小さい蜂とは?2cm以下の蜂25種類を紹介

見るからに危険そうな大きい蜂と比べると、小さい蜂は害がなさそうに見えます。しかし、実際のところはどうなのでしょうか。

本記事では、2cm以下の蜂を「小さい蜂」と定義して25種類ピックアップしました。小さい蜂の中にも、攻撃性が高い種類がいるため注意が必要です。放っておいても問題ない蜂なのかどうかを判断するためにも、ぜひ参考にしてください。

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    ミツバチ科の小さい蜂2種類

    ミツバチは小さい蜂の種類の代表的存在です。日本にはニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類がいます。

    種類 体長 性格
    ニホンミツバチ 11~13nm おだやか
    セイヨウミツバチ 12~17nm おだやか

    ニホンミツバチは野生の蜂ですが、セイヨウミツバチは養蜂以外では日本に生息していません。どちらも毒針を刺すと死んでしまうため、よほどのことがない限り刺してくることのない蜂といえます。

    なお、ニホンミツバチは個体数が減少しているといわれているので、見つけても放っておいてあげましょう。家に巣を作られない限りはほぼ無害で、農作物の受粉を助けてくれる存在です。

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    アシナガバチ亜科の小さい蜂9種類

    アシナガバチはスズメバチ科アシナガバチ亜科の総称です。日本のアシナガバチ11種類のうち、2cm以下の小さい蜂は次の9種類です。

    種類 体長 性格
    コアシナガバチ 11mm~17mm 攻撃的
    フタモンアシナガバチ 14mm~18mm 比較的おだやか
    トガリフタモンアシナガバチ 14mm~19mm おだやか
    キボシアシナガバチ 14mm~18mm 比較的おだやか
    ヤマトアシナガバチ 12mm~22mm おだやか
    ヒメホソアシナガバチ 11mm~16mm 比較的攻撃性が強い
    ムモンホソアシナガバチ 15mm~20mm 比較的攻撃性が強い
    オキナワチビアシナガバチ 9mm~10mm おだやか
    ナンヨウチビアシナガバチ 14mm~15mm おだやか

    人を積極的に襲うことの少ない、おだやかな性格の蜂が中心です。攻撃的な蜂の種類でも、巣に近づかない限り、襲ってくることはまずありません。ただし、コアシナガバチやキボシアシナガバチなどの毒は強いため、刺されると危険です。

    大きなアシナガバチを含めた全11種類は、次の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

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    スズメバチ亜科の小さい蜂9種類

    スズメバチはスズメバチ科スズメバチ亜科の総称です。日本のスズメバチ17種類のうち、2cm以下の小さい蜂は次の9種類です。

    種類 体長 性格
    クロスズメバチ 10~14mm おだやか
    シダクロスズメバチ 10~14mm おだやか
    ツヤクロスズメバチ 12~14mm おだやか
    ヤドリスズメバチ 13~18mm おだやか
    キオビクロスズメバチ 1~18mm おだやか
    ホンシュウキオビホオナガスズメバチ 14~2mm やや攻撃的
    シロオビホオナガガスズメバチ 11~17mm 比較的おだやか
    ニッポンホオナガスズメバチ 11~17mm おだやか
    ヤドリホオナガスズメバチ 13~17mm おだやか

    スズメバチというと攻撃的で危険な印象がありますが、小さいスズメバチに関しては攻撃的な方が少ない傾向にあります。基本的には、巣を駆除するなどの攻撃をしない限り、人に襲い掛かってくることはありません。

    ただし、遠目から見ていると小さいのか大きいのか判断しづらいこともあります。上記リストにはありませんが、2cm前後のツマアカスズメバチは極めて攻撃的です。2,000匹もの集団で襲ってくることがあります。

    スズメバチらしきものを見つけたら、近づかないようにしましょう。スズメバチの種類ごとの詳細は、次の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

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    その他の小さい蜂5種類

    蜂の種類は多種多様で、上記までの種類以外にも小さい蜂はいます。代表的な4種類を紹介します。

    種類 体長 性格
    ドロバチ 18~30mm おだやか
    ツチバチ 10~25mm おだやか
    ハキリバチ 0.9~14mm おだやか
    オオクロバチ 11mm前後 おだやか(無害)
    マルハナバチ 10~20mm おだやか

    ドロバチは泥で巣を作る蜂で、スズメバチ科ドロバチ亜科の総称です。2cm以下のものものいれば、3cm程度の大きいものもいます。性格はおだやかで巣の中にいる蜂の数も少ないため、ほとんど害のない蜂です。

    ツチバチは土の中に巣を作る、ツチバチ科の総称です。単独行動が基本でおとなしい性格をしています。ハキリバチもおだやかな蜂ですが、バラの葉を切り取って持ち帰る習性があるため、園芸をしている人にとっては厄介ものといえます。

    オオクロバチは、幼虫がスイカズラ科のニワトコの葉を食べてしまうこと以外に害はありません。毒針をもっていないからです。

    マルハナバチはクマバチに似ていますが、種類によっては1.5cm以下という小さい蜂です。胸やおしりにふわふわとした毛が生えており、花の受粉を助けてくれます。おだやかな性格で、積極的に人を襲うことはありません。

    小さい蜂だから安全というわけではないので注意

    小さい蜂は比較的、攻撃性の低いおだやかな蜂が多いといえます。しかし、コアシナガバチやホンシュウキオビホオナガスズメバチなど、攻撃的な種類もいるので侮ってはいけません。

    また、2cm前後の蜂は遠目からでは小さく見えることがあります。ツマアカスズメバチなどは集団で襲い掛かってくるため危険です。

    小さく見えても安心せず、距離をとるようにしましょう。種類を判別できないときや、近づかざるを得ない場所に巣があるときは、ぜひプロの蜂駆除業者に相談してください。

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