蜂の巣駆除におすすめの時期とは?巣ができる原因や駆除する際の注意点を解説

気候が暖かくなると、蜂の姿をよく見かけるようになります。人間を刺さない蜂もいますが、なかにはスズメバチのような危険な蜂もいるため、もし巣を発見したら駆除することも検討しなければいけません。
蜂の巣を自力で駆除したい場合、ベストな時期や時間帯はあるのでしょうか?蜂が巣を作ってしまう原因や、自力で蜂を駆除する場合の注意点も解説しますので、住んでいる環境と照らし合わせながら確認していきましょう。
目次
蜂の巣ができてしまう原因とは?
最近、蜂が飛んでいるのをよく見かけるようになったと思われる方は、もしかするとそれは近くに蜂が巣を作ってしまったことが原因かもしれません。蜂が巣を作ることには、いくつかの理由があります。
その原因を蜂が巣を作らないようにするための対策と併せて解説します。
巣ができる原因
蜂が巣を作る要因として考えられるのは、都市部の緑化です。都市の緑化は、美しい景観を作るだけではなく、ヒートアイランド現象の緩和や省エネ効果などといった環境問題に対する取り組みの一つでもあります。
しかし、緑が増えることにともない、今までは少なかった昆虫が住宅街で増加してしまいます。昆虫は蜂の餌にもなるため、昆虫の増加は蜂の増加にもつながってしまうのです。
さらに住宅街は、雨風をしのげる場所がたくさんあります。こういった場所は閉鎖空間が多いため、蜂を捕食する鳥や動物が入りにくく、蜂が身を守るのに最適な場所です。
住宅街で蜂が巣を作るのに適している場所としては、天井裏や屋根裏、床下、換気口、戸袋などが挙げられます。これらの場所は、外からは見つかりにくい場所なので蜂にとっても好都合な場所なのです。
その他、比較的見つけやすい場所としては、家の軒下やベランダ、マンション通路の天井などが挙げられます。
巣を作られないようにするための対策法
蜂に巣を作られてからでは遅いため、巣を作る前に対策できることはないのでしょうか?対策方法としては、次の3つが挙げられます。
1.水をまき乾燥を防ぐ(雨風をしのげる場所=乾燥した場所に巣を作るため)
2.市販の木酢液を散布する(薬剤を使いたくない場合におすすめ)
3.蜂の侵入経路をふさぐ(防虫カバー・シートを貼る)
先ほどご紹介した、蜂が巣を作りそうな場所や、以前蜂が巣を作った場所などを中心に対策しましょう。蜂が巣を作り始める前に対策することが大切です。
まずは蜂の活動時期・時間について知ろう
蜂に巣を作られないための対策をするには、蜂の活動時期について知る必要があります。なぜかというと、活動期に対策すると、蜂を怒らせたり攻撃されたりするため危険だからです。できるだけ蜂の活動が落ち着いている時期に対策しましょう。
ここからは、住宅街でよく見かけ人を刺すスズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの活動時期と時間帯をご紹介します。いずれの蜂も活動する時間帯は朝~日中ですが、それぞれの巣の特徴を知ることで識別可能です。
スズメバチの活動時期と時間帯

スズメバチが巣作りを始めるのは4~5月です。6月中旬~10月まで営巣(巣を大きくし繁殖を繰り返す)し、特に8月以降が活動的になり危険な時期といわれています。
秋冬になると営巣は終わりますが、比較的暖かい地域では11月頃になっても活動していることもあり、注意が必要です。
スズメバチの巣は、丸いボール型のものが多く、急成長すると最大で直径1mになるものもあります。マーブル模様が特徴的です。
アシナガバチの活動時期と時間帯

アシナガバチが巣作りを始めるのも、スズメバチと同じ4~5月です。6月中旬~9月まで営巣し、それ以降はほとんど活動しません。
アシナガバチの巣は、お茶碗を逆さまにしたような形をしています。シャワーヘッドに似た形をしているため、判別しやすいでしょう。巣の大きさは最大で15cmほどです。
ミツバチの活動時期と時間帯

ミツバチはスズメバチやアシナガバチと異なり、一年中活動しています。冬の間も巣の中で生きていますが、比較的おとなしい時期です。
ミツバチは花が咲き始める3月から蜜を採取しに飛び回り、繁殖を繰り返すことで6月頃に最も数が多くなるといわれています。
ミツバチの巣は、六角形の巣穴のある板が何枚も重なっているような状態になっており、平な形が特徴です。巣の大きさは最大で1mほどです
蜂の巣を駆除するのにベストな時期はいつ?
蜂が興奮している時期に巣の駆除をすることはとても危険なので、巣の駆除は蜂の活動量が少ない時期に行なうのがよいでしょう。
蜂の種類ごとに、巣を駆除するのにベストな時期をご紹介します。
スズメバチ
スズメバチの巣が大きくなる6月中旬以降は、蜂の数も増えてしまうので、駆除するならそれより前の4~5月がおすすめです。
この時期はスズメバチの巣はまだ10cm以下と小さく、巣の中には女王蜂と幼虫しかいないため、駆除をするにはベストなタイミングといえるでしょう。
アシナガバチ
アシナガバチもスズメバチと同様、6月中旬以降に巣が大きくなるため、4~5月頃の駆除がおすすめです。なかには、活動が収まってくる9月以降まで放置する場合もあります。
もし巣が大きくなっていて、蜂の数も増えているとしたら、その時期はあえて刺激せずに活動が収まる時期を待つのも一つの方法です。
アシナガバチは7~8月には働き蜂の数が多くなります。そのため、巣を守る意識が高くどう猛になっていて、下手に巣を刺激すると襲われる可能性も出てくることもあり注意が必要です。
ミツバチ
ミツバチはスズメバチやアシナガバチと異なり、基本的にはおとなしい性格のため、巣を見つけても駆除しなくてもよい場合がほとんどです。こちらから手を出さない限り、基本的に攻撃してくることはありません。
どうしても駆除したい場合は、ミツバチの活動がおとなしい時期を狙いましょう。
ミツバチが敵への攻撃性が高くなる時期は、冬を越す準備をしている秋(10~11月)や、春先の活動が再開される時期(2~3月)といわれています。もしミツバチの巣の駆除をする場合は、この時期以外にしましょう。
自力で蜂の巣を駆除する際の6つの注意点

蜂の巣は、巣が大きくなる前や蜂の活動が落ち着いている時期をきちんと見計らえれば、自力で駆除することも可能です。その際に気を付けるべきポイントを6つご紹介します。
攻撃に対抗できる装備
蜂の巣の駆除をするには、適切な装備が必要です。どのような装備で臨めばよいのでしょう?
【蜂の巣の駆除に必要な装備】
・厚手の服(白または黄色)
・保護眼鏡
・長靴
・軍手
・帽子
これらを着用し、肌を露出することのないようにしましょう。蜂は黒い物に対し激しい攻撃性を示すことがわかっているため、黒い服は厳禁ですし、髪の毛も帽子などで隠すようにすることが求められます。
不安な場合は、蜂の巣駆除用の防護服や防護ネットなどもホームセンターや専門店で販売されていますので、ご検討ください。
日没~夜間に駆除
蜂は、おもに日中に活動する特徴があります。ですので、蜂の巣の駆除を行なう際は日没を待ち、蜂の活動が落ち着いてから行なうとよいでしょう。
夜間は蜂の活動が収まってきますが、蜂の巣が見えにくくなってしまいます。その際は、懐中電灯で照らしながら作業しましょう。
バズーカ式の薬剤で遠方から駆除開始
蜂の巣の駆除には、遠くから薬剤を噴射できるバズーカ式(ジェット式)のものを選ぶようにしましょう。10m以上離れた場所から噴射できるため、蜂の巣の駆除を安全に行なうことができます。
バズーカ式の薬剤を噴射する場合は、できるだけ遠くから噴射をはじめ、徐々に蜂の巣に近づいていきましょう。もし驚いて飛び出してきた蜂がいても、慌てずに蜂に向けて薬剤を噴射します。巣との距離が保たれていれば、攻撃されることなく駆除することができます。
使用する薬剤によって使用方法が異なるため、使用前には説明書をよくご確認ください。
蜂がいなくなっても油断しない
蜂の巣の駆除をしているとき、周囲に蜂がいなくなっても油断しないようにしましょう。巣から蜂が出てこなくなったところで、距離を保ったまま長い棒で巣を叩き落とします。
その後、落とした巣に向けて薬剤を直接噴射することで、より安全になります。巣は落としたままにせず、必ずゴミ袋に入れて密閉してください。
周辺への連絡
蜂の巣の駆除をする前には、周辺住民への注意喚起も忘れずに行なうことが大切です。あらかじめ知らせておくことで、窓を閉めて薬剤を避けたり蜂の侵入を防いだりすることができますし、不用意な外出も避けられます。
初期の巣でなければ業者も検討を
蜂の巣の駆除は、危険と隣り合わせです。特にどう猛なスズメバチは、刺されると10~20%の人に命が脅かされるレベルのアナフィラキシーショック(嘔吐・めまい・呼吸困難など)が発生するともいわれています。
巣が小さく初期のものと思われても、自力での蜂の巣の駆除に不安を感じる方は、無理をしてはいけません。駆除を業者に依頼することも、命を守るうえで賢明な判断といえるのではないでしょうか。
蜂の巣駆除のご相談は「ハチお助け本舗」へ!
自力で蜂の巣を駆除することに少しでも不安を感じる場合、ぜひ「ハチお助け本舗」へご相談ください。これまでの蜂の巣の駆除実績や、さまざまなサービスをご紹介します。
年中無休・即日対応!
ハチお助け本舗は、年中無休で土日祝日、夜間も即日対応しています。申し込んだ当日や夜間の駆除も可能です。専門スタッフが最短30分で現場に駆け付け、スピーディーに解決します。
巣のある場所や、巣の状況によって即日対応できない場合もありますので、ご了承ください。
作業前に見積もり提示
当社では、巣の駆除や蜂退治に関する見積もりはすべて無料で行なっています。フリーダイヤルで通話料も無料ですので、お気軽にご相談ください。
また徹底したコスト削減により、巣の駆除は4,000円~となっており業界最安値に挑戦しています。
実績豊富なスタッフが対応
当社での蜂の巣駆除実績は、40,000件以上と経験豊富で、高所や屋根裏など駆除困難な場所や他社に断られた場所も対応可能です。
アフターサービスにも力を入れており、駆除した同じ場所に1週間以内にまた巣が作られてしまった場合は無料で対応いたします。
まとめ
蜂が巣を作ってしまう原因には、都市部の緑化が関係していることがわかりました。環境問題を考えるうえで、緑化は大切なことですが、それが原因で蜂が増えるとは皮肉なものです。
もし蜂の巣を見つけたら、まずはどのような蜂の巣なのかを見極め、駆除が必要かどうか検討しましょう。人間に危害を加えるようなスズメバチやアシナガバチの巣なら、駆除をしたほうがよいでしょう。
自力で駆除する場合は、ご紹介した装備をし、蜂の活動が落ち着いている時期の日没~夜間に行なってください。くれぐれも無理はしないようにし、少しでも不安を感じるのであれば、蜂の巣駆除を専門にしている業者に依頼しましょう。
0120-688-671
