蜂の生態

40℃以上の酷暑日はスズメバチもイライラ・ぐったり!行動の変化に要注意

2026年4月、気象庁が40℃以上の日を「酷暑日」とすることを決定したように、近年は各地で40℃以上の気温が観測されています。この暑さは人だけでなく、蜂にも影響をもたらすものです。

ニュースなどで「スズメバチも暑さでイライラする」と聞いた方もいるのではないでしょうか。

本記事では、暑さで変化するスズメバチの行動や分布、注意すべき場所まで詳しく解説します。例年とは異なるスズメバチの行動が刺傷被害や営巣被害につながることもあるので、ぜひ参考にしてください。

このような方におすすめ

  • スズメバチが暑さでイライラする理由を知りたい方
  • 30~40℃の気温別のスズメバチの行動を知りたい方
  • 暑い日が続くことで生じる蜂の攻撃性以外の危険も知りたい方
  • 暑い日の蜂について注意すべきことを把握しておきたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

スズメバチは30℃を超えるとイライラし始める

スズメバチが快適に過ごせる温度は25〜30℃なので、30℃を超えると行動に変化があらわれます。

熱ストレスで攻撃性が増す

30℃を超えるとスズメバチが快適に過ごせる温度ではなくなり、熱ストレスでイライラするようになります。巣に近づく存在に対しての警戒性も増すため、注意が必要です。

また、気温が30℃を超える日が続きやすい8月は、働き蜂の数が増えている時期でもあります。巣に近づくだけで群れに襲われる恐れがあるので、スズメバチを見かけたら、近くに巣がある可能性を鑑みて慎重に行動しましょう。

仲間同士でも攻撃し合う可能性

仲間同士で攻撃し合う可能性が示されたのは、スズメバチ科アシナガバチ亜科を用いた実験です。同じ群れの個体を2つに分け、35℃にさらした個体24℃の環境にいた個体を遭遇させると、敵対することがわかりました。

主な理由として、昆虫の外殻にあるクチクラ(※1)表面に存在するクチクラ炭化水素(※2)の化合物組成の割合が高温によって変化したことがあげられます。化合物組成の割合が仲間認識に用いられるため、変化するとわからなくなるからです。

なお、群れを分けても24℃同士であれば遭遇させた際の仲間認識に変化はありませんでした。30℃では攻撃性は増すものの、仲間同士での攻撃はほとんどみられませんでした。

(※1)クチクラ:動植物の体表面を覆う細胞が分泌する薄い膜。キューティクル。
(※2)クチクラ炭化水素:長鎖炭素化合物CHCs

35℃を超えるとスズメバチもぐったりする

スズメバチの活動限界温度(致死温度)は45℃ですが、35℃を超えると活発さは低下します。暑い日中は動きが鈍くなり、巣の周辺で暑さを回避するための行動をとります。この点については次の項目で解説します。

ただし、最高気温が35℃になる日でも、朝型や夕方の涼しい時間帯では活発です。人にとっても活動しやすくなる時間帯だからこそ、スズメバチとの遭遇には気を付けましょう。

暑さを回避するためのスズメバチの行動

スズメバチはただ暑さに耐えるだけではなく、暑さを回避するための行動をとります。具体的な行動を2つ紹介します。

巣を冷ますために水を運ぶ

スズメバチよりもアシナガバチに多い行動ですが、水をつかって巣を冷やすことがあります。水を口に入れて運び、巣の外殻に撒く方法です。

巣が冷えるメカニズムは打ち水と同じで、水が蒸発するときに周囲の熱が吸収される気化熱の作用によるものです。

巣内を冷ますために送風する

スズメバチは巣内が33℃以上になると、幼虫を守るために送風で巣を冷やします。巣穴にお尻を向けて留まり翅を動かすことで巣内へ送風する方法です。

外気が巣内の温度より低ければ、この行動で巣内の温度を下げられます。

翅で送風をおこなうのは蜂のよくある行動

翅で送風をする行動は、スズメバチ以外の蜂でも珍しいことではありません。アシナガバチも同じ方法で巣を冷やします。

ミツバチは翅で巣内の空気を外へ送り出すことで暑さを和らげたり、送風で花蜜を乾燥させる方法で蜂蜜を作ったりしています。

40℃の酷暑が蜂にもたらす影響

気温が40℃になると、行動以外の変化や周辺環境の変化に伴う影響も出てきます。代表的なものを3つ解説します。

成長期に熱波にさらされた個体は飛行能力が低下する

スズメバチではなくツツハナバチの一種「Osmia bicornis」の実験(日本には生息していない)結果ですが、幼虫~蛹の成長期に熱波にさらされた個体は、体重比で翅が小さくなり、飛行能力が低下することがわかりました。

具体的には、極端な熱波(39.7℃)にさらされた場合に、8%翅が小さくなりました。長期間さらされた場合は飛行速度も30%低下します。

また、飛行開始率も低下しました。36.8℃の熱波にさらされた場合の飛行開始率は短期間で96.2%、長期間でも95.7%とそれほど影響を受けませんでしたが、39.7℃の熱波にさらされた場合は、短期間でさえ76%、長期間では69.2%まで低下しています。

これ以上に大きく影響を受けたのは飛行距離で、39.7の熱波にさらされた個体の飛行距離は74% も短縮しました。36.8℃ではほとんど影響がなかったことと比べると、大きな差です。

上記はツツハナバチの実験結果ですが、スズメバチでも同じようなことが起こる可能性はあります。

外来種のスズメバチの侵略拡大

2026年はヨーロッパでも40℃超えの日が続くなど、熱波の影響が顕著です。暑くなったことで、アジアのスズメバチによる侵略拡大が懸念されています。涼しい地域を好まないアジアのスズメバチでも適応できるからです。

日本も同様に、これまでは見られなかった外来種が生息域を広げてやってくる可能性があります。既に侵略の懸念があるツマアカスズメバチなど、生態系を壊す恐れのある外来種には注意が必要です。

干ばつによって民家に寄ってくる

40℃もの高温になると、自然環境にある水辺が干上がる可能性も出てきます。そうなると、水分補給や巣を冷やすために水を求めるスズメバチが、民家周辺の水を求めてやってくる可能性があります。

スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

調査・見積無料

ハチお助け本舗の出張・調査・見積は基本無料(※)です。ご依頼者さまがスズメバチの巣を確認できていない場合でも、プロの視点で営巣箇所を特定いたします。

巣を発見した場合、巣の大きさや営巣場所の高さ、各種条件を調査してお見積りいたします。お見積内容に合意いただけた場合のみ、ご契約の上で作業を実施いたしますのでご安心ください。調査の結果、スズメバチの巣がなかった場合はご契約の必要はございません

※対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます

スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが1,980円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ別途料金です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。

条件例 概要
高所作業 地上4m以上が高所に該当。
危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。
狭所作業 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。
危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。
巣の大きさ 巣の大きさに応じた加算料金。
巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。
特殊作業 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。

なお、ハチお助け本舗の基本料金には以下の作業が含まれております

アフターフォロー付き

基本料金内のアフターフォローとして、以下の作業を含みます。

基本料金に含まれるアフターフォロー

  • 巣の撤去・処分
  • 蜂の死骸の除去・処分
  • 巣の撤去後のお掃除
  • 忌避剤の散布

調査・駆除・処分まで一貫してお任せいただけますので、ご安心ください。

再発防止保証1週間付き

万全の駆除を心掛けておりますが、女王蜂を取り逃がしたり、駆除が適切でなかったりした場合は、1週間以内で営巣が再開される恐れがあります。

ハチお助け本舗ではこのような事態に備え、1週間以内の同じ場所での再発は無料で駆除対応させていただくアフターフォローを実施しております。

状況に応じた加盟店を厳選して手配

以下のようなご要望もお聞かせください。対応可能な加盟店を厳選して手配させていただきます。

ご要望の例

  • ペットや子供がいるので駆除剤の成分が気になる
  • 高難度の場所で他の蜂駆除業者には断られてしまった
  • 巣がどこにあるのか検討もつかない
  • 家の中には入らないでほしい
  • 夜・早朝しか時間がとれない
  • 巣がなかったら忌避剤だけでも散布してほしい

最速10分で駆け付け

全国の優良加盟店の中から、最速で駆け付けられる蜂駆除業者を手配させていただきます。最寄りに加盟店がある場合は、お電話から最短10分で駆け付け可能です。

早期発見・早期駆除のメリットは被害を防ぐだけではありません。時間が経過するほど巣が肥大化し、料金が高くなるため、駆除料金を安く抑えるためにも大切なポイントです。営巣された可能性がある場合は、ぜひお早めにご連絡ください。

※料金について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください
※お問い合わせ内容について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください

猛暑・酷暑日のスズメバチ対策は水場もポイント

花壇や生ごみ置き場など、暑い日ではなくてもスズメバチが寄ってきやすい場所はありますが、35℃を超えるような日は水場も要注意です。

外においている水槽や水瓶は室内に入れ、池の近くには木酢液を入れたペットボトルを設置するなど、対策を講じましょう。

なお、市販のスズメバチ用忌避スプレーにはピレスロイド系殺虫剤が含まれていることが多いため、水辺での使用には注意が必要です。ピレスロイド系殺虫剤のほとんどに魚毒性があるので、メダカや鯉を飼っている場合は使えません。

スズメバチの寄り付きを防止策は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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高温な日はスズメバチの行動変化に注意しよう

スズメバチは30℃を超えるとイライラしはじめ、35℃を超えるとぐったりしつつも巣を冷やす行動をとることがわかりました。

仲間を認識できなくなったスズメバチ同士のバトルを含め、攻撃性が高まるため注意が必要です。巣に近づくだけでも刺される恐れがあります。

そして、40℃を超えるようになると、飛行能力の低下やそれまで生息していなかった種類の侵略拡大、干ばつによる飛行ルートの変更など、さまざまな影響も出てきます。

水場の対策など、できることはやっておきましょう。自宅で巣を発見したときは無理をせず、ぜひプロへご相談ください。

酷暑日・猛暑日のスズメバチに関するよくある質問

酷暑日・猛暑日のスズメバチに関するよくある質問3つに回答します。

スズメバチも暑いとイライラすると聞いたのですが具体的な温度は?

スズメバチが快適に過ごせる温度は25~30℃であるため、30℃を超えると熱ストレスでイライラし始めます。

暑い日はスズメバチの行動が変わりますか?

30℃を超えると攻撃性が高まり、気温の高さや日光の強さなどで巣内の温度が33℃を超えると、巣を冷やす行動をとるようになります。

スズメバチは何度で死にますか?

スズメバチが死亡する温度は45℃以上または10℃以下です。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

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ハチお助け本舗 編集部

ハチお助け本舗編集部は、生活を脅かすハチの情報を発信する専門チームです。 「ハチ被害をなくしたい」という強い思いのもと、 現場で得た知識や経験を活かし、 ハチ駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、 読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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