スズメバチが庭やベランダなどの家周辺に飛来することは少なくありません。1匹を見かけただけであれば、去るのを待つ人が多いのではないでしょうか。しかし、その1匹を放置すると危険な場合があります。
本記事では、スズメバチ1匹でも早急に駆除に取り組むべき理由と、安全な駆除方法を解説します。蜂を見かけることが多い人は、ぜひ参考にしてください。
早急にスズメバチ駆除に取り組むべき3つの理由
早急にスズメバチ駆除に取り組むべき理由は3つあります。
- 家族や隣人が刺される可能性がある
- 周辺に巣を作られる可能性がある
- スズメバチのエサ場に認定される
それぞれ見ていきましょう。
家族や隣人が刺される可能性がある
スズメバチは1匹でも攻撃的なので、近づいたものを外敵とみなして毒針を刺してきます。家族やペット、あるいは隣人が刺されるリスクがあるため注意が必要です。
また、蜂被害としては蜂に2回以上刺されたときに引き起こされる、アナフィラキシーショックが有名ですが、スズメバチは毒性が強く、初めて刺された人でも重症化することがあります。
周辺に巣を作られる可能性がある
4~5月にかけて飛来するスズメバチは女王蜂の可能性が高く、巣作り場所を探している状態です。スズメバチの女王蜂は雨風をしのげる閉鎖的な場所を好みます。具体的には、屋根裏・床下・換気扇の外部フードの中・木のうろなどです。
しかし、上記の場所以外にも巣作りするケースはあり、比較的開放的な軒下や茂みの中、木の枝なども巣作り場所の候補になります。
スズメバチの女王蜂を放置して巣作りが開始されると、6月以降で働き蜂が生まれるため危険です。
スズメバチのエサ場に認定される
巣作り場所になることは回避できても、6月以降でスズメバチのエサ場に認定されることがあります。安全にエサを確保できる場所だと判断されると、複数の働き蜂が飛来するようになるため危険度が増します。
逆に、スズメバチにとってエサがない場所、あるいは危険な場所であると判断されれば、近隣に巣があっても家周辺に近づく頻度が下がっていくでしょう。
スズメバチに効果的な撃退グッズ3選
スズメバチ駆除に効果的な撃退グッズは以下の通りです。
- 噴射距離が長いスズメバチ用殺虫スプレー
- 接近を防ぐ忌避スプレー
- ハチをおびき寄せる捕獲器
ただし、使い方を間違えるとかえって刺激してしまう可能性があるため、正しい使い方を覚えておくことも大切です。以下で詳しく解説します。
噴射距離が長いスズメバチ用殺虫スプレー
スズメバチの駆除では、3m以上の噴射距離があるスズメバチ専用殺虫スプレーがおすすめです。噴射距離が長いスプレーであれば、風の影響などに左右されずに、薬剤がスズメバチに届きます。
また、スズメバチは近づく外敵に対する攻撃性が高いため、できる限り距離をとることが大切です。市販されているスズメバチ用殺虫スプレーの中には、噴射距離が12mのものもあります。
蜂駆除用のおすすめ殺虫スプレーは以下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください。
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接近を防ぐ忌避スプレー
スズメバチを近寄らせないことが目的であれば、忌避スプレーが効果的です。忌避スプレーには蜂が嫌う臭いや成分が入っています。蜂を見かけた場所の周辺や人の出入りが多い玄関先、窓周辺などに散布しておきましょう。
専用薬剤の忌避スプレー以外で有用なのは、木酢液(もくさくえき)やハッカ油です。小さな子供やペットが触れる場所で、殺虫成分を含む薬剤を使用したくないときに検討してみましょう。
各アイテムのメリット・デメリットなどの詳細は、次の記事の「蜂の巣予防に役立つアイテム」で解説しています。ぜひご覧ください。
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スズメバチをおびき寄せる捕獲器
スズメバチが好む匂いでおびき寄せ、捕獲・殺虫するためのトラップをしかけるのも手段の1つです。スプレーとは違ってスズメバチに向かっていく必要がないため、設置の際に気を付ければ安全を確保しやすい方法といえます。
ただし、スズメバチが好む匂いを設置するため、スズメバチが飛来していない段階の予防策としては逆効果です。家周辺にスズメバチが来ている場合に限って設置しましょう。また、トラップをしかけるタイミングは蜂が寝ている深夜~日の出前が適しています。
捕獲器でおすすめなのは、ペットボトルと砂糖、酢などで作るペットボトルトラップです。低コストかつ入手しやすいものだけで作れます。詳しくは次の記事をご覧ください。
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スズメバチを駆除するときの服装
スズメバチを駆除するときの服装には、4つのポイントがあります。
- 白など明るい色で揃える
- 肌を露出しない
- 厚手の生地を選ぶ
- 目と呼吸器を守る
黒をはじめとした濃い色は、スズメバチに狙われやすい色なので避けましょう。白などの明るい色の服で統一するのがおすすめです。また、毒針を刺されるリスクを軽減するために、生地は厚手のものが適しています。具体的には次のとおりです。
- 厚手の長袖・長ズボン
- 厚手の手袋と長靴
- 厚手の帽子
- マスク
- 眼鏡またはゴーグル
スズメバチの中には毒を噴射する種類がいます。目や呼吸器に入ると危険なので、マスクや眼鏡なども装備することをおすすめします。
スズメバチの駆除を自分でやらない方が良いケース
スズメバチの駆除を自分でやらない方が良いケースもあります。以下の場合は専門業者に依頼するのがおすすめです。
- スズメバチの巣がある
- アナフィラキシーショックのリスクがある
スズメバチの巣がある
スズメバチの巣が近くにある場合は、1匹ずつ殺虫するのはやめましょう。1匹を殺したことが刺激となり、巣の中にいるスズメバチが出てくる可能性があります。
また、巣の近くではスズメバチの防衛本能によって攻撃性が増しているため、近づくだけでも群れで襲ってくる恐れがあります。スズメバチの追跡距離は30mほどあるため、ターゲットにされると逃げ切るのは困難です。
巣の周辺を飛び回っているスズメバチを見つけたら、2~3メートル以上の距離を保ちましょう。急な動きや大きな音はスズメバチを刺激するので避けてください。
アナフィラキシーショックのリスクがある
過去にスズメバチに刺されたことがある場合、蜂毒アレルギーによるアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。
アナフィラキシーショックでは、刺された場所の痛みや腫れだけでなく、めまいや呼吸困難、発熱などが生じるため危険です。命にかかわるケースもあるため、アナフィラキシーショックの可能性があるときは近づかないようにしましょう。
また、蜂毒アレルギーがある場合は、万が一刺されたときに備えてエピペン(アドレナリン自己注射薬)を用意しておくことも大切です。皮膚科の医師に相談してください。必要に応じて処方してくれます。
安全対策を徹底して今すぐスズメバチを駆除しよう!
スズメバチを見かけたら、放置せずになるべく早く駆除するのが肝心です。駆除する際は安全対策を徹底しましょう。適切な安全対策をすれば、スズメバチに刺される可能性が低くなります。
スプレーで撃退するときは肌を露出しない万全の装備のうえでおこないましょう。トラップを設置するときは、深夜~日の出前のスズメバチが寝ているタイミングがおすすめです。よく朝以降で蜂を捕獲・駆除できる可能性があります。
ただし、スズメバチの巣が近くにあるときやアナフィラキシーショックのリスクがあるときは危険です。自分で駆除せず専門業者に相談することをおすすめします。