蜂を寄せ付けない方法とは?寄ってくる理由や巣を作る時期も解説

壁に巣をつくる蜂

暖かい季節になってくると、蜂に出会う機会が増えてきます。どこからともなく寄ってくる蜂に突然遭遇して、驚いた経験のある人も多いのではないでしょうか。自宅周辺に蜂がいると、買い物や洗濯物を干す際などに外へ出るのが億劫になるだけでなく、部屋に侵入されて怖い思いをすることもあるでしょう。

ここでは、蜂が寄ってくる理由や寄せ付けない方法、蜂が巣作りや活動を始める時期などについてわかりやすく解説しています。蜂に巣を作られてしまった場合の対処法についても紹介しているので、蜂に関する正しい知識を身につけ、適切に対処できるようにしましょう。

蜂が寄ってくる理由について

蜂はどのようなものに寄ってくる性質があるのでしょうか。蜂が寄ってくる原因がわかれば、寄せ付けないように対策を講じることも可能です。以下に挙げる状況に当てはまっていないか、まずはチェックしてみましょう。

庭やベランダにゴミが置いてある

庭やベランダにゴミを置いておくと、ニオイにつられて蜂が寄ってくることがあります。
スズメバチの幼虫は肉を餌としているため、ゴミの中に生ゴミが混ざっていると、巣へ持ち帰る餌を探している蜂を寄せ付けやすいのです。

働き蜂は昆虫の肉を集めるほか、人間が出すゴミからも餌となる肉を集めます。蜂が活動を始める時期には、生ゴミを含んだゴミは長期間外に放置しないことが大切です。

黒い服を着ている

黒っぽい服を着ているときにも、蜂は寄ってきやすくなります。蜂には黒いものを敵だと判断し、攻撃してくる習性があるためです。
蜂が黒い色に反応する理由としては、スズメバチの天敵であるクマが黒色をしていることや、哺乳類の弱点である目と同じ黒色に反応しているためなど、諸説あります。

基本的に、蜂は視覚が発達していないため、色を正確に認識することはできません。蜂の視界はモノクロのため、黒以外に茶色や青色など、暗い色も黒だと判断して攻撃してくることもあります。
黒い服を着ているときはもちろんですが、黒い髪の毛にも寄ってくるため注意しましょう。

冬の時期に暖かい場所を求めて洗濯物に寄ってくる

蜂は春から秋にかけて積極的に活動しますが、冬に蜂を見かける場合もあります。蜂は温度変化に弱い性質を持っているため、寒くなるとスズメバチやアシナガバチは元気がなくなり、暖かい場所を求めて人が住む場所へ現われることがあるのです。

例えば、干している洗濯物が日光で暖かくなっていると、働き蜂が寄ってくる原因となります。洗濯物に蜂が付いていることに気付かずうっかり取り込んでしまい、潜んでいた蜂に刺されてしまうケースも少なくないでしょう。
蜂が活動している時期以外でも、秋から冬の時期に干した洗濯物には気を付けることが大切です。

人工的な強いニオイや食べ物のニオイに寄ってくる

蜂は、大変優れた嗅覚を持つ生き物です。遠く離れた場所にある蜜をニオイだけで見つけたり、フェロモンを使って仲間とコミュニケーションを取ったりするほど、蜂にとって嗅覚は重要な役割を担っています。
そのため、制汗スプレーや洗剤、柔軟剤などに含まれる芳香成分に加え、香りの強い香水など、人工的なニオイにも蜂は反応して寄ってきます。

香水のような強いニオイ以外にも、お菓子やジュースなど、甘いニオイを発している飲食物にも蜂は寄ってきます。なかには、ジュース缶に入り込んだ蜂に気付かず、飲もうとして刺されてしまうケースもあるのです。

その他、人の体臭や汗のニオイにも寄ってくるので、夏は特に身体を清潔にしておくことが、蜂を寄せ付けないためには大切といえます。

蜂を寄せ付けない方法はあるの?

蜂の巣を持つ女性ニオイや色、温度など、蜂が寄ってくる原因を取り除いたとしても、ほかに要因があれば蜂は寄ってきてしまいます。蜂を寄せ付けない具体的な方法としては、以下のようなものが挙げられます。

庭やベランダにある未使用の植木鉢を撤去する

置きっぱなしの植木鉢や置物は、虫や蜂の巣作りの場所になります。自宅の庭やベランダに使っていない植木鉢や置物がある場合は、撤去することをおすすめします。
また、花壇やガーデニングの植物が発する香りにも、蜂は反応して寄ってきます。特にラベンダーやスイセンといった強い香りの花は、できる限り置かないようにすることも大切です。

殺虫剤や木酢液を使って撃退する

蜂を寄せ付けない対策として効果的なのが、殺虫剤です。一般的な殺虫剤よりも、「蜂専用」などの記載がある専用の駆除スプレーの方が効果は高まります。特に、蜂が嫌がる「ピレスロイド系」の成分が入った駆除スプレーを使いましょう。

ただし、巣に近づきすぎると蜂が襲ってくることがあるため、3m以上離れたうえでスプレーしてください。蜂専用の駆除スプレーは強力で、なかには10m以上離れた距離からでも噴射できるものがあります。
また、殺虫剤以外には木酢液も効果的です。木酢液とは、木炭の生成時に発生する煙を集めて冷却して液体にしたもので、植物が燃えたようなニオイがするため、火が苦手な蜂を遠ざけられます。

防虫ネットを使う

家のなかに蜂が侵入するのを防ぐ方法としては、防虫ネットを用いて物理的に寄せ付けない手段もおすすめです。一般的な防虫ネットは、ホームセンターなどで購入可能で、ベランダや家の屋根面にフックを貼り付け、ネットを通して使います。
防虫ネットは設置が簡単で、蜂に限らず、他の害虫が侵入してくるのを防ぐ効果も期待できます。

蜂専用の捕獲器をセットする

蜂を撃退して寄せ付けない方法と併せて、寄ってくる蜂を捕獲するための捕獲器も準備しておくと安心です。蜂の捕獲器は市販されているため、専門業者でなく一般家庭でも簡単に購入することができます。市販の捕獲器は簡単に組み立てられる構造のため、どなたでも使いやすいでしょう。
市販の捕獲器を使った大まかな捕獲手順は、以下のようになります。

【捕獲までの手順】
・高さ1~3mの樹木の枝に付ける
捕獲器を付けると蜂がたくさん寄ってくることがあります。そのため、できるだけ家の出入口など生活圏内に近い場所は避けるようにしましょう。

・1週間ほどで新しいものと交換する
捕獲器のなかにある誘引剤は、時間が経つと徐々に酸敗(酸化すること)して効果がなくなっていきます。
効果を継続させるためにも、液体がなくなってきたら速やかに新しいものと交換することが大切です。

蜂が巣を作る時期について

蜂が巣を作る時期は限られており、巣を作らせないためには、あらかじめ巣作りの時期を把握しておくことが重要です。

女王蜂が巣を作り始める時期は4~5月

蜂が巣を作り始める時期は、一般的に春頃とされています。4~5月の間くらいの時期になると、女王蜂はまず1匹だけで巣を作り始めます。巣作りの時期に入った蜂は、冬眠明けでまだ攻撃性が低いのも特徴です。
ある程度巣ができてくると、女王蜂は巣穴のなかに卵を産み、働き蜂を増やしていきます。成長した働き蜂は巣作りと育児の両方を行なうようになり、その間女王蜂は産卵に専念します。働き蜂が増えることで、巣作りのスピードはさらにペースアップしていくのです。

巣作りが本格化する時期は6月

6月下旬頃になると、働き蜂の数が急激に増え、巣は短時間で大きくなっていきます。働き蜂には巣を守る習性があり、巣が大きくなることでより警戒心が増し、攻撃性も高まるのです。
巣作りが本格化する時期になると自力での駆除は非常に危険です。心配な場合には蜂駆除の専門業者へ依頼することをおすすめします。

蜂に巣を作られやすい場所を紹介

人の生活圏内に巣を作るのは、多くの場合ミツバチ・スズメバチ・アシナガバチの3種類であるのが一般的です。
蜂は種類によって好んで巣を作る場所が異なり、それぞれ以下のようになります。

ミツバチが巣を作る場所

花にとまるミツバチ日本に生息しているミツバチは、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類に大きく分けられます。
ミツバチが巣を作る場所の多くは、基本的に天井裏や床下、植え込みや木に開いた穴といった閉鎖された空間です。そのため、リフォームなどで家の壁板を剥がしたり、屋根裏を開けたりした際に、ミツバチの巨大な巣が見つかるケースも多く見受けられます。

スズメバチが巣を作る場所

複数のスズメバチ一口にスズメバチといっても、ミツバチ同様そのなかにはさまざまな種類があり、種類によって巣を作る場所が異なります。

例えば、オオスズメバチは地中に巣を作ることが多いのですが、土壁内や樹木の穴に作ることもあります。外から見えにくい場所に巣を作るため、巣の存在に気付かず近づいた結果、刺されてしまうことも多く、注意が必要です。

またキイロスズメバチは、木の枝・屋根裏・軒下など、さまざまな場所に巣を作ります。巣の直径は1mになることもあり、スズメバチのなかでもっとも大きな巣を作る種類といえるでしょう。

このキイロスズメバチは、前述のように、働き蜂の数が少ないときは屋根裏など閉鎖的な場所に巣を作ります。しかし、群れが大きくなってくると、新しい巣を作る場所を探して移動を始めます。その結果、樹木の上など開けた場所に巣作りするようになるのです。

一方ヒメスズメバチは、スズメバチのなかで1番小さな巣を作る種類です。閉鎖的な場所を好み、物置部屋や屋根裏、樹洞などで、群れを作って巣を形成します。水道メーターや下駄箱の床板裏などで巣を作る場合もあるでしょう。

アシナガバチが巣を作る場所

花にとまるアシナガバチアシナガバチは、スズメバチやミツバチと比較して、より生活圏内に近い場所に巣を作ることが多い種類です。例えば、庭やベランダ、屋外にある水道の蛇口や建物の外壁などが挙げられます。
アシナガバチは高い場所に限らず、子どもでも手が届くような低い場所に巣を作ることもあるため、注意が必要です。
また、アシナガバチの巣は都市部でもよく見られ、住宅地にも頻繁に巣を作ります。殺虫剤で追い払っても、生き残りがいると戻ってきてしまい、新しい巣を作ってしまうおそれもあります。

蜂に巣を作られてしまったら…

蜂を寄せ付けない対策や予防をしていても、蜂に巣を作られてしまうこともあるでしょう。家の周辺で蜂の巣を見つけた場合は、できるだけ早く専門業者に相談するのがおすすめです。
刺される、寄ってくるといった被害がないからといって放置していると、蜂の数が増えてどんどん巣が大きくなっていき、駆除の難易度が上がります。蜂の巣がまだ小さい場合は自分で駆除することも可能ですが、大きくなった蜂の巣や、攻撃性の高いスズメバチの巣などは自分で駆除するのは難しく、危険もともないます。

基本的には、蜂の巣の駆除は専門業者へ依頼するようにしましょう。
蜂の駆除を依頼するなら、「ハチお助け本舗」がおすすめです。ハチお助け本舗をおすすめする理由は以下のとおりです。

経験豊富なスタッフが対応してくれる

ハチお助け本舗では、ミツバチ・アシナガバチ・スズメバチのすべての駆除に対応可能です。40,000件以上の実績を持つ腕利きのプロたちが駆除にあたるため、安心して依頼することができます。

低料金で蜂の巣を駆除してくれる

ハチお助け本舗では、アシナガバチ4,000円~・ミツバチ4,000円~・スズメバチ9,000円~から対応しています。
見積りも無料で承っているので、蜂の巣の駆除について気軽に相談が可能です。

嬉しいアフターフォローが付いている

蜂の巣を駆除しても、巣作りに適した場所では、蜂の巣が再発してしまうことも多いものです。ハチお助け本舗では、一度駆除した蜂の巣が再発した場合、無料で駆除してくれます。
無料駆除の対応には、条件があるため、詳しくは問い合わせをして確認することをおすすめします。

まとめ

蜂は春になると行動が活発になり、香りの強いものや黒い色、暖かい場所などを好んで寄ってきます。蜂を寄せ付けないためには、こうした原因を取り除くほか、殺虫剤や防虫ネット、捕獲器などを使って自力で駆除する方法が挙げられます。

蜂は種類によって好んで巣を作る場所が異なり、スズメバチなどの攻撃的な種類は巣も大きく、6月頃の巣作りが本格化する時期には急速に大きくなってしまいます。
蜂の数が増えて駆除が困難になる前に、巣を見つけたら早い段階でぜひ専門業者の「ハチお助け本舗」へご相談ください。

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