スズメバチが飛んできたときに思わず殺してしまった場合、仲間が飛んでくるのではないかと気になる方も多いのではないでしょうか。万が一の際に冷静に対処するためにも、1匹を殺したときに起こり得ることを把握しておきましょう。
本記事では、スズメバチを1匹殺すと仲間が来るのか、死骸にも仲間を呼ぶ力があるのかを解説します。後半では、スズメバチが攻撃者を視覚や嗅覚で識別できるのかについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- スズメバチを1匹殺すと仲間が来るのか知りたい方
- 死骸だけでも仲間を呼べるのか気になる方
- 視覚や嗅覚で相手を覚えるのではないかと不安な方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
スズメバチを一匹殺すと仲間が来る?

1匹を殺すことが無条件に仲間を呼び寄せるというわけではありません。その理由を解説します。
死骸そのものが仲間を呼ぶわけではない
巷では死骸があると仲間が復讐しにくるという説があるようですが、死骸には仲間を呼ぶ力がありません。特別な死臭などのシグナルを出すわけではないからです。
仮にそのようなシグナルを出す能力があるとすれば、スズメバチの行動は混乱に陥ります。働き蜂の寿命は1カ月ほど(※)なので、あちらこちらで働き蜂が死亡する時期が訪れるからです。誰かが死ぬたびに仲間が向かうというのは現実的ではありません。
| ※コロニー(群れ)の寿命は5~6カ月ほどで、新たに生まれる働き蜂と入れ替わることで維持されています。 |
仲間を呼ぶのは警報フェロモン
仲間を呼ぶのはフェロモンです。エサ場をみつけたときに発するフェロモンなどもありますが、スズメバチ1匹を殺したときに出されるのは、仲間への攻撃指令である警報フェロモンの可能性が高いといえます。
警報フェロモンは毒液に含まれる揮発性の成分の組み合わせです。ターゲットに毒針を刺したり、毒液を噴射したりしたときに警報フェロモンが空気中を漂い、仲間まで届くことで群れを誘引します。
つまり、1匹を殺すかどうかに関わらず、毒液が出されれば仲間がやってくるということです。スズメバチを殺そうとして近づいたり、攻撃したりしたとき、スズメバチが反撃のために毒液を放てば、ただちに群れが飛んできます。
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参考
R. L. Jeanne、Malcolm G. Keeping「Venom spraying in Parachartergus colobopterus: A novel defensive behavior in a social wasp (Hymenoptera: Vespidae)」
Koji Hirano、Atsuhiro Tanikawa「Ocular Injury Caused by the Sprayed Venom of the Asian Giant Hornet (Vespa mandarinia)」
スズメバチの死骸から警報フェロモンが出る可能性

死骸が警報フェロモン、つまり毒液を出せるのかという点について、体の仕組みを確認したうえで可能性を考えてみましょう。
警報フェロモン(毒液)を出す体の仕組み
毒液が出るのは腹部の筋肉を動かした時です。体を丸めて腹部を収縮させながら、毒液噴射を制御する内部の筋肉を動かします。これによって毒を溜めている毒嚢(どくのう)から毒液を一気に送り出し、毒針の先から出すという仕組みです。
死骸が転がっているだけであれば可能性は低い
死骸が転がっているだけの状態であれば、毒液を出すことはないものと考えられます。死後に体が丸まること(腹部の収縮)で構造的に毒針が飛び出すことはあったとしても、その圧力だけで毒液を噴射することは困難です。
体を丸めるだけで毎回毒液が出てしまうのであれば、毒液を使う必要のない脆弱な獲物(芋虫など)にも毒液を使うことになります。毒を作るためのエネルギーコストが膨大になるので、通常は制御されているものです。
つまり、死骸の毒針が露出していたとしても、それだけで仲間が寄ってくるとは考えられません。
死亡直後に刺激を受ければ毒液を出す可能性がある
例外もあるため要注意です。死亡直後に圧迫を受けたときには、刺激に対する反射で毒液噴射を制御する内部の筋肉が駆動し、毒液を出す可能性があります。
また、踏みつぶされた場合など内部の毒嚢ともども破裂することがあれば、体から毒液が漏れ出し、警報フェロモンが周囲に漂う可能性もあります。
子供やペットが触ったり、踏んだりしてしまうとケガをする恐れがあるので、死骸であっても早急に処分しましょう。また、死骸が複数匹落ちている場合は巣が近くにある可能性が高いので、調査と駆除をおこなうことをおすすめします。
参考
Jan Černýほか「Functional Ultrastructure of Hymenopteran Stingers: Devastating Spear or Delicate Syringe」
Alexandre Casadei-Ferreiraほか「Pumping Venom: Valvilli Architecture and Implications for Stinger Functionality」
スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

調査・見積無料
ハチお助け本舗の出張・調査・見積は基本無料(※)です。ご依頼者さまがスズメバチの巣を確認できていない場合でも、プロの視点で営巣箇所を特定いたします。
巣を発見した場合、巣の大きさや営巣場所の高さ、各種条件を調査してお見積りいたします。お見積内容に合意いただけた場合のみ、ご契約の上で作業を実施いたしますのでご安心ください。調査の結果、スズメバチの巣がなかった場合はご契約の必要はございません。
| ※対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます |
スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが1,980円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ別途料金です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。
| 条件例 | 概要 |
| 高所作業 | 地上4m以上が高所に該当。 危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。 |
| 狭所作業 | 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。 危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。 |
| 巣の大きさ | 巣の大きさに応じた加算料金。 巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。 |
| 特殊作業 | 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。 |
なお、ハチお助け本舗の基本料金には以下の作業が含まれております。
アフターフォロー付き
基本料金内のアフターフォローとして、以下の作業を含みます。
基本料金に含まれるアフターフォロー
- 巣の撤去・処分
- 蜂の死骸の除去・処分
- 巣の撤去後のお掃除
- 忌避剤の散布
調査・駆除・処分まで一貫してお任せいただけますので、ご安心ください。
再発防止保証1週間付き
万全の駆除を心掛けておりますが、女王蜂を取り逃がしたり、駆除が適切でなかったりした場合は、1週間以内で営巣が再開される恐れがあります。
ハチお助け本舗ではこのような事態に備え、1週間以内の同じ場所での再発は無料で駆除対応させていただくアフターフォローを実施しております。
状況に応じた加盟店を厳選して手配
以下のようなご要望もお聞かせください。対応可能な加盟店を厳選して手配させていただきます。
ご要望の例
- ペットや子供がいるので駆除剤の成分が気になる
- 高難度の場所で他の蜂駆除業者には断られてしまった
- 巣がどこにあるのか検討もつかない
- 家の中には入らないでほしい
- 夜・早朝しか時間がとれない
- 巣がなかったら忌避剤だけでも散布してほしい
最速10分で駆け付け
全国の優良加盟店の中から、最速で駆け付けられる蜂駆除業者を手配させていただきます。最寄りに加盟店がある場合は、お電話から最短10分で駆け付け可能です。
早期発見・早期駆除のメリットは被害を防ぐだけではありません。時間が経過するほど巣が肥大化し、料金が高くなるため、駆除料金を安く抑えるためにも大切なポイントです。営巣された可能性がある場合は、ぜひお早めにご連絡ください。
スズメバチが人間を見た目で識別する可能性について

スズメバチが特定の人間を見た目で識別する可能性はゼロではありませんが、それは強烈な条件づけを何十回と繰り返した場合に限ります。その可能性が示されたのは、ミツバチを用いた実験です。
人の顔の画像を並べ、ミツバチが正解の人のところにやってきたときには甘い液を与え、不正解の人のところにやってきたときには苦い液を与えることを繰り返しました。50回繰り返した結果、ミツバチは正解の人の顔を覚え、間違えなくなったとのことです。
蜂の目は人間の目と同じように物を見ているわけではありませんが、パターンをとらえることは可能で、立体的な感覚もあるようです。また、アシナガバチも仲間の顔については模様で識別していることがわかっています。
これらの結果を踏まえれば、スズメバチでもこのような訓練を繰り返せば人間の顔を覚える可能性がゼロとはいえません。しかし、仲間を殺した相手の顔を一瞬で覚えて追いかけるということは、現実的には不可能でしょう。
参考
Elizabeth Tibbettsほか「Good with Faces」
スズメバチが人間をにおいで識別する可能性について

ここでは、スズメバチが嗅覚で個人を識別することが可能なのかを解説します。
嗅覚は発達しているが個人を識別する可能性は低い
スズメバチは視覚よりも嗅覚(※)による学習の方が早い可能性があります。実際に、本来は嫌うはずのメントールの香りが漂う環境下でもエサを獲得できた経験を持つ個体は、メントールの香りを忌避せずに行動することがわかっています。
その意味では、人間の体臭や身に着けている香りをスズメバチが覚えて、警戒行動をとる可能性はあります。
しかし、これは特定の個人を認識するというよりも、汗のにおいなど全般を「接近する攻撃者のにおい」として認識するものと考えられます。人間だけでなく、クマやアナグマなどの天敵を含む「哺乳類のにおい」というようなものです。
| (※)昆虫は触覚でにおいを感知しています。 |
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毒液が付着した場合は早めに洗い流すのが無難
毒液に含まれる警報フェロモンは揮発性が高い成分なので、長時間残るとは考え難いものの、毒液が衣服などに付着した場合は早めに洗い流すのが無難です。
まずはスズメバチの追跡範囲から外れる50m以上の距離を移動し、毒液が付着した部分を流水で洗い流してください。スズメバチと遭遇しやすい登山や自然散策に出かけるときは、替えの衣服を持っておくこともおすすめします。
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スズメバチ1匹を殺しても仲間がくるかは警報フェロモン次第
スズメバチを殺すかどうかに関わらず、警報フェロモンが出れば仲間がやってきます。スズメバチを攻撃するときや、死骸を破壊したときなどに警報フェロモンが放たれる可能性があるので注意が必要です。
その点を踏まえるとスズメバチを殺すときには、スズメバチの動きを瞬時に止めるノックダウン効果をもつ駆除スプレーが適しているといえます。次の記事ではスズメバチ用駆除スプレーを詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
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ただし、飛来数が多かったり、複数の死骸が落ちていたりするときは、巣が近くに作られている可能性が高く、個体に対処するだけではキリがありません。巣作りされている疑いがあるときは調査・見積無料のハチお助け本舗へぜひご相談ください。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
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