「軒下に蜂の巣ができると縁起が良い」ともいわれますが、実際に巣を作られてしまうと刺されるリスクがあるため危険です。とくに軒下は、攻撃性の高いスズメバチやアシナガバチが好んで営巣する場所でもあります。
本記事では、軒下に巣を作る蜂の種類の詳細な分類と自分で駆除できるかどうかの判断基準を解説します。後半では再発予防策も解説しているので、軒下の蜂の巣に悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
このような方におすすめ
- 軒下に巣を作る蜂の種類を知りたい方
- 軒下の蜂の巣を自分で駆除するかプロに依頼するか悩んでいる方
- 軒下の蜂の巣の再発を予防したい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
軒下に巣を作る蜂の種類

軒下に巣を作る蜂の種類は、実はそう多くはありません。具体的な種類は次のとおりです。
軒下に巣を作る蜂の種類
- キイロスズメバチ
- コガタスズメバチ
- セグロアシナガバチ
- コアシナガバチ
- キアシナガバチ
- フタモンアシナガバチ
- キアシトックリバチ
- ムモントックリバチ
- ケブカスジドロバチ
スズメバチ
国内には17種類のスズメバチが生息していますが、軒下に営巣するスズメバチのほとんどは、キイロスズメバチまたはコガタスズメバチです。
閉鎖的な場所を好んで営巣するスズメバチが多い中で、この2種類は開放的な場所でも営巣できるほか、都市に適応しており高所を好むという特性があります。軒下はこれらの条件に合致している場所です。
なお、コガタスズメバチはスズメバチの中では比較的おだやかな性格ですが、キイロスズメバチは国内の刺傷被害件数が最多の危険な蜂です。また、コガタスズメバチの巣がそれほど大きくならない一方で、キイロスズメバチの巣は直径60cm以上に肥大化することがあります。
アシナガバチ
国内には11種類のアシナガバチが生息していますが、その中で軒下に営巣しやすいのはセグロアシナガバチ、コアシナガバチ、キアシナガバチ、フタモンアシナガバチの4種類です。スズメバチとは違い、それほど高所を好まないため、1階の軒下を選ぶ傾向があります。
その他のアシナガバチは低木の茂みを好んだり、都市には適応していなかったりするため、軒下に営巣する可能性は高くありません。
ドロバチ・トックリバチ
ドロバチは17種類が国内に生息しており、トックリバチはドロバチの一種です。キアシトックリバチ・ムモントックリバチ・ケブカスジドロバチは人の生活圏でもよく見られます。民家の外壁に泥の塊のような小さい巣を作る種類です。
外壁に営巣した結果、それがたまたま軒下というケースはありますが、軒下を特別に好むわけではありません。
軒下の蜂の巣を自分でも駆除できるケース

軒下の蜂の巣を自分でも駆除できるケースは、次のすべての条件に合致している場合です。
軒下の巣を自分で駆除する場合の必須条件
- 巣の初期段階またはドロバチの巣
- 低めの踏み台で手が届く
- 防護服相当のウェアを準備できる
巣の初期段階またはドロバチの巣の場合
スズメバチとアシナガバチは危険性の高い種類の蜂ですが、女王蜂が単独で営巣している初期段階であれば、自分でも駆除できる可能性があります。目安は5~6月上旬、直径10cm未満の巣までです。
ドロバチの巣は最大でも数センチ程度、巣の中には幼虫または蛹(さなぎ)しかいないため、ハチ毒アレルギーを持っていない方であれば、時期を問わずいつでも駆除できます。高圧洗浄機やブラシでで巣を落とし、幼虫を潰せば駆除完了です。
低めの踏み台で手が届く場合(1階の軒下まで)
自分で駆除できるのは、手が届く場所にある蜂の巣です。手が届く高さは「身長×1.2」が目安なので、身長170cmの場合は2.04m程度になります。1階の軒下の一般的な軒高は2.5〜3mなので、2~3段(50~80cm)程度の踏み台を使えば、手が届く可能性があります。
ただし、脚立やハシゴを使用しなければ手が届かない場所にある蜂の巣の駆除は、プロに任せましょう。自分で駆除できるのは、低い踏み台で手が届く高さまでです。ポイントは両手を離して作業できることと、退路を確保しやすいことにあります。
片手で巣を駆除しながら、もう片方の手で飛んでくる蜂を撃退する必要があるため、体を支えるために片手が塞がるハシゴは使用できません。
また、脚立やハシゴに登っている状況では、万が一襲われたとき、迅速な退避が困難です。慌てた瞬間に転落し、ケガをするリスクもあります。両手離しで乗りやすく、迅速に逃げやすい低めの踏み台までに留めましょう。
防護服相当のウェアを準備できる場合
プロ用の防護服は高額ですが、手持ちのウェアと安価に入手しやすいアイテムの組み合わせると、防護服相当のウェアを準備できます。必要なものは次のとおりです。
自作ウェアに必要なもの
- 厚手生地の長袖・長ズボン
- フード付きのレインコート
- 厚手生地の帽子またはヘルメット
- レンズが大きめの眼鏡またはゴーグル
- 軍手(2重)
- ゴム手袋
- マスク
- 長靴
- 厚手の靴下
- タオル(てぬぐいの長さのもの)
- 養生テープ(幅広のテープ)
ただし、この装備はプロ用の防護服の性能よりは劣るため、ピーク時に対処できるものではないことに留意してください。その他の駆除に必要なものや駆除方法の詳細は、次の記事をご覧ください。
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2階以上の蜂の巣の駆除はプロに依頼

2階以上の蜂の巣の駆除はプロに任せましょう。その主な理由は次の4つです。それぞれを詳しく解説します。
2階以上の蜂の巣の駆除をプロに依頼すべき理由
- プロ用の防護服が必須
- ハシゴを支える人員が必要
- 退路の確保が困難
- 転落の危険がある
プロ用の防護服が必須
2階以上の高さでは2~3段ハシゴが必要ですが、ハシゴに登って姿勢を支えるには、片手でハシゴを掴むしかありません。もう片方の手では巣にスプレーの噴霧を続ける必要があるため、飛んでくる蜂を撃退する術がないということです。
この状況では、全身を完全に覆うことができ、なおかつ蜂に刺されても毒針が皮膚まで到達しない、プロ仕様の防護服が必須といえます。
なお、プロ仕様の対スズメバチ・アシナガバチ用防護服は高額なので、頻繁に蜂駆除をおこなう機会がない限りはプロに駆除を依頼する方がお得です。
ハシゴを支える人員が必要
駆除を実施する人の他に、ハシゴを支える人が必要です。この支える人も防護服を着用していなければ危険です。また、二人が刺されて重症化する事態にそなえて、離れた場所から様子を見守り、万が一の場合に救急車を呼んでくれる人も必要といえます。
蜂がいる状況で全員が落ち着いて行動するのは難しいため、プロに依頼する方が安心です。
退路の確保が困難
蜂の巣に駆除スプレーを噴霧すると、蜂は攻撃的になります。集団で襲い掛かってくるため、万が一の際はすぐに退避する必要があります。
しかし、ハシゴからすぐにおりて逃げるというのは、慣れている方でない限り、現実的ではありません。結果として、集団に襲われる時間が長くなる恐れがあります。
転落の危険がある
防護服を着用していたとしても、蜂の羽音や威嚇音は大きく、恐怖感が強いため、慣れていない方が蜂の集団に直面するとパニックになりがちです。さらに、防護服は動きづらいため、慌てた瞬間に足をすべらせて転落する恐れがあります。
転落や蜂刺されによるケガで医療費がかかる可能性まで考慮すると、プロに依頼する方が金額的な負担も少なく安全といえます。
高所の蜂の巣の駆除はハチお助け本舗におまかせ!

調査・見積無料
ハチお助け本舗の出張・調査・見積は基本無料(※)です。ご依頼者さまがスズメバチの巣を確認できていない場合でも、プロの視点で営巣箇所を特定いたします。
巣を発見した場合、巣の大きさや営巣場所の高さ、各種条件を調査してお見積りいたします。お見積内容に合意いただけた場合のみ、ご契約の上で作業を実施いたしますのでご安心ください。調査の結果、蜂の巣がなかった場合はご契約の必要はございません。
| ※山林・崖面など広範囲や特殊な条件下の調査は別途ご相談 |
高所の蜂の駆除料金

高所の蜂の巣の駆除作業代は、基本料金+巣の大きさに応じた加算料金+高所作業代で構成されます。場合によっては特殊作業代、狭所作業代が加算される場合もあります。
| 条件例 | 概要 |
| 基本料金 | スズメバチ:13,000円(税込)~ アシナガバチ:8,800円(税込)~ ミツバチ:10,000円(税込)~ |
| 巣の大きさに応じた加算料金 | 巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。 |
| 高所作業代 | 地上4m以上が高所に該当。 危険手当や人員増、ハシゴや足場が必要となる作業。 |
| 狭所作業 | 屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。 危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。 |
| 特殊作業 | 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。 |
なお、ハチお助け本舗の基本料金には以下の作業が含まれております。
アフターフォロー付き
基本料金内のアフターフォローとして、以下の作業を含みます。
基本料金に含まれるアフターフォロー
- 巣の撤去・処分
- 蜂の死骸の除去・処分
- 巣の撤去後のお掃除
- 忌避剤の散布
調査・駆除・処分まで一貫してお任せいただけますので、ご安心ください。
再発防止保証1週間付き
万全の駆除を心掛けておりますが、女王蜂を取り逃がしたり、駆除が適切でなかったりした場合は、1週間以内で営巣が再開される恐れがあります。
ハチお助け本舗ではこのような事態に備え、1週間以内の同じ場所での再発は無料で駆除対応させていただくアフターフォローを実施しております。
状況に応じた加盟店を厳選して手配
以下のようなご要望もお聞かせください。対応可能な加盟店を厳選して手配させていただきます。
ご要望の例
- ペットや子供がいるので駆除剤の成分が気になる
- 高難度の場所で他の蜂駆除業者には断られてしまった
- 巣がどこにあるのか検討もつかない
- 家の中には入らないでほしい
- 夜・早朝しか時間がとれない
- 巣がなかったら忌避剤だけでも散布してほしい
最速10分で駆け付け
全国の優良加盟店の中から、最速で駆け付けられる蜂駆除業者を手配させていただきます。最寄りに加盟店がある場合は、お電話から最短10分で駆け付け可能です。
早期発見・早期駆除のメリットは被害を防ぐだけではありません。時間が経過するほど巣が肥大化し、料金が高くなるため、駆除料金を安く抑えるためにも大切なポイントです。営巣された可能性がある場合は、ぜひお早めにご連絡ください。
軒下に蜂の巣を作らせない!再発予防対策

軒下の蜂の巣を無事に駆除できたら、再発予防策を講じましょう。具体的な方法を3つ紹介します。
敷地内のエサ場・水場を撤去する
蜂は効率的にエサや水を確保するために、エサ場や水場が近いところに営巣する傾向があります。逆にいえば、エサ場や水場を撤去できれば、再発のリスクを低減できるということです。具体的には次のような物や場所があげられます。
蜂のエサ場・水場の例
- 花壇、花のプランター
- 樹液の出る木
- 落ち葉溜まり(他の昆虫の住処)
- ゴミ置き場
- 池
- 水瓶、水槽
花蜜や樹液は蜂の成虫のエサです。また、ジュースの飲み残しなども狙われます。また、他の昆虫や生ごみに含まれる肉や魚は蜂の幼虫のエサになるため、成虫が狩りのためにやってきます。これらの物は極力、外に出さないようにしましょう。
営巣された軒下周辺に忌避剤を散布する
家の周辺全体が蜂にとって好ましくない場所になれば、わざわざ営巣場所に選ぶ可能性は低くなります。蜂が嫌う臭いや残効性の殺虫成分を含んだ忌避剤を周辺に散布しましょう。エサ場・水場を撤去できないときの対策としても有効です。
ただし、ピレスロイド系の殺虫剤が含まれる忌避剤は、猫と魚にとって禁忌となる場合があるため、成分と使用状況には注意してください。
猫が散歩する周辺や魚がいる池などの近くでは忌避剤を使用せず、蜂が嫌う臭いでありながら猫や魚には影響のない木酢液を使用するのがおすすめです。
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翌年の春に誘引捕獲トラップを仕掛ける
スズメバチとアシナガバチの女王蜂は、春に気温が18℃を超えると冬眠から目覚めて営巣場所を探し始めます。働き蜂が増えるのは女王蜂が卵を産んでからであるため、営巣場所を探し始めたばかりの女王蜂を駆除できれば営巣される心配がなくなるということです。
女王蜂の駆除には誘引捕獲タイプのトラップが適しています。春の気温が18℃を超えそうな時期に設置しておきましょう。次の記事では、誘引捕獲タイプを含む市販のスズメバチトラップを紹介しているので、ぜひご覧ください。
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軒下の蜂の巣の駆除は基本的にはプロに任せるのがおすすめ
軒下に巣を作る蜂がドロバチの場合は自分でも駆除しやすい傾向がありますが、スズメバチやアシナガバチなどの危険性が高い種類の場合は、プロに任せるのがおすすめです。
また、ドロバチであっても脚立やハシゴを使用しなければ駆除できない高さに巣がある場合は、集団に襲われる危険性が高まることだけでなく、転落事故の危険もあります。
自分で駆除できるのは、低い踏み台を使用すれば手が届く程度の高さにある、小さな巣までです。それでも刺される危険はあるため、防護服相当の重装備のうえで実行しましょう。危険や恐怖感をおぼえたときは無理をせず、ぜひプロへご相談ください。
軒下の蜂の巣に関するよくある質問
軒下の蜂の巣に関するよくある質問3つに回答します。
軒下の蜂の巣は縁起が良いと聞いたので駆除したくないのですが
たしかに、風水などでは軒下に蜂の巣ができると、商売繁盛や金運上昇などの吉兆といわれるようです。しかし、蜂に刺されてしまえば医療費がかかるほか、ハチ毒アレルギーになれば次に刺されたときに命に関わる恐れがあります。縁起よりも安全を優先しましょう。
軒下に蜂が巣を作ったら台風が来ないと聞いたことがありますが本当ですか?
「蜂が低いところに巣を作る年は台風が多い」といったことわざがあるので、その逆説と考えられます。しかし、実証されているわけではないため真偽不明です。低いところを好む蜂と高いところを好む蜂がいるので、台風の有無というよりは、地域ごとの分布の違いに左右されやすいと考えられます。
2階以上の蜂の巣を自分で駆除できますか?
2階以上の高さにある蜂の巣を駆除するには、プロ仕様の防護服と二段~三段のハシゴ、ハシゴを支える人員が必要です。これらを用意できるのであれば、自分で駆除できる可能性はゼロではありませんが、極めて高難度といえます。
また、万が一転落した場合は医療費がかかるため、自分で駆除することが必ずしもコスト削減になるわけではありません。安全の面からしても、プロに任せることをおすすめします。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります