スズメバチの巣の駆除に最適な時期や時間帯は?蜂の種類、手順や注意点も紹介

自宅の周辺などでスズメバチを見かけた際、気になるのは近くに巣があるかどうかです。死角になっているところに巣があって、駆除できないまま大きくなるのは避けたいもの。巣を駆除するべき時期や、スズメバチの見分け方も知っておきたいところです。
ここでは、スズメバチの巣はどこにできやすいのか、巣の駆除に最適な時期や時間帯にくわえ、スズメバチの種類や巣の見分け方について紹介しています。巣の駆除方法や駆除する際の注意点についても解説していますので、スズメバチの巣の駆除を検討する際に役立ててください。
目次
- スズメバチの巣はどこにできやすいのか
- 天候の影響を受けにくい場所
- 閉鎖的な空間
- 蜂にとってエサが豊富な場所
- スズメバチの巣の見分け方とは?
- 巣の特徴は同じだが、作る場所は種類によってことなる
- 種類ごとの巣の見分け方
- スズメバチは何種類くらいいるのか?
- オオスズメバチ
- モンスズメバチ
- キイロスズメバチ
- クロスズメバチ
- ヒメスズメバチ
- コガタスズメバチ
- チャイロスズメバチ
- ツマグロスズメバチ
- ツマアカスズメバチ
- スズメバチを駆除するのにおすすめの時期と時間帯
- おすすめの時期
- おすすめの時間帯
- 駆除をおすすめしない時期と時間帯
- スズメバチの巣を自力で駆除する際の方法
- 駆除する際に必要なものと対策
- スズメバチの巣を駆除する手順
- スズメバチの巣を駆除する際の注意点
- スズメバチの巣を駆除する際の注意点
- スズメバチの巣の駆除は「ハチお助け本舗」へ!
- まとめ
スズメバチの巣はどこにできやすいのか

スズメバチは、どのような場所を好んで巣を作るのでしょうか。スズメバチが巣を作りやすい場所には、以下のような特徴があります。
天候の影響を受けにくい場所
スズメバチは、体が濡れるとうまく飛べなくなってしまいます。巣自体も湿気に弱いため、雨風などの影響を受けにくい場所を好んで巣を作ります。
閉鎖的な空間
自然界には、蜂の天敵となる生物も多く生息しています。そのため、天敵から巣を守るために、大きな生物が侵入しにくい閉鎖空間を好む傾向があるのです。
ただし、閉鎖空間にしか巣を作らないわけではありません。スズメバチによっては、外部に巣を作る種類もいるため注意が必要です。
蜂にとってエサが豊富な場所
スズメバチは大規模な群れで暮らすため、巣も大きくなりがちです。幼虫を育てるためのエサも、群れの大きさに比例して、たくさんの量が必要となります。そのため、食糧となる昆虫が多い山間部などに巣を作ることが多いでしょう。
しかし、最近では都市部など、人の生活圏内でもスズメバチの巣が見られるようになってきています。
スズメバチの巣は、木の枝や土の中、軒下、屋根裏など、さまざまな場所に作られます。
スズメバチの種類によっても、巣が作られる場所はことなります。
なかには、地上だけでなく地中や木の穴などに巣を作る種類もいるほどです。そのため、スズメバチの巣があると気付かずに近づいた結果、刺激してしまうケースも多く見られます。
上記で挙げた特徴を持つ具体的な場所としては、以下のような場所をチェックするとよいでしょう。
・床下の通風孔周辺
・軒下
・エアコンの室外機
・屋根裏、天井裏
・ベランダ
・庭の植木の枝や根本、生垣
・物干し竿、物置
・ガレージ
・自転車のかごなど
マンションの場合は、各部屋のベランダやエントランス、共用部分の手すりなどもチェックしましょう。
スズメバチの巣の見分け方とは?
次に、スズメバチの巣の見分け方や巣の特徴について見ていきましょう。
巣の特徴は同じだが、作る場所は種類によってことなる
スズメバチの巣は球体をしていて、外壁があります。マーブル模様のような縞があるのも特徴です。スズメバチにはさまざまな種類がありますが、巣の特徴は共通しています。ただし、種類によって巣を作る場所はことなります。
種類によっては地中や木の穴などにも巣を作るため、巣の形や外壁の模様が確認できない場合もあるでしょう。
種類ごとの巣の見分け方
スズメバチの巣を種類ごとに見分けるポイントとしては、以下のような違いが挙げられます。
・キイロスズメバチ
スズメバチのなかで最も大きな巣を作るのが特徴です。直径1メートルに達するものもあり、木の枝・軒下・屋根裏・床下など、さまざまな場所で見ることができます。
巣の形状は、テレビの「蜂の巣駆除」のような番組などでもよく見られるボール型です。
・コガタスズメバチ
コガタスズメバチの巣は、ラグビーボールほどの大きさになります。おもに樹木に巣を作ることが多いですが、軒下に作ることも少なくありません。
・オオスズメバチは
オオスズメバチは、おもに地中や樹木に巣を作ります。また、土壁の中に作ることもあります。外からは見つけにくいため、知らずに刺激してしまうケースも多いでしょう。
スズメバチの種類はほかにもあり、それぞれに細かな特徴を持っています。スズメバチの種類は、どのくらいあるのでしょうか。
スズメバチは何種類くらいいるのか?

日本国内には、16種類のスズメバチが生息しています。この章では、そのなかでも人を刺す危険な9種類のスズメバチの特徴を紹介しましょう。
オオスズメバチ
体が大きく、全体的にオレンジ色をしています。大きさは2.5~4センチほどで、地中や樹木に巣を作りますが、土壁の中に作ることもあります。外からは見つけにくいため、知らずに刺激してしまう場合もあるため注意が必要です。地中や樹木に巣が隠れるため、登山中に被害にあうケースも多いでしょう。
モンスズメバチ
腹部に左右対称の黒い紋があるのが特徴です。大きさは2~2.8センチほどになり、狭い密閉空間を好んで巣を作ります。木の穴や天井裏、壁の隙間などに巣を作るケースが多いでしょう。
また、群れが大きくなり、巣が手狭になってくると引っ越す習性があります。一度巣を作った場所には何度も訪れ、続けて何年もそばに新たな巣を作るのも特徴です。
キイロスズメバチ
翅の付け根に黄色の模様があり、淡褐色の斑紋があります。大きさは2~3センチほどで、スズメバチのなかで最も大きな巣を作るのが特徴です。巣の大きさは直径1メートルになることもあり、軒下や屋根裏、床下、木の枝など、さまざまな場所に巣を作ります。
性格は凶暴性が高く危険な種類の一つで、群れが大きくなると、新しい巣を作り引っ越すことがあります。巣の拡大がしやすい場所を好んで巣を作るのも特徴です。
クロスズメバチ
全身が白と黒のツートンカラーで大きさは1.5センチほどまでと、他のスズメバチに比べると小さめです。
ほかの蜂よりも、体の黒い部分の面積が多いのも特徴です。凶暴性はそれほど高くなく、近寄らない限り危険は少ないでしょう。ただし、地中に巣を作るため、知らずに茂みに手を入れて刺激し、刺されてしまうケースもあります。
ヒメスズメバチ
体が大きく、2.5~3.5センチほどにもなります。腹端が黒色で、スズメバチのなかでは、巣が最も小さいのも特徴です。
アシナガバチを主食とし、巣を作る期間もアシナガバチと似ています。そのため、被害報告の時期は比較的短いものです。
放置された粗大ゴミや、水道メーターに巣を作っていたという事例も報告されています。
コガタスズメバチ
外見はオオスズメバチと似ており、翅の下に紋がないのが特徴です。大きさは2~2.8センチほどとなります。
女王蜂だけで巣を作っているときには、徳利を逆さにしたような形の巣を作ります。働き蜂が増えてくると巣は拡大し、ラグビーボールほどの大きさになることもあるでしょう。おもに樹木に巣を作りますが、軒下に見られることもあります。
チャイロスズメバチ
頭と胸部が茶色で、腹部が黒いのが特徴です。大きさは1.7~3センチほどとなり、屋根裏や軒下、木の穴など狭い空間を好みます。他のスズメバチの巣を乗っ取るのも、チャイロスズメバチの特徴です。
攻撃的な性格で毒性が強いため、注意が必要な種類でもあります。
ツマグロスズメバチ
腹部が黄色と黒の2色に分かれており、大きさは1.8~2.8センチほどとなります。
毒性はそれほど強くないものの、攻撃性が高いのが特徴です。4月~11月ごろまで巣を作り、長期営巣型といえるでしょう。
ツマアカスズメバチ
顎と腹端がオレンジ色で、足先が黄色い特徴があります。大きさは2~3センチほどです。
ツマアカスズメバチは外来種で、他のスズメバチと比較すると小柄です。毒性は弱めですが、性格は攻撃的となります。
縦長でしずく型の巣を作り、大きくなると、60センチを超える巨大な巣になることもあるでしょう。
スズメバチを駆除するのにおすすめの時期と時間帯
スズメバチを駆除するのにおすすめの時期と時間帯は、以下のようになります。
おすすめの時期
スズメバチの巣作りは毎年春ごろから始まるため、4~5月は巣作りの予防が大切となります。
巣作りは、基本的に女王蜂だけが単独で行ないます。単独で行動する女王蜂を見かけたら、駆除や予防に最適な時期だといえるでしょう。
この時期の女王蜂は、巣作りと産卵に体力を使うため、攻撃性も弱まっています。身の危険を感じたら、戦闘せずに逃げるケースが多いことも、駆除に向いている理由の一つです。
おすすめの時間帯
蜂のほとんどは昼に活動するため、日没後には動きが鈍り、夜が明けるまでは巣でじっとしていることが多くなります。そのため、駆除するなら日没後から夜間の時間帯を狙うのがおすすめです。
駆除をおすすめしない時期と時間帯
巣が完成して働き蜂が生まれると、うかつに駆除を始めるのは危険です。スズメバチの活動時期のピークは夏から秋にかけてとなります。キイロスズメバチの場合、9~10月には巣に1000匹以上の蜂がいることもあり、攻撃性も高くなるでしょう。
スズメバチの巣を自力で駆除する際の方法

国内における蜂による死亡例は、毎年40人以上にもなります。そのため、巣が作られたあとはプロの業者や役所に依頼するほうが安全です。
ただし、巣作りが初期段階で、働き蜂の姿がまだない時期なら、自力で駆除することも可能でしょう。
自力で駆除する場合には、以下の手順と方法で行ないます。
駆除する際に必要なものと対策
自力で駆除する場合には、以下のものを準備しておきましょう。
・皮膚の露出しない防護服、帽子・防蜂ネット、手袋、長靴、保護メガネなど
スズメバチの針は、シャツ程度なら貫通してしまいます。厚手の服を重ね着して、刺されないための対策を採るのがおすすめです。
・エアロゾルタイプの駆除剤
25センチ以上の巣や、高所にある巣は、全体に噴射するのが難しいため注意が必要です。また、地中に巣を作るオオスズメバチには、エアロゾルタイプの駆除剤は不適となるため、毒餌剤を用いるようにしましょう。
・長い棒など
巣を落とす際に必要です。手を使うのは絶対に避けましょう。
・ゴミ袋、虫取り網
駆除が終わった蜂の巣は虫取り網を使い、最終的にゴミとして処理します。巣を入れるゴミ袋も用意しておきましょう。
スズメバチの巣を駆除する手順
巣を駆除する際の手順は以下の通りです。
1.離れたところから巣に駆除剤、殺虫剤を噴射する。
噴射中に殺虫剤がなくならないように、残量に注意しましょう。まず表面に噴射します。数分は続けることが大切です。
蜂がパニックになり飛び出してきますが、怯まず噴射を続けましょう。
2.入口から巣の中に殺虫剤を噴射する。
続いて、入口から巣の中に殺虫剤を噴射し、残っている蜂を駆除します。周囲に残っている蜂にも注意し、慌てずに殺虫剤をかけましょう。
3.棒で巣を落とす
ゴミ袋を被せた虫取り網を置き、棒を使って巣を落とします。
4.ゴミ袋を閉じる
ゴミ袋を閉じる前には、ゴミ袋の中にも殺虫剤を噴射しておきましょう。
5.巣があった場所に殺虫剤を噴射する
こうすることで、巣があったところに蜂が戻ってくるのを予防できます。
スズメバチの巣を駆除する際の注意点
スズメバチの巣を駆除する際の注意点についてもご紹介します。
スズメバチの巣を駆除する際の注意点
スズメバチの巣を駆除する際の注意点は、大きく分けて以下の4点となります。
・スズメバチは庭の木や土の中に巣を作っている場合も
巣の場所の特定は、プロでも難しいケースがあるため、むやみに巣を探そうとしないことが大切です。知識のないまま巣に近づかないようにしましょう。
・薄手の服は針を通す可能性があり危険
長袖であっても、薄手の服は危険なためNGです。自治体によっては、防護服を貸し出している場合もあるので、問い合わせるなどして活用しましょう。
・蜂は匂いに敏感
蜂は匂いに敏感なため、作業前には整髪料、香水などをつけないようにしましょう。
また、汗の匂いにも反応するので、作業前にはシャワーを浴びておくのがおすすめです。
スズメバチの巣の駆除は「ハチお助け本舗」へ!
スズメバチは、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすこともあり、大変危険です。
女王蜂が単独で活動する巣作り初期なら、自力で駆除することもできるでしょう。しかし、活動が活発になる時期には、業者に依頼するのが安心です。
「ハチお助け本舗」では、最短5分で手配が可能で、365日年中無休で対応しています。駆除にかかる時間も10分ほど。価格もリーズナブルで、自力で駆除する手間や労力、恐怖を感じることなく、スピーディーな巣の駆除が可能です。
まとめ
スズメバチにはさまざまな種類があり、巣の形状など共通する部分もありますが、巣を作る場所は種類によってことなります。地中や樹木の中など、見つけにくい場所にある場合、知らず知らずのうちに近づいて刺激してしまう危険もあるでしょう。
活動の鈍い時期や巣がまだ小さいうちなら自力の駆除も可能ですが、無理は禁物です。少しでも不安な場合は、専門業者へ依頼しましょう。ハチお助け本舗なら、プロの手による確かな技術が実感できます。
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