レッドロビンは、ベニカナメモチとも呼ばれるバラ科の常緑小高木です。秋の紅葉とは違い、レッドロビンは新芽が赤くなります。数多くの住居や施設で生垣として採用されている低木ですが、実はレッドロビンはスズメバチが飛来しやすいため注意が必要です。
本記事では、スズメバチがレッドロビンを狙う理由と対策を詳しく解説します。レッドロビンを生垣や庭木に採用している人は、ぜひ参考にしてください。
このような方におすすめ
- 自宅の庭にレッドロビンを植えている方
- 自宅の近くにレッドロビンが生えている方
- スズメバチがレッドロビンを狙う理由を知りたい方
- レッドロビンに関するスズメバチ対策を知りたい方

目次
レッドロビンがスズメバチに狙われる理由

スズメバチがレッドロビンを狙う理由は、主に次の通りです。それぞれを詳しく解説します。
スズメバチがレッドロビンを狙う理由
- レッドロビンの樹液を好むから
- スズメバチの栄養補給場所になるから
- 新芽を食べる虫がスズメバチの幼虫のエサになるから
- レッドロビンに営巣したアシナガバチを捕食するから
- レッドロビンの樹皮を営巣の材料にするから
レッドロビンの樹液を好む
夏は広葉樹の樹液を好むスズメバチですが、秋になるとレッドロビンなどのバラ科の樹液を狙います。樹液は狩りや偵察のために外出している働き蜂の栄養源のひとつで、レッドロビンの樹液が放つ甘い香りに誘われて寄ってくるようです。
また、秋はエサとなる植物が減るため、夏よりも行動範囲が広がる傾向にあります。エサが豊富な夏の行動範囲は巣を中心として半径1~2kmが目安ですが、秋になると10km圏内が目安です。
夏は見かけなかったスズメバチが秋になるとやってくる場合は、半径1~2km以上、10km圏内に営巣されているものとみられます。10km圏内に山林や公園、空き家などのスズメバチが営巣しやすい場所があれば、飛来する可能性があります。
レッドロビンの新芽に寄生するメイガが樹液を増産
樹液を出す樹木にはさまざまな種類がありますが、その中でもレッドロビンが狙われやすい理由として、メイガの存在があります。
メイガは蛾の一種で、幼虫のときにレッドロビンへ寄生し、茎の内部に穴を開けて食害します。食害に対する防御反応としてレッドロビンが樹液を滲出させるため、その匂いを嗅ぎつけたスズメバチがやってくるのです。
とくにメイガはやわらかな新芽を狙います。レッドロビンは剪定後に新芽を出すため、剪定の後の病害虫対策が重要です。
アブラムシの増殖によってスズメバチの栄養補給場所になる
レッドロビンはアブラムシが繁殖しやすい植物でもあります。アブラムシの排泄物は糖やアミノ酸(甘露)で、スズメバチにとっては樹液とともに栄養源のひとつです。樹液に加えて甘露までそろうレッドロビンは、スズメバチにとって好条件なエサ場といえます。
新芽を食べる虫がスズメバチの幼虫のエサになる
さまざまな蝶や蛾などの幼虫(芋虫・毛虫)も、レッドロビンの新芽を食べにやってきます。これらの虫は、スズメバチの幼虫のエサの対象です。スズメバチの成虫は、芋虫や毛虫を顎で噛み砕きながら手で丸め、幼虫のために肉団子にしてから巣へ持ち帰ります。
芋虫や毛虫が大量繁殖した場合、成虫だけでなく幼虫のためのエサ場としても認定されてしまうため、多くのスズメバチがレッドロビンに飛来する恐れがあります。
アシナガバチの営巣によって狩りの場と化す恐れも
レッドロビンの生垣の中は、アシナガバチが営巣場所に好む条件を満たしています。その条件は、雨風や直射日光を防げる低木の茂みであること、成虫のエサとなる樹液や甘露、幼虫のエサとなる虫までそろっていることです。
そして、アシナガバチの幼虫や蛹(さなぎ)もスズメバチの幼虫のエサになるため、アシナガバチがレッドロビンに営巣すれば、スズメバチに提供するエサが増えることになります。
なお、アシナガバチを捕食するスズメバチの代表例は、ヒメスズメバチとオオスズメバチです。
エサ場を守るための喧嘩が起きると人間への被害リスクが上昇
同じ巣に住む蜂同士は喧嘩しませんが、他の巣のスズメバチやアシナガバチと遭遇したスズメバチは喧嘩をすることがあります。エサ場を守るための喧嘩が生じると、攻撃性が増すため注意が必要です。
また、スズメバチがアシナガバチの巣を襲撃すると、アシナガバチはパニックに陥ります。群れで飛び出して周辺を飛び回るため、通行人などの周囲の人間を刺しかねません。庭で遊んでいた子どもやペットが刺される恐れもあります。
木をかじって営巣の材料にする可能性
スズメバチはさまざまな木の繊維を用いて巣を作るため、樹皮を顎で噛みちぎって巣に持ち帰る習性があります。レッドロビンも営巣材料として狙われる木のひとつです。スズメバチが巣を拡大する6月~10月は、レッドロビンの樹皮が巣材として利用される点にも注意しましょう。
レッドロビンにスズメバチを寄せ付けない方法

レッドロビンはエサ場としても巣材としてもスズメバチが好むため、スズメバチを寄せ付けない対策が大切です。主な方法を次の項目に分けて解説します。
レッドロビンにスズメバチを寄せ付けない方法
- 芋虫・毛虫・アブラムシを駆除する
- ハチ用忌避剤の散布
- 誘引力の強いトラップをしかける
- レッドロビンの茂みに営巣したアシナガバチを駆除する
- 周辺を調査してスズメバチの巣を駆除する
芋虫・毛虫・メイガ・アブラムシを駆除する
スズメバチの幼虫のエサとなる芋虫や毛虫、スズメバチの成虫のエサを生み出すメイガやアブラムシを駆除することで、スズメバチの飛来リスクを軽減できます。次のような駆除剤がおすすめです。
| 芋虫・毛虫の駆除剤 | アブラムシの駆除剤 | メイガの駆除剤 |
薬剤を使用するときは、周囲に人や動物がいないことを確認しましょう。また、薬剤と植物の相性を確かめるために、最初は小さな範囲で使用して様子を見ることをおすすめします。
ハチ用忌避剤の散布
スズメバチの飛来だけを防ぎたい場合は、忌避剤の散布が有効です。スズメバチの忌避剤の選択肢には、薬剤と木酢液があります。
| 種類 | 忌避剤 | 木酢液 |
| 商品例 | ||
| メリット |
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| デメリット |
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薬剤を使用したくない場合は、レッドロビンにブルーシートなどを被せればスズメバチが寄り付きにくくなります。しかし、光合成に必要な日光も遮られるため、レッドロビンが弱る可能性には留意しましょう。
レッドロビンの樹液の匂いを上回る誘引力を持つスズメバチトラップをしかけるのもおすすめです。誘引捕獲タイプのスズメバチトラップの一例は次のとおりです。
誘引捕獲タイプのスズメバチトラップには、スズメバチを引き付ける臭いの薬剤が入っています。特殊な構造の容器によって、侵入したスズメバチを閉じ込めて餓死させる仕組みです。
1つのトラップで駆除できるスズメバチの数は10~30匹ですが、飛来するスズメバチの数を減らすには有効な方法といえます。
レッドロビンの茂みに営巣したアシナガバチを駆除する
レッドロビンの茂みの中にアシナガバチの巣がある場合は、蜂駆除業者に駆除を依頼しましょう。茂みの中の巣を自分で駆除するには防護服の着用が必須であり、薬剤の散布や巣の撤去などの難易度も高いからです。
また、防護服や蜂用駆除スプレーなどの必要なものを揃えようとすれば、手間と費用がかかります。自分で駆除する場合に必要なものと価格の例は次のとおりです。
| 必要なもの | 価格相場 |
| 防護服 | 7万円~ (自治体からレンタルできる場合がある) |
| 蜂駆除スプレー2本(※) | 1,500円~2,000円×2本 |
| 枝切りばさみ(巣の撤去用) | 100円~ |
| 忌避スプレー(駆除後の散布) | 300円~2,000円 |
(※)巣の駆除用と飛来する蜂の駆除用で2本必要
一式を揃える費用、や手間まで考えると、依頼した方がお得ということも少なくありません。まずは蜂駆除業者に相談することをおすすめします。
ハチお助け本舗では、アシナガバチの駆除・再発予防まで、8,800円(税込)~の料金で実施いたします。ぜひご検討ください。

周辺を調査してスズメバチの巣を駆除する
スズメバチのリスクを元から断つには、巣を探して駆除する方法が最も有効です。しかし、スズメバチの多くは閉鎖的な場所に営巣するため、周囲を見渡しても巣がみつからないことが少なくありません。
また、巣を探して歩き回っている内に、知らず知らず巣に接近したり、土の中の巣を踏み抜く恐れもあります。巣の捜索はプロの視点の方が早く安全なので、巣があるかどうかの調査だけでも蜂駆除業者に相談してみましょう。
スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

ハチお助け本舗の特徴
ハチお助け本舗の特徴
- 調査・見積無料(※1)
- 明朗会計
- 忌避剤の使用・巣の撤去処分費込み
- 再発保証付き(※2)
- 状況に応じた適切な加盟店を厳選
- 最速10分で到着
| ※1:山林・崖面など広範囲や特殊な条件下の調査は別途ご相談 ※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合は無料で駆除 |
スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが13,000円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ25,000円(税込)~です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。
| 条件例 | 概要 |
| 高所作業 | 地上4m以上が高所に該当。 危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。 |
| 狭所作業 | 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。 危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。 |
| 巣の大きさ | 巣の大きさに応じた加算料金。 巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。 |
| 特殊作業 | 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。 |
レッドロビンはスズメバチに狙われやすいので注意しよう
レッドロビンを好むメイガによる樹液の滲出や芋虫、毛虫、アブラムシがスズメバチのエサになることがわかりました。成虫のエサと幼虫のエサがそろう恰好のエサ場になりやすいため、市販の害虫駆除剤などでエサを減らしましょう。
ただし、レッドロビンの茂みの中にアシナガバチが営巣した場合や、自宅の敷地内にスズメバチの巣がある場合は、蜂駆除業者に駆除を依頼することをおすすめします。自分で巣の捜索や駆除を実施するには、難易度が高いからです。
ハチお助け本舗なら、巣が見つかっていない状況でも無料の調査をご依頼いただけます。調査の結果、巣が見つからなかった場合はご契約の必要はありません。また、事前にご相談いただければ、忌避剤の散布(※)だけでもご依頼いただける場合があります。
(※)忌避効果は雨風などの自然環境の影響を受けるため、長期の忌避効果を約束するものではありません。調査当日、担当者とご相談のうえで実施するかどうかをご判断ください。
レッドロビンとスズメバチに関するよくある質問
レッドロビンとスズメバチに関する質問3つに回答します。
スズメバチは害虫を狩ってくれると聞いたので、放っておいてもいいですか?
たしかにスズメバチは害虫を狩るため、レッドロビンにとってはかならずしも有害とはいえません。しかし、レッドロビンがスズメバチのエサ場として認定されれば、複数匹が飛来するようになるため、危険性が高まります。人にとっては有害なので、対策することをおすすめします。
スズメバチが好む木はレッドロビン以外にもありますか?
スズメバチは、クヌギやコナラなどの甘い樹液を出す木や、ナンテン、果樹などの実をつける木も好みます。アブラムシが好む木や営巣の材料となる木としては、サクラ・カエデ・キンモクセイ・ツツジなどもあげられます。
ペットがいるので農薬や殺虫剤を使いたくないのですが
メイガやアブラムシなどの害虫駆除に使える、天然ハーブ系のスプレー(ベニカナチュラルスプレーなど)も市販されています。駆除力は殺虫成分を含むものよりは下がりますが、寄り付きを防ぐ意味では有用です。
アシナガバチ・スズメバチの駆除に関しては、ペットや人に無害な薬剤・器具を使用した駆除方法もございますので、蜂駆除業者にご相談ください。ハチお助け本舗なら、ご希望条件と合致する加盟店を厳選してご紹介します。
