も強い。
キボシアシナガバチ 体色は暗黄色で、赤褐色と黒の模様がある。気性は荒く、毒性も強い。巣に近づくと攻撃されることがある。
ヤマトアシナガバチ 体色は黒と褐色で体はやや大きいのが特徴。11種のなかでも最も攻撃性が低く、毒性が弱い。
オキナワチビアシナガバチ 体色は淡い黄色。背中と腹部には薄茶色の模様。体が小さい。毒性は弱く、刺されても痛みはほとんど感じない。
ナンヨウチビアシナガバチ 全体的に茶褐色で、腹部先端が濃い茶色の体色。硫黄島に生息している「総合対策外来種(日本の生態系等に被害を及ぼすおそれのある種)」のアシナガバチ。
ヒメホソアシナガバチ 淡い黄色の体色に茶色の斑紋。細長い体型。メスの頭部の六角形の模様には黒の縦模様が入っている。攻撃性が高く、刺激すると群れで襲ってくるこがある。
ムモンホソアシナガバチ ヒメホソアシナガバチに似ている。頭部の六角形の模様に縦模様が入っていない(無紋)。体色は全体的に淡い色をしている。攻撃性が高い。不用意に近づくと襲われることがある。

この中で、「セグロアシナガバチ」と「キアシナガバチ」はどちらも体が大きく、非常に毒性が強いので、プロに依頼することをご検討ください。

見分けるポイントはありますが、動いているアシナガバチを見分けるのは難しいです。

・セグロアシナガバチを見分けるポイント

・キアシナガバチを見分けるポイント

ここまでの内容をご覧いただき、「自分で駆除する」と判断されたら、こちらの「アシナガバチの駆除は自分でできる!」で、詳細を確認されることをおすすめします。

実際に駆除をして恐怖を感じたらSTOP!
「自分でできる」と判断して、実際に駆除をしてみたものの、思っていた以上に蜂の数が多かったり、勢いがすごくて恐怖を感じたりすることがあります。

この場合は、自力での駆除はすぐにSTOPして、プロへの依頼をご検討ください。

参考)環境省「生態系被害防止外来種リスト」

アシナガバチの駆除をハチの巣駆除のプロに依頼する場合のポイント

専門業者であれば、安全かつ確実に巣を駆除してくれます。

道具を揃えたり、駆除方法を勉強したりといった準備の必要はありません。

早期発見をすれば費用は安くすみます。コスパとタイパ、安全性を考えるなら業者がベストです。

ただ、気を付けたいのが、まれに悪質な業者がいることです。

「駆除は簡単そうなのに、なぜか高額だった」
「事後報告で見積もりと違う金額を請求された」

こうした金銭トラブルになるのは、悪質な業者に依頼してしまうからです。

良質な業者かどうかを見分けるには、次のようなポイントを抑える必要があります。

業者の選び方
①見積もりや見積もり後のキャンセルは無料
②支払い方法が豊富
③ホームページが分かりやすい
④見積もりの金額以外には費用が発生しない
⑤電話対応の時間が長い

ホームページで次の点は必ずチェックしてください。

・見積もりの費用、キャンセル費用などがかからない
・見積もりで提示された費用以外の支払いは発生しない

記載がない場合は電話やメールで確認をしてくださいね。

この他、次のような点も大事です。

・支払い方法が豊富=社会的な信用度が高い
・電話対応の時間が長い=組織として機能している

こうした業者は良質である可能性が高いです。

良質な業者の中でもおすすめなのは、ハチお助け本舗です。

ハチお助け本舗に依頼するメリットは次の通りです。

ハチお助け本舗のメリット
・高い技術を持ったスタッフがいる
・低価格で徹底的にアシナガバチの巣を駆除してくれる
・夜間の時間帯でも対応してくれる
・安心のアフターフォロー付き

ハチお助け本舗の駆除実績は4万件以上で、自社規定による研修を受けた高い技術を持ったスタッフが対応しています。

アシナガバチの駆除の基本料金は4,400円~(税込)とリーズナブル。

ケースによっては、申し込み当日に駆除が完了することがあります。

徹底したコスト削減で、低価格で安全・確実な駆除サービスを提供しており、評価が高いです。

受付時間は24時間・365日年中ですので、一刻も早く巣を除去したい方はぜひお問い合わせくださいね。

最短30分で駆けつけてくれますよ。

>>ハチお助け本舗に相談する

アシナガバチの駆除に関するまとめ

このページのまとめ
・アシナガバチを駆除する方法は2つある
・自分でも駆除できるが、手間もお金もかかる
・コストや時間を考えるとプロへの依頼がおすすめ

アシナガバチは性格が穏やかと言われますが、毒性が強く、獰猛な種類もいます。

刺されれば腫れるだけでなく、アナフィラキシーショックの危険性もあるため、巣を見つけたら早いうちに駆除をすべきです。

自力で駆除できるケースもありますが、時間や費用、手間を比較すると専門業者への依頼がおすすめです。

ハチお助け本舗は、土日・祝日や夜間も受付していおり、早ければ30分程度で駆けつけています。

戻り蜂の対策やアフターフォローも付いているため、再発の心配もありません。

無料で見積もりができるので、アシナガバチがぶんぶん飛んでいて「何とかしたいな」と思われたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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