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登山のスズメバチ対策!蜂よけの事前準備と刺されたときの処置を解説

登山中に気を付けるべきリスクのひとつに、スズメバチによる刺傷被害があります。登山シーズンの春〜秋はスズメバチの活動時期に重なるため、注意が必要です。とくに、スズメバチの巣の周辺では危険性が高まります。

本記事ではできる限り安全に登山を楽しむための蜂よけ対策とスズメバチに刺されたときの対処法を解説します。後半では、登山で役立つスズメバチ対策グッズ紹介や登山シーズン中のスズメバチの活動の解説も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

このような方におすすめ

  • 登山中のスズメバチとの遭遇を避けたい方
  • 山中でスズメバチに刺されたときの対処法を知りたい方
  • 登山で役立つスズメバチ対策グッズをおさえておきたい方
  • 登山シーズンのスズメバチの活動を把握したい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

登山中のスズメバチとの遭遇を避けるための蜂よけ対策

登山に出かける前にできるスズメバチ対策を解説します。

黒と赤の服装を避ける

黒や赤の服はスズメバチが外敵と認識しやすいため、登山に出かけるときは避けましょう。天敵のクマが黒であることから狙われやすいとする説は有名ですが、実はスズメバチにとっては赤も黒に見えている可能性があります。

赤色は蜂の目にとって、人間が紫外線や赤外線を視認できないのと同じように、見えない色だからです。赤色のものは光を返してこない色、つまり黒に見えます。服だけでなく黒の頭髪やリュックなどにもスズメバチが反応する恐れがあるため要注意です。

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登山と街中では蜂よけで着るべき色が異なる

登山と街中では、スズメバチの攻撃性を誘発しない白やパステルカラーを身に着けるべきか否かで判断がわかれます。

街中で遭遇自体を避けたいのであれば、周辺の色相と同化できる色を選びましょう。白はスズメバチに襲われにくい色ではありますが、スズメバチのエサ場となる花と同じで紫外線を反射しやすい色なので、興味を持って寄ってきやすいからです。

一方、登山では周囲と同化できる色はNGとされます。遭難した際の発見が困難になるからです。スズメバチと遭遇しても攻撃されにくく、なおかつ周囲とも同化しにくい白やパステルカラーが最適解といえます。

においを身にまとわない

甘い香りがするものにスズメバチは寄ってくるので、登山に出かけるときは次のようなものを身に着けないようにしましょう。

体にまとう甘い香りの例

  • 香水
  • 整髪料
  • 柔軟剤
  • ボディクリーム
  • ハンドクリーム

無香料の柔軟剤については、後半の「登山中のスズメバチ対策グッズ」で紹介します。

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スズメバチの巣の半径10m以内には近づかない

スズメバチの種類によっては巣を中心とした半径10mを警戒範囲とし、範囲内に入った存在に対して顎を鳴らして威嚇します。威嚇は外敵認定寸前の段階なので、それ以上近づけば容赦なく攻撃されます。

次の記事では、スズメバチの警戒範囲と攻撃範囲を詳しく解説しています。威嚇音や飛行速度へのリンクも掲載しているので、ぜひご覧ください。

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登山道から外れない

整備された登山道であれば、基本的に蜂の巣はありません。管理者が点検と駆除をおこなっているからです。とくに、休憩所やトイレ、避難小屋、案内看板などの造作物では、その管理者に安全確保の義務があります。

一方、登山道以外では入山者の自己責任とみなされるため注意が必要です。生態系の観点からしても山のスズメバチをすべて駆逐するわけにはいかないため、遭遇するリスクが高まります。登山道からは外れないようにしましょう。

実際に、整備された道から外れた登山家が土の中にあるクロスズメバチの巣を踏み抜き、群れに襲われてしまった事故事例もあります。詳しくは次の記事をご覧ください。

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登山道にスズメバチの巣があったら引き返して管理者に連絡

管理者が定期点検と駆除をおこなっている登山道であっても、キイロスズメバチなどの引っ越しをするタイプのスズメバチであれば、わずか数日で大きな巣ができあがるため、点検の合間の期間で新たな巣ができてしまった可能性があります。

登山道でスズメバチの巣に遭遇したら、すぐに引き返して管理者に連絡してください。通り抜けるのはおすすめできません。警戒範囲内に入ってしまえば、刺される恐れがあります。

とくに7月下旬〜8月のスズメバチの引っ越しシーズンは注意しましょう。次の記事ではスズメバチの引っ越しを含む蜂の1年間のスケジュールを解説しているので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

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道中ですれ違った登山者には声掛けを

スズメバチの巣に遭遇して引き返す場合、すれ違う登山者にスズメバチの巣があることを伝えると親切です。人によってはそのまま進む可能性もありますが、引き返す選択肢を検討できるようになるだけでも意味があります。

登山中にスズメバチに刺されたときの対処法

スズメバチに気付かずに刺されてしまうこともあるでしょう。ここでは、刺されたときの応急処置を含めた対処法を解説します。

まずは走って逃げる

遭遇した段階であれば静かに行動するのが鉄則ですが、刺されてしまったら走って逃げてください。スズメバチの毒に含まれる警報フェロモンが仲間を呼び寄せ、ただちに集団攻撃が開始されるからです。

50m以上離れるまでは油断しないようにしましょう。スズメバチの追跡距離は種類によって異なりますが、オオスズメバチやキイロスズメバチは30mほど追いかけてきます。余裕をもって50m以上離れることをおすすめします。

次の記事では、スズメバチの飛行速度と追跡距離を詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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安全な場所で毒を絞り出す

50m以上離れた安全な場所に移動できたら、応急処置を始めましょう。まずは患部から毒を絞り出してください。清潔な水があれば患部に流しながら患部周辺の皮膚をつまんで捻るようにして毒液を絞り出します。爪を使うのはNGです。

傷口を洗って軟膏を塗る

毒を絞り出したら、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤の軟膏を塗布します。傷口の化膿や腫れ、かゆみを防ぐためです。軟膏を含む登山中のスズメバチ対策グッズは次章で紹介しています。

万が一に備えて車の運転はしない

症状が軽度に思えても、後から体調不良になることがあるため、車の運転はおすすめできません。万が一運転中に意識が消失すれば、事故を起こす危険があります。

車で山に来た場合は下山後にタクシーなどで病院に向かい、診察で問題がないことがわかってから車を取りに戻ることをおすすめします。

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登山中のスズメバチ対策グッズ

ここでは、蜂よけと刺されたときに役立つグッズを紹介します。

明るい色の登山用の帽子

黒い頭髪を隠すために、明るい色の登山用帽子を被りましょう。スズメバチ対策としては黒や赤はおすすめできません。

無香料の洗剤・柔軟剤

登山に行く際のウェアは無香料の洗剤・柔軟剤で洗濯しておくことをおすすめします。甘い香りがするとスズメバチが寄ってくるからです。

生態系に影響を与えない忌避スプレー

自宅の敷地内であればスズメバチ用の駆除スプレーが有効ですが、山の中は自然の生態系を守る必要もあるため、殺虫効果のある薬剤をむやみに噴霧するのはおすすめできません。

スズメバチサラバは高知大学発のベンチャーが開発したスプレーです。スズメバチが嫌う臭いでパニックを起こさせ、攻撃性を奪うことを目的としています。殺虫効果はないため、生態系に影響しないことが本品ならではのメリットです。

スズメバチ用駆除スプレーはいざというときのため


まさにスズメバチに襲われそうなとき、あるいは刺された場合は、生態系を考慮している余裕はないので駆除スプレーを使いましょう。上記のような携帯性に優れた小型タイプも販売されています。

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ポイズンリムーバー

ポイズンリムーバーは毒の絞り出しに便利なグッズです。患部に当ててポンプを引き上げれば、毒を吸引できます。なお、同じ吸引でも口で吸うのはNGです。口腔内に少しでも傷があれば、毒が入り込んで重症化する恐れがあります。

清潔な水のボトルと水圧を高めるキャップ・ノズル

毒を絞り出すときは水で流すと効果的です。水圧がある方が毒が抜けやすいので、可能であれば水道の流水がおすすめです。

しかし、登山中は水道まで距離があることが多いので、未開封の清潔な水と水圧を高めるキャップ・ノズルを用意しておきましょう。

山の湧き水はNG

山の湧き水や川の水はNGです。澄んだ水に見えても菌や微生物が含まれるため、傷口から入り込めば化膿や腫れが悪化する恐れがあります。

一度口をつけた水も同じ理由でおすすめできません。応急処置用に未開封の水のペットボトルを用意しておきましょう。

軟膏(ステロイド剤・抗ヒスタミン剤)

蜂刺されにはステロイド剤または抗ヒスタミン剤の軟膏が適しています。ステロイド剤は痛みや腫れの症状を緩和するもの、抗ヒスタミン剤はかゆみを抑えるものです。

ただし、薬で処置した後は病院に行ってください。市販薬はあくまでも応急処置なので、診察を受けることをおすすめします。次の記事では蜂刺され時に役立つ市販薬と病院に行くべき理由を解説しているので、ぜひご覧ください。

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登山シーズン(春~秋)はスズメバチのシーズン

登山シーズンはスズメバチの活動シーズンとも重なるため注意が必要です。スズメバチの活動を理解し、適切な対策につなげましょう。

春は冬眠から目覚めて巣作りを開始する時期

気温が18℃を超えると、冬眠していたスズメバチの女王蜂が目覚めて巣作りを開始します。6月上旬頃までは働き蜂が幼虫や蛹の段階なので、基本的には女王蜂の単独行動です。

しかし、地域や気候によっては働き蜂の羽化までの時期が早まる恐れもあります。春から活動を開始しているということを念頭に、油断しないようにしましょう。

夏は規模拡大のピークでスズメバチがイライラする時期

梅雨があけるとスズメバチの活動が本格始動し、巣が拡大して働き蜂の数も増えていきます。先述のとおり、7月下旬~8月には元の巣が手狭になったスズメバチが引っ越しすることもあるので要注意です。

また、気温が30℃を超えるとスズメバチがイライラし始めて攻撃的になるので、注意が必要です。わずかに近づいたり、音をたてたりするだけでも刺してくる恐れがあります。

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秋は次世代を守るために最も攻撃性が増す時期

巣が最大級になるのは9月で、キイロスズメバチなどの巣が肥大化しやすい種類の場合は、直径が60cmを超えることも少なくありません。ここまで大きくなると、1,000匹を超える働き蜂が巣内に待機しています。

攻撃性のピークは10月です。スズメバチの交尾シーズンで、次世代を守るために攻撃性が最も増しています。それまでの季節と比べて攻撃を受ける確率が各段に跳ね上がるので、接近しないように気を付けましょう。

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山の近くにお住まいの方はスズメバチの巣作りに注意

女王蜂が巣作りを開始する春と引っ越しシーズンの7月下旬~8月は、スズメバチが山から出てきて巣作りする恐れがあるため、山の近くにお住まいの方はご注意ください。

スズメバチが山からおりて巣作りする可能性がある

都市に適応しているキイロスズメバチコガタスズメバチは、とくに民家で巣作りしやすい種類です。しかし、山以外ではほとんどみられないシダクロスズメバチやヤドリスズメバチなどを除けば、その他の種類のスズメバチも営巣の可能性はあります。

基本的には春の巣作りに気づいて駆除できれば問題ありませんが、裏手に山があるような立地であれば、夏のスズメバチの引っ越し先に選ばれる恐れもあります。引っ越し先は元の巣から100m以内と、それなりに広範囲だからです。

定期的に家の周囲を点検しましょう。万が一巣を発見した際は、ぜひハチお助け本舗へご相談ください。

スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

ハチお助け本舗の特徴

  • 調査・見積無料(※1)
  • 明朗会計
  • 忌避剤の使用・巣の撤去処分費込み
  • 再発保証付き(※2)
  • 状況に応じた適切な加盟店を厳選
  • 最速10分で到着
※1:対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合に限ります

巣の場所がわからない場合でも、調査・見積は無料です。スズメバチの不安があれば、まずはご相談ください。

※料金について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください
※お問い合わせ内容について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください

山はほとんどのスズメバチが生息可能な場所

日本にはスズメバチが17種類生息していますが、ほとんどが山を生息可能な場所としています。その理由を3つに分けて解説します。

気温が高くなりすぎない

スズメバチは通常、気温が15℃以下になると活動が鈍化し、10℃以下になると死亡しますが、暑すぎる気温も好みません。多くのスズメバチが快適に過ごせる気温が25~30℃なので、夏でも暑くなりすぎない山は好条件です。

標高1,000~2,000mの山岳地帯を好むシロオビホオナガスズメバチや、東北や北海道などの涼しい山中を好むキオビクロスズメバチなどもいます。

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営巣に適した場所が豊富

スズメバチの種類によって巣作りに好む場所は異なりますが、山の中には樹上、岩の隙間、土の中、木の洞の中など営巣に適した場所が豊富にあります。そのため、好みの異なる幅広い種類が生息可能です。

また、他種の巣を乗っ取ることで繁殖する種類や標高の高いところを中心に生息する種類など、山だからこそ生息しやすい種類もいます。

エサが豊富

スズメバチの成虫がエサとするのは幼虫が出す分泌液と樹液や花の蜜であり、幼虫のエサとなるのは主に他の虫や動物の死骸です。山にはこれらのものが多くそろっているため、基本的にはエサに困ることがありません。

気温が適しており、巣づくりに適した場所があり、エサも豊富な山の中はスズメバチにとってベストな環境といえます。
ただし、死骸になればエサとなる動物も、生きている間は天敵になり得るため、天国ともいえません。天敵が気になる方は次の記事をご覧ください。

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それでもスズメバチに刺されてしまった場合は走って逃げ、安全な場所で応急処置をしてください。ポイズンリムーバーや清潔な水、軟膏を携帯しておくと便利です。

なお、山の近くにお住まいの方や別荘がある方は、定期点検で巣を発見次第駆除することをおすすめします。その際は、ぜひハチお助け本舗へご相談ください。

登山のスズメバチ対策に関するよくある質問

登山のスズメバチ対策に関するよくある質問4つに回答します。

登山中に気を付けるべきスズメバチの種類は?

山には多様な種類のスズメバチが生息していますが、攻撃性の強いオオスズメバチやキイロスズメバチにはとくに注意が必要です。

登山のスズメバチ対策グッズは?

白やパステルカラーの衣服と帽子、ポイズンリムーバー、軟膏、清潔な水などがあげられます。甘い香りはスズメバチを寄せ付けるので、整髪料などは身に着けず、衣服は無香料の洗剤や柔軟剤で洗っておきましょう。

登山中に気を付けるべきことは?

登山道でスズメバチの巣を発見したら無理して通らず、静かにその場を引き返してください。登山道から外れないことも大切です。

登山中にスプレーでスズメバチを駆除しても良いですか?

生態系を考えればむやみに駆除することはおすすめできませんが、襲われそうな場合は駆除せざるを得ないため、スプレーを噴霧しましょう。ただし、人に向けて吹きかけないようにご注意ください。目や呼吸器に入ると危険です。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

  • この記事を書いた人

ハチお助け本舗 編集部

ハチお助け本舗編集部は、生活を脅かすハチの情報を発信する専門チームです。 「ハチ被害をなくしたい」という強い思いのもと、 現場で得た知識や経験を活かし、 ハチ駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、 読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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