蜂の巣を駆除する時期は4月~5月!小さいうちに安全・確実に退治を
「蜂の巣を駆除したいんだけど、危険な時期とか季節ってある?」
「この時期になると、よく蜂が出てくるんだけど、自分で駆除できるかな?」
庭などの自宅の敷地内に蜂が飛びかっていて、このように考えていませんか?
危険性が高い蜂を安全に駆除できる時期は4月~5月です。
とはいえ、予備知識無しで駆除すると刺されてしまうことがあります。
このページでは、蜂の種類別の駆除に適した時期とDIYで駆除するための必須知識をご案内しています。
目次
蜂の巣駆除はこの時期に!3種類のハチ別に解説
蜂の種類 | 駆除の時期 |
---|---|
スズメバチ | 4月~5月 |
アシナガバチ | 4月~5月 |
ミツバチ | 2月~3月、10月~11月 |
危険性の高いスズメバチやアシナガバチの巣駆除をする時期は、作り始めの4月~5月が適しています。
女王蜂が次のような状態のため、刺されるリスクが低いからです。
・4月上旬は冬を超えたばかりで体力が無い
・6月ごろまで1匹で巣作りと育児を行っており余力が無い
ただし、ミツバチの場合は、他と違って、駆除に適した時期は、2月~3月か10月~11月です。
ここからは、蜂の種類別に、駆除に適した時期について、より詳しくご案内していきます。
①スズメバチの巣を駆除する時期について
スズメバチは毎年犠牲者を出す危険性が高いハチです。
ですので、前提として、駆除はプロに依頼することをおすすめします。
それでも「自分で駆除する」という方は、何かあっても自己責任となりますので、ご注意ください。
スズメバチの巣を駆除できる時期は次の通りです。
・スズメバチの巣の駆除ができる時期
時期 | 活動内容 | 自力駆除 |
---|---|---|
4月~5月 | 巣を作り始める | OK |
6月~10月(11月) | 営巣(えいそう)、来年の女王蜂の誕生 | NG |
11月(12月)~3月 | 越冬(えっとう) | OK |
自力で駆除する場合は、次の時期を選んでください。
・作り始めの小さい時期(4月~5月)
・巣が空っぽの時期(11月~3月)
3月~4月の時期にスズメバチが1匹で庭やベランダ、軒先をウロウロしていたら、営巣(えいそう)する場所を探している状態です。
※営巣とは、巣を大きくし繁殖を繰り返すこと
営巣場所が見つかれば、巣を作り始めます。
こちらがスズメバチの作り始めの巣です。
笠(かさ)ができます。
女王蜂がワンオペで、少しずつ大きくしていきます。
ここまでは数日~でできます。
4~5月の時期の巣はサイズが10cm以下と小さく、巣の中には女王蜂と幼虫しかいないため、自力で駆除できます。
6月になると巣作りに参加する蜂の数が増え、巣が大きくなります。
巣が完成する7月~9月には、内部に数百匹いる状態になります。
・危険な時期のスズメバチの巣
この画像のようになった巣は非常に危険です。
形 | 丸いボール型のもの |
色、模様 | 茶色、マーブル |
サイズ | 最大で1mほど |
できるだけ早めにプロに相談してください。
11月には営巣を終えていますが、暖かい地域では11月頃になっても活動していることがあるので注意が必要です。
その後、越冬の時期になると、女王蜂は木や土の中、石の下などに隠れてしまいます。
それ以外の蜂は死滅し、巣は空っぽになります。
冬に空っぽになった巣は、来年の巣の材料になる可能性がありますので、放置せずに捨ててくださいね。
②アシナガバチの巣を駆除する時期について
アシナガバチはおとなしい性格をしているため、スズメバチほどのリスクはありません。
ですが、毒性は強く、毎年犠牲者を出すほど危険性が高いです。
自分でも駆除ができる時期は次の通りです。
・アシナガバチの巣の駆除ができる時期
時期 | 活動内容 | 自力駆除 |
---|---|---|
4月~5月 | 巣を作り始める | OK |
6月中旬~9月 | 営巣(えいそう)、来年の女王蜂の誕生 | NG |
10月~3月 | 越冬 | OK |
自力で駆除する場合は、スズメバチと同じ時期です。
・作り始めの小さい時期(4月~5月)
・巣が空っぽの時期に駆除(10月~3月)
作り始めはこちらのような状態です。
画像引用)神戸市「アシナガバチと上手につき合おう」
アシナガバチの巣は特徴的な形をしているので判別しやすいです。
完成すると次のような状態になります。
・危険な時期のアシナガバチの巣
この画像のようになった巣は非常に危険です。
形 | お茶碗を逆さまにしたような形、シャワーヘッドに似た形 |
色、模様 | 褐色(樹皮の色) |
サイズ | 最大で15cmほど |
15㎝というのは、千円札の横の長さ、スマートフォンの縦の長さぐらいのサイズ感です。
アシナガバチは7~8月には働き蜂の数が多くなり、数が増えるにつれて巣を守る意識が高まりどう猛になっていきます。
普段はおとなしいですが、この時期に巣に近寄ったりすると襲われるリスクが高くなりますので、興味本位で近づくようなことはしないでくださいね。
冬の時期は、スズメバチと同じように越冬をしますので、巣は空になります。
③ミツバチの巣を駆除する時期について
ミツバチははおとなしい性格をしているため、他の蜂ほどのリスクはありません。
こちらから手を出さなければ襲ってくることはまずありませんので、ご安心ください。
それでも庭をブンブン飛んでいて、刺される危険性を感じたら、駆除をご検討くださいね。
・ミツバチの巣の駆除ができる時期
時期 | 活動内容 | 自力駆除 |
---|---|---|
12月 | 巣の中で活動 | OK |
2月~3月 | 活動再開の準備 | NG |
4月~9月 | 活動 | OK |
10月~11月 | 冬を越す準備 | NG |
ミツバチは一年中活動しており、他の蜂とは違って冬の間も巣の中で生きています。
そのため、駆除できる時期は12月と4月~9月です。
活動再開の準備をしている2月~3月や冬を越す準備をしている10月~11月は、攻撃性が高くなっているのでNGです。
巣の特徴は次の通りです。
・ミツバチの巣の特徴
この画像のようになった巣は非常に重いです。
形 | 平らで、六角形の巣穴のある板が何枚も重なっているような状態。 |
色、模様 | 白、茶色 |
サイズ | 最大で1mほど |
巣は蜜蝋(ミツロウ)でできており、巣が大きくなればなるほど内部のハチミツの量が増えてかなり重くなるので、片づけるのに苦労します。
厚手の服を着て、マスク、ゴーグルで顔を覆ってから、棒などでつついてみて、かなりの重量を感じたら、一度、プロに相談してみてくださいね。
巣についてもっと知識を得たい方は、こちらの「蜂の巣の種類を写真でチェック」をご一読ください。
市役所は無料で蜂の駆除をしてくれる? |
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千葉県の船橋市など、全国でもごく一部の市役所だけが、スズメバチ限定で駆除を無料でしてくれます。 お住いの地域の市役所にご確認いただくか、こちらの「蜂の巣駆除は役所に依頼できるケースがある」でご確認ください。 |
蜂の巣駆除の時期にDIYで駆除するなら必須の3つの知識
蜂の巣を駆除しやすい時期だからといって、安全というわけではありません。
DIYで安全・確実に駆除するなら、この3つの知識をしっかりと抑えておいてください。
①道具を準備する
②駆除に適した時間帯に実施する
③手順通りに駆除をする
それぞれご案内していきます。
①道具を準備する
蜂の巣の駆除をするには、適切な装備が必要です。
具体的には次の通りです。
・厚手の服(白または黄色)
・保護眼鏡
・長靴
・軍手
・帽子
・懐中電灯(+赤いセロハン)
・長い棒(木、金属など)
装備のほとんどは100円ショップで揃いますが、トータルでは数千円~になります。
蜂は黒色に寄ってきますので、厚手の服は黒色や暗い色ではなく、白や淡い色のものをご用意ください。
蜂に刺される可能性が高いのは、顔と腕です。
ですので、露出しないように、しっかりとカバーできるように対策をしてくださいね。
「この時期は安全と聞いた」といって油断すると、思わぬケガをしてしまうことがあります。
もし蜂が数匹いて、巣のサイズも大きいようなら、防護服(5,000円~100,000円)をネットで購入することをおすすめします。
②駆除に適した時間帯に実施する
蜂を駆除するなら時間帯も大事です。
具体的には日没~2~3時間後が適しています。
理由は次の通りです。
・この時間帯には全ての蜂が巣の中や周辺にいる
・変温動物の蜂は、夜になると動きが鈍る
・蜂は夜目(よめ)が効かない
東京の場合の日没(日の入り)と駆除に適した時期別の時間は、次の通りです。
・4月は18時~18時半(駆除の時間は20時~)
・5月は18時半~19時(駆除の時間は20時半~)
蜂の巣に懐中電灯の光を当てると、蜂が寄って来ることがあります。
そうならないように、懐中電灯に赤いセロハンをして、巣に直接当てないようにしてくださいね。
参考)「蜂の巣駆除の時間帯」「スズメバチの駆除の時間帯」、国立天文台「2022年4月の日の出入り」
③手順通りに駆除をする
蜂の巣を駆除する手順 |
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①時間までに準備を整える ②時間になったら移動する ③蜂用のスプレーを巣にかける ④距離を詰めつつ、スプレーをする ⑤長い棒で巣をつついて落とす ⑥巣に向けてスプレーをする ⑦動いている蜂がいないことを確認する ⑧巣をゴミ袋に入れる ⑨ゴミの回収日に出す ⑩戻り蜂対策をする |
蜂の巣を駆除する手順は上記の通りです。
近隣の方とのトラブルを避けるために、駆除の当日までに次のことを周知しておいてください。
・日没(何時ごろ)に駆除をすること
・戸締りが必要なこと
・家の出入りをできるだけ控えること
蜂を駆除するためのスプレーは、バズーカ式(ジェット式)のものがおすすめです。
画像引用)ハチ・アブ バズーカジェット 550ml
距離を保って安全に駆除ができるからです。
スプレーの使用方法は製品で異なりますので、使用上の注意をよく読んでおいてくださいね。
蜂の種類ごとの駆除方法を知りたい方は、次の内容をチェックしてみてください。
・スズメバチの巣を自力で駆除するやり方
・アシナガバチを駆除する2つの方法
巣を駆除した後、蜂が戻って来ることがあるのですが、興奮しているので危険です。
この「戻り蜂」の対策については、こちらの「戻り蜂の3つの原因と対策を解説」で詳しくご案内していますので、ご一読ください。
蜂の巣駆除が危険な時期ならプロへ依頼!
次のような方は、蜂の駆除をプロに依頼することをご検討ください。
「安全に駆除できる時期が過ぎてる」
「巣が大きいし、ウヨウヨいて怖い…」
「自分で駆除しても意外と費用がかかるな…」
「日没を待って駆除するのは面倒」
「忙しくて時間が無い」
「自分で駆除しきれるか不安」
プロに依頼した場合の相場は次の通りです。
ハチの種類 | 平均的な駆除費用(相場) |
---|---|
スズメバチ | 16,288円~ |
アシナガバチ | 9,158円~ |
ミツバチ | 11,929円~ |
参考)蜂の巣駆除の相場料金
意外に費用はかかりませんが、まれに悪質な業者いるので、慎重に選ぶ必要があります。
口コミで評価が高いのが「ハチお助け本舗」です。
ハチお助け本舗が選ばれる理由は次の通りです。
ハチお助け本舗が選ばれる理由 |
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・年中無休、即日対応 ・作業前に無料で見積もりを提示 ・実績豊富なスタッフが対応 |
ハチお助け本舗は、年中無休で土日祝日、夜間も即日対応しています。
フリーダイヤルで通話料は無料です。
専門スタッフが最短30分で現場に駆け付けますので、時期や状況によっては、申し込んだ当日に駆除することができるかもしれません。
累計40,000件以上と経験豊富で、他社で断られていても対応できる技術力があります。
蜂は確実に駆除後に、ごくまれに戻ってきて、再び巣を作ることがあるのですが、ハチお助け本舗は、1週間以内なら無料で駆除しています。
しつこい営業などは一切ありませんので、気軽に連絡してみてくださいね。
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蜂の巣駆除の時期が来る前に、予防法を実施しよう!
「毎年この時期に、庭に蜂の巣が作られる」という方は、自宅の敷地がハチにとって巣を作りやすい環境なのかもしれません。
ここからは、次の内容をご案内していきます。
巣が作られやすい場所
画像引用)横浜市「巣を作られやすい場所」
条件 | 具体例 |
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雨風をしのげる | 家の軒下やベランダ、マンション通路など |
閉鎖した空間 | 天井裏や屋根裏、床下、換気口、戸袋など |
巣が作られやすい場所は上記の通りです。
蜂は水に弱く、巣は水と風に弱いため、雨風をしのげる場所を好んで営巣します。
閉鎖した空間は、外からは見つかりにくい場所のため、こちらも好んで営巣します。
過去に巣が作られた場所は、この条件に当てはまっている確率が高いので、一度、確認してみてくださいね。
営巣の予防方法
予防方法は次の3つです。
①市販の蜂用のスプレーを吹きかける
②木酢液を吹きかける
③蜂の侵入経路を塞ぐ(ふさぐ)
先ほどご案内した巣が作られやすい場所に、市販の蜂用のスプレーを吹きかけます。
効果は2週間~1ヶ月程度ですので、定期的に実施してください。
価格は1,500円~で、薬局などでも購入できます。
薬剤を使いたくない場合は、木酢液を使ってください。
効果は数日~2週間程度です。
価格は300円~で、こちらも薬局などでも取り扱っていることがあります。
蜂の侵入経路を塞ぐとは、具体的には防虫カバー・シートを貼ることです。
過去に蜂が巣を作った場所が分かれば、そこを中心に、蜂が巣を作りそうな場所に実施してください。
予防の実施時期
予防の時期は次の通りです。
蜂の種類 | 予防の時期 |
---|---|
スズメバチ | 12月~3月 |
アシナガバチ | 12月~3月 |
ミツバチ | 12月~1月 |
蜂は変温動物で、気温が低いと活動が鈍くなります。
この時期に実施すれば、刺されるリスクはとても低いです。
それでも顔や腕が刺されないように、次の準備をしてから、実施してくださいね。
・厚手の服を着る
・軍手を手にはめる
・帽子、サングラスをする
蜂の巣駆除の時期のまとめ
このページのまとめ |
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・蜂の巣を駆除するのに適した時期がある ・自力で駆除する場合は時期以外にも大事なポイントがある ・毎年作られるなら時期が来る前に予防をする |
庭にスズメバチやアシナガバチの巣があるなら、駆除をしてください。
このページでご案内した通り、4月~5月の時期に、適切な準備と時間帯(日没から2~3時間後)に行うと、安全で確実です。
ある時期になると毎年蜂が飛んでくるなら、巣が作られやすい環境なのかもしれませんので、事前に予防することをご検討くださいね。
もし少しでも不安を感じるようでしたあら、蜂の巣駆除を専門にしている「ハチお助け本舗」にご相談ください。
しつこい営業は一切ありませんので、お気軽にご相談くださいね。