【アシナガバチの巣】業者に駆除を依頼した際の料金相場はどれくらい?

家のベランダや庭でアシナガバチの巣を見かけたら、一刻も早く取り除きたいですよね。自力で駆除できるのか、業者に依頼したほうが良いのかも気になるところです。

ここでは、アシナガバチの巣を駆除するタイミングに加えて、業者に依頼した場合の料金相場や、安く抑える方法を解説しています。アシナガバチの危険性や業者に依頼するときの流れも紹介していますので、アシナガバチの巣を見かけて困っている方はぜひお役立てください。

アシナガバチの危険性について

アシナガバチの特徴

アシナガバチ

アシナガバチは体長14~26mmほどで、スリムな体型と長い後ろ足を持つ蜂です。お尻に毒針を持っていますが、巣を刺激しない限り刺されることはありません。攻撃的なスズメバチとは違い、大人しい性格をしています。夏場に活発に動き、後ろ足を垂れ下げてふわふわと優雅に飛ぶのが特徴的です。

基本的に肉食で、主食は芋虫などの昆虫になります。農作物や樹木につく蝶や蛾の幼虫を食べてくれるため、人間にとっては益虫ともいえるでしょう。

アシナガバチの危険性

アシナガバチはスズメバチのように凶暴性は強くありませんが、巣に危険があれば一斉に攻撃してきます。急に近づいたり触ったりしなければ刺されることはないため、巣を見かけても近寄らないようにしましょう。

民家の軒下や庭の植物などに巣を作ることが多いので、水撒きや洗濯物を取り込むときに意図せず近づいてしまうことがあります。刺された場合は慌てず、安全な場所に避難してください。その後、速やかに病院で受診しましょう。

アシナガバチが巣を作りやすい場所

アシナガバチは、次のような人の生活圏内に巣を作ります。
・軒下、屋根の下
・ベランダ
・庭の植物
・エアコンの室外機
・ガレージ

人家周辺は雨風や直射日光をしのげ、乾燥しているので巣が作られやすいです。特に軒下や屋根の下は天候の影響を受けにくく開放的なため、アシナガバチにとって絶好の生息環境といえます。

アシナガバチは5月頃から巣作りを始め、10月頃まで活発に動き回ります。冬になるといなくなり、同じ巣にアシナガバチが再び棲みつくことはありません。しかし、一度できた巣が生活しやすい場所の場合、翌年も新たな巣を作られる恐れがあります。アシナガバチ以外の昆虫が巣を利用するケースも考えられるので、巣を発見したらすぐに駆除を考えましょう。

アシナガバチの巣を自力で駆除するのは危険?

アシナガバチの巣

時期によって、アシナガバチの巣を自力で駆除することも可能です。しかし、入念な準備や注意が必要になるため、大きなリスクをともないます。詳しく見ていきましょう。

アシナガバチの巣を自力で駆除するのは危険なの?

アシナガバチはスズメバチより穏やかな性質で、こちらから攻撃しない限りめったに刺してきません。しかし、油断は禁物です。

種類によっては強力な毒性を持ち、刺されるとアナフィラキシーショックを発症する可能性があります。血圧の低下や呼吸困難に陥り、失神する可能性もあり得ます。

特にキアシナガバチは、アシナガバチのなかで最も危険といわれている蜂です。刺されたときに激痛が走り、強いかゆみも生じます。アシナガバチを見つけたら、一刻も早く業者に点検を依頼するのがおすすめです。

アシナガバチを頻繁に見かけるようなら業者に依頼する

頻繁に見かけるようなら近くに巣を作られている可能性があるので、早急に駆除する必要があります。

4~5月頃は女王蜂だけで巣を作っており、比較的危険が少ない時期なので自力で駆除することも可能です。駆除する際は、蜂を刺激しない白色の服を着ましょう。厚手の長袖長ズボンに、帽子の上から防虫ネットを被って可能な限り防御します。日没後に静かに巣に近づき、ジェット噴射タイプのスプレーをかけてください。巣は素手で触らず、ホウキなどで叩き落としてからゴミとして捨てましょう。

ただし、時期や巣の大きさが下記に当てはまる場合、専門の業者に依頼することをおすすめします。
・時期:夏~秋
・巣の大きさ: 10~15㎝以上
・巣がある場所:脚立が必要になる場所、狭い空間 など

夏から秋にかけては繁殖期でアシナガバチが攻撃的になっているため、非常に危険です。また、すぐに逃げられない場所に巣があった場合、アシナガバチが飛び出してきたときに次のようなリスクも起こり得ます。
・驚いて脚立から落下し、骨折や頭を強打する
・狭い場所で逃げ場がなくなり、パニック状態になる

このような危険性を考えると、専門業者に依頼したほうが安心・安全でしょう。

【アシナガバチの巣】業者に駆除を依頼した際の料金の相場

料金の相場

相場は4,000円~30,000円です。「30,000円なんて高すぎる……」と思われる方もいるかもしれませんが、蜂の巣の駆除作業は非常に危険をともないます。頑丈な防護服や殺虫能力の高い専用機器を用いて行なうので、妥当な金額といえるでしょう。

駆除料金は巣の場所やサイズによって異なります。巣が大きいほどたくさんの蜂が住んでいることになるため、駆除の危険度が増して料金も上がります。また巣が屋根裏などの狭くて作業しにくい場所や、高所にある場合も高くなりやすいです。

逆に手が届く高さや開けた場所にある場合は、比較的簡単な作業で済むため、追加料金が発生しない可能性が高いでしょう。

駆除料金の内訳

蜂の巣駆除は基本的に「出張費」と「作業費」がかかります。

出張費とは、自宅まで作業員に来てもらうために支払う費用です。巣の大きさや巣のある場所に関わらず、一律同じ料金になります。

作業費はアシナガバチの巣を駆除するためにかかる費用です。巣の大きさや数、場所によって変わってきます。特に高いところに巣がある場合、ハシゴや高所作業車を使用するため、専用機材の料金が追加されるでしょう。また蜂の巣の駆除料金は巣の数に応じて決められていることが多いようです。巣の数が多いほど費用がかさむと思ってください。

業者によって、見積りの有料・無料や、出張費・作業費を掲載しているかどうかは異なります。「ホームページ上の金額が安いので依頼してみたら、予想以上にかかった」とならないよう、まずは現地調査を依頼したうえで見積りを出してもらうのがおすすめです。業者に依頼するときの流れは記事の後半で解説していますので、参考にしてみてください。

【アシナガバチの巣】駆除料金を安くする方法はある?

業者に相談する男性

アシナガバチの巣の駆除費用を安く抑えるには、以下の3点を実施してみましょう。

住んでいる地域の自治体に相談する

自治体によって、業者に依頼してかかった費用を一部負担してくれるところもあります。例えば埼玉県鴻巣市では、「駆除に要した費用の3分の1に相当する額」を上限10,000円まで補助してもらえます。

ほとんどはスズメバチが補助対象ですが、アシナガバチに対応している自治体も少なくありません。一度お住まいの自治体のホームページを確認してみましょう。なかには自力で駆除するための防護服を貸し出したり、駆除を無料で引き受けてくれたりする地域もあります。

アシナガバチの巣が大きくなる前に依頼する

蜂の巣が成長するほど駆除料金も高くなっていきます。

「今は殺虫スプレーで様子を見ておこう」と後回しにしたくなるかもしれませんが、巣が大きくなる前に依頼したほうがお得です。蜂の巣は小さいほど働き蜂の数が少ないため、駆除の危険度が下がり、駆除料金も安くなります。

特に4~5月の女王蜂が単独で巣作りをしている時期に発見した場合は、すぐに業者に相談しましょう。

複数の業者に見積り依頼をする

アシナガバチの駆除料金は業者によって異なります。基本料金が安い業者を見つけるには、相見積りをとりましょう。相見積りとは、複数の業者から見積りをとって、作業内容や料金などの詳細を比較することです。

1社だけしか見ずに決めてしまうと、「相場より高い料金を請求されてしまった」と損をするケースもあり得ます。相場を知ることで悪徳業者に引っ掛かるリスクも減り、料金やサービスともに納得できる業者を見つけられる可能性が高まるでしょう。

相見積りをとる際は、3~5社に依頼するのがおすすめです。回答を待っている間も巣が成長してしまうので、あらかじめ「いつまでに駆除するか」を決めておき、早めに行動しましょう。

アシナガバチの巣駆除業者の選び方4選

アシナガバチの駆除業者を選ぶときは、以下の4点を意識してみましょう。

即日対応しているかどうか

申し込んだ当日や夜間に対応する、問い合わせたらすぐに返信がくるなど、即日対応している業者はスタッフの質が高いといえます。

「気付いたときには巣が大きくなり、アシナガバチが飛び回っている」という場合でも、安心して依頼できるでしょう。

ネットに良い口コミがあるかどうか

業者のホームページにはお客様からの声が掲載されていることが多いので、業者選びの参考になります。

また専用の口コミサイトを一通り見てみるのもおすすめです。「質問に対する返答が適当だった」「見積りの内訳をしっかり説明してもらえなかった」など、印象の悪い口コミが多い業者は避けたほうがよいでしょう。

逆に良い口コミしかないところはサクラの可能性も考えられるため、半々くらいの比率で掲載されているほうが安心できます。

アフターサービスが充実しているかどうか

次のようにアフターサービスが充実しているかを確認しましょう。
・駆除後に様子を見に来てくれる
・1週間以内に同じ場所で巣ができたら、無料で対応してくれる

一度巣を駆除しても、数日後には同じ蜂が舞い戻ってくるケースもあります。これを「戻り蜂」といい、巣があった周辺でまた巣を作り始めてしまいます。アフターフォローがない業者の場合、再度料金を支払って駆除してもらわなければなりません。そのため、作業後の保証期間を設けている業者のほうが安心です。

単純に駆除するだけでなく、原因の特定から再発防止対策まで一貫して実施してくれる業者を選びましょう。保証期間などが明記されていない場合は、電話やメールでしっかり問い合わせておきます。

従業員の対応が丁寧かどうか

電話のやり取りや現地調査の際に、従業員の対応が丁寧かどうか確認しましょう。丁寧なら従業員の教育がしっかり行き届いた業者の可能性が高いです。最後まで責任をもって対応してもらえるでしょう。

良心的な業者であれば、顧客からの不明点や疑問にわかりやすく回答してくれます。積極的に質問してみて、納得のいく答えが得られなければ候補から外したほうが良いです。

【アシナガバチの巣】駆除を業者に依頼した際の流れ

【手順】
1.電話もしくはメールで、業者に問い合わせをする
業者側から連絡が来るため、次の3点を伝えましょう。
・巣がある場所
・巣の大きさ
・駆除の希望日時

上記をもとに業者から仮の見積りが提示されるので、金額を確認してください。その後、現地調査するための訪問日を確定します。

2.従業員が自宅に訪問し、状況を確認してから本見積りを行なう
業者が蜂の種類や被害状況の確認を行ないます。このとき「身だしなみに清潔感があるか」「明るく元気か」など、従業員の言動や服装をチェックしておくと良いです。

蜂の巣を確認したあとは、業者から本見積りが提示されます。料金の内訳や作業内容の詳細の説明を受け、疑問点があればうやむやにせずしっかり尋ねましょう。

3.正式依頼後、蜂の駆除作業を実施
従業員が専用の防護服を着用し、駆除開始です。アシナガバチの巣に薬剤を噴射して弱るのを待ってから、巣にビニール袋をかけて撤去します。駆除する時間帯によっては、巣から離れていた蜂が戻ってきた場合の対策も行なってくれるでしょう。作業完了後は施工内容の説明を受けます。

4.お支払い
施工に問題がなければ、支払いをして完了になります。現金またはクレジットカード決済の場合が多いです。

まとめ

アシナガバチは体長14~26mmほどで、スリムな外見と長い後ろ足が特徴の蜂です。スズメバチほど攻撃性はありませんが、毒性が強く、刺されるとアナフィラキシーショックを発症する可能性があります。

春先は巣も小さいため自力で駆除することが可能です。夏~秋にかけては蜂の数も多く巣が成長しているため、業者に依頼することをおすすめします。

駆除費用を安く抑えるには相見積りが重要です。料金だけでなく、即日対応かどうかや口コミの良さ、アフターサービスの充実度なども併せて比較しましょう。事前の電話・メールでのやり取りや、質問に対する返答が丁寧な業者は、質の高いサービスを提供してもらえる可能性が高いでしょう。業者探しでお困りの方は、ぜひ専門業者の「ハチお助け本舗」へご相談ください。

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