蜂の駆除方法

スズメバチを熱湯で駆除するのは現実的?効きはするがおすすめできない理由を解説

スズメバチを熱湯で殺虫した方のエピソードを見聞きした方もいるのではないでしょうか。本当にスズメバチを駆除できるのか、巣に対しても効果があるのか気になるところです。

本記事では、スズメバチに熱湯が効くのか巣の駆除は現実的に可能なのかを詳しく解説します。後半では、熱湯の使用にともなう注意点や通常の駆除方法、スズメバチの毒に対する熱湯の効果なども紹介するので、ぜひご覧ください。

このような方におすすめ

  • スズメバチを熱湯で殺せるのか気になる方
  • スズメバチの巣の駆除に熱湯は使えるのか知りたい方
  • スズメバチの毒を熱湯で無毒化できるか知りたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

スズメバチに熱湯は効く

理論上は、熱湯でスズメバチを殺せます。スズメバチの致死温度は45℃であるため、100℃近い熱湯は死亡条件を十分に満たしているからです。高温の液体に触れたスズメバチの体は変質し、動けなくなった後に絶命します。

しかし、駆除の手段として熱湯を用いる方法は現実的ではありません。その理由を以下で解説します。

スズメバチ駆除の手段としての熱湯は現実的ではない

スズメバチの駆除の手段として熱湯が現実的ではない理由を、3つのシーンに分けて解説します。

1.スズメバチに熱湯をかけても仕留め切るのは難しい

スズメバチ1匹を熱湯で仕留めるのが難しい理由

  • 狙いを定めるのが難しい
  • 近づいただけで反撃される恐れがある
  • 一定の量をかけないと効果がない

スズメバチに狙いを定めて熱湯をかけるのは困難です。飛行能力が高く高速で移動するため、止まったときを狙うことになるでしょう。しかし、近づけば察知されて反撃を受ける恐れがあります。

これらを回避できた場合でも、スズメバチの個体を熱湯で殺すには、一定量の熱湯をかける必要があるため、容易ではありません。弱って歩いているスズメバチや夜間に飛行不可能になったスズメバチであれば、駆除できる可能性があるという程度です。

2.巣に熱湯をかけるのは火傷と反撃の危険がある

巣に熱湯をかける方法が現実的ではない理由

  • 巣の周辺では防衛部隊が飛び交っている
  • 巣の内部まで熱湯が浸透しない
  • 大量にかける必要があり火傷の危険がある

スズメバチの巣の周辺では防衛担当の働き蜂が飛び交っています。熱湯をかけようとして近づくこと自体がハイリスクです。また、熱湯をかけようとする大きな動作がスズメバチを刺激することになり、外敵とみなされる危険があります。

防護服を着用して挑んだとしてもハイリスクです。熱湯をかけただけでは巣の内部まで浸透しません。巣の周辺にいたスズメバチが死滅しても、その後すぐに巣内から働き蜂が飛び出してきます

また、巣全体に熱湯をかけようとすれば、手元をはじめとして各所を火傷する恐れがあります。ハイリスクな上に駆除しきれない可能性が高いため、駆除の方法としてはおすすめできません。

3.巣を熱湯に浸せるなら通常の駆除をした方が安全で早い

巣を熱湯に浸す方法を推奨しない理由

  • 通常の駆除方法を実行できる状況にある
  • 巣がドロドロに溶けて回収の手間が増える

スズメバチの巣を熱湯に浸せるということは、既に巣の撤去までは済んでいるということです。中の幼虫はまだ生きている可能性がありますが、それを死滅させるために熱湯を用いる理由はありません。

この状況なら、撤去した巣をゴミ袋に入れた後で、スズメバチ用の殺虫スプレーを噴霧してとどめを刺すという通常の駆除方法を実行できます。

また、巣を熱湯に浸すとドロドロに溶けてしまうため、回収と処分の手間も増えます。網などですくってから干し、その後で燃えるゴミとして出す必要があるからです。

スズメバチに熱湯を使う場合のその他の注意点

駆除方法として熱湯を使うのは現実的ではありませんが、実験的にやってみたいという方もいるでしょう。上記までのリスクを踏まえた上で、それでも実行してみたい場合の注意点を解説します。

壁・床・機器類の破損リスク

民家の外壁や床、室外機や給湯器等の機器類は、熱湯がかかることを前提として作られていないので、急激な温度変化によって変質や破損が生じる恐れがあります。

外壁のカビやコケを落とすためにお湯の使用が推奨されることもありますが、想定されているのは45〜50℃の熱めのお湯であり、100℃近い熱湯のことではありません。

建材や機器類に変質や破損が生じると、修繕や買い替えの費用がかかってしまうため、周囲に熱湯の影響を受けるものがないか確認が必要です。

植物が枯れる

スズメバチの巣に熱湯をかけることで、周辺の植物が枯れる恐れがあります。根まで完全に枯れることはないといわれていますが、茎や葉などの表出している部分は大ダメージを受けるため要注意です。

庭木や花のプランター、家庭菜園の近くではやめておきましょう。プランターがプラスチック製だった場合は、変形する可能性もあります。

熱湯をスプレーにすると効果がない

上記までのリスクを鑑みて、スプレーであればリスクを減らせると考えた方もいるのではないでしょうか。しかし、熱湯をスプレー容器に入れて噴霧すると、飛沫の温度は急激に低下して水になります。

スズメバチの巣に水をかけるだけになってしまうので、絶対にやめましょう。水でもスズメバチの飛行速度を低下させる可能性がありますが、反撃を封じるほどの効果はありません。

一般的なスズメバチの駆除方法

スズメバチ駆除の一般的な方法は次のとおりです。なお、自分で駆除する場合は夜間に作業をおこないます。ほとんどのスズメバチが飛行できなくなるからです。

駆除手順

  1. 防護服を着用する
  2. 赤色の光源で視界を確保する
  3. 両手にスプレーを持つ
  4. 非利き手のスプレーで蜂を撃退しながら巣に近づく
  5. 利き手のスプレーを巣穴に差し入れる
  6. 20~30秒間は噴射を続ける
  7. 蜂が出てこなくなることを確認する
  8. 蜂の巣の下の地面にゴミ袋の口を開いた状態で置く
  9. 剪定鋏などをつかって蜂の巣をゴミ袋に落とす
  10. 念のために落とした蜂の巣にスプレーをかける
  11. 巣の破片や蜂の死骸をほうきとちりとりで片付ける
  12. 蜂の巣があった場所に忌避剤をかける
  13. ゴミ袋に蜂の巣を入れて口を閉じる

ただし、プロ以外が対峙するのは危険なオオスズメバチのほか、土の中に巣を作るタイプや夜間でも長時間活発な種類もいるため、上記の方法では駆除が困難な場合もあります。詳しくは次の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

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スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

調査・見積無料

ハチお助け本舗の出張・調査・見積は基本無料(※)です。ご依頼者さまがスズメバチの巣を確認できていない場合でも、プロの視点で営巣箇所を特定いたします。

巣を発見した場合、巣の大きさや営巣場所の高さ、各種条件を調査してお見積りいたします。お見積内容に合意いただけた場合のみ、ご契約の上で作業を実施いたしますのでご安心ください。調査の結果、スズメバチの巣がなかった場合はご契約の必要はございません

※対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます

スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが1,980円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ別途料金です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。

条件例 概要
高所作業 地上4m以上が高所に該当。
危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。
狭所作業 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。
危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。
巣の大きさ 巣の大きさに応じた加算料金。
巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。
特殊作業 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。

なお、ハチお助け本舗の基本料金には以下の作業が含まれております

アフターフォロー付き

基本料金内のアフターフォローとして、以下の作業を含みます。

基本料金に含まれるアフターフォロー

  • 巣の撤去・処分
  • 蜂の死骸の除去・処分
  • 巣の撤去後のお掃除
  • 忌避剤の散布

調査・駆除・処分まで一貫してお任せいただけますので、ご安心ください。

再発防止保証1週間付き

万全の駆除を心掛けておりますが、女王蜂を取り逃がしたり、駆除が適切でなかったりした場合は、1週間以内で営巣が再開される恐れがあります。

ハチお助け本舗ではこのような事態に備え、1週間以内の同じ場所での再発は無料で駆除対応させていただくアフターフォローを実施しております。

状況に応じた加盟店を厳選して手配

以下のようなご要望もお聞かせください。対応可能な加盟店を厳選して手配させていただきます。

ご要望の例

  • ペットや子供がいるので駆除剤の成分が気になる
  • 高難度の場所で他の蜂駆除業者には断られてしまった
  • 巣がどこにあるのか検討もつかない
  • 家の中には入らないでほしい
  • 夜・早朝しか時間がとれない
  • 巣がなかったら忌避剤だけでも散布してほしい

最速10分で駆け付け

全国の優良加盟店の中から、最速で駆け付けられる蜂駆除業者を手配させていただきます。最寄りに加盟店がある場合は、お電話から最短10分で駆け付け可能です。

早期発見・早期駆除のメリットは被害を防ぐだけではありません。時間が経過するほど巣が肥大化し、料金が高くなるため、駆除料金を安く抑えるためにも大切なポイントです。営巣された可能性がある場合は、ぜひお早めにご連絡ください。

※料金について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください
※お問い合わせ内容について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください

スズメバチを食べる場合は熱湯ではなく素揚げで無毒化

一部地域では珍味としてスズメバチを食べることがありますが、成虫を食べる場合は熱湯で煮るのではなく、毒針と毒嚢(どくのう)をピンセットで抜き、素揚げするのが基本です。

スズメバチの毒の主要成分であるタンパク質は、種類によって変質する温度が異なります。熱湯は通常の気圧においては最大でも100℃で、スズメバチの毒成分をすべて無毒化(不活性化)できるとは限りません。

そこで、成虫を食べる時は毒の入っている部分を抜いた上で、念のために170℃以上の油で数分間揚げる方法がとられます。そのまま熱湯で煮て食べてみるのは危険なのでやめましょう(※)。

また、口腔内や消化器官に傷のある方やハチ毒アレルギーがある方は、素揚げしたものでも危険性があるため食べないでください。

(※)毒がない蜂の子(幼虫や蛹)を食べるときは佃煮が一般的です。

蜂刺され時にお湯で対処するのは非推奨

虫刺されの傷口をお湯で洗う方法はありますが、スズメバチの場合は非推奨です。蚊やムカデの傷とは違い、深いところまで毒針が刺さるため、患部をあたためることで毒の回りが早くなる恐れがあるからです。

同じ理由で、刺された日にお風呂につかるのはやめておきましょう。正しい対処法とスズメバチに刺された日にしてはいけないことは次の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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スズメバチに熱湯をかけるのはやめよう

スズメバチに熱湯をかけるのはおすすめできません。致死温度から考えれば理論上は駆除できますが、現実的ではないからです。1匹を駆除するだけであっても、弱っているスズメバチでない限り、狙いを定めることは困難といえます。

スズメバチの巣にいたっては、熱湯をかけるだけでは内部までは駆除しきれず、熱湯に浸せば巣が溶けて回収しづらくなるなど、ハイリスクな上に手間まで増えることになります。

自分で駆除したい場合は熱湯を使わず、スプレーを用いる一般的な駆除方法を選択しましょう。自分でおこなうのが難しいと感じたときは、ぜひハチお助け本舗へご相談ください。

スズメバチに熱湯をかけることに関するよくある質問

スズメバチに熱湯をかけることに関するよくある質問4つに回答します。

スズメバチに熱湯をかければ死にますか?

理論上は死にます。ただし、一定量の熱湯をかける必要があるため、実験環境下や弱っているスズメバチの場合において実現可能な駆除方法です。飛んでいるスズメバチに狙いを定めて熱湯を放つことは困難といえます。

スズメバチの巣は熱湯で駆除できますか?

巣に向けてバケツ1つ分程度の熱湯をかけるだけでは駆除できません。巣の周辺を飛び交う働き蜂への対処も含めると、大量の熱湯を用意する必要があります。それでも内部までは駆除できない可能性が高いため、熱湯を使うのはやめましょう。

スズメバチの巣を熱湯に浸せば幼虫まで駆除できますか?

巣を熱湯に浸せば巣内の幼虫は死亡しますが、巣の外殻が熱湯に溶けてドロドロになり、回収と処分の手間が増えるためおすすめしません。

スズメバチの毒は熱湯で無毒化できますか?

熱湯では無毒化しきれない可能性があります。また、刺傷被害においてはお湯を使うことは非推奨です。患部があたたまることで、毒の回りが早まる恐れがあります。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

  • この記事を書いた人

ハチお助け本舗 編集部

ハチお助け本舗編集部は、生活を脅かすハチの情報を発信する専門チームです。 「ハチ被害をなくしたい」という強い思いのもと、 現場で得た知識や経験を活かし、 ハチ駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、 読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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