スズメバチの空の巣を発見したとき、来年に再利用される可能性があるのか心配になる方もいるのではないでしょうか。放っておいても問題ないのか判断するためにも、確認しておきたいところです。
そこで本記事では、スズメバチが来年に巣を再利用するか否かを解説します。また、防除の必要性やその他の害虫や害獣が住み着くリスクも解説するので、ぜひ参考にしてください。
最後には関連情報として、スズメバチの巣を置物として再利用する点についても紹介しています。
このような方におすすめ
- スズメバチが巣を再利用することがあるのか知りたい方
- 再利用されるとしたらどのようなときか知りたい方
- 巣を放置したときのリスクもあわせて知っておきたい
- スズメバチの巣の置物を見たことがある方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
次世代のスズメバチが巣を再利用することはない

結論からいえば、スズメバチが翌年に再利用されることはありません。次世代が元の巣を使うことがないからです。以下で、さらに詳しく解説します。
女王蜂の習性に古巣の再利用が組み込まれていない
女王蜂には冬眠明けに自ら単独で営巣(巣作り)を開始するという習性があるため、たとえ出身の巣(古巣)が良質な状態のまま残っていたとしても再利用はしません。古巣の再利用の可否を判断するという作業が、習性に組み込まれていないからです。
再利用した方が手間が省けるのでは?
人間の視点でみると、既に形のある古巣を利用した方が手間が省けて効率的に思えます。しかし、スズメバチにとってはそうではないかもしれません。
古巣はサイズが大きく出入口が狭いため、むしろ効率が低下する可能性があります。働き蜂が羽化するまで、女王蜂は単独で狩り・営巣・子育てをしなければなりません。そのため、出入りしやすいサイズ・形状の巣を自分で作った方が効率的と考えられます。
また、次で解説する衛生面と強度の問題もあります。

スズメバチの初期の巣

スズメバチの中期~後期の巣
営巣が止まった巣は徐々に崩壊していく
スズメバチの巣は木の繊維と唾液でできており、ある程度の撥水性と強度があります。しかし、営巣が終了すると徐々に劣化していき、雨や風などによって崩壊していきます。放置されてしばらく経過した巣は、外殻がボロボロと崩れていることが少なくありません。
また、古巣には死骸や糞が残っているため、衛生面も問題です。カビが繁殖したり、ギンモンシマメイガ(※)などのスズメバチの巣を食べる虫が繁殖したりすることもあります。
他の生き物によるスズメバチの巣の再利用については後半の「害虫・害獣がスズメバチの巣を再利用することがある」をご覧ください。
| ※蛾(ガ)の一種でスズメバチの天敵のひとつ。 |
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巣材としての再利用もおこなわれない模様
古巣の隣に次世代のスズメバチが新たな巣を作ることはありますが、古巣を素材取りに使うことはないようです。別の場所にある生木や朽木、倒木から素材を集めます。巣の作り方の詳細は次の記事をご覧ください。
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スズメバチの巣があった場所の防除は必要

再利用される心配はないとしても、巣があった場所にスズメバチが寄り付かないように防除する必要はあります。その理由と方法を紹介します。
忌避剤やトラップで対策
古巣があるということは、スズメバチの営巣に好条件の場所であることを示しています。つまり、次世代のスズメバチも同様に、営巣場所として選ぶ可能性が高いということです。
女王蜂が冬眠から目覚めるタイミング、3月下旬~4月の気温が18℃を超える頃までに、忌避剤を散布しておきましょう。ただし、電気系統が近い場所では忌避剤の成分がショートや故障を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。
忌避剤が使えない場合は、冬眠から目覚めたばかりの女王蜂を駆除できる可能性のある、スズメバチ用トラップの設置をご検討ください。
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古巣をダミーの巣として再利用するのはおすすめできない
巷ではスズメバチの巣に似せた風船などのダミーを吊るすと、スズメバチ避けになるといわれています。古巣をダミーの巣として利用できないかと考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、ダミーの巣に忌避効果があるとする、科学的な根拠は不明です。仮に効果があったとしても、古巣に害虫や害獣が住み着くリスクがあるので、やめておきましょう。害虫と害獣のリスクについては後半で紹介します。
同世代内での巣の再利用はある

次世代による巣の再利用はありませんが、同世代、ワンシーズンの中では巣の素材が再利用されます。再利用されるのは増築リフォームのときです。
スズメバチの種類によっては、巣の直径が60cmを超えることがあります。しかし、最初から大きな巣を作るわけではありません。まずは女王蜂が10cm程度の巣を作り、働き蜂が羽化してから増築(拡大)が始まります。
その際は、元の巣より一回り大きな外殻(巣の表面)ができた部分から、元の外殻を内側から削り取る作業が行われます。そして、削り取られた外殻の繊維が、一回り大きな外殻の素材の一部として再利用されるという流れです。
この作業は何度もおこなわれ、キイロスズメバチなどの群れの数が多い種類の場合は、1日あたり1cmのペースで巣が大きくなっていきます。1カ月で30cm程度大きくなる計算なので、スズメバチの巣が自宅に作られたときは早急に駆除しましょう。
スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

ハチお助け本舗の特徴
ハチお助け本舗の特徴
- 調査・見積無料(※1)
- 明朗会計
- 忌避剤の使用・巣の撤去処分費込み
- 再発保証付き(※2)
- 状況に応じた適切な加盟店を厳選
- 最速10分で到着
| ※1:対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合に限ります |
スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが1,980円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ別途料金です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。
| 条件例 | 概要 |
| 高所作業 | 地上4m以上が高所に該当。 危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。 |
| 狭所作業 | 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。 危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。 |
| 巣の大きさ | 巣の大きさに応じた加算料金。 巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。 |
| 特殊作業 | 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。 |
害虫・害獣がスズメバチの巣を再利用することがある

冬の空の巣であっても放置することはおすすめできません。次のような害虫・害獣が住み着いたり、エサにしたりして繁殖することがあるからです。
スズメバチの巣を利用する可能性がある害虫・害獣
- クモ
- ムカデ
- ゴキブリ
- ギンモンシマメイガ
- ネズミ
- イタチ
- コウモリ
上記のような害虫・害獣が繁殖すると、糞による汚染や不快な音といった被害につながります。とくに、屋根裏や床下が害虫・害獣に狙われやすいので注意しましょう。
空の巣を放置したときのリスクは次の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
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関連:スズメバチの巣を置物として再利用するケース

昭和中期の頃まで、蜂の出入りが多いスズメバチの巣は「千客万来」「商売繁盛」「子孫繁栄」などのシンボルとして置物に加工されることが少なくありませんでした。
空の巣を1週間ほどかけて完全に乾燥させ、緩衝材を敷いたガラスケースに入れて飾るというものです。乾燥させた後にラッカースプレー等で補強すると長期間保存できるようになります。
しかし、良い形をキープしたまま撤去された巣でなければ置物にはできないため、供給量が多くなく、現在では見かけることが少なくなりました。作ってみたい方は、以下の記事の後半をご覧ください。
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スズメバチの巣が再利用されなくても撤去と防除は必須
スズメバチの巣が次世代に再利用される心配はないとわかりましたが、だからといって放置するのはおすすめできません。害虫や害獣のエサや棲み処になり、繁殖させてしまう恐れがあります。
また、一度巣が作られた場所はスズメバチにとって好条件がそろっているということです。古巣は発見次第撤去し、巣の跡と周辺に忌避剤を散布するなどの防除をおこないましょう。
屋根裏や床下、高所など自分で撤去や防除をするのが難しい場所であれば、ぜひハチお助け本舗へご相談ください。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
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