【スズメバチの巣】業者に駆除を依頼した際の料金相場を紹介

自宅の建物や庭にスズメバチの巣を見つけた際に、「駆除業者に依頼したいけれど、料金の相場がわからない。」と不安に思う方は多いようです。
しかし、スズメバチの巣を素人が自分で駆除するのは大変な危険をともなうため、信頼できる駆除業者に依頼することをおすすめします。
この記事ではスズメバチの危険性をはじめ、巣の駆除を業者に依頼した際の料金相場や費用を安くする方法、業者の選び方などを詳しく紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
目次
- スズメバチの危険性について
- スズメバチの特徴
- スズメバチの危険性
- スズメバチが巣を作りやすい場所
- スズメバチの巣を自力で駆除するのは危険?
- スズメバチの巣を自力で駆除する危険性について
- スズメバチの巣は業者に依頼するのがおすすめ
- 【スズメバチの巣】業者に駆除を依頼した際の料金の相場
- 料金の相場
- 駆除料金の内訳
- 【スズメバチの巣】駆除料金を安くする方法はある?
- 巣が小さいときに依頼する
- 補助金制度を利用する
- 基本料金が安い業者に依頼をする
- スズメバチ駆除業者の選び方4選
- アフターフォローを行なっているかどうか
- オオスズメバチの駆除に対応しているかどうか
- 駆除方法がわかりやすいかどうか
- 現地調査をして見積もりを出してくれるかどうか
- 【スズメバチの巣】駆除を業者に依頼した際の流れ
- まとめ
スズメバチの危険性について
「スズメバチは危険」といわれる理由を知るために、まずはスズメバチの特徴や危険性、巣を作りやすい場所について紹介します。
スズメバチの特徴

日本には生息しているスズメバチは16種類にもおよぶといわれており、種類により異なるものの体長は27~37mmほどで直線的に飛ぶという特徴を持っています。
蜂のなかで最も強い毒を持ち、凶暴であるスズメバチは、ほかのスズメバチやミツバチを襲うほど攻撃的で威嚇性が強いのも特徴です。
また、刺すのは産卵管である針を持っているメスだけですが、一度だけではなく何度も刺せるという点も、ほかの蜂とは違う特徴の一つです。
スズメバチの危険性
スズメバチの巣が最も大きくなるのは9月~10月頃ですが、巣作りをしている8月下旬~10月頃は活動も活発になっており、巣自体が警戒を強めている時期でもあります。
特に、キイロスズメバチは天敵であるオオスズメバチの攻撃を受けていることが多いため警戒心が強く、巣に近づくと1~3匹の働きバチがまとわりつくように飛び回ります。
このときに手で払うなどして蜂に刺激を与えてしまうと警戒フェロモンが発散され、興奮した蜂たちが集まってきて攻撃される恐れがあるため、注意が必要です。
スズメバチは急激な動きや大きな音に反応して攻撃してくるため、走ったり逃げたりせず、静かに身を低くして、ゆっくりあとずさりするように巣から離れてください。
スズメバチが巣を作りやすい場所

スズメバチはおもに樹木の茂みのなかや木の枝に巣を作るため、これまでは山間部で見つかることが多かったのですが、近年は都市部など人間の生活圏内でも目にすることが増えてきました。
なかでも家の軒下や屋根裏、床下、木の枝などさまざまな場所で見られるキイロスズメバチの巣は、直径が1mにもなる場合があります。
それに対してオオスズメバチは地中や樹木の穴、土壁内など、外から見つけにくい場所に巣を作るため、気付かずに巣を刺激してしまうこともあるので注意が必要です。
最も、実際に巣を利用するのは1年限りであり、翌年に再度利用されることはないのですが、7~8月になると狭い場所から開放的な空間に巣の引越しをすることもあるため、巣を見かけても近づかないように注意してください。
スズメバチの巣を自力で駆除するのは危険?
自宅の敷地内でスズメバチの巣を見つけた際に、「自力で駆除できるのではないか。」と考える方もいるようですが、大変危険なので専門の業者に任せたほうが安心です。
スズメバチの巣を自力で駆除する危険性について
スズメバチが最も活発になる7~10月というのは、女王蜂が産卵や育成をする時期でもあるため、巣を守ろうとして警戒心が強くなっています。
さらに7月以降になると急激に働きバチの数が増え、8月には1つの巣に300~400匹もいる大変危険な状態になるのですが、危険なのは数が増える点だけではありません。
オオスズメバチは8~10月、キイロスズメバチは7~10月に特に攻撃性が高くなるため、不用意に巣に近づくと刺される危険性も高くなるのです。
しかも、一度刺すと針がちぎれて死んでしまうミツバチと異なるのは、スズメバチは何度でも刺すことができるという点です。
また、刺された場合には腫れや痛みなどの局所的な症状のほか、吐き気や頭痛、呼吸困難などの全身症状が現れることもあり、最悪の場合はアナフィラキシーショックによって命を落とす危険性もあります。
こうしたことからも、自力でスズメバチの巣を駆除するのは危険だといわれるのです。
スズメバチの巣は業者に依頼するのがおすすめ
もしスズメバチの巣を見つけたら、蜂の巣駆除業者に依頼することをおすすめします。やはり蜂の巣駆除を専門に行なっている業者に依頼するほうが素早く、確実に駆除できるというのが一番の理由です。
自力で蜂の巣を駆除すると、どうしても巣や蜂の駆除をしきれないところが発生したり、時間がかかってしまったりします。大変な思いをしたにも関わらず、完全駆除ができなかったという結果になることも十分に考えられます。
また、専門の業者に駆除を依頼することは、攻撃性や危険性が高いスズメバチから自分や近隣の方を守ることにもつながるため、安心感が強くなります。
自分で駆除するのは難しそうだと感じた場合や、少しでも不安がある場合には、無理に自力で駆除しようとせず、専門の蜂の巣駆除業者に依頼してください。
【スズメバチの巣】業者に駆除を依頼した際の料金の相場

スズメバチの巣を専門の業者に駆除してもらう場合、どれくらいの料金がかかるのか気になる方も多いと思われるため、ここでは駆除料金の相場や内訳について紹介します。
料金の相場
スズメバチの巣を駆除する際に必要となる料金は、10,000~50,000円ほどが相場といわれています。
「ずいぶん料金に幅があるな。」と思うかもしれませんが、蜂のなかでも凶暴で危険性の高いスズメバチの巣は、基本料金の相場がほかの蜂に比べて高めに設定されていることが多いのです。
また、一般的に軒下など目で見えるところや手の届くところにある蜂の巣は、駆除するのも比較的容易なのですが、スズメバチは種類によって巣を作る場所が異なるうえ、屋根裏や土の中など駆除作業が難しい場所に作るケースも数多くあります。
駆除作業の難易度によっては追加料金が発生することもあり、そのため料金相場にも幅が出てくるのです。
なお、巣の大きさや巣のある場所、休日の作業依頼などによって追加されるオプションの相場は3,000~5,000円ほどといわれていますので、さまざまな条件によって料金が変動することを理解しておくとよいでしょう。
駆除料金の内訳
蜂の巣駆除の料金は、大きくわけて「出張費」と「作業費」の2つで構成されています。
このうち出張費は作業員がご自宅に訪問する際に発生する金額なので、巣の状況によって変わるということはありません。
一方の作業費は、蜂の巣の駆除作業にかかる金額なので、蜂の種類や巣の大きさ、巣のある場所や作業の難易度など、巣の状況によって変わります。
一般的に作業費が高くなるのはスズメバチの巣である場合や、巣が大きくて危険性が高い場合、閉所や高所など駆除するのが難しいところにある場合などですが、正確な料金は現地調査で実際に状況を確認してからでないとわかりません。
ただし、状況を詳しく説明すれば、おおまかな料金を教えてくれることもありますので、気になる方は業者に問い合わせてみるのもよいでしょう。
【スズメバチの巣】駆除料金を安くする方法はある?
スズメバチの巣を駆除する際の料金を少しでも安くしたいという方のために、3つの方法を紹介します。
巣が小さいときに依頼する
「駆除料金の内訳」で話したように、蜂の巣が大きくなればなるほど駆除料金も高くなっていきます。
蜂の巣が小さいうちは「まだ駆除しなくても大丈夫だろう。」とあと回しになってしまいがちですが、駆除料金の相場を見ると、巣の大きさが40cm以上の場合は平均で9,875円の追加料金が必要となっています。
しかし、多くの業者が10cm以下の小さな巣の場合は追加料金なしで駆除をしているため、駆除料金を少しでも安く抑えたい方は、スズメバチの巣を発見したら早めに業者へ依頼することをおすすめします。
補助金制度を利用する
自治体によって異なりますが、「スズメバチ駆除助成金」や「スズメバチ駆除補助金」などの補助金制度が設けられているところがあり、それを利用すると駆除料金の一部を補助してもらえます。
多くの場合、補助の対象となるのは「居住用の建物に作られたスズメバチの巣のみ」であるとか、「個人の申請である」などの条件が決められていますが、駆除料金を抑えたい方にとってはとても助かる制度だと思います。
ご自分の住んでいる地域でも補助金制度があるのかどうか、役所のホームページなどを確認してみましょう。
もし補助金制度が利用できるのであれば早めに役所に相談し、必要な手続きをしてください。
基本料金が安い業者に依頼をする
蜂の巣駆除の料金は、業者によってかなりバラつきがあります。例えば同じ作業内容だったとしても、業者が違えば必要な料金にも数千円~数万円もの違いがあるということです。
少しでも料金を安く抑えたい方にとっては、数千円でも大きな差に感じられると思いますので、複数の業者から見積もりをもらい、きちんと比較してから依頼する業者を決めるようおすすめします。
その際に注意したいのは、料金が発生するタイミングです。
多くの業者は現地調査や見積もりを無料で行なっていますが、見積もりのみで作業依頼をキャンセルしても料金が発生しないのか、どのタイミングで料金が発生するかなどは業者によって異なるため、相談する際にしっかり確認しておくことが大切です。
また、いずれの方法であっても、料金を安く抑えたいなら早めに相談することをおすすめします。
スズメバチ駆除業者の選び方4選

スズメバチの巣を業者に駆除してもらおうと思っても、どの業者を選べば良いのか迷うのではないでしょうか。
そこで、信頼できる駆除業者を選ぶおすすめの方法を、4つ紹介します。
アフターフォローを行なっているかどうか
スズメバチの巣を駆除したあとに巣の処分や清掃、駆除後に戻ってくる戻りバチへの対策などもしてくれるのか、事前にしっかりと確認しましょう。
また、同じ場所に再び巣を作られることもあるため、その際は無料で処理してもらえるのかなども確かめておく必要があります。
特に、再発した巣の処理については、業者により条件が定められていることもあるため、「どのような条件なら無料になるのか。」という点まで細かく確認しておくことが重要です。
しっかりとしたアフターフォローを行なっている業者であれば、安心して蜂の巣駆除を任せられると考えてよいでしょう。
オオスズメバチの駆除に対応しているかどうか
オオスズメバチはスズメバチのなかでも特に凶暴で危険な種類であるため、蜂の巣駆除を専門に行なっている業者であっても対応していないことも少なくありません。
依頼しようと決めたはいいものの、現地調査の結果「オオスズメバチの巣なので対応できません。」といわれてしまっては、また業者探しをしなければならなくなります。
もし蜂の種類がわからないのであれば、時間的なロスを防ぐためにも初めからオオスズメバチにも対応している業者を探し、依頼前に十分確認しておくことをおすすめします。
駆除方法がわかりやすいかどうか
蜂の巣を駆除する方法は業者によって異なるため、なかには乱暴な方法で駆除する業者もいます。
建物を傷つけたり蜂を刺激したりすれば、近隣住民にも迷惑をかける可能性もあるため、「プロに任せるのだから安心」と考えず、どのような方法で駆除するのか事前に確かめておきましょう。
見積書を見ただけで駆除方法がわかる業者であれば安心ですが、もし見積書を見ても駆除方法がわかりづらい場合は、遠慮せず質問して駆除方法を確認してください。
そうすることで、近隣住民から「傷つけた建物の修復費用を請求される」などのトラブルを防ぐこともできます。
現地調査をして見積もりを出してくれるかどうか
正確な駆除費用を出すには、現地調査をして蜂の種類や巣の大きさ、場所などを確認する必要があります。
インターネットや電話だけで価格を決定する業者のなかには、作業後に高額な請求をしてきたり、技術力が未熟なために駆除中に家を傷つけたりする業者がいる可能性もあるため、必ず現地調査をしてから見積もりを出してくれる業者を選びましょう。
なお、その際に注意したいのは、無料なのか有料なのかを事前に確認しておくということです。近年は「現地調査・見積もり無料」としている駆除業者が多いのですが、現地へ行くための交通費や出張料金を別途請求してくる業者もいるようです。
トラブルを防ぐためにも、依頼前に「交通費や出張料金が必要なのかどうか」をしっかり確認し、安心して依頼できる業者を選んでください。
【スズメバチの巣】駆除を業者に依頼した際の流れ
業者にスズメバチの巣を駆除してもらう際は、一般的に次のような流れで依頼します。
【流れ】
1.業者に問い合わせをする
まずはメールや電話で問い合わせをして蜂の種類や巣の状況などを詳しく伝えます。相談内容から目安となる費用を見積もりしてくれるところもあるため、巣の大きさや場所、蜂の種類などをできるだけ詳しく伝えるとよいでしょう。現地調査の日程も、このときに調整して決めてください。
2.現地調査をしてもらう
駆除業者に自宅まで来てもらい、蜂や巣の状況を直接確認してもらいます。その後、正式な見積もり金額を出してもらい、依頼するかどうかを判断します。駆除方法についての説明がない場合は、依頼する前に必ず確認してください。
3.スズメバチを駆除してもらう
依頼することが決まったら、その場で駆除してもらうことも可能です。プロの知識と高い技術で、しっかりとスズメバチを駆除してもらいましょう。作業後の清掃や戻りバチ対策まで、駆除業者に任せてください。
4.料金を支払う
駆除作業が終わったら作業現場を確認し、わからない点があれば業者に質問してください。アフターフォローの説明や、再発防止の提案などもしっかり聞いておきましょう。料金の支払いは現金のほか、クレジットカードが利用できる場合もありますが、業者によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
一般的な流れを紹介しましたが、安心して任せられる業者を選ぶため、複数の業者に問い合わせて相見積もりをとるのも良い方法です。
まとめ
自宅で蜂の巣を見つけた際に、「自分で駆除できるのではないか。」「自分で駆除すれば費用が安く済む。」などと考える方もいるようですが、蜂のなかでも凶暴で毒性の強いスズメバチの巣である場合は、素人が自力で駆除するのは大変危険です。
巣が小さいうちに依頼したり、自治体の補助金制度を利用したりすれば費用を抑えることができるため、早めにプロの駆除業者に依頼してください。
ほとんどの業者が無料で相談を受け付けていますので、「スズメバチ駆除業者の選び方4選」や「依頼した際の流れ」を参考にして、まずは気軽に相談してみるとよいでしょう。
ハチお助け本舗では年中無休でご相談を受け付けております。
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