スズメバチは毒針を刺すなどの攻撃をする前に、威嚇音を鳴らして警告する習性があります。いきなり襲ってこないという点については親切といえば親切ですが、最終通告でもあるため注意が必要です。
本記事では、スズメバチの威嚇音の聞こえ方や人には聞こえにくい音などを詳しく解説します。威嚇音の前段階で聞こえる羽音、巣が近いときの音も合わせて解説するので、スズメバチと遭遇する確率の高い場所にお出かけの方は、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- スズメバチとの遭遇にそなえて威嚇音を知っておきたい方
- スズメバチの羽音や巣の音も把握しておきたい方
- スズメバチの威嚇から攻撃までの流れを知っておきたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
スズメバチはカチカチと大顎を鳴らして威嚇する

スズメバチの主な威嚇音は、大顎を鳴らす音です。「大顎を鳴らす」と聞くと、左右をぶつけるイメージをしがちですが、実際は左右の顎の先端を交差させ、弾くようにして鳴らしています。威嚇の意味とどのような音なのかを解説します。
大顎を鳴らすカチカチという音は警告音を意味する

スズメバチが大顎を鳴らす音は「カチカチ」と表現されることが多い音です。
巣を中心とした半径3~10mの警戒範囲で発せられることが多く、「これ以上近づくな」という警告を意味しています。
警告音を無視して近づく存在を、容赦なく攻撃します。
実際の音はパチパチ・ペチペチにも近い
先述のとおり、カチカチと表現されることが多い音ですが、実際の音はパチパチ、ペチペチという音にも聞こえます。
片手の人差し指の爪の角を親指の爪で弾いたときのような音が近く、場合によってはモルタルの床を裸足で歩いたときのペタペタという音も混じったような、面を感じる音がします。
スズメバチは日本国内だけでも17種類が生息しており、個体差もあるため、音が明確に定まっているわけではありません。
いずれにしても、どこかで聞いたような音であり、極めて独特というわけではないので、スズメバチの警告音であることに気付かない可能性があります。上記のいずれかに似た音がしたら、警戒しましょう。
20kHz以上の超音波も発している
神戸大学の研究において、スズメバチが警告音として20kHz以上の超音波を発していることが確認されました(※1)。20kHzは人間の可聴域の上限です。年齢を重ねると聞き取りにくくなる、15kHz以上の音域(※2)でもあります。
一方、スズメバチの天敵であるクマをはじめ、イヌ・ネコ・イタチなどは明確に聞き取れる音です。この音域は狙った方向に進む指向性・直進性の高さが特徴でもあるため、「お前を狙っているぞ」という警告として有効と考えられます。
| (※1)室内条件下で録音 (※2)いわゆるモスキート音の周波数は17kHz前後 |
参考
KAKEN「スズメバチ類をめぐる音響擬態リングの解明」
スズメバチは羽音も大きい

羽音を威嚇に使うのはアシナガバチですが、スズメバチの羽音も大きく、接近に気づくためのヒントとしては有用です。しかし、方向を聞き分けることは難しいといえます。その理由と、巣から出る羽音の音量について解説します。
羽音の周波数は80~120Hzで位置がわかりにくい
スズメバチの羽音の周波数(基底周波数)は80~120Hzです。人間の耳には、ベースの音に似たかなり低い音に聞こえます。音量はそれなりに大きいので、近くでスズメバチが飛んでいるかどうかはわかるでしょう。
しかし、姿をとらえられていない状態で、どこから聞こえてきたのかを特定するのは困難です。指向性・直進性がほとんどない低音なので、左右の耳に届く音の時間差・音量の差を脳が認識できません。空間全体に響き渡っているように聞こえます。
スズメバチの羽音であるブーン・ブンブンという音がしたら、まずはその場でじっと動かずに視線でスズメバチを探してください。姿が見えたら、様子を確認しつつ静かに距離をとりましょう。
参考
飛行音の違いでスズメバチを検知することに成功している
スズメバチの羽音の周波数は、養蜂に関する研究でも注目されています。ミツバチの羽音の周波数は200~250Hzで、ミツバチを襲うスズメバチの周波数とは異なるからです。
ノッティンガム・トレント大学の研究では、ツマアカスズメバチの周波数(100~120Hz)とミツバチの周波数の違いを利用した検知に、養蜂場という環境下で成功しました。スズメバチが襲撃にきた際の、迅速な対策への活用が期待されています。
参考
スズメバチの羽音に擬態する生物もいる
スズメバチの羽音に擬態する生物として、オオホオヒゲコウモリがあげられます。天敵のフクロウにとって厄介な存在であるスズメバチの羽音に擬態することで、フクロウに捕食されないようにしているようです。
なお、スズメバチの天敵にはフクロウと同じ猛禽類であるハチクマ(鷹の一種)が含まれますが、フクロウはハチクマとは違い、鎧のような羽は持っていません。
また、スズメバチに巣をのっとられることもあるため、フクロウにとってスズメバチは厄介な相手といえます。
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参考
ナショナル ジオグラフィック「スズメバチの羽音をまねてフクロウをよけるコウモリ、初の事例」
スズメバチの巣からもそれなりに大きい音がする
スズメバチの巣からも、大きな羽音が聞こえる傾向があります。
サウサンプトン大学の調査によれば、ツマアカスズメバチの巣の基本周波数は125Hz、音量は約51デシベルでした。ベースや自動車の走行音に近い低音で換気扇を強モードにした程度の音量といえます。
低音は周囲に広く響きやすく、それが換気扇強モードと同等の音量で鳴り続けているとなれば、かなり不快な音に感じられるでしょう。また、壁や遮音カーテンをすりぬけやすい音域なので、室内にいても音が聞こえる可能性があります。
なお、スズメバチは巣の中で飛び回っているわけではありません。羽音がするのは、スズメバチ同士のコミュニケーションに翅の振動が使われているからという説が有力です。
コミュニケーションの音であるとすれば、巣がある限り鳴り止むことはないでしょう。音を止めるには駆除するしかありません。
参考
Meta Virant-Doberlet、Andrej Cokl「Vibrational communication in insects」
BBC「'Unique sound' of Asian hornets' nests discovered」
スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

調査・見積無料
ハチお助け本舗の出張・調査・見積は基本無料(※)です。ご依頼者さまがスズメバチの巣を確認できていない場合でも、プロの視点で営巣箇所を特定いたします。
巣を発見した場合、巣の大きさや営巣場所の高さ、各種条件を調査してお見積りいたします。お見積内容に合意いただけた場合のみ、ご契約の上で作業を実施いたしますのでご安心ください。調査の結果、スズメバチの巣がなかった場合はご契約の必要はございません。
| ※対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます |
スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが1,980円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ別途料金です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。
| 条件例 | 概要 |
| 高所作業 | 地上4m以上が高所に該当。 危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。 |
| 狭所作業 | 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。 危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。 |
| 巣の大きさ | 巣の大きさに応じた加算料金。 巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。 |
| 特殊作業 | 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。 |
なお、ハチお助け本舗の基本料金には以下の作業が含まれております。
アフターフォロー付き
基本料金内のアフターフォローとして、以下の作業を含みます。
基本料金に含まれるアフターフォロー
- 巣の撤去・処分
- 蜂の死骸の除去・処分
- 巣の撤去後のお掃除
- 忌避剤の散布
調査・駆除・処分まで一貫してお任せいただけますので、ご安心ください。
再発防止保証1週間付き
万全の駆除を心掛けておりますが、女王蜂を取り逃がしたり、駆除が適切でなかったりした場合は、1週間以内で営巣が再開される恐れがあります。
ハチお助け本舗ではこのような事態に備え、1週間以内の同じ場所での再発は無料で駆除対応させていただくアフターフォローを実施しております。
状況に応じた加盟店を厳選して手配
以下のようなご要望もお聞かせください。対応可能な加盟店を厳選して手配させていただきます。
ご要望の例
- ペットや子供がいるので駆除剤の成分が気になる
- 高難度の場所で他の蜂駆除業者には断られてしまった
- 巣がどこにあるのか検討もつかない
- 家の中には入らないでほしい
- 夜・早朝しか時間がとれない
- 巣がなかったら忌避剤だけでも散布してほしい
最速10分で駆け付け
全国の優良加盟店の中から、最速で駆け付けられる蜂駆除業者を手配させていただきます。最寄りに加盟店がある場合は、お電話から最短10分で駆け付け可能です。
早期発見・早期駆除のメリットは被害を防ぐだけではありません。時間が経過するほど巣が肥大化し、料金が高くなるため、駆除料金を安く抑えるためにも大切なポイントです。営巣された可能性がある場合は、ぜひお早めにご連絡ください。
スズメバチの警戒から威嚇音、攻撃までの流れ

スズメバチが警告音を発してから実際に攻撃するまでの流れは次のとおりです。
スズメバチの警戒から攻撃までの流れ
- 警戒・偵察のためのホバリング
- 大顎で威嚇音を発する
- 急接近
- 毒針を刺す・毒液を噴射する
- 群れが押し寄せる
攻撃態勢に入る前に、一定箇所に留まりながら飛ぶホバリングで様子見してくるので、羽音が聞こえる可能性があります。この第一段階で離れれば、外敵とはみなされなくなるでしょう。
羽音に気づかずに近づいてしまうと、威嚇音を発せられます。威嚇音が聞こえたら、スズメバチの攻撃可能範囲内に入ったということです。大きな動作をすると外敵とみなされるので、まずは動かず、スズメバチの様子を警戒しながらそっと離れてください。
威嚇音にも気づかずに近づいてしまえば、ただちに攻撃されます。時速25~40kmの高速で急接近され、毒針を刺されたり、空中に毒液を噴射されたりするため危険です。
その後すぐに群れが押し寄せてくるでしょう。毒液には仲間を呼び寄せる警報フェロモンが含まれているからです。
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スズメバチの威嚇音が聞こえたら静かにその場を去ろう
スズメバチが大顎を鳴らす威嚇音は、攻撃前の最終段階です。登山や森林散策など、スズメバチと遭遇しやすい場所に行くときは、カチカチ、パチパチという音に警戒してください。
威嚇音がが聞こえたら、スズメバチの攻撃可能範囲内に入ってしまっているので、大きな動作はやめましょう。まずは静止し、スズメバチの様子をうかがいながら、そっと静かに離れることが鉄則です。
なお、近くに巣がある場合はベースや自動車の走行音に近い低音が、それなりの音量で聞こえることがあります。このような音を自宅の敷地内で聞いた場合は、巣がある可能性を疑いましょう。
スズメバチの威嚇音に関するよくある質問
スズメバチの威嚇音に関するよくある質問3つに回答します。
スズメバチの威嚇音はどんな音ですか?
スズメバチの威嚇音は大顎を鳴らす音です。カチカチ、パチパチ、ペチペチといった音に聞こえます。
スズメバチの威嚇音以外にも気を付けるべき音はありますか?
スズメバチの羽音にも気を付けましょう。ブーン・ブンブンという低音が聞こえたら、近くにスズメバチがいる可能性があります。
スズメバチの威嚇音がしたら走って逃げた方がいいですか?
威嚇音がした直後に走って逃げるのはNGです。大きな動作がスズメバチを刺激することになり、攻撃を誘発しかねません。まずは静止して様子をみながら、ゆっくりと腰を低くして後ずさりしましょう。詳しくは次の記事をご覧ください。
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