室外機の中に蜂が入っていった?!原因と3つの対処法、予防法を解説
「室外機の中に蜂が入っていったんだけど…何で?」
「え、室外機の中に蜂の巣があるの?」
不安を感じてしまいますよね。
このページでは、蜂が室外機に入っていく原因と対処法をご案内します。
絶対にやってはいけないNG行為がありますので、まず最初にチェックしてみてください。
目次
- 室外機に蜂が入っていったらこの5つの行為は絶対NG!
- 【NG行為①】何も考えずに巣の確認をする
- 【NG行為②】蜂の巣を放置する
- 【NG行為③】エアコンは稼働させない
- 【NG行為④】日中に自力で退治する
- 【NG行為⑤】室外機に直接スプレーをかける
- 室外機の中に蜂が入っていった!2つの原因を解説
- 【原因①】営巣に適した環境か確認している(4~5月)
- 【原因②】作った巣の中で成長している(6月以降)
- 室外機に蜂が入っていった場合の3つの対処法を解説
- 【対処法①】営巣されているかどうかを確認する
- 【対処法②】準備を整えて夜間に自力で対処する
- 【対処法③】蜂の巣退治のプロに任せる
- 室外機に蜂が入るのを防ぐ8つの対策を紹介
- 【予防法①】蜂専用の防虫スプレーをまく
- 【予防法②】蜂用トラップをしかけておく
- 【予防法③】自作の虫よけスプレーをまく
- 【予防法④】ダミーの巣を設置する
- 【予防法⑤】蜂よけカバーをかける
- 【予防法⑥】燻煙剤を使う
- 【予防法⑦】甘い匂いのものを置かない
- 【予防法⑧】蜂が苦手な匂いのものを置く
- 室外機に入っていった蜂を対処する方法のまとめ
室外機に蜂が入っていったらこの5つの行為は絶対NG!
室外機の中に蜂が入った場合のNG行為 |
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【NG行為①】何も考えずに巣の確認をする 【NG行為②】蜂の巣を放置する 【NG行為③】エアコンを稼働させない 【NG行為④】日中に自力で退治する 【NG行為⑤】室外機に直接スプレーをかける |
この5つは絶対に行わないでください。
その理由について詳しくご案内します。
【NG行為①】何も考えずに巣の確認をする
巣を確認することで、蜂を刺激して刺されてしまうかもしれないからです。
刺されれば痛いです。
蜂の毒にアレルギーがある方は、アナフィラキシーショックといって、全身が弛緩したり、呼吸困難なったりといった命に関わる状態になってしまうことがあります。
室外機の中に巣が作られているかどうか、確認したくなります。
巣の有無を確認しても刺されるリスクが少ないのは、3~5月までです。
それでも、厚手の服を着る、軍手を2重にはめる、目にゴーグルをするなどの準備をしてください。
6月以降は、巣があるものと考えて行動してください。
【NG行為②】蜂の巣を放置する
蜂の巣は短期間で大きくなります。4月に作られた巣は、7月にはかなり大きくなっています。
巣の大きさに比例して蜂の数が増えますので、室外機の外に出てきた蜂に刺されるリスクが高まります。
もし、室外機の中に巣を発見したら、放置せず早めに取り除いてください。
室外機に入った蜂は家に入ってくる? |
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その可能性はありません。ただ、室外機のそばにあるドレンホースの中を通って室内に入ってくる可能性はあります。 |
【NG行為③】エアコンは稼働させない
室外機に蜂の巣がある状態でエアコンをつけると、ファンに蜂や巣が巻き込まれて室外機が壊れる場合があります。
ですので、室外機の中を見て巣がありそうなら、取り除くまでエアコンを稼働しないでください。
確認しづらい場所に作られているかもしれませんので、巣を確認できなくても、エアコンは稼働させないでくださいね。
【NG行為④】日中に自力で退治する
蜂は明るい時間帯に活発に活動します。
そのため、日中に自力で退治しようとすると刺されるリスクが上がります。
特に6月以降は体が大きくなった蜂が増えて、攻撃的になるので、姿を見かけたら近寄らないようにしてください。
【NG行為⑤】室外機に直接スプレーをかける
室外機に直接スプレーすると、次のようなトラブルが起こる可能性があります。
室外機へのスプレーで起こる問題 |
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・回路がショートする ・金属が錆びる ・金属が腐食する ・埃が詰まる ・出てきた蜂に刺される |
エアコンが壊れたり自分が怪我をしたりする恐れがあるため、室外機への直接スプレーは避けてください。
もしかけてしまったら、まずはエアコンの電源を落とし、殺虫剤が乾燥するまで待ってください。
室外機の中に蜂が入っていった!2つの原因を解説
室外機の中に蜂が入る2つの原因 |
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【原因①】営巣(えいそう)に適した環境か確認している(4~5月) 【原因②】作った巣の中で成長している(5月以降) |
蜂が室外機の中に入っていく原因は季節によって異なります。
今の季節にあてはまる方をチェックしてみてください。
【原因①】営巣に適した環境か確認している(4~5月)
4~5月は、越冬(えっとう)から目覚めた女王蜂が、巣を作る場所を探している時期です。
女王蜂は次のような特徴のある場所に営巣(=巣作り)をします。
蜂が巣作りしやすい場所 |
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・敵が侵入しづらい狭くて暗い場所 ・雨や風があたらない場所 ・近くにエサがある場所 |
室外機の中は、全ての条件があてはまる絶好の営巣スポットです。
この時期に室外機の中に入っていく蜂を見かけたら、巣作りの準備をしている可能性が高いです。
室外機に巣を作るのは、主に強めの毒を持ったアシナガバチやスズメバチです。
特にスズメバチは毒性強く、獰猛で、スピーディですので、狙われると厄介です。
ですので、うかつに手を出さないで、早めに適切な対処をしてください。
この時期の巣の駆除方法は、こちらの「蜂の巣は作り始めに駆除するのがおすすめ」で詳しくご案内しています。
【原因②】作った巣の中で成長している(6月以降)
女王蜂は、巣がある程度が完成すると、幼虫を生みます。
5月から6月にかけて幼虫は巣の中で成長し、6月半ばには、働き蜂として巣の外にエサを探しに出てきます。
活発に活動する蜂の数が増えるにつれて、蜂の攻撃性が高まります。
気付かないうちに近づいてしまって、「刺されてしまった!」という人が増える時期です。
6月以降に室外機の付近で蜂が飛んでいるのを見かけたら、まずは身の安全を確保してくださいね。
室外機に蜂が入っていった場合の3つの対処法を解説
室外機に入っていった蜂の対処法 |
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【対処法①】営巣されているかどうかを確認する 【対処法②】準備を整えて夜間に自力で対処する 【対処法③】蜂の巣退治のプロに任せる |
対処法は3つあります。
それぞれ詳しくご案内しますね。
【対処法①】営巣されているかどうかを確認する
先ほどご案内しましたが女王蜂は4月から5月にかけて営巣場所を探しています。
そのため、春は巣があっても小さめです。
まだ働き蜂がいませんので、厚手の服と軍手を着けてから、巣の有無を確認してください。
巣を発見したら早い段階で駆除することをご検討ください。
駆除にはそれなりの準備が必要です。
まだ巣が無いなら、営巣させないための対策が必要です。
詳しい対策方法についてはこちらでご確認ください。
【対処法②】準備を整えて夜間に自力で対処する
大きくなった巣に自力で対処する場合は、蜂が眠っている夜間を狙って駆除します。
自力(DIY)で駆除する場合は次の準備してください。
蜂の巣を駆除するのに必要なもの |
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・厚手の服(可能なら防護服) ・赤のセロファンを張った懐中電灯 ・燻煙剤 ・ビニール袋 ・蜂用の殺虫スプレー |
蜂に刺されないように、厚手の服を重ね着して、服の隙間にガムテープしてください。
懐中電灯に赤いセロファンを使用する理由は、蜂が光に寄ってくるのを防ぐためです。
準備ができたら室外機にビニール袋をかぶせ、その中に燻煙剤を入れて、袋の隙間をできる限り閉じてください。
燻煙剤には蜂用の物はありませんがピレスロイド系の成分が入っていれば有効です。
念のため「蜂にも有効かどうか」を、ホームセンターやメーカー、通販サイトに確認してからご購入くださいね。
ビニール袋の外に蜂が飛び出してきた場合は、蜂用の殺虫スプレーで駆除してください。
朝まで放置し、朝になったら厚手の服と軍手を着けて、スプレーを持って、室外機の様子を見ます。
動いていないことを確認したら、ほうきやちりとりを使って掃除をします。
蜂は動かなくなっていても、針が反射で動くことがありますので、直接触れないようにしてくださいね。
【対処法③】蜂の巣退治のプロに任せる
巨大な巣や蜂が攻撃的な場合は刺される危険性が高いです。
ですので、基本的に蜂の巣駆除のプロに任せた方が安心です。
専門業者に依頼した場合の相場は次の通りです。
・蜂の駆除費用の相場
蜂の種類 | 相場 |
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アシナガバチ | 9,158円~ |
ミツバチ | 11,929円~ |
スズメバチ | 16,288円~ |
料金について、より詳しくは「スズメバチの駆除費用の相場を解説!」をご覧ください。
「リーズナブルにスピーディーに駆除をしてくれる」と評判なのが、ハチお助け本舗です。
基本料金は900円~、駆除時間は最短10分~で、24時間電話対応しています。
見積もりは無料ですので、まずは一度、相談してみてください。
しつこい電話営業は一切ありませんよ。
なお、自治体によっては専門業者の利用料金を一部補助する制度があります。
一度、お住いの自治体のサイトをチェックしてみてくださいね。
室外機に蜂が入るのを防ぐ8つの対策を紹介
室外機に蜂が侵入するのを防ぐ方法 |
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予防法①:蜂専用の防虫スプレーをまく 予防法②:蜂用トラップをしかけておく 予防法③:自作の虫よけスプレーをまく 予防法④:ダミーの巣を設置する 予防法⑤:蜂よけカバーをかける 予防法⑥:燻煙剤を使う 予防法⑦:甘い匂いのものを置かない 予防法⑧:蜂が苦手な匂いのものを置く |
「室外機の中に巣が無かった」
「巣を駆除したけど、もう二度と作られたくない」
このような方に、室外機に蜂が侵入するのを防ぐ8つの方法をご案内します。
【予防法①】蜂専用の防虫スプレーをまく
最もおすすめなのがこの方法です。
蜂用スプレーには次の効果があります。
・蜂を活動停止に追い込む効果
・近寄らせない忌避(きひ)効果
スプレーの中には、忌避効果が4ヵ月も継続する製品があります。
ただ、屋外は雨や風で効果が薄くなってしまいますので、小まめにスプレーしてください。
防虫スプレー使用時の注意点は次の通りです。
防虫スプレーによる営巣予防の注意点 |
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・蜂に効果のあるスプレーを購入する ・室外機に直接スプレーしない |
蜂用かどうかは、スプレーのパッケージで確認できます。
通販サイトやホームセンターで購入する場合は、よく確認してくださいね。
蜂用のスプレーについて、より詳しくは「蜂駆除スプレーのおすすめの5選」をご覧ください。
【予防法②】蜂用トラップをしかけておく
蜂用トラップとは、甘い匂い(誘引剤)で蜂を誘い込み容器から出られないようにする罠のことです。
室外機の近くに仕掛けておくことで室外機の中に入るのを防ぐことができます。
蜂用トラップ設置時の注意点は次の通りです。
蜂用トラップによる営巣予防の注意点 |
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・働き蜂が増える5月以降は設置しない ・子どもの手が届かない場所に設置する ・生きた蜂を入れたままトラップを廃棄しない |
トラップの価格は500円~です。
複数設置する場合は費用がそれなりにかかりますので、ペットボトルを使った自作トラップもご検討ください。
自作する方法はこちらの「スズメバチの駆除はペットボトルでできる!」でご確認いただけます。
【予防法③】自作の虫よけスプレーをまく
蜂よけスプレーはハッカと木酢液次で自作できます。
必要な道具は次の通りです。
・蜂よけスプレーの種類と材料一覧
種類 | 材料 | 制作費 |
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ハッカ油 | ・ハッカ油:6~8滴 ・無水エタノール:20ml ・水:180ml ・スプレー容器 |
50円~/本 |
木酢液 | ・木酢液:100ml ・水:100ml ・スプレー容器 |
60円~/本 |
いずれもホームセンターで購入できます。
ハッカ油50mlと無水エタノール500mlはそれぞれ1,000円程度、木酢液は1Lで600円程度です。
市販のスプレーに比べて持続効果は短めですが、費用は1本あたり約50円~とリーズナブルです。
【予防法④】ダミーの巣を設置する
「すでに巣がある場所には営巣しない」という蜂の特性を逆手に取った予防方法です。
ホームセンターに500円程度で売っていますが、自分でも簡単に作れますよ。
手順は次の通りです。
ダミーの巣の作成手順 |
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手順①:新聞紙を直径30cmくらいに丸める 手順②:丸めた新聞紙を茶色のガムテープで巻く 手順③:針金やヒモを使って巣をぶら下げる |
ただし、ダミーの巣にどれだけの効果があるかは科学的に実証されていません。
ですので、他の対策と合わせて実施してみてください。
【予防法⑤】蜂よけカバーをかける
蜂よけカバー(防虫ネット)を使えば、蜂が室外機に入るのを物理的に防ぐことができます。
防虫ネットは次の場所で購入できます。
防虫ネットの購入場所 |
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・ホームセンター ・100円ショップ ・オンラインショップ |
購入前に、防虫ネットのサイズが室外機を全面覆える大きさかどうかを確認してください。
ただしこの方法には次のようなデメリットがあります。
蜂よけカバーのデメリット |
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・設置に手間がかかる ・景観を損なう ・大家さんの許可が必要(賃貸の場合) |
なるべく手間をかけたくない人はスプレーやトラップがおすすめです。
【予防法⑥】燻煙剤を使う
燻煙剤には忌避効果もがあります。
先ほどご案内したように、室外機全体をビニール袋で覆ってから燻煙剤を噴霧してください。
ただし、燻煙剤には次のようなデメリットがあります。
燻煙剤のデメリット |
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・手間がかかる ・持続効果が短い ・コストが高い |
室外機をビニール袋で覆う手間がかかる割には、雨や風で効果が薄れやすいのがデメリットです。
【予防法⑦】甘い匂いのものを置かない
蜂には甘い匂いや強い匂いのものに習性があります。
蜂が好む匂いの一例 |
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・おかしやジュースの甘い匂い ・香水や制汗剤の人工的な強い匂い ・汗の匂い |
室外機のそばに置いておくと、蜂が近寄ってきます。
ですので、蜂が好む匂いのするものは置かないようにしてください。
【予防法⑧】蜂が苦手な匂いのものを置く
蜂が苦手な匂いの一例 |
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・ハッカ ・木酢液(燻製の香り) |
忌避効果がありますので、寄せ付けなくする効果があります。
ペットボトルに薄めた液を入れて、室外機の近くに置いてみてください。
もしプランターでミントを育てている人がいたら、室外機のそばに置いてみてくださいね。
室外機に入っていった蜂を対処する方法のまとめ
このページのまとめ |
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・室外機の中に蜂が入る理由は営巣のため ・駆除は自力でもできるが季節によってはプロに依頼すべき ・ハチを退治したら室外機への侵入対策をする |
蜂が室外機に入っていったら、時期に応じて適切な対策をしてください。
4~5月なら自分でも駆除することができますが、6月以降は刺されるリスクが高くなりますので、プロに依頼するようにしてください。
ハチお助け本舗は室外機に作られた蜂の巣にも対応できます。
電話も見積もりも無料で、しつこいセールスは一切ありませんので、一度、お気軽に連絡してみてください。