蜂の巣を駆除したのに蜂が戻ってくる?原因と対策を徹底解説!

花の上にいる蜂

蜂の巣を駆除したはずなのに、なぜか同じ場所に蜂が現れて困ったという経験はありませんか。これは “戻り蜂”と呼ばれ、駆除後によく起こるトラブルの一つです。

戻り蜂が現れる原因には、駆除の際に蜂を逃してしまった、周囲に別の巣があったことなどが挙げられます。

駆除時に対策をとることである程度は戻り蜂を防げます。しかしなかには、何度駆除しても蜂が戻ってきてしまうという深刻な状況に陥ってしまうこともあるため、注意が必要です。

戻り蜂を見つけたときは、早めに対処することが肝心です。戻り蜂が1~2匹と少なければ自力での駆除も可能ですが、数が多いときやすでに巣を作っているときは専門業者に依頼しましょう。

今回は戻り蜂が出現する原因と防止策に合わせて、蜂が戻ってきたときにどう対処すれば良いのかを詳しく解説します。

蜂の巣を駆除したのに戻ってくる原因は?

巣を駆除して周囲に蜂もいなくなったはずなのに、また蜂がいたというのは実は珍しいことではありません。 蜂は帰巣本能という巣に戻る習性があるため、巣が駆除されたあとも本来あった場所に戻ろうとするのです。

戻り蜂がよく出現する原因には、次の3つが挙げられます。

働き蜂を逃してしまったから

日中に蜂の巣を駆除した場合、不在だった働き蜂を駆除しきれないことがあります。

働き蜂は、餌や巣の材料を集めるために昼は外を飛び回っています。明るい時間に巣を撤去してしまうと、駆除したときに外出していた働き蜂は本来巣があったはずの場所に戻ってきて巣を探すのです。

飛び回っているのが働き蜂だけであれば、集団行動がとれずにバラバラになってしまうことがほとんどのため、巣が修復されるケースは多くありません。

周囲を飛んでいる蜂は巣がないことがわかると、見切りをつけていなくなるか、寿命を迎えていなくなっていきます。

女王蜂を逃してしまったから

駆除に時間がかかってしまったり、殺虫スプレーの散布が不十分だったりしたときには、巣にいたはずの女王蜂が逃げてしまうことがあります。

女王蜂は蜂社会の中心となる蜂で、1匹でも巣作りができてしまいます。そこに働き蜂も加わってしまうと、女王蜂がリーダーシップを発揮して巣を素早く作り直してしまうのです。特に夏場の繁殖期は、巣を修復するとすぐに産卵し仲間を増やしてしまうため、女王蜂が現れたときは注意しましょう。

駆除した巣が引越中のものだったから

近くに他の巣があったために、蜂が再度出現してしまうこともあります。

例えば、キイロスズメバチは巣の引越しをする習性を持つ蜂です。最初は女王蜂が単独で壁や土のなか、屋根裏など閉鎖的な空間に巣を作ります。この段階では巣がまだ小さく、人目につきにくいため、巣があることに気付かないケースがほとんどです。

しかし、夏になると巣がある程度の大きさになり、働き蜂が増えていきます。増えた蜂たちはさらに仲間を増やすために大きな巣を作ろうとし、軒下など人目につく開放的な空間にも巣を作るようになるのです。

このようなケースでは、他の巣から蜂がやってきて繰り返し巣を作られるため、目の前の巣だけを駆除してもあまり効果がありません。

戻り蜂を出現させないための方法

戻り蜂は、駆除時に下記の2点に気を付けることである程度防げます。

駆除は早朝か夕方~日没後に行なう

巣の駆除作業をする際は日没後2~3時間、それが難しければ早朝か夕方に作業するようにしましょう。

蜂が外に出て活動するのは、多くの場合日中の明るい時間帯です。昼は巣のなかや周囲にいる蜂も活動的になっているため、駆除の合間に逃げてしまい戻り蜂が出やすくなる原因となります。

つまり、夜であれば蜂は巣に戻って休んでいるため、動きも鈍く駆除しやすいのです。

ただし、なかにはモンスズメバチのように夜行性の蜂も存在します。モンスズメバチは攻撃性が高く動きも素早いうえ、キイロスズメバチと同様に引越しをする習性もある厄介な蜂です。

駆除後は殺虫剤などで戻り蜂を防止する

巣を駆除したあとは、殺虫剤など蜂が苦手とするものを周囲に撒いておきましょう。

過去に一度でも蜂が住み着いた場所は、蜂にとって快適で生活しやすい環境ということです。また、スズメバチやアシナガバチは縄張り意識が強く、巣を撤去されてもまたやってきてしまいます。

殺虫剤を撒いておけばその場に近づけないため、諦めて飛び去っていくしかありません。殺虫剤を選ぶ際は、蜂を寄せ付けない成分が含まれているものを選んでください。殺虫剤以外にも、蜂が嫌うハッカ油や木酢液を吹きかけておくのも効果的です。

雨などで殺虫剤の効果が薄れてしまうこともあるため、定期的に殺虫剤を撒いておくようにしましょう。巣の駆除から1~2週間は継続することをおすすめします。

対策したけど蜂が戻ってきてしまったら……自力で駆除は可能?

戻り蜂の対策をしっかり行なったにもかかわらず、蜂が再び現れてしまうこともあります。戻り蜂を自力で駆除できるかどうかは、戻ってきている蜂の数で判断しましょう。

1~2匹であれば自分で駆除できる
戻り蜂が1~2匹と少ないときは、まだ危険性も低いため自分で駆除することが可能です。

ただし、戻り蜂は巣がなくなったことに怒って、攻撃性が高まっている可能性があります。蜂の数が少ないからといって油断せずに、慎重に駆除を行ないましょう。

戻り蜂が3匹以上いる、もしくは巣をすでに作りだしている場合は、無理せず業者に依頼してください。

戻り蜂を自分で駆除する方法
戻り蜂を自分で駆除する方法には、次の3つが挙げられます。

・殺虫剤を使う
一般的なのは、殺虫剤を使う方法です。蜂から3mほど離れて、安全を確保しながら行なってください。

蜂がいる場所を確認したら、戻り蜂に向かって30秒ほど殺虫剤を噴射します。すぐには近づかずに安全な場所で数分待機し、飛んでいる蜂がいなくなったことを確認しましょう。

まだ蜂が残っているようならば繰り返し噴射し、様子を見てください。生きている蜂がいなくなってから死骸を片付けます。

・粘着シートを使う
粘着シートも戻り蜂の駆除に有効です。捕まえるまで時間がかかることがありますが、比較的安全に駆除できます。

周囲に蜂がいないタイミングを見計らい、巣のあった場所の近くに粘着シートを設置しておきます。あとは捕獲されるのを待つだけです。

定期的に様子を見ながら、蜂が捕獲されたらシートを回収しましょう。なかには、捕獲された蜂がまだ生存している場合もあります。そのときは動かなくなるのを待つか、殺虫剤を使用してください。その後、蜂を素手で触らないように注意しながらシートごと処分します。

粘着シートは1枚あたり数百円でホームセンターやドラックストアで購入できます。

・放っておいて様子を見るのもあり
戻り蜂がスズメバチではなく、攻撃性の低いアシナガバチやミツバチであれば、しばらく様子を見てもよいでしょう。

ただし、あくまでも様子見なので蜂の蜂が増えていないか、巣を作りだすような様子はないかを定期的にチェックしておく必要はあります。

自分で駆除するときの注意点
殺虫剤や粘着シートを利用する場合は、1~2匹だからと油断せずに必ず防護服もしくは肌を露出しない服装で行ないましょう。

長袖、長ズボン、帽子にゴーグルと肌をできるだけ隠し、白い色の服を選ぶようにしてください。死骸を処分する際も、毒針が出ている可能性があるので手袋を必ず着用します。

また、蜂は匂いに敏感なので、駆除の際は香水やヘアスプレーなどは身に付けないように注意が必要です。人にはわからないような香りでも、蜂を寄せ付けるもしくは刺激するような香りを含んでいる場合があります。

作業中に万が一攻撃されそうになった場合は無理をせず、姿勢を低くして、その場からゆっくり離れるように心がけましょう。大きな声を出したり手で追い払ったりすると、さらに攻撃される恐れがあります。

蜂の数が3匹以上いたら、すぐに業者に依頼!

戻り蜂の数が3匹以上いる場合は、次の3つの理由から自力ではなく業者に駆除を依頼することをおすすめします。

巣はあっという間に大きくなる

巣を駆除したからと油断して戻り蜂を放置していると、ごく短い期間でまた新たな巣を作られてしまうことがあります。特に、夏~秋の働き蜂が多い時期は注意が必要です。基本的に巣を作りだすのは女王蜂の仕事ですが、実は働き蜂だけであったとしても巣を作ることができます。

巣は作られ始めると、大きくなるまで時間はかかりません。そのうち産卵する蜂が現れるようになり、蜂の数も巣の大きさに合わせて増えていきます。戻り蜂が多い場合は、巣が再度作られて駆除が難しくなってしまう前に、業者に依頼しましょう。

気付かないところに他の巣がある可能性が高い

駆除したにもかかわらず何度も巣が作られてしまう、という場合は近くにある他の巣から蜂がやってきていることが予測されます。

特に攻撃性の高いスズメバチは、壁のなかや土のなかなど見つけにくい場所に巣を作ります。こうなると、蜂の生態を知り尽くしていなければ駆除は難しいのです。

1つの巣を駆除してもまた蜂が現れてしまううえ、蜂も巣を駆除されたことでデリケートになっていて危険なため、プロに駆除依頼をして早急に大元の巣を駆除してもらいましょう。

来年以降も同じ場所に巣を作られてしまう

徹底的に駆除しておかなければ、次の年にも蜂が同じ場所に住み着くことが考えられます。

例えば、アシナガバチは縄張り意識が強く、生まれた場所に戻って巣を作るという特徴を持っています。蜂が巣を作るのは1年周期のため、冬にはいなくなったように見えても、翌年また蜂の被害にあうケースもよくあるのです。

いつも同じ場所に作られてしまう、という方は駆除業者に一度依頼するとよいでしょう。蜂の習性を詳しく知っているプロのため、来年以降巣を作られないためのアドバイスももらえます。

業者を選ぶ際は“専門性の高さ”と“アフターフォロー”を重視しよう!

蜂の被害に繰り返しあうことがないように、戻り蜂の駆除を依頼する際は次の3つのポイントを重視して業者を選びましょう。

蜂駆除専門の業者に依頼する

蜂の巣を駆除している業者は多くありますが、そのなかでも蜂駆除を専門としている業者を選びましょう。

シルバー人材センターや便利屋でも、蜂の巣の駆除を行なうことは可能です。ただし、専門業者ではないため、巣の撤去はできても蜂自体の駆除を目的とした作業を引き受けてないこともあります。

さらに、戻り蜂の場合は通常よりも攻撃性が高まっていることや、気付かないところに巣がある可能性も考慮すると、駆除は簡単ではありません。

戻り蜂を防ぎたい、何度も作られてしまう巣を確実に駆除したい方は、多くの実績がある蜂駆除専門業者を選ぶようにしてください。

なお、ハチお助け本舗であれば、これまでに40,000件以上の蜂の巣を駆除した高い実績があるので安心してご依頼いただけます。

再発時に対応してくれる業者を選ぶ

業者を選ぶ際には、アフターフォローがあるかどうかもチェックしておきましょう。

蜂駆除の専門業者に依頼した場合でも、戻り蜂が発生する可能性はゼロではありません。大きな蜂の巣には1,000匹もの蜂がいることもあります。プロが駆除しても数匹逃げてしまった、というケースも残念ながら起こりうることです。

そのため、業者選びでは再度蜂の巣ができてしまったときの対応も重要なポイントです。アフターフォローがない業者に依頼してしまうと、また蜂が現れたときに料金を払わなければなりません。

ハチお助け本舗の場合、作業後1週間以内に同じ場所に再発した際には無料で対応しています。一匹残らず退治するので、万が一再発した際も遠慮なくご相談いただけます。

まとめ

蜂の巣を駆除しても蜂が戻ってきてしまう原因としては、駆除の際に蜂を取り逃してしまうことや、駆除したもの以外にある巣の存在が考えられます。

戻り蜂の出現を防ぐためには、蜂をまとめて駆除できる夜に駆除作業を行ない、駆除後は殺虫剤を撒くなどの対策をとるようにしましょう。

ただし、どれほど気を付けていても蜂が戻ってきてしまうこともあります。1~2匹の少ない数であれば殺虫スプレーや粘着シートを使っての駆除も可能ですが、3匹以上いるようであれば早めに業者に依頼することをおすすめします。

業者を選ぶ際は蜂駆除の専門業者のなかから、アフターフォローが充実した会社を選びましょう。

困った際は40,000件以上の蜂の巣の駆除実績を持ち、再発時のサポートも行なっているハチお助け本舗にお気軽にご連絡ください。

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