玄関は蜂の巣が小さい段階でも気づきやすい場所です。しかし、小さい巣を見るからこそ「この大きさなら大丈夫そう」と思ってしまうことがあります。蜂の種類によっては放置するほど危険性が増すため注意が必要です。
本記事では、玄関の中でも蜂が巣を作りやすい場所と、玄関の蜂の巣の種類の見分け方を詳しく解説します。後半では、駆除方法や再発予防策も解説するので、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- 玄関の蜂の巣にお悩みの方
- 過去に玄関に蜂の巣を作られたことがある方
- 玄関に巣を作る蜂の種類を知りたい方
- 玄関の蜂の巣を自分で駆除するかプロに依頼するか迷っている方
※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
玄関周辺で蜂が巣を作りやすい場所と蜂の種類

玄関と一口に言っても、ひさしやライト、ドアなどの場所ごとに巣を作る(営巣する)蜂の種類は異なります。それぞれの場所を詳しく解説します。
| 蜂が巣を作りやすい場所 | 蜂の種類 |
| 玄関のひさしの下(軒下) | スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ |
| 玄関のライトの下 | スズメバチ・アシナガバチ |
| 玄関の外壁 | アシナガバチ・ドロバチ |
| 空き家の玄関のドア | アシナガバチ・ドロバチ |
どの種類の蜂の巣なのかは、続く「玄関の蜂の巣の見分け方」で解説しますので、あわせてご覧ください。
玄関のひさしの下(軒下)
蜂の多くは雨風や直射日光を遮る屋根や壁がある場所を巣作りに選ぶため、玄関のひさしの下は、蜂に営巣される可能性の高い場所です。とくに、地上から数メートルの高さでも巣を作りやすいスズメバチ・アシナガバチが営巣する傾向にあります。ミツバチは稀です。
玄関のライトの下
蜂は光のある方向に向かって飛ぶ性質があり、明るいところを好みます。ライトの近くを魅力的な場所、安全な場所と認識して営巣する可能性があるということです。
また、他の虫がライトの光に寄って来るので、ライトの近くに巣を作れば狩りが効率的になるという側面もあります。他の虫を多く狩る蜂は、スズメバチやアシナガバチです。
玄関の外壁
玄関の外壁に営巣するのはアシナガバチとドロバチです。この2種類の巣は垂直な面でも接着可能な構造をしているため、屋根やひさしのない玄関でも営巣します。
なお、この2種類の蜂の巣の色は灰色やベージュが多く、外壁と同化する色であるため、見落としに注意が必要です。
空き家の玄関のドア
使用中の物件のドアであれば日々開閉するため、蜂の巣が作られることはほとんどありません。ドアに巣が作られるのは空き家の場合です。閉めっぱなしのドアは外壁と同様に、アシナガバチやドロバチの営巣場所になることがあります。
玄関の蜂の巣の見分け方
玄関で発見した蜂の巣がどの種類のものなのか見分けるために、巣の特徴を画像とともに解説します。
とっくり型・提灯型・球型でまだら模様の巣はスズメバチ

とっくり型
提灯型
球型
スズメバチの巣は初期段階とピーク時で形が異なるケースが多くみられます。コガタスズメバチとツマグロスズメバチの巣の初期段階はとっくり型、その他のスズメバチの巣の初期段階は提灯型がほとんどです。
しかし、初期段階では違いがあっても、ピーク時にはほとんどのスズメバチの巣が球型に変化していきます。色は巣材として使われる周辺の木々の色によって異なりますが、模様は波紋や渦巻などのまだら模様が中心です。
なお、初期段階は女王蜂が単体で営巣しているため15cm以下の小さいサイズですが、働き蜂が羽化すると急速に肥大化し、種類によっては直径60cmを超える大きさになっていきます。玄関で初期段階の巣を見つけたら放置せず、早急な駆除を検討しましょう。
傘型・お椀型の巣はアシナガバチ

初期段階のアシナガバチの巣

ピーク時のアシナガバチの巣
アシナガバチの巣は傘型やお椀型と呼ばれる形をしています。接着面の角度を選ばず、柄のようなものを伸ばして営巣するのも特徴です。下から見ると六角形の育房室が剥き出しになっており、6月頃からは幼虫やさなぎの姿が見えるようになります。
女王蜂が単体で営巣している初期段階では数センチ程度ですが、ピーク時には25cmほどまで肥大化し、働き蜂の数も増えるため要注意です。
なお、アシナガバチの巣の多くは灰色やベージュで、民家のサイディングで人気の色と同化しやすい点に注意が必要です。玄関周辺の高い場所や陰になっている場所は、とくに気づきづらいので、注視してみましょう。
泥の塊のような小さい巣はドロバチ

ドロバチの巣は泥の塊にしか見えない姿をしています。巣材が泥であり、サイズが3~4cmしかないからです。近くで見れば巣穴があることがわかりますが、遠くから見たときには泥汚れに見えるでしょう。
玄関周辺で泥がつく可能性が低い場所に泥汚れがあれば、ドロバチの巣であることを疑ってみることをおすすめします。
ドロバチは単独行動が基本で、泥の巣に卵を産みつけてからエサを運び入れると、巣穴に蓋をして飛び去ります。そのまま帰ってこないので、成虫が飛び去った後のドロバチの巣はほとんど無害です。また、中にいる卵も成長して成虫になれば巣を去ります。
板状の巣はミツバチ

ミツバチの巣は楕円形の板のような形状で、規模が大きくなると板の数が増えます。蜜を溜め込む穴や育房室が剥き出しになっているのも特徴です。
なお、日本では野生のミツバチが希少であり、基本的には自然環境の閉鎖的な場所を好むため、玄関で営巣されることは極めて稀といえます。
ミツバチが群がっているだけなら放っておこう

玄関周辺でミツバチが営巣するのは稀ですが、大群がとまるケースは少なくありません。新女王蜂が誕生するシーズンに、旧女王蜂が働き蜂を連れて引っ越しをする分蜂という習性によるもので、引っ越し場所がみつかるまでの間に休んでいるだけです。
数時間から数日でどこかへ飛び立つので、放っておきましょう。攻撃性はなく、刺激しない限りはほとんど無害です。
玄関先の蜂の巣の駆除方法

玄関周辺の蜂の巣の駆除は、自分でできるケースとプロに依頼すべきケースに分かれます。
10cm未満の蜂の巣であれば自分でも駆除できる可能性あり
玄関に作られる蜂の巣の中で、10cm未満のサイズなのはアシナガバチ・スズメバチの巣の初期段階、あるいはドロバチの巣です。これらの蜂の巣は、自分で駆除できる可能性があります。
ドロバチの巣の場合、巣内には卵または蛹しかいないため、成虫が営巣を完了して飛び去った後の危険性はほとんどゼロです。高圧洗浄機やブラシで洗い落としてしまいましょう。落ちてきた卵や蛹を潰せば駆除は完了です。
アシナガバチとスズメバチの巣の場合は初期段階でも女王蜂がいるため、刺される危険はありますが、働き蜂が羽化した後と比べれば安全に作業できます。ひさしの下(軒下)、壁の蜂の巣の駆除のポイントは次の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
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玄関の蜂の巣の駆除をプロに依頼すべきケース
玄関周辺の蜂の巣の駆除をプロに任せるべきケースは、次のいずれかに該当する場合です。
玄関の蜂の巣の駆除をプロに依頼すべきケース
- 脚立やハシゴを使用しなければ手が届かない
- 巣の直径が10cmを超えている
- 複数の蜂が周辺を飛び交っている
- 防護服相当の装備を着用できない
- 電気系統などに影響する場所に巣がある
脚立やハシゴを使用しなければ手が届かない場合、体を支えるために片手が塞がったり、万が一襲われたときの退路を確保しにくかったりするため、危険性が高まります。
なお、高所スプレー噴射用器具と高枝切りバサミを使用するという手もありますが、どちらも購入するとなれば高額なので、プロに依頼する方が安く抑えられるでしょう。
巣の直径が10cmを超えていれば、アシナガバチやスズメバチの働き蜂が羽化している可能性が高いため、刺される危険性があります。女王蜂より好戦的で、巣の周辺では防衛活動をおこなっているからです。6月下旬以降はこの危険性が高まります。
また、コンセントやケーブル、メーター等の電気系統が近くにある場合も、プロに依頼することをおすすめします。市販の薬剤の成分が機器をショートさせる恐れがあるため、ノウハウを持ったプロに依頼するのが無難です。
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ハチお助け本舗の特徴
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| ※1:対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合に限ります |
ハチお助け本舗の料金
ハチお助け本舗の基本料金は1,980円(税込)~です。
この基本料金に、巣の大きさや場所、部分修繕の必要性などの条件に応じた料金が加算される場合があります。お見積りの内容にご納得いただいた場合に限り、ご契約・駆除実施となりますのでご安心ください。
玄関先の蜂の巣の再発防止策

最後に、玄関の蜂の巣を駆除した後に実施できる再発予防策を解説します。
玄関周辺に忌避剤を散布する
玄関周辺に蜂が嫌う臭いや残効性の殺虫成分を含んだ忌避剤をスプレーしましょう。巣を駆除した後に戻って来る蜂(戻り蜂)の寄り付きも防げます。市販品の忌避剤の有効期間は商品によって異なるため、確認の上で定期的に散布するのがおすすめです。
ただし、残効性の殺虫成分がピレスロイド系の成分の場合は、猫や魚にとっては禁忌となるため注意してください。また、小さなお子さんやペットが触れる場所では、気を遣うことがあるでしょう。
なお、駆除をプロに依頼した場合は、再発予防策として忌避剤の散布をしてもらえる場合があります。依頼時に相談してみるのもおすすめです。
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玄関の近くに木酢液を入れたペットボトルを設置する
忌避剤の使用が難しい場合は、木酢液をペットボトルに入れて設置する方法をおすすめします。木酢液は蜂が嫌う臭いのする酸性の液体で、人間にとっても良い匂いではありませんが、人や動物にとって有害性が強い成分でもありません。
ペットボトルに入れて蓋をせずに置いておけば、周辺に木酢液の臭いが漂うため、蜂の寄り付きを防ぐ効果を期待できます。
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蜂が好むものを撤去し、定期的に掃除をする
蜂がエサ場や水場とみなすものは極力撤去しましょう。撤去が難しいときは、蜂がその場所に到達できないようにすることをおすすめします。たとえば、玄関周辺に生ごみをまとめている場合は蓋付の容器に入れる、花のプランターには防虫ネットをかけるなどです。
また、他の虫はスズメバチ・アシナガバチ・ドロバチのエサとなるため、他の虫が繁殖しやすい雑草群や落ち葉溜まりも取り除くことをおすすめします。これらが完了したら、定期的な掃除によって蜂が寄り付きにくい環境を保ちましょう。
クモやカマキリの助けを借りる
クモやカマキリは蜂に勝つ可能性のある存在です。駆除せずに放っておけば、蜂を狩ってくれることがあるでしょう。居住している住宅でクモやカマキリを活かすのは難しいかもしれませんが、空き家の場合は有効な手段のひとつといえます。
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玄関の蜂の巣はできる限り早急に駆除しよう
玄関は人の出入りが多いため、蜂の巣を放置するのはおすすめできない場所です。できる限り早期に発見し、駆除を実施しましょう。
しかし、玄関という視界に入りやすい場所であっても、サイディングの色と同化しやすいアシナガバチの巣や泥汚れにしか見えないドロバチの巣は見落としがちです。営巣が始まる春の段階で、周辺をチェックしておくことをおすすめします。
小さな巣で手が届く場所であれば、自分で駆除することも可能です。ただし、既に巣が大きくなっている場合や、ケガなどのリスクがあると感じた場合はプロへの依頼もご検討ください。駆除後は忌避剤の散布や掃除などで再発を予防しましょう。
玄関の蜂の巣に関するよくある質問
玄関の蜂の巣に関する3つの質問に回答します。
なぜ蜂は玄関に巣を作るの?
玄関には、蜂の飛行を妨げる雨風と気温上昇をもたらす直射日光を遮るひさしや壁があります。その他、周辺にエサ場や水場があるなど、蜂にとっての好条件がそろいやすいため、巣が作られる可能性があります。
玄関に巣を作る蜂の種類は?
アシナガバチ・ドロバチ・スズメバチの可能性が高いといえます。ミツバチの可能性もゼロではありませんが、野生のミツバチは希少であり、基本的には閉鎖空間を好むため、確率としては稀です。
玄関の蜂の巣は自分でも駆除できる?
ドロバチの巣であればサイズを問わず、自分で駆除できることが多いでしょう。一方、アシナガバチ・スズメバチの巣の場合は初期段階で、なおかつ手が届く場所に限ります。ミツバチの巣の駆除はプロに依頼することをおすすめします。
※1 対応地域・対応する加盟店により異なります ※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります