蜂の巣を駆除したのに戻ってくる!戻り蜂の3つの原因と対策を解説

「蜂の巣を駆除したのに…。なんで戻ってくるの?」
「巣が無いのに、いつまでいるんだろ?何か対策した方がいい?」

蜂の巣を駆除したのに、巣の周辺をブンブン飛んでいる蜂のことを「戻り蜂(もどりバチ)」といいます。

https://twitter.com/2424Kz550/status/1404663758878777344

戻り蜂の寿命は数日~10日程度ですので、いつまでもいるわけではありません。

ですが、巣を失った蜂は興奮状態にあるため危険です。

ケースによってはプロに対応を依頼する必要があります。

このページでは、蜂の巣を駆除した後に蜂が戻って来る理由とその際の適切な対策をご案内していきます。

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蜂の巣を駆除したのに戻って来る3つの原因

蜂には帰巣本能(きそうほんのう)があり、日中に餌を探しに遠くに飛んで行っても、巣があった場所に戻ります。

スズメバチは数km~数十km、アシナガバチとミツバチは数km移動します。

巣が無くなってしまっているのに蜂が戻って来る理由は、この帰巣本能があるからです。

その上で、「戻り蜂」になる原因は3つあります。

蜂の巣を駆除したのに戻って来る3つの原因
①働き蜂を逃してしまったから
②女王蜂を逃してしまったから
③駆除した巣が引越中のものだったから

それぞれご案内していきますね。

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①働き蜂を逃してしまったから

働き蜂は、日の出から日の入りまで、外で餌や巣の材料を集めるために飛び回っています。

その間に巣を駆除すると、外にいた働き蜂が、巣のあった場所に戻ってきてしまいます。

働きバチだけでは集団行動ができず、巣を構築できないことが多いですが、巣を作るケースもあります。

「巣が無いとどうなるの?」と疑問に思うかもしれません。

次のように、しばらくするといなくなります。

・見切りをつけて飛んでいく(数時間~数日)
・巣の周辺で寿命を迎える(数日~10に程度)

いなくなるまでの間は、蜂がブンブンと飛んでいますので、刺されるリスクが残ってしまいます。

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②女王蜂を逃してしまったから

駆除の際、次のような理由で女王蜂が逃げてしまうことがあります。

・駆除に時間がかかってしまった
・殺虫スプレーの散布が不十分だった

女王蜂は1匹でも巣を作る能力があります。

女王蜂は蜂社会の中心的な存在で、働き蜂が戻って来ると、リーダーシップを発揮して巣をスピーディに再構築することがあります。

夏の繁殖期や秋などの働き蜂が多い時期に、女王蜂がリーダーシップを取ると、数日~で巣ができます。

巣ができあがるとすぐに産卵し、仲間が増え、1~2ヶ月程度で危険な状態になります。

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なお、スズメバチもアシナガバチも、元の場所やその近辺に巣を作ることがあります。その環境が巣作りに適しているからです。

③駆除した巣が引越中のものだったから

蜂の中には、キイロスズメバチなど、巣の引越しをする習性を持つ蜂がいます。

蜂の巣は6月以降、急激に大きくなり、それに伴って働き蜂の数が増えていきます。

さらに仲間を増やすために、手狭になった巣から引越しをして、別の場所に巣を作るわけです。

こうなると、巣を駆除したのに、他の巣から蜂がやってきて、繰り返し巣を作られてしまいます。

このようなケースでは、戻りバチがしつこいので、複数の巣を同時に駆除する必要があります。

ただ、他の巣が見つかりづらい場所ありますので、プロの手を借りることをご検討ください。

蜂の巣を駆除した後の「戻り蜂」への対策

既にご案内した通り、蜂の巣を駆除した後の戻り蜂の寿命は、スズメバチもアシナガバチもミツバチも数日~10日程度です。

ただし、生きている間は、常に次のようなリスクがあります。

・興奮した蜂に誰かが刺されるリスク
・ペットが刺されるリスク
・巣が同じ場所に作られるリスク

「ミツバチならいいか…」と放置しておくと、次に気付いた時には巨大な巣(最大1m)になっていて、重すぎて自力では駆除できなくなっていることがあります。

リスクを考えて、対策を検討してみてくださいね。

戻り蜂への対策は、戻ってきている蜂の数で異なります。

「戻り蜂」が1~2匹の場合の対策
「戻り蜂」が3匹以上の場合の対策

それぞれご案内していきますね。

①「戻り蜂」が1~2匹の場合の対策

「戻り蜂」が1~2匹の場合の対策
①自力で駆除する
②プロに依頼する

自力で駆除する場合は、次の方法が効果的です。

・殺虫剤を使う(1本あたり1,500円~)
・捕獲グッズ(粘着シートやトラップ)を使う(1つあたり500円~)

ハチ専用の殺虫剤を用意し、戻り蜂から3mほど離れたところから、数十秒ほど殺虫剤を噴射します。

画像引用)フマキラー「スズメバチの巣撃滅

動かなくなってもすぐには近づかず、安全な場所で数分待機し、飛んでいる蜂がいなくなったことを確認してから、死骸を片付けます。

蜂の巣は棒などで動かして取ります。

根元が取れない場合は、剪定バサミを準備して、何とか根元を切り落としてください。

粘着シートは、黒色に対して攻撃的になるハチの習性を利用した粘着剤を塗布したグッズです。

画像引用)イカリ消毒「スズメバチ捕獲シート」

トラップは、蜂を甘い匂で誘引し、トラップから出られなくするグッズです。

画像引用)アース製薬「ハチがホイホイ」

いずれも、スプレーとは違って即効性はありませんが、一度仕掛けておけば、定期的にチェックするだけでOKです。

捕獲した蜂が生きている場合はスプレーで駆除します。

駆除したスズメバチやアシナガバチなどは、針が残っていますので、素手で触らないようにした上で、ゴミ袋に入れて破棄してくださいね。

こうしたことを考えると、殺虫剤と捕獲グッズを併用することをおすすめします。

グッズはホームセンターかネット通販で購入できます。

自分で駆除する場合の注意点

蜂の毒は強いので、刺されないように対策をしてください。

具体的には次の通りです。

①防護服の着用(厚手の服やレインコートなどで代用)
②死骸を触る際は軍手を数枚重ねる
③香水や整髪料などは使わない
④洗剤や柔軟剤の匂いのしない服で行う
⑤攻撃されたら騒がず、体勢を低くする

蜂の毒針の長さは数㎜あります。死骸の針にも注意が必要です。

甘い匂いに寄ってきますので、蜂の対策をする際は、意識して無香料の洗剤や柔軟剤を利用してください。

②「戻り蜂」が3匹以上の場合の対策

危険ですので、この場合はプロに依頼してください。

理由は2つあります。

「戻り蜂」が3匹以上ならプロに依頼すべき2つの理由
①気付かないところに他の巣がある可能性が高い
②来年以降も同じ場所に巣を作られる可能性が高い

巣の引っ越しをしている場合、引っ越し先の巣を駆除しても、元の巣から蜂がやってきて、何度も巣が作られることがあります。

元の巣は次のような場所にあります。

・見つけにくい場所
・見つけても駆除しづらい場所

具体的には壁の中や土の中、高所などです。

蜂は巣を壊されたことで危険な状態になっていますので、蜂の生態を知り尽くしているプロに依頼すべきです。

また、巣がある場所は、巣作りに適した場所です。

巣を作るのは1年周期のため、次の年にも蜂が同じ場所に巣を作る可能性が高いです。

特にアシナガバチは縄張り意識が強く、生まれた場所に戻って巣を作ることが多いです。

「いつも同じ場所に作られてしまう」という方は、プロに依頼することをご検討くださいね。

なお、蜂の種類ごとに巣の場所が異なります。

蜂や蜂の巣の種類については、こちらの「蜂の種類」「蜂の巣の種類」を見て、見分けてください。

駆除後の「戻り蜂」をプロに依頼する場合の選び方を解説

「戻り蜂が3匹以上いるい」
「何度も作られてしまう」

このような場合は、プロへの依頼をおすすめします。

戻り蜂の駆除を依頼する場合は、次の2つのポイントを重視して業者を選ぶようにしてくださいね。

「戻り蜂」対策を依頼する場合のプロの選び方
蜂駆除専門の業者を選ぶ
再発時に対応してくれる業者を選ぶ

それぞれご案内していきます。

①蜂駆除専門の業者に依頼する

多くの実績がある蜂駆除専門業者を選ぶことをおすすめします。

理由は次の通りです。

・戻り蜂は通常よりも攻撃性が高まっている
・気付かないところに巣がある可能性がある

シルバー人材センターや便利屋でも、蜂の巣の駆除を行なっています。

ですが、専門業者ではないため、巣を発見できなかったり、戻り蜂が発生してしまったりすることがあります。

②再発時に対応してくれる業者を選ぶ

中にはアフターフォローをしてくれる業者がいます。

蜂駆除の専門業者に依頼しても、戻り蜂が発生する可能性はゼロではありません。

大きな蜂の巣には1,000匹もの蜂がいることがあり、プロが駆除しても「数匹逃げてしまう」というケースもあります。

アフターフォローがない業者に依頼してしまうと、戻り蜂が現れたときに料金を払うことになってしまいます。

こうした点をクリアしているのが、ハチお助け本舗です。

ハチお助け本舗は、これまでに40,000件以上の蜂の巣駆除をしており、様々なケースに対応できます。

アフターフォローとして、作業後1週間以内に同じ場所に再発した際には無料で対応しています。

依頼すれば、戻り蜂の心配はありませんよ。

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二度と「戻り蜂」に悩まされないための2つの予防方法

戻り蜂の予防方法
①駆除を日没後2~3時間後に行なう
②営巣場所に殺虫剤をふきかける

戻り蜂を予防する方法は2つあります。

それぞれご案内していきますね。

①駆除を日没後2~3時間後に行なう

ほとんどの蜂は昼行性で、昼間は巣の外で活動していますし、活発なので駆除しても逃げ延びる蜂が多いです。

反対に、夜は全ての蜂が巣の中や巣の周辺に戻っていますし、気温の低下とともに動きが鈍ります。

夜目(よめ)も効きません。

日没後2~3時間後に駆除すれば、戻り蜂に悩まされる確率はかなり低いです。

ただし、モンスズメバチに注意!
モンスズメバチは夜行性です。攻撃性が高く動きが素早いです。さらに引越しをする習性もある厄介な蜂です。

モンスズメバチの駆除はプロに依頼することをおすすめします。

②営巣場所に殺虫剤をふきかける

スズメバチやアシナガバチは生命力が強く、縄張り意識が強いです。

夜にほとんどの蜂を駆除しても、巣が無くなっても戻って来ることがあります。

戻り蜂が来なかったとしても、もともと営巣場所として適しているため、他の蜂が巣作りにやって来ることがあります。

ですので、巣を駆除した後は、放置せず、殺虫剤を周辺に吹きかけておいてください。

雨などで殺虫剤の効果が薄れてしまうことがありますので、巣の駆除から1~2週間は、2~3日おきに殺虫剤を撒いておいてくださいね。

蜂の巣を駆除しても戻って来る場合の対策のまとめ

このページのまとめ
・戻り蜂が戻って来る原因は3つある
・戻り蜂が出たらDIYで対策するかプロに依頼する
・戻り蜂が出ないようにする予防法もある

蜂の巣を駆除しても戻り蜂が出る原因は、3つありました。

夜に駆除作業を行ない、その後、殺虫剤を撒くことで予防できます。

ただし、どれほど気を付けていても蜂が戻ってきてしまうことがあります。

1~2匹なら自力で駆除できますが、3匹以上いるなら、業者に依頼することをご検討ください。

ハチお助け本舗は、40,000件以上の蜂の巣駆除の実績があり、アフターフォローもあるため、多くの人が利用しています。

まずは一度、お気軽に相談してみてください。

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