蜂の巣ができやすい家の条件とは?巣が作られたときの対処法も紹介
家の中に蜂の巣ができてしまうと、危険なので駆除しなければと思いながらも、もし怪我などをしてしまったら、と心配になるものです。
実は、蜂の巣ができやすい家や場所には条件があるのです。巣を作りやすい場所がわかれば、巣作りを予防したり、巣が小さいうちに駆除したりなどをしやすくなります。
そこで今回は、蜂の巣ができやすい家の条件や、巣ができたときの対処法などを解説します。
巣を作らせないため予防や、蜂の巣ができてしまった場合の対処にご参考ください。
目次
- 蜂の巣ができやすい家の条件とは
- 雨や風などの影響を受けにくい場所があること
- エサが確保しやすい場所があること
- 天敵が入ってこない密閉空間があること
- 蜂の巣ができやすい場所とは
- 庭に生えている木
- 天候の影響を受けにくいベランダ
- 巣が作りやすい条件がそろう床下や天井裏
- 人目に付きにくい家の外壁
- 巣を作らせないためにできる予防方法
- 事前に蜂専用の殺虫スプレーを撒いておく
- 目が細かいネットで換気口や通風口を塞ぐ
- 蜂のエサになるものは片付ける
- ハッカ油や木酢液を使う
- 蜂の巣ができてしまった場合の対処方法
- まだ蜂の巣が小さければスプレーで駆除する
- 巣が大きくて自力では難しい場合は業者に依頼する
- 蜂の巣ができやすい家なら春頃に対策しよう
- もし蜂の巣を見つけたらハチお助け本舗に駆除の依頼を!
- まとめ
蜂の巣ができやすい家の条件とは
すべての家に蜂の巣ができやすいとは限らず、蜂の巣ができやすい家にはいくつかの条件があります。ここでは、蜂の巣ができやすい家の条件について解説します。
雨や風などの影響を受けにくい場所があること
蜂が空を飛ぶ仕組みは、薄い羽を高速で羽ばたかせて飛行しています。蜂の羽は薄いため、雨や風による影響を受けやすいのが特徴です。
飛行中に雨粒や風が羽に当たると、羽が重くなって飛行しにくくなってしまいます。
そのため、多くの蜂は巣を作る際に、雨や風などが飛んでこない場所を選ぶ傾向があることを、おぼえておきましょう。
日本の家屋は広い軒下を備えていることが多いですが、蜂にとっては雨や風を防ぐのに格好の場所です。軒下が広いほど、蜂にとっては風雨をしのぎやすくなります。
一軒家の家屋だけでなく、マンションやアパートのベランダや屋根なども風雨を防ぎやすいので、蜂が巣を作りやすいです。
建物だけでなく、葉が生い茂った庭木なども雨を防ぎやすいので、スズメバチやアシナガバチなどが巣を作ることが少なくありません。
エサが確保しやすい場所があること
あらゆる生き物に食物が欠かせないのと同様に、蜂にとってもエサの確保は重要な課題です。
特に、多数の個体が巣の中で生活する蜂にとっては、巣が大きければ大きいほど、より多くのエサを集めなければなりません。
多くの蜂にとってエサとなるのは昆虫なので、昆虫を捕獲しやすい場所は蜂にとって巣作りに適した場所になります。
木の周辺は昆虫が集まりやすい場所ですが、幹や根などに空洞がある場合は、スズメバチやアシナガバチなどが巣作りをしてしまう可能性が高いです。
花が多く咲いている庭などは、花の蜜や花粉を好むミツバチにとって、格好の巣作りの場所になります。
天敵が入ってこない密閉空間があること
自然の生き物にとっては、天敵から身を隠すことが重要ですが、蜂にも同じことがいえます。
蜂にとっての天敵としては、クマなどの哺乳類、ニワトリなどの鳥類、カマキリなどの昆虫類などが挙げられます。
蜂のなかでは凶暴で危険といえるスズメバチであっても、自らの巣を守るために、できるだけ天敵が少ない場所に巣を作ろうとします。
天井裏や屋根裏、床下などの密閉空間は天敵が入ってきにくいので、蜂が巣を作りやすい場所であることに注意しましょう。
参考)蜂の巣の種類を解説
蜂の巣ができやすい場所とは
家や庭のどこでも同じように蜂の巣ができるわけではなく、蜂の巣ができやすい場所があります。
蜂の巣ができやすい場所や特徴について見ていきましょう。
庭に生えている木
観賞用などで家の庭に木が生えている場合がありますが、庭に生えている木は、蜂の巣ができやすい場所です。
木の枝や葉は、蜂にとっては周囲から身を隠す場所になるので、巣作りに適した環境といえます。枝や葉が多いほど蜂にとっては隠れ家に適しています。
また、葉がよく生い茂っている場合は、日差しや雨などをしのぎやすいため、蜂にとってはより巣作りに適した環境です。
木の葉や枝の間などが巣を作りやすい箇所ですが、幹の中の空洞な部分にも巣を作る場合があります。
葉や枝は巣があることが外観から比較的にわかりやすいですが、幹の中の巣は気付きにくいことも多いので、要注意です。
天候の影響を受けにくいベランダ
ベランダは閉鎖的な空間であり、一般に天候の影響を受けにくいため、蜂にとっては巣作りに適した場所の一つです。
一戸建てに比べると、マンションやアパートなどは蜂が巣を作りやすい環境ではないと思われるかもしれません。
しかし、マンションやアパートにもベランダがあるので、蜂が巣を作ってしまう可能性があります。
特にベランダに屋根が設置されている場合は、蜂にとって風雨をしのげてより好都合な環境になります。
また、ベランダには洗濯物を干すことが多いですが、洗濯物に用いる柔軟剤の香りは、蜂を引き寄せてしまう可能性があります。
ガーデニングをしている場合は、花の香りにも同様の可能性があるので注意してください。
巣が作りやすい条件がそろう床下や天井裏
床下や天井裏は、巣作りに適した複数の条件がそろっているので、蜂にとっては理想的な場所といえるでしょう。
密閉された空間では、蜂の飛行を妨げる風雨を防げるだけでなく、鳥や他の昆虫などの天敵が入ってきにくいので、格好の隠れ場所にもなります。
多くの家には換気口がありますが、換気口の小さな穴から蜂が家の内部に侵入し、床下や天井裏などにたどり着いて、巣作りをしてしまう場合が少なくありません。
床下や天井裏などは人目に付きにくい場所なので、巣を見つけたときには巨大化していたというケースも少なくないので、注意しましょう。
人目に付きにくい家の外壁
外壁の隙間は狭いうえに風雨を防ぎやすいので、密閉空間と同様に、蜂にとっては巣作りの場としての理想的な条件がそろっています。
蜂にとっては小さな隙間を出入り口にするのは容易ですが、人間にとっては目に付きにくい場所です。目立った入り口もないので、侵入経路もはっきりしません。
蜂が外壁に巣を作ったことに長い時間気付かずに、発見したときは巣が巨大化していた場合もあるので、要注意です。
エアコンの室外機や生垣の中など、外壁の周辺にも蜂が巣を作りやすい場所が多いので、この点にも注意しましょう。
巣を作らせないためにできる予防方法
家の内外には蜂が巣を作りやすい場所がたくさんあるので、巣を作らせないように予防しておくと効果的です。
そこで、蜂に巣を作らせないための予防方法について解説します。
事前に蜂専用の殺虫スプレーを撒いておく
軒下・庭木の周り・ベランダなどは、蜂が巣を作りやすい場所です。
蜂の巣作りに適した場所には、蜂専用の殺虫スプレーをあらかじめ塗っておくと、蜂が寄ってくるのを防ぎにくくなります。
蜂退治の殺虫剤はスプレーだけでなく、粉末や液体など複数のタイプがあるので、場所によって使い分けましょう。
土壌に使う場合は、雨が降ったあとは効果が薄くなりやすいので、再度撒いておくことをおすすめします。
目が細かいネットで換気口や通風口を塞ぐ
換気口や通風口などは、身体が小さい蜂にとっては、家の中に侵入するための経路になります。
蜂は全体的に身体が小さいですが、ミツバチの身体は特に小さく2cm~3cm程度なので、わずかな隙間からでも簡単に侵入してくるので、注意してください。
蜂の侵入を防ぐための対策としては、1マスが1cm以下のネットを用意して、換気口や通風口に取り付けましょう。
ネットの目が十分に細ければ、小柄なミツバチでも換気口などから侵入しにくくなります。
換気口や通風口だけでなく、壁の隙間も蜂の侵入経路になる場合もあります。壁に隙間がある場合は、隙間を埋めるための専用のパテやネットを用意して塞ぐ方法があります。
蜂のエサになるものは片付ける
生ゴミやジュースなどを放置していると、蜂のエサになる虫が発生しやすいので、ゴミはすぐに片付けておきましょう。
虫の発生の原因になるだけでなく、ゴミのにおいで蜂自体を寄せ付けてしまう可能性があります。
ハッカ油や木酢液を使う
殺虫スプレーは人体に悪影響がないように工夫されている場合も少なくありませんが、それでも体に良くなさそう、と心配になるかもしれません。
市販の殺虫スプレーを使いたくない場合は、ハッカ油や木酢液で代用する方法があります。
ハッカ油は強いにおいがし、木酢液は独特の焦げくさいにおいがしますが、どちらも基本的に蜂が苦手とするにおいです。
蜂が巣を作りやすい場所に直接塗ったり、水で薄めて全体的にスプレーしたりして、蜂よけに活用しましょう。
蜂は比較的に嗅覚が発達した生き物なので、遠い場所からでも苦手なにおいを嗅ぎ分けられるので、ハッカ油や木酢液を置いておくだけでも有効な場合があります。
逆に、蜂が好むにおいを使っておびきよせ、容器の中に閉じ込めたり溺れさせたりする、蜂取り用の市販のトラップもあるので、活用してください。
蜂の巣ができてしまった場合の対処方法
そこで、蜂の巣ができてしまった場合の対処法について解説します。
まだ蜂の巣が小さければスプレーで駆除する
蜂の巣がまだ小さい段階であれば、蜂退治用のスプレーで駆除しやすいといえるでしょう。
巣作りを始めたばかりの小さな巣であれば、蜂の数もあまり多くないので、一般に駆除しやすいタイミングといえます。
蜂が巣作りを始める時期はおもに4月~5月頃ですが、この時期は女王蜂がいるだけであったり、数匹の蜂がいるだけだったりの場合が多いので、自分で駆除しやすい段階です。
また、一度対策をしたからといって安心するのではなく、蜂が巣を作りやすい場所を定期的にチェックして、早めに巣を発見することも重要なポイントです。
より詳しくはこちらの「ハチの巣が小さいなら駆除できる」でご確認ください。
巣が大きくて自力では難しい場合は業者に依頼する
蜂の巣が大きいなど、自力での駆除が難しそうな場合には、無理をせずに蜂退治の専門業者に依頼しましょう。
多くの蜂は人を刺すことができ、ミツバチに刺されただけでも痛いものですが、より危険な蜂には注意が必要です。
特に、スズメバチのように凶暴性があり、かつ毒性の強い蜂に刺されると、アナフィラキシーショックを起こし、最悪の場合は死に至るおそれもあります。
蜂の巣を危険と感じた場合は無理をせず、知識と経験が豊富なプロの業者に相談しましょう。
また、蜂の駆除に使用する薬剤などは、使用法などを誤ると人やペットに悪影響を与えることもあるので、その点でも専門の業者に依頼することをおすすめします。
参考)蜂の撃退法、蜂の巣駆除の相場料金
蜂の巣ができやすい家なら春頃に対策しよう
蜂の巣が作られやすい条件を備えた家の場合は、春頃から早めに蜂の対策をするのがよいでしょう。
春頃に対策を始めるのがおすすめの理由は、4月頃に飛んでいる蜂は比較的に危険が少ないからです。
4月頃の春先には、大きめの蜂が単独で飛行しているのを見かけることがありますが、これは多くの場合は女王蜂です。
アシナガバチやスズメバチの女王蜂は、春先になると単独で行動し、巣作りに適した場所を探して飛び回ることが少なくありません。
この時期の女王蜂の特徴は、冬眠を終えたばかりで非常に弱っていることです。手で握るなどの危険な行動をしない限りは、刺してくることもめったにありません。
反撃をしてこないということは、蜂を駆除しやすいということです。
数匹の蜂に襲われれば駆除するのは困難になりますが、弱ってほとんど反撃してこない単独の蜂であれば、駆除しやすいといえるでしょう。
もし女王蜂が巣作りを終えてしまうと、巣の中で蜂がどんどん繁殖してしまうので、すべての蜂を駆除するのは簡単ではありません。
女王蜂が単独で行動しているときに駆除することができれば、大勢の蜂を相手にしなくても駆除できるので、その点で春先は駆除のタイミングに適しています。
もし蜂の巣を見つけたらハチお助け本舗に駆除の依頼を!
ハチお助け本舗は、年間40,000件以上の駆除実績を有する専門業者なので、蜂の巣駆除を安心して任せることができるからです。
ハチお助け本舗は自社規定の研修を実施しており、高い技術力を身に着けたスタッフが現場に赴くので、さまざまな種類の蜂に効果的に対応することができます。
ミツバチやアシナガバチのみならす、攻撃性が高く危険なスズメバチにも対応しているので、自分で駆除するには危険すぎる蜂の巣でも、安心して任せやすいといえるでしょう。
専門業者に蜂の巣駆除を依頼する場合、高額な費用がかかるのではないかと心配になるかもしれません。
ハチお助け本舗の場合、蜂の巣駆除にかかる費用は税込み4,400円~であり、業界トップクラスの安さを誇っています。
さまざまな蜂の巣駆除に対応してきた豊富な実績と、業界でもトップクラスのリーズナブルな費用を両立させているのが、ハチお助け本舗の大きなメリットです。
まとめ
蜂の巣ができやすい場所の条件は、風雨をしのげる、エサを確保しやすい、天敵が入ってきにくいなどです。
具体的な場所としては床下・天井裏・外壁の隙間・庭の木・ベランダなどが要注意です。排気口などから侵入することも多いので、ネットなどで塞いでおきましょう。
蜂の巣作りを予防するには、スプレーやハッカ油などを使う方法があります。
もし蜂が巣を作ってしまったら、蜂による被害を未然に防ぐためにも、蜂退治の専門業者に依頼することを検討しましょう。
業者探しでお困りの方は、ぜひ専門業者の「ハチお助け本舗」へご相談ください。