エアコンから蜂が出てきたり、死骸が落ちてきたりして、びっくりしたことがある人もいるでしょう。エアコンの中から出てくるというのは極めて稀なケースですが、可能性がないわけではありません。とくに春から夏にかけては蜂が活発になるため、注意が必要です。
そこで本記事では、エアコンから蜂が出てくる場合の侵入経路を詳しく解説します。後半では、追い出し方と再発予防策も解説するので、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- 蜂がエアコンに侵入した経路が知りたい方
- エアコンから侵入した蜂の追い出し方を知りたい方
- 再発を防止する方法を知りたい方
※1 対応地域・対応する加盟店により異なります ※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
蜂がエアコンから出てくるのはなぜ?考えられる侵入経路

エアコンから蜂が出てきたときの侵入経路は主に次の2つです。それぞれを詳しく解説します。
侵入経路
- 壁と配管(ダクト)の間に隙間
- 排水ホース(ドレンホース)
壁と配管(ダクト)の間に隙間があるケース

エアコンの配管(ダクト)は壁を貫通して外の室外機につながっています。この壁を貫通した穴の部分に隙間があると、蜂が入ってくることがあります。
この場合は、エアコン自体からは侵入していませんが、室内に入り込んだ蜂が隠れ場所を探した結果、稼働していないエアコン内に入る可能性は考えられます。
なお、エアコンの取り付け時、通常は配管と壁の間に隙間がないように施工されるため、このような問題は生じません。近年のエアコンであれば、さらにリスクの低いハードカバーも取り付けられます。
しかし、施工時のミスや経年劣化によって隙間や亀裂が生じている可能性はあるので、一度チェックしてみましょう。
排水ホース(ドレンホース)から侵入するケース

エアコンの排水ホース(ドレンホース)は、室内で発生した結露水を外へ排出するためのものです。排水ホースは壁を貫通し、地面やベランダの床面に向かって伸びています。
排水ホースを伝って侵入し、エアコン内部の結露の受け皿(ドレンパン)から出てくるという経路です。
なお、一般的な排水ホースの直径は14〜18mmで、先端は外部に開放されています。つまり、横幅が14〜18mm以下の虫であれば侵入可能ということです。多くの蜂の横幅は1cmに満たないため、十分侵入可能であることがわかります。
冷媒配管から侵入することはない
室外機とつながっている冷媒配管から侵入することはありません。冷媒ガスが循環しており、蜂が生きたまま上ってこれるものではないからです。
しかし、室外機の中や周辺にアシナガバチやドロバチなどが巣を作ることはあります。排水ホースに近い場所で営巣されると、エアコンから侵入してくるリスクが高くなるため注意が必要です。室外機の蜂の巣については次の記事をご覧ください。
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エアコンから侵入した蜂の追い出し方・駆除方法

蜂がエアコンから室内へ侵入した際に、安全に追い出す方法を紹介します。なお、大声を出したり、大きな動作をしたりすると蜂が興奮して攻撃してくる恐れがあるので、静かにゆっくり行動するのが基本です。
部屋を暗くして窓の外に誘導する
蜂は明るい場所に向かって飛ぶ習性があります。部屋を暗くして窓に誘導するのは、この習性を活かした追い出し方です。次の手順を静かに実践しましょう。
部屋を暗くする手順
- 一カ所の窓を開ける(光源を確保)
- 1で開けた窓以外の窓のカーテンを閉める
- 部屋の明かりを消す
ただし、この方法は窓の外に光源があるときしか使えません。外が明るくないときは、ベランダや庭などの窓の外に懐中電灯を設置して、光源を確保する必要があります。光源を確保できないときは蜂を見失うだけなので、やめておきましょう。
夜間の駆除方法や部屋にいる蜂に対するNG行動、見失ったときの対処法などをさらに詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
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扇風機を利用して窓の外に誘導する
蜂の飛行は風で妨げられるため、無風の場所を選んで飛ぶ習性があります。扇風機の利用は、この習性を利用したものです。蜂に進行してほしくない方向へ風を当てると、進行ルートを妨害できます。
窓を開けた状態で風の角度を調整し、蜂が室内の奥に入るのを妨害しましょう。風の角度を徐々に変えて窓の外へ追い込むことで、追い出せる可能性があります。
ただし、風が強すぎると蜂が予期せぬ方向に飛んでいくこともあるため、注意が必要です。蜂から距離がある場合は「強」でも問題ありませんが、近距離の場合は「中」「小」に設定しましょう。
蜂用殺虫剤スプレーで駆除する
蜂用殺虫スプレーが手元にある場合は、追い出さずに駆除できる可能性があります。ただし、蜂用殺虫スプレーは基本的に、屋外での使用を想定して設計されているため、使用前に注意書きを確認しましょう。
使用しても問題ない場合は、狙いを定めて蜂が落下するまで噴射します。一瞬スプレーがかかった程度では、蜂は死なないからです。
なお、狙いを外すと蜂が興奮して襲ってくることがあるため、防護服相当の装備は必須です。厚手の長袖、長ズボン、二重にした軍手、マスク、ゴーグルなどを着用しましょう。装備の詳細は次の記事で詳しく解説しています。
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駆除がNGなケース
以下の条件に合致する場合は、駆除をあきらめて追い出すことを考えましょう。
駆除がNGなケース
- ハチ毒アレルギーがある
- 蚊用・ゴキブリ用の殺虫剤しか手元にない
- 小さな子供やペットがいる
過去に蜂に刺されたことがあり、ハチ毒アレルギーになった方、またはその可能性がある方は自分で駆除するのはNGです。反撃によって刺されると、アナフィラキシーショックによって命にかかわる恐れがあります。
手元にある殺虫剤が蜂用ではなく、蚊用やゴキブリ用の場合も駆除を試みるのはNGです。有効な成分が異なるため、蜂にとっては刺激にしかならず、反撃を誘発する可能性があります。
また、小さな子供やペットがいる場合は、室内で殺虫剤を使用するのはおすすめできません。とくに、猫や水槽で飼っているペットには致命的な成分が含まれていることが多いため、注意が必要です。
蜂用スプレーの成分や使用方法は次の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
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敷地内の営巣がエアコンへの侵入原因なら早急に駆除しよう

室外機の中や周辺、ダクト接合部付近の軒下や壁などに営巣されていれば、エアコンから侵入するリスクは高くなります。室外機の中に巣を作るのは狭い場所でも営巣可能なアシナガバチやドロバチですが、周辺や軒下では危険性の高いスズメバチも営巣可能です。
エアコンから侵入した蜂を追い出したら、しばらくしてから外の様子を見に行ってみましょう。巣を確認、あるいは可能性が高いと判断できた場合は、早急な駆除をおすすめします。
ただし、確認の際は巣がありそうな場所から、10mほど距離をとって様子をうかがうだけにとどめてください。スズメバチの種類によっては、巣の半径10m以内に近づく存在を攻撃する傾向があるからです。
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蜂の巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ!

ハチお助け本舗の特徴
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ハチお助け本舗の料金
ハチお助け本舗では基本料金を蜂の種類ごとに設定しております。
| 蜂の種類 | 基本料金 |
| スズメバチ | 13,000円(税込) |
| オオスズメバチ | 25,000円(税込) |
| アシナガバチ | 8,800円(税込) |
| ミツバチ | 10,000円(税込) |
この基本料金に、巣の大きさや場所、部分修繕の必要性などの条件に応じた料金が加算される場合があります。お見積りの内容にご納得いただいた場合に限り、ご契約・駆除実施となりますのでご安心ください。
エアコンへの蜂の侵入を防ぐための予防策

最後に、エアコンへの蜂の侵入を防ぐ5つの方法を解説します。蜂以外の害虫にも有効な方法が多いため、ぜひ実践してみてください。
排水ホースに防虫キャップを取り付ける
まずは排水ホース(ドレンホース)に防虫キャップをつけましょう。排水ホースの先端に装着できるもので、ホームセンターや通販で購入できます。
ただし、購入前にエアコンの取り扱い説明書または実測で、排水ホースの内径を確認してください。防虫キャップが対応できる内径は商品によって異なるため、エアコンの仕様と適合する防虫キャップを選びましょう。
排水ホース周辺に忌避剤を散布する
蜂用の忌避剤をホームセンターや通販で購入し、排水ホースの周辺(屋外)に散布しましょう。排水ホースに蜂が寄り付かなくなるため、侵入を防ぐ確率が高まります。毒性のある成分を撒きたくない場合は、蜂が嫌う臭いを放つ木酢液でも効果的です。
ただし、忌避剤・木酢液ともに室外機にはかからないように注意してください。スプレーの成分が基板や配線に付着するとショートさせる恐れがあり、木酢液は金属に錆を生じさせる要因となります。
なお、忌避剤や木酢液の効果は永続ではないため、1~3カ月を目安に再散布しましょう。山や林に隣接しており蜂との遭遇率が高い場合には、プロに依頼するのもおすすめです。持続効果が長い忌避剤の使用を相談できます。
配管と壁の隙間をパテで塞ぐ
冷媒配管と壁の間に隙間があるときは、外壁用パテと内壁用パテで埋めましょう。外壁の隙間に手が届かないときは、内壁用パテだけでも詰めておくことをおすすめします。隙間が大きいときは、発泡ウレタンフォームを検討しましょう。いずれもホームセンターまたは通販で購入可能です。
なお、エアコンの購入店または設置業者の保証期間内であれば、業者に依頼して再施工してもらうのがおすすめです。市販品のパテの寿命は5~7年が目安で、状況によっては5年未満になることもあります。業者の施工であれば、より耐久性の高いエアコンスリーブなどで対応してもらえる可能性があります。
エアコンの使用頻度を増やす
蜂は振動や音の少ない、静かな場所に巣を作る傾向があります。エアコンの稼働で生じる振動や運転音は、蜂にとって不快なので、蜂が寄り付きにくくなります。春から夏にかけての蜂の活動が活発になる時期は、使用頻度が少ない部屋も含めて定期的にエアコンを稼働させると良いでしょう。
定期的に室外機や排水ホースを点検する
エアコンの室外機や排水ホースを定期的にチェックしましょう。とくに注意したいのは春先(3月〜5月頃)です。この時期は女王蜂が冬眠から目覚め、新たな巣を作り始めるタイミングなので、この時期に蜂を寄せ付けないことが夏以降の被害抑制につながります。主なチェックポイントは次のとおりです。
チェックポイント
- 室外機の中
- 室外機の裏
- 排水ホース周辺
- 配管と壁の貫通部
エアコン周辺以外もチェックしたい人は、次の記事をご覧ください。
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蜂がエアコンから侵入しないよう、あらかじめ対策をすると安心
排水ホースを伝ってエアコン自体に蜂が侵入するのは稀なケースですが、壁の隙間からの侵入や室外機への被害は少なくありません。パテで埋める、忌避剤を使用するなど、あらかじめできる対策は実践しておきましょう。
蜂が侵入してしまった場合は、光源や風による誘導で窓の外に追い出す方法がおすすめです。蜂用殺虫スプレーで駆除するのも手段の一つですが、狙いを定める必要があるため焦っているときは、うまくいかまいこともあります。防護服相当のウェアの着用も必要です。確実に実行できること、できるだけ安全な方法で対処しましょう。
エアコンに限らず蜂の来訪が多く困っているときは、巣の場所の特定から駆除、撤去まで任せられる蜂駆除業者への相談もぜひ検討してください。
エアコンから蜂がでてきたケースに関するよくある質問
エアコンから蜂がでてきたケースに関するよくある質問3つに回答します。
エアコンから蜂が出てくるときの侵入経路は?
エアコンのダクトが貫通している壁の穴や排水ホース(ドレンホース)を通って蜂が侵入することがあります。ダクトの穴や室外機周辺で蜂が巣を作っていると、侵入の可能性が高まります。
エアコンから蜂が出てこないようにする予防方法は?
ダクト周辺に隙間があればパテで埋めるか、エアコン設置業者に再施工を依頼しましょう。排水ホースには防虫キャップを取り付け、周辺に忌避剤を散布することをおすすめします。
エアコンから蜂が出てきたときの追い出し方は?
光源となる窓を開け、それ以外の窓にはカーテンをかけて電気を消してください。蜂は光に向かって飛ぶ習性があるため、窓から出ていってくれる可能性が高くなります。
※1 対応地域・対応する加盟店により異なります ※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります