シャッターのなかにある蜂の巣を駆除する方法を初心者向けに解説
シャッターの隙間から出入りしている蜂を見かけたときは、高い確率でなかに巣を作っていると考えたほうがよいでしょう。
シャッターは蜂にとって居心地が良い場合が多く、外からも見えないため気付かぬうちに巣を作られていることがあります。
巣があるとシャッターの開け閉めができないだけではなく、蜂が常に自宅の周りをうろうろして刺される可能性も高まってしまいます。放っておくと繁殖して数も増えて家族や近隣に被害が出る恐れもあるため、見つけ次第早急に対処しましょう。
今回はシャッターのなかに蜂の巣が作られやすい理由を解説したうえで、駆除する方法や今後作らせないための予防法を詳しく紹介します。
目次
- シャッターのなかは蜂にとって快適な空間!
- シャッター周辺に蜂の巣が作られる被害は多い!
- 蜂がシャッターのなかを好む理由は2つ
- シャッターのなかにできた蜂の巣は自分で駆除できる?
- シャッターのなかは自力での駆除が難しい
- 自力で駆除できる条件は3つ!
- 蜂の巣が小さい時期であること
- 蜂が危険な種類ではないこと
- 巣が手の届く位置にあること
- シャッターのなかにある蜂の巣を駆除する方法!
- 準備するもの
- 自分で駆除する手順
- 同じ場所に巣を作らせない予防法3選
- 殺虫剤を散布する
- シャッターに網をかけておく
- できるだけ毎日シャッターの開け閉めを行なう
- 難易度の高いシャッター内の蜂の巣駆除は、専門業者に依頼しよう!
- 蜂の巣の様子がわからなくても相談可能!
- 難易度の高い蜂の巣でも即日駆除!
- 見積もり後の作業で費用の心配なし!
- まとめ
シャッターのなかは蜂にとって快適な空間!
シャッター周辺に蜂の巣が作られる被害は多い!
シャッターのなかや外側、窓との間などに蜂の巣が作られるケースは少なくありません。特に、日常的にシャッターの開け閉めを行なっていない場合は、蜂の住みかとなりやすいので注意が必要です。
シャッターボックスや戸袋などシャッター内部に巣を作られてしまうと、外からは見えないため、発見が遅れるうえ対応も難しくなります。シャッター周辺で蜂が飛んでいるのを見かけたら、どこか発見しづらい場所に巣が作られている可能性があるでしょう。
蜂がシャッターのなかを好む理由は2つ
1つめの理由には、雨風がしのげることが挙げられます。
蜂は基本的に水に弱い昆虫です。動きが素早いスズメバチでも、雨に濡れると羽が重くなり、動きが鈍くなってしまいます。風が当たりやすい位置も、風にあおられて巣が落下してしまうことがあるため、巣作りには向かない場所です。
2つめの理由が、外から見えにくい閉鎖的な空間であることです。人だけではなく鳥やムカデ、蜘蛛などの天敵からも見つかりにくく侵入されにくいため、巣を作るのに適しています。
蜂の巣について、より詳しくはこちらの「ハチの巣の種類を解説」でご案内しています。
シャッターのなかにできた蜂の巣は自分で駆除できる?
できてしまった巣を放置してしまうと、家の周辺を蜂が飛び回ることになるので大変危険です。早くなんとかしたいところですが、自分で駆除することはできるのでしょうか。
シャッターのなかは自力での駆除が難しい
駆除するには、安全のためにも事前に巣の大きさや蜂の数を確認する必要があります。
そのため外から様子を把握しづらいシャッターのなかは、素人が作業するには難易度の高い場所といえるでしょう。実際に駆除業者であってもシャッターのなかの状況を正確に知るのは容易ではありません。
実際に作業を開始すると、巣が予想以上に大きい・殺虫剤が届きにくいなどの理由で作業が難航することも考えられます。万が一失敗すれば数十匹、多い場合は100匹以上もの蜂に襲われてしまう危険性もあるでしょう。
なんとか駆除したいと考えている場合でも、自力で行なうことは避けてください。まずは3mほど離れた安全な場所から蜂の様子を観察して、巣の状況を把握することをおすすめします。
自力で駆除できる条件は3つ!
基本的に専門業者に依頼することが望ましいですが、巣の状況によっては自力で駆除できる場合もあります。
自力で駆除できる条件は次の3つです。
蜂の巣が小さい時期であること
自力で駆除できる巣の大きさの目安は、15cm以下といわれています。しかしシャッターのなかにできた場合は目視で確認するのは難しいため、季節から推測しましょう。
多くの蜂は5月頃に巣作りを始めるため、その前後の時期であれば巣がまだ小さいと考えられます。蜂の数も少なく攻撃性も低いことから、自分で駆除するならばこの時期までです。
7月以降になると巣が徐々に大きくなり、繁殖期に入り数が増えます。さらに巣を守るために攻撃性も高まるので、駆除がより難しくなります。
7月以前であっても周囲に蜂が何匹も飛んでいる場合は、すでに巣が大きくなっていると考えてください。
より詳しくはこちらの「小さいハチの巣なら自分で駆除できる」でご案内しています。
蜂が危険な種類ではないこと
日本でよく見かけるのはアシナガバチ、スズメバチ、ミツバチです。なかでもアシナガバチやスズメバチは、シャッターのなかに巣を作りやすい種類です。
出入りしている蜂の見た目から、どの種類なのかある程度特定しましょう。
アシナガバチは長い後ろ足を持ち、ゆっくりと飛びます。スズメバチはアシナガバチよりも胴体が太く、素早く飛ぶのが特徴です。
どちらも毒性が高いのですが、特にスズメバチは攻撃的で実際に刺される事故も起こっています。
刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるため、種類が特定できず不安という場合は業者に依頼したほうが安心でしょう。
蜂の撃退をお考えなら事前に「蜂の撃退をする3つの方法」をご覧になっておいてくださいね。
巣が手の届く位置にあること
シャッターは基本的に高いところに設置されていることが多く、簡単には手が届かないこともあります。
慣れない防護服や手袋を着用しての作業は、思っている以上に動きづらく手が届く範囲であったとしても大変です。
さらに、脚立やはしごの上での作業となれば、落下してけがをする可能性や蜂が襲ってきたときにすぐに逃げられないなどのリスクがあります。
脚立やはしごを使わなければ手が届かないような位置の場合は、自力での作業は避けましょう。
シャッターのなかにある蜂の巣を駆除する方法!
ここからは自力での作業ができそうだと判断した場合の、詳しい駆除方法を紹介します。
準備するもの
・防護服または肌を露出しない服
・殺虫スプレー3本
・養生テープ
・ドライバー
・厚手の軍手2組
・撤去した巣を入れるビニール袋
住んでいる自治体によっては、防護服の無料貸し出しを行なっている場合がありますが、なければ白色で厚手の長袖服を選びましょう。頭には帽子、首元にはタオルを巻くなど極力肌の露出を減らしてください。
殺虫剤は、シャッターの奥まで噴射できるノズルの付いたものが使いやすくおすすめです。3本用意するうちの1本は、シャッター内から逃げ出した蜂にも噴射できるように、遠くからでも狙えるタイプのものにしましょう。
自分で駆除する手順
多くの蜂は昼間に活動しているため、駆除は蜂が巣に戻っている早朝か日没後の時間帯を使って駆除するのがベストです。万が一刺されたときのために、作業の際には安全な場所から誰かに見守ってもらうようにしてください。
1.シャッターの隙間を養生テープで封鎖する
2.隙間から殺虫スプレーを1~2本分噴射
3.シャッターからは羽音が聞こえなくなるまで離れた場所から様子を伺う
4.音が聞こえなくなったらドライバーを使ってシャッターを分解する
5.蜂の巣を撤去しビニール袋に入れて密封、破棄する
6.シャッター内部の掃除をして終了
シャッターのなかの蜂の巣を駆除する際のポイントは、駆除前に養生テープで隙間をふさぐことです。
隙間をなくすことで、蜂をできるだけ逃さずに一気に仕留められます。刺される危険性が減るだけではなく、駆除後の掃除も楽になるメリットもあります。
殺虫剤を撒いたあとは、慌てずに蜂が音を立てなくなるまで待ちましょう。焦ってシャッターを開けてしまうと、まだ蜂が生きていて攻撃されてしまうことがあります。
少しでも身の危険を感じたら作業を中断し、蜂を刺激しないように静かにゆっくりとその場を離れてください。また作業時に蜂の数が想定より多そうだと思ったら、無理せずに蜂駆除の専門業者に任せましょう。
スズメバチは危険ですので、こちらの「自分(DIY)でスズメバチの巣を駆除する方法」をよく読み、イメージトレーニングをした上で、実施してください。
同じ場所に巣を作らせない予防法3選
シャッターのなかにできた蜂の巣を無事に撤去できても、そのままにしておくと再び巣を作られる可能性もあるでしょう。今後同じような被害にあわないために、簡単にできる予防法を3つ紹介します。
殺虫剤を散布する
駆除後しばらくは、蜂が戻ってくる確率が高いといわれています。1~2週間に1度、蜂の忌避効果が高い殺虫剤を撒いておくと、蜂が近づけなくなり巣も作られないのでおすすめです。
一度蜂の巣を作られると、翌年以降も同じ場所で被害にあう確率が高くなります。
そのため翌年以降も、3~6月の巣を作られやすい時期に殺虫剤を散布しておくとより効果的です。
ただし、これはあくまでも蜂を寄せ付けないための対策なので、巣がすでに作られていないかを必ず確認してからスプレーするようにしましょう。
殺虫剤を定期的に撒くのに抵抗がある方は、蜂の忌避効果の高いハッカ油や木酢液を希釈してシャッターにスプレーする方法もあります。ただし、使用法を間違えるとシャッターの錆や劣化の原因になることもあるので注意しましょう。
シャッターに網をかけておく
シャッターを頻繁に開け閉めしないという方は、防虫ネットを使うのもよいでしょう。
防虫ネットはホームセンターなどで容易に購入できます。蜂のなかでも小さいミツバチの体長が12mm程度なので、それよりも目の細かいものを選びましょう。
設置に多少の労力はかかりますが、隙間がないようにシャッターにかけておけば蜂の侵入を物理的に防げます。
また、一度設置すれば破れるまで効果が持続するメリットもあります。
その一方で、防虫ネットをかけるとどうしても外観が損なわれたり、賃貸物件の場合は大家さんの方針次第では許可を取る必要があったりするなど、デメリットも存在します。
できるだけ毎日シャッターの開け閉めを行なう
長い間動かしていないシャッターは、どうしても巣を作られやすくなってしまいます。
手間はかかりますが、毎日シャッターの開け閉めを行なうようにするだけでも蜂は近づきにくくなります。
殺虫剤と同じく、蜂が巣を作り始める3~6月の時期だけでも意識して行なうようにしてください。万が一蜂が巣を作ろうとしていた場合も、すぐに気付いて対処できるでしょう。
難易度の高いシャッター内の蜂の巣駆除は、専門業者に依頼しよう!
ここまで自力で駆除する方法を紹介しましたが、シャッターのなかの蜂の巣駆除は巣の様子が直接見えないため難易度の高い作業です。
スズメバチの場合や、少しでも自力での駆除に不安を感じた場合は蜂駆除の専門業者に依頼しましょう。
数ある業者のなかでも、ハチお助け本舗には安心できる3つのポイントがあります。
蜂の巣の様子がわからなくても相談可能!
シャッターのなかの巣は見えないため、どう業者に依頼していいのか悩む方もいるでしょう。
ハチお助け本舗なら「蜂がシャッターから出入りしているが、巣があるかわからない」という場合でも気軽に電話やメールで相談できます。現地調査や見積もりも原則無料なため、どうしようか迷って巣が大きくなってしまう前にご連絡ください。
電話でのご相談は365日年中無休で、朝7時から夜24時まで受け付けています。
難易度の高い蜂の巣でも即日駆除!
ハチお助け本舗は高所のシャッターの内部など、駆除が難しい場所でもプロのスタッフがスピーディーに対応します。ご相談いただいてから最短で即日駆除を行なえるため、ご家族や近隣の方などが刺される被害にあう前に駆除が可能です。
これまでに40,000件もの駆除実績があるため、安心してお任せいただけます。他社で断られてしまったという方でもまずはご相談ください。
見積もり後の作業で費用の心配なし!
「最初に聞いていたよりも駆除費用がかかってしまった」というのはトラブルとしてよくある話です。蜂の巣の駆除業者のなかには高額な費用を要求する、料金に同意する前に作業を進め、強制的に払わせるような悪質な業者も存在します。
特にシャッターのなかは見えないため、見積もりが出しにくい場所です。
しかしハチお助け本舗では、蜂の数や周囲の様子から専門スタッフが見積もりを出し、見積もり以上に料金が高くなることはありません。作業もお客様との同意のうえで進めるので安心してご依頼ください。
料金については「蜂の巣駆除の料金相場を徹底解説」で詳しくご案内していますので、ご一読くださいね。
まとめ
シャッターの隙間から蜂が出入りしているのを見かけたら、なかに巣があると考えて対処しましょう。シャッターのなかの巣は、見た目から大きさや蜂の数を知ることが難しく、駆除は簡単ではありません。
どうしても自分で駆除する場合は、事前に蜂の種類や時期などを確認して安全を確保しながら行なってください。作業後は殺虫スプレーや防虫ネットなどをしておくと蜂の巣の再発防止につながります。
しかし、自分での作業に少しでも不安を感じる方や、スズメバチなどの危険な蜂の場合はすぐに蜂駆除の専門業者に依頼しましょう。ハチお助け本舗であれば、見えない場所にある蜂の巣もプロの力で徹底的に駆除できるので安心してお任せください。