蜂の駆除方法

スズメバチも捕獲できる蜂用ペットボトルトラップの作り方を画像付きで解説

蜂用ペットボトルトラップは、スズメバチをはじめとする蜂の捕獲・駆除に役立つアイテムです。空のペットボトルや一般的な調味料など、入手しやすいものだけで簡単に自作できるので、ぜひお試しください。

本記事では、蜂用ペットボトル作成に必要なものから作り方、仕掛けるときのポイント、捕獲後の処分方法まで詳しく解説します。なお、冒頭ではペットボトルトラップの目的やおすすめの設置時期も解説しています。

このような方におすすめ

  • ペットボトルトラップの目的や設置時期を知りたい方
  • ペットボトルトラップに必要なもののリストを見たい方
  • ペットボトルトラップの作り方を知りたい方
  • ペットボトルトラップの処分方法を知りたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります ※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

蜂用のペットボトルトラップとは

はじめに、蜂用ペットボトルトラップの目的と効果、逆効果になり得るケースや注意点を解説します。

蜂用ペットボトルトラップの目的と効果

蜂用のペットボトルトラップの目的は、飛来する蜂の数を減らすことです。蜂を引き寄せる匂いの液体でペットボトル内に誘導し、溺死・餓死させることで個体を駆除します。既にできた巣を駆除できるものではありません。

ただし、4〜5月の営巣開始シーズンに設置することは、巣作り自体を防止する意味では有効です。スズメバチやアシナガバチの女王蜂は、気温が18℃を超えると冬眠から目覚めて営巣場所を探すため、この女王蜂を駆除できれば巣が作られることはありません。

なお、巣内の幼虫まで駆除したい場合は市販の毒エサトラップ、蜂を引き寄せたくないときは粘着トラップがおすすめです。次の記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

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蜂用ペットボトルトラップが悪影響をもたらすこともある

6月中旬以降、スズメバチやアシナガバチの働き蜂の羽化が始まってからは、誘引力の強さがデメリットになり得るので注意が必要です。ペットボトルトラップがすぐ満杯になり、これ以上駆除はできないのに匂いにつられて蜂が寄って来るという状況が考えられます。

なお、アシナガバチの行動範囲は巣を中心とした半径100m以内、スズメバチは1〜2kmと長いため、自宅の敷地外からもやってきます。ペットボトルトラップから放たれる魅力的な匂いが、遠方からの蜂も引き寄せる恐れがあるということです。

また、近隣で養蜂がおこなわれている場合は、ペットボトルトラップの設置はやめておきましょう。養蜂されているミツバチも入ってきてしまう可能性があるからです。畑や果樹園の受粉への影響、蜂蜜の採取量の減少などの被害をもたらします。

スズメバチ駆除用ペットボトルトラップに必要なもの

ペットボトルトラップを作るために、次のものをそろえましょう。

ペットボトルトラップの作成に必要なもの

  • 500mLのペットボトル(炭酸飲料用がおすすめ)
  • カッター
  • 太字のサインペン
  • セロハンテープ
  • 針金または紐
  • 誘引剤の原料(レシピ参照)

ペットボトルは凹凸が少なく、表面がツルツルとなめらかなものがベストであるため、炭酸飲料用がおすすめです。中に入った蜂が這い上がろうとしても、滑って脱出できなくなります。

誘引剤は、蜂が好む甘酸っぱい匂いの液体です。この匂いに引き寄せられて中に入ると、脱出できずに溺死や餓死に至ります。誘引剤のレシピは複数あるので、以下で紹介します。

誘引剤の4つのレシピ

誘引剤のレシピは次の4種類です。家にあるもの、賞味期限が切れてしまったものなどから活用しやすいレシピをお選びください。

誘引剤の4つのレシピ

  1. 酒300mL、酢100mL、砂糖100g
  2. 酒300mL、ジュース100mL、砂糖100g
  3. 酒100mL、ぶどうジュース200mL、カルピス200mL
  4. ぶどう味のカルピス300mL、水200mL

なお、500mL容量のペットボトル1本分に使用する誘引剤の量は170〜200mLなので、1本分を作るだけなら、同じ割合で量を調整しても構いません。以下は、200mLだけ必要な場合の計算例です。

原料名 元のレシピ 200mLの誘引剤に必要な量
300mL 150mL
100mL 50mL
砂糖 100g 50g

砂糖は液体に溶けるため、体積(mL)の変化はそれほどありません。そのため、酒と酢で200mLに達する計算になっています。

液体のみで構成するレシピの場合は、割合は同じままでご調整ください。例えばレシピ4なら、ぶどう味のカルピス120mL、水80mLという計算になります。

蜂用ペットボトルトラップの作り方

必要なものを準備できたら、早速作ってみましょう。次の手順に沿って画像付きで解説します。

スズメバチ用ペットボトルトラップを作る手順

  1. スズメバチの侵入口となる穴をペットボトル上部に開ける
  2. 人が近づく可能性があるときは注意書きをつける
  3. 誘引剤を作る
  4. 1のペットボトルに3の誘引剤を入れる
  5. キャップの根本に紐または針金を巻きつけて設置する

 

1.蜂の侵入口となる穴をペットボトル上部に開ける

蜂の侵入口を作る工程です。ペットボトルの真ん中よりも上の部分に、H型の切り込みを3~4箇所入れましょう。1辺の長さは、蜂の横幅よりも少し大きな1.5〜2cmがベストです。小さすぎると蜂が入れず、大きすぎると脱出しやすくなってしまいます。

切り込みの上の部分は、屋根になるように外側へ折ります。雨の侵入をブロックし、誘引剤が薄まるのを防ぐためです。下側は侵入した蜂が出にくくなるように、かえしとして内側に折り込みましょう。

工程1のポイントまとめ

  • 切り込みを入れる箇所は3~4箇所
  • H型の切り込み
  • H型の1辺あたり1.5~2cm幅
  • 上は外側に折って屋根にする
  • 下は内側に折って「かえし」にする

2.人が近づく可能性があるときは注意書きをつける

ペットボトルトラップを設置すると周辺に蜂が寄り付くようになるため、通行人への注意喚起が必要です。紙に「注意 ハチ退治中」など、端的にわかる文言を書いて貼りましょう。

画像は赤色の文字ですが、おすすめは黒の太文字ではっきりと書き、赤で囲む書き方です。赤は日焼けしやすいため、直射日光が当たる場所では数日で文字が薄れる可能性があります。

注意喚起を書いた紙をペットボトルに貼るときは、全面をセロハンテープで覆いましょう。耐水性を高めるためです。

工程2のポイントまとめ

  • 「注意 ハチ退治中」など短い言葉で記載
  • 遠くからでも見えるように文字は太く大きく
  • 黒文字で書き、赤で囲む
  • 耐水性を高めるために紙をセロハンテープで覆う

3.誘引剤を作る

 

レシピでご紹介した誘引剤の原料を、ボウルなどに入れてよくかき混ぜてください。材料を冷蔵庫に入れている場合は、計量した後1時間ほど放置して、常温に戻しておくことをおすすめします。温度が低いと混ざりにくい場合があるからです。

工程3のポイントまとめ

  • 材料は常温に戻しておく
  • 溶け残りがないようによく混ぜる

3.1のペットボトルに2の誘引剤を入れる

1で作成したペットボトルに誘引剤を注ぎ入れましょう。漏斗(ろうと)があると楽ですが、ない場合はクリアファイルなどを筒状にして差し込めば漏斗代わりになります。

注ぎ入れる量は、ペットボトルの底から6~7cmの高さになるところまでです。500mLのペットボトルの高さは21cm前後なので、3分の1程度といえます。少なすぎると蜂が溺死しにくく、多すぎると脱出しやすくなるため、この絶妙な量に留めてください。

注ぎ入れ終わったら、ペットボトルのキャップを閉めます。

工程4のポイントまとめ

  • ペットボトルの底から6~7cmの高さまで注ぐ
  • ペットボトルのキャップは閉める

5.キャップの根元に紐または針金を巻きつけて設置する

吊るして設置できるように、ひもまたは針金をペットボトルのキャップの根本に巻きつけます。ペットボトル本体と段差があるため、しっかり巻きつければ固定できるはずです。巻きつけたら念のため引っ張り、ペットボトルが抜け落ちないことを確認してください。

工程5のポイントまとめ

  • 吊るすための長さを確保する
  • 手で引っ張って丈夫さを確認

ペットボトルトラップを仕掛けるときのポイント

仕掛けるときのポイントを場所とタイミングに分けて解説します。

人通りから離れた木の枝に設置する

場所のポイントは次のとおりです。

設置場所のポイント

  • 樹木の枝
  • 日陰(木陰)
  • 高さ2m以上の場所
  • 人が通るところから3m以上離れた場所

樹木の枝はひもや針金を巻きつけやすいためおすすめです。日陰にもなるため、日光が誘引剤を劣化・蒸発させるのを防げるというメリットもあります。

高さ2m以上を確保すべき理由は、子どもやペットが触れないようにするためです。後述しますが、蜂は死んだ後でも毒針を刺せるため、興味本位で触れてしまうと被害に遭う場合があります。

また、ペットボトルトラップ周辺には蜂が寄ってくるようになるため、人通りのある場所は避けましょう。とくに蜂から3m以内は攻撃を受けやすいので、距離を確保することをおすすめします。

3~5月の夜間・早朝に設置する

ペットボトルトラップを仕掛けるのに最もおすすめなタイミングは、3〜5月の夜間~早朝です。3〜5月はアシナガバチとスズメバチの女王蜂が巣作りを開始するシーズンなので、トラップによって女王蜂を駆除できれば、その後の被害リスクを大幅に低減できます。

夜間~早朝が適しているのは、ほとんどの蜂がおとなしくなる時間帯だからです。日没とともに帰巣して2~3時間でおとなしくなり、日の出とともに再び活発化します。日没が18時で日の出が5時であれば、21時~翌4時を目安に設置しましょう。

蜂の巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ!

ハチお助け本舗の特徴

ハチお助け本舗の特徴

  • 調査・見積無料(※1)
  • 明朗会計
  • 忌避剤の使用・巣の撤去処分費込み
  • 再発保証付き(※2)
  • 状況に応じた適切な加盟店を厳選
  • 最速10分で到着

※1:対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合に限ります

ハチお助け本舗の料金

ハチお助け本舗の基本料金は1,980円(税込)~です。

この基本料金に、巣の大きさや場所、部分修繕の必要性などの条件に応じた料金が加算される場合があります。お見積りの内容にご納得いただいた場合に限り、ご契約・駆除実施となりますのでご安心ください。

※料金について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください
※お問い合わせ内容について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください

ペットボトルトラップの交換と処分方法

ペットボトルトラップの交換タイミングと処分方法を解説します。

ペットボトルトラップの交換タイミング

ペットボトルトラップの交換タイミングは次の3つのいずれかに該当するときです。

蜂用ペットボトルトラップの交換タイミング

  • 侵入口の高さまで蜂を捕獲できたとき
  • 雨が入り込んで誘引剤が薄まったとき
  • 2週間が経過したとき

侵入口近くまで蜂でいっぱいになると、死骸が足場となって出入りできるようになってしまうため、交換しましょう。なお、それだけ集まるということは近くに巣がある可能性が高いので、自宅の敷地内に巣がないかを確認し、あれば駆除することをおすすめします。

大雨の日の後も基本的には交換のタイミングです。蜂の侵入口として設けた穴から水が入り込むと、誘引剤の効果が薄まってしまうほか、水量が増えることで脱出しやすくなります。

上記に該当しない場合でも、2週間に1度は交換するのがおすすめです。誘引剤に含まれる香り(揮発性の成分)が飛んでしまうため、蜂を引き寄せる効果が弱くなります。

ペットボトル内のスズメバチを安全に処理する手順

交換タイミングで回収したペットボトルトラップは、次の手順で処分しましょう。

ペットボトルトラップの処分方法

  1. 二重にした軍手の上からゴム手袋を装着
  2. ペットボトル内でスズメバチが死滅していることを確認
  3. ペットボトルトラップを枝から外す
  4. 二重にしたゴミ袋の底に新聞紙などいらない紙を敷き詰める
  5. ペットボトルの上部をカッターで切断する
  6. 2のゴミ袋内に誘引剤ごと中身を出す
  7. ゴミ袋の口をしっかり縛って密封する
  8. ペットボトルをよく洗う
  9. ゴミ袋とペットボトルを分別してゴミに出す

生きている個体が1匹でもいたら回収は避けてください。飛び出してきて刺される恐れがあります。

また、蜂の腹部は刺激を受けると毒針が飛び出すというメカニカルな仕組みになっているので、死骸であっても素手で触るのはNGです。手にはしっかりと重装備を施し、極力触れないようにしながら中を開けてください。

ゴミ袋の底に新聞紙などの紙を敷き詰めるのは、誘引剤の水分を吸わせるためです。残った誘引剤は酸性の成分や蜂の毒などが溶け込んでいるため、流しにあけるのはおすすめしません。その後は密封し、自治体の分別方法に従ってゴミに出しましょう。

蜂用ペットボトルトラップを作ってみよう

ペットボトルトラップは、手持ちのアイテムでも簡単に作れる蜂駆除アイテムです。アシナガバチやスズメバチの女王蜂が目覚める春に最も効果を発揮します。

ただし、ペットボトルトラップを設置したことで被害を引き起こす可能性もあるという点には留意しましょう。設置する場所や時間帯、処分方法には十分注意してください。

ここまで確認して「自分で作るのは面倒くさそう」「巣内まで全滅させたい」と感じた方は、市販のトラップを検討しましょう。次の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

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蜂用ペットボトルトラップに関するよくある質問

蜂用ペットボトルトラップに関するよくある質問4つに回答します。

蜂用ペットボトルトラップに必要なものは?

500mLのペットボトル、カッター、紙、太字のサインペン、セロハンテープ、針金または紐、誘引捕獲剤の原料(酒・酢・砂糖など)です。

蜂用トラップをしかけるときに気を付けることは?

人通りから3m以上離れた場所を選びましょう。蜂が寄ってくるため、通行人に被害が出る恐れがあるからです。

蜂用ペットボトルトラップをしかけるのがおすすめの時期は?

スズメバチやアシナガバチの駆除なら、3~5月がおすすめです。女王蜂が冬眠から目覚めたばかりのシーズンなので、女王蜂を駆除できればその後の被害リスクを大幅に低減できます。

蜂用ペットボトルトラップは真夏でも効果がある?

真夏でも個体の駆除には役立ちますが、すぐに満杯になることが予想されるため、交換頻度を考えるとおすすめはしません。市販の毒エサトラップの使用または巣の駆除が有効です。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります ※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

  • この記事を書いた人

ハチお助け本舗 編集部

ハチお助け本舗編集部は、生活を脅かすハチの情報を発信する専門チームです。 「ハチ被害をなくしたい」という強い思いのもと、 現場で得た知識や経験を活かし、 ハチ駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、 読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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