秋までは活発なスズメバチも、冬には死亡すると聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、「冬の頃に寿命がくる」のと「冬の寒さに耐えきれずに死ぬ」のとでは死因が異なるため、どちらなのか気になるところです。
また、冬に死滅してしまうのだとすれば、来年にどうやって繁殖するのかという疑問もあるのではないでしょうか。
本記事では、スズメバチの冬の過ごし方と女王蜂の冬眠先、例外的に長生きするケースを詳しく解説します。あわせて、冬なら安全に巣を撤去できるかについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- スズメバチの冬の過ごし方が気になる方
- スズメバチの女王蜂がどこで冬眠するのか知りたい方
- 冬なら巣を自分でも撤去できるか考えたい方
- 冬になってもスズメバチが死なないことがあるのか知りたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
新女王蜂以外のスズメバチは冬に死亡する

冬になると基本的には、新女王蜂以外のスズメバチが死亡します。死亡までの流れを解説します。
10月の段階で新女王蜂とオス蜂はコロニーから離脱
スズメバチの新女王蜂とオス蜂は10月頃に羽化し、交尾のために飛び立つと基本的には巣に戻ってきません。
交尾を終えると新女王蜂は冬眠のために土や朽木の中にもぐります。冬眠から目覚めれば産卵ができる状態です。一方、オス蜂は交尾以外のことができないので、ひっそりと死んでいきます。
なお、新女王蜂とオス蜂の卵が生まれる9月から交尾シーズンまでの期間は、次世代を守るために働き蜂が最も攻撃的になっているため注意が必要です。
新女王蜂だけが越冬できる理由
新女王蜂となる個体は幼虫の頃から十分な栄養を受け取って育ち、脂肪体という部分に栄養を蓄えた大型サイズに成長します。栄養を蓄えているので、冬の間中何も食べなくても生存できるという仕組みです。
気温が15℃を下回ると弱り始める
巣に残った働き蜂と旧女王蜂の活動は、気温が15℃を下回ると低下します。多くの地域で10月下旬~11月頃の気温です。
スズメバチの主食は幼虫の分泌液なので、すべての幼虫が羽化してしまうと飢餓状態に陥る傾向があります。代わりになるエサを求めて周辺をウロウロしても、花や果実も減っている時期なので空腹を満たすことは困難です。
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気温が10℃以下になると死亡
気温が10℃を下回ると、巣に残った働き蜂と旧女王蜂が死亡します。栄養を蓄えておらず、越冬能力がないためです。巣内で死亡することもありますが、外出先でそのまま死亡することもあります。
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スズメバチの女王蜂の冬眠場所は土と朽木の中が基本

新女王蜂の冬眠場所の特徴と、冬眠している女王蜂の駆除が可能なのかどうかを解説します。
気温と湿度が変化しにくい場所を選ぶ
冬の屋外は寒さと乾燥で生き延びるには厳しい環境なので、新女王蜂は気温や湿度が変化しにくい土や朽木の中にもぐって越冬します。
その中でも選ばれやすいのは、適度に乾燥したやわらかい質感の場所です。水分が多すぎると凍結やカビに苛まれ、硬すぎると顎でかじって掘り進めるのが大変になるからです。人気の場所には複数の新女王蜂が集うこともあります。
冬眠中の女王蜂を駆除するのは困難
冬眠に人気の場所がわかれば周辺の女王蜂を一網打尽に駆除できそうですが、現実的ではありません。元の巣があった場所から数キロメートル単位で移動していることも多く、近隣の林や自然公園などを選ぶからです。
広範囲をくまなく探して女王蜂がいる場所を特定し、駆除するのは極めて困難といえます。
生き延びられないことも多い
人間が駆除せずとも生き延びられないことが多いので、冬の女王蜂は放っておきましょう。具体的な死亡要因は次のとおりです。
冬眠中のスズメバチの女王蜂が死ぬケース
- 細菌やカビによる感染
- 野生動物に襲われる
- 蓄積した脂肪が少なく餓死する
懸命に選んだ場所でも、降雨などの影響によって環境条件が悪化し、カビや細菌に感染して死亡するケースがあります。また、冬の山林では動物も飢えているので、土や木を掘り起こして女王蜂を食べてしまう可能性があります。
上記の危険から逃れられたとしても、冬眠前に蓄えた栄養が十分でなければ、エサを取りに出かけることもできず、餓死します。
スズメバチの巣は冬に駆除するのが安全?

冬ならスズメバチの巣を安全に駆除できるか、放置しても良いかを解説します。
春~秋と比べれば冬に駆除するのが安全
基本的には冬になるとスズメバチの巣が空になるので、冬に駆除(撤去)するのは他の季節と比べれば安全です。
ただし、次のような場所に巣があるときはケガ・周辺の破損・不快害虫との遭遇といったリスクがあるので、自分で撤去するかどうかはご検討ください。
巣の撤去だけでもリスクのある場所
- ベランダの軒下
- 高木の樹上
- 屋根裏
- 床下
上記のような場所の撤去をおこなうときは、必ず2人体制で挑みましょう。高所であればハシゴを支える人が必要です。
また、万が一スズメバチが生き残っていた場合、驚いた拍子の転落や刺されて重症化するリスクがあります。緊急事態に備えて、救急車を呼べる体制を整えておくことが重要です。
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放置はおすすめできない
空の巣であれば無害なので放っておいてもいいのではとも思えますが、実はスズメバチ以外の害が生じるので、放置はおすすめできません。具体的には次のような害です。
スズメバチの巣を放置した場合のリスク
- アシナガバチの越冬先に選ばれる
- 害虫・害獣の棲み処になる(糞尿による汚染)
- ハウスダストや腐食
- 配線や機器への影響
とくに、屋根裏や床下に巣がある場合は、害虫・害獣の被害につながりやすいため注意しましょう。巣を放置した場合のリスクについては、次の記事で詳しく解説しています。
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スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

ハチお助け本舗の特徴
ハチお助け本舗の特徴
- 調査・見積無料(※1)
- 明朗会計
- 忌避剤の使用・巣の撤去処分費込み
- 再発保証付き(※2)
- 状況に応じた適切な加盟店を厳選
- 最速10分で到着
| ※1:対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合に限ります |
スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが1,980円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ別途料金です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。
| 条件例 | 概要 |
| 高所作業 | 地上4m以上が高所に該当。 危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。 |
| 狭所作業 | 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。 危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。 |
| 巣の大きさ | 巣の大きさに応じた加算料金。 巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。 |
| 特殊作業 | 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。 |
スズメバチが冬でも例外的に長生きするケース

先述のとおり、冬はスズメバチの巣が空になるのが基本です。しかし、例外的に長生きするケースもあります。以下で詳しく解説します。
暖冬
スズメバチは冬になったから死ぬのではなく、気温が10℃を下回ると死亡します。つまり、冬であっても気温が10℃を超えていれば生き残る可能性があるということです。
自然環境にいるスズメバチであれば、幼虫がいなくなった後のエサが減って飢えるため、それほど長くは生きられませんが、都市部であれば長生きする可能性があります。ジュースの飲み残しや冬に咲く庭の花など、エサの供給が豊富だからです。
都市に適応しているスズメバチとしては、キイロスズメバチとコガタスズメバチがあげられます。
暖かい地域
九州や沖縄などの暖かな地域では、スズメバチの生存が12月頃まで続く可能性があります。実際に、日本では沖縄県のみに生息するツマグロスズメバチは、活動時期が4~12月と長い傾向です。
赤道に近い国のスズメバチは解散・冬眠しない
1年を通して気温が10℃を下回ることがない、赤道に近い国ではスズメバチが年中無休で活動する傾向があります。たとえば、東南アジアに生息するフィリピンスズメバチ(Vespa luctuosa)には冬眠の習性自体がありません。
年中無休のスズメバチの場合、コロニー(群れ)が一度も消滅せずに巣作りと子育てを続けるため、巣の大きさが100cmを超えることもあります。
暖かな室内に巣がある
温室やビニールハウスなど、冬でも暖房器具によって気温が保たれている場所であれば、スズメバチは活動を停止することなく繁殖を続ける可能性があります。
ハチお助け本舗へのご依頼で実際にあったケースでは、スズメバチより早く活動を終了するはずのアシナガバチが、1月まで活動していたことがありました。スズメバチでも同様のケースがあると考えられます。
日本では稀なケースなので、冬眠の習性を持つはずの新女王蜂がどうなるのかは論文等がみつかりませんでしたが、旧女王蜂の産卵機能が続く限りは、新たな働き蜂が生まれてもおかしくはありません。
スズメバチの活動再開は気温が18℃を超えてから

冬眠した新女王蜂は、春になって気温が18℃を超える頃になると目覚めます。ただし、18℃になった瞬間ではなく、土や朽木の中が温まってきたタイミングなので、最高気温の記録とはタイムラグがあります。
多くの地域では3月下旬から4月頭頃が目安です。この頃に、1匹でウロウロしているスズメバチを見かけたら、営巣場所を探している女王蜂と考えられます。
女王蜂が目覚めるより少し前の3月上旬頃までに、巣が作られやすい場所に忌避剤を散布するなどの防除作業を進めておきましょう。
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スズメバチが生存しておらず、手が届く位置にある巣であれば自分で撤去することも可能ですが、状況がわからないときや狭所・高所に巣があるときは、撤去をプロに任せるのがおすすめです。その際は、ぜひハチお助け本舗へご相談ください。
冬のスズメバチに関するよくある質問
冬のスズメバチに関するよくある質問3つに回答します。
冬になるとスズメバチが死ぬって本当ですか?
新女王蜂は冬眠によって生存しますが、旧女王蜂・働き蜂・オス蜂は冬に死亡します。ただし、気温が10℃を下回らない環境では、冬でも長く生存する可能性があります。
スズメバチの女王蜂はどこで冬眠しているのですか?
土や朽木の中が中心です。やわらかな部分をかじって穴を開け、中にもぐりこみます。ただし、水分量が多すぎる場所は選びません。カビや細菌によって死亡する可能性が高いからです。
スズメバチがいない冬の巣は放置しても大丈夫ですよね?
スズメバチによる刺傷被害、再利用の恐れがないという点では放置しても問題ありませんが、他の害虫や害獣による汚染や腐食、ハウスダストなどのリスクにつながるため、早めの撤去をおすすめします。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
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