スズメバチが部屋に入ってくると、実際のサイズ以上に大きな脅威に感じられるでしょう。なんとしてでも追い出したいと思うはずです。しかし、スズメバチの追い出し方は特殊であり、行動を間違えると命の危険にもつながります。
本記事では、スズメバチが部屋に入ってきた瞬間にとるべき行動から追い出し方、再発防止策まで解説します。追い出し方は時間帯別の手順を詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
このような方におすすめ
- スズメバチの安全な追い出し方を知りたい方
- スズメバチを見失ったときの対策を知りたい方
- スズメバチの侵入経路を知りたい方
- 再発防止策と役立つアイテムを知りたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
スズメバチが部屋に入ってきた瞬間にとるべき行動

スズメバチが部屋に入ってきた瞬間は、即座に追い出そうとしてはいけません。とるべき行動を3つのステップに分けて解説します。
スズメバチが部屋に入ってきた瞬間の3つの手順
- 声を出さない・動かない
- 様子を見てから距離をとる
- 自分以外の人間やペットを部屋の外に出す
1.声を出さない・動かない
まずは声を出さず、その場で動かないことが鉄則です。スズメバチは空気の振動や物体の動きを感知するため、大声で威嚇しようとしたり、手を振って追い払おうとしたりするのはやめましょう。感知した刺激が強いと、スズメバチは攻撃性を高めます。
その場で固まったまま、視線だけでスズメバチの行動を追いかけてください。
2.様子を見てから距離をとる
スズメバチが襲ってくる気配がなければ、ゆっくりと姿勢を低くしましょう。大きなものよりは小さなものの方が狙われにくいので、かがむことで小さく見せるためです。なお、スズメバチは物体の左右の動きには敏感ですが、上下の動きには鈍いといわれています。
移動は後ずさりがポイントです。スズメバチを視界にとらえたまま、適切な方向へゆっくりと歩を進めてください。
3.自分以外の人間やペットを部屋の外に出す
自分以外の人やペットが室内にいる場合は、静かに部屋の外へ誘導しましょう。スズメバチがドアの付近にいないときを狙うのがポイントです。自分以外の人間が部屋の外に出たら、ゆっくりと静かにドアを閉めてください。
この状態になってから、スズメバチを追い出すための行動に移ります。
部屋に入ってきたスズメバチに対するNG行動

追い出すための行動に移す前に、NG行動もおさえておきましょう。
害虫用駆除スプレーを吹きかける
蚊用やゴキブリ用、あるいはスプレー洗剤などを吹きかけるのはNGです。スズメバチには効かないため、反撃を誘発することにつながります。
スズメバチに効かないのは、有効成分が異なるからです。弱らせる可能性はありますが、反撃を防げるほどの速効性がありません。むしろ、スズメバチが外敵による攻撃と判断して、毒針を刺してくる恐れがあります。
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掃除機で吸い込むことを試みる
掃除機で吸い込もうとするのもNGです。スズメバチは飛行能力が高いため、的確にノズルを被せる以外には吸い込めません。仮に吸い込めたとしても、その後で殺す術がなくなります。掃除機に駆除スプレーを吸い込ませれば、掃除機が故障するリスクがあるからです。
餓死を待つにしても、3日~1週間はかかるため現実的ではありません。また、スズメバチは空腹になると攻撃性が増すため、掃除機から脱出されれば危険です。
叩いて殺そうとする
飛行能力が高いため、叩こうとしてもかわされて反撃される可能性が高いといえます。近づくだけで警戒され、襲われる危険もあるため叩こうとするのはやめましょう。
スズメバチが部屋に入ってきたら光で誘導しよう

スズメバチは光の方向に向かって飛ぶ習性があります。この習性を利用した追い出し方を、朝~昼と夜に分けて解説します。
朝~昼は部屋を暗くして窓を開ける
朝~昼は外の光を活用しましょう。具体的な手順は次のとおりです。
朝~昼にスズメバチを追い出すステップ
- 光の差す方角の窓を開ける
- 開けた窓以外のカーテンを閉める
- 部屋の電気を消す
- スズメバチが1の窓から出ていくのを待つ
- スズメバチが出ていったら窓を閉める
光が差す場所を1箇所に絞ることで、スズメバチが迷いなく窓の外へ出ていくように誘導するための手順です。出て行くまで数分かかることもありますが、その間は動かずじっと待ちましょう。
夜はライトで外に誘導
夜も外灯の光が差し込んでいれば朝~昼と同じ手順で問題ありませんが、光源がない場合は設置する必要があります。具体的な手順は次のとおりです。
夜にスズメバチを追い出すステップ
- 懐中電灯などのライトを持って外に出る
- ライトを窓の方向に向けて置き、点灯させる
- 部屋に戻り、ライトの方向の窓を開ける
- 3の窓以外のカーテンを閉める
- 部屋の電気を消す
- スズメバチが3の窓から出ていくのを待つ
- スズメバチが出ていったら窓を閉める
- スズメバチがライトから去ったことを確認
- ライトを回収する
屋外にライトを設置してから部屋に戻り、室内灯を消してください。先に部屋を暗くするとスズメバチの行方がわからなくなるほか、ライトを設置した瞬間に向かってくる可能性もあるからです。
暗い室内ではスズメバチの羽音に耳を澄ませながら窓の方を注視し、スズメバチの影が外に出ていったら窓を閉めましょう。その後、窓の内側からライトの方向を観察し、スズメバチが去ったようであればライトを回収してください。
部屋に入ってきたスズメバチを見失ったときの対処法

スズメバチを見失うと恐怖感が増しますが、冷静に対処すれば問題ありません。冷静な対処法を3つ解説します。
スズメバチを見失ったときの対処法
- 羽音を頼りに注視する
- 光の誘導で出てくるのを待つ
- 進んでほしくない方向に扇風機を置く
羽音を頼りに注視する
スズメバチのブーンという羽音に耳を澄ませて、どの方向にいるのかを推測しましょう。その方向を注視していれば、再度発見しやすくなります。
ただし、飛んでいないときは羽音がしないため、カサカサというわずかな動作音だけでは、位置の推測が困難な場合があります。無理に移動して聞き取ろうとせず、再び飛ぶのを待ってください。
光の誘導で出てくるのを待つ
スズメバチは光源に向かって飛ぶため、光があればそのうち出てきます。光源を1つに絞るのは有効ですが、それ以外はとくに何もせず、出てくるのを待ちましょう。
物をひっくり返して確認するなど、積極的に探すのはNGです。思わぬところからスズメバチが飛び出してきて、刺されかねません。
進んでほしくない場所に扇風機を置く
ドアによる仕切りが少ない間取りの場合は、スズメバチに進んでほしくない方向に扇風機を置くのがおすすめです。スズメバチは風に逆らって飛ぶことを好まないため、入ってほしくない場所に扇風機を置き、逆方向に送風すればそれ以上進まなくなるでしょう。
具体的な場所としては、仕切りのない隣の部屋や隠れられる小物が多いキッチン、階段の間口などが挙げられます。
スズメバチはどこから室内に侵入する?

スズメバチが部屋に入って来る経路にはいくつかの候補があります。再発を防止するためにも、侵入経路をおさえておきましょう。
窓
窓はスズメバチが部屋に入って来る場合の主な侵入経路です。窓を開けっぱなしにしているときだけでなく、開けた瞬間にたまたま入って来ることもあります。
春~秋は、窓を開ける前にスズメバチの姿がないことを確認するように心掛けましょう。網戸は閉めたままがベストです。なお、曇りガラスの場合は視認するのが困難ですが、虫のような影が見えたら警戒することをおすすめします。
エアコンダクトの隙間
エアコンのダクトが壁を貫通している場合、貫通箇所に隙間があると入ってくることがある。隙間があればエアコンダクト用のパテで埋めましょう。
なお、経年劣化以外の隙間は設置業者の施工不良です。エアコンの設置から期間が経っていない場合は、設置業者の保証期限内ということもあるので確認することをおすすめします。
エアコンのダクトを伝ってエアコン内から侵入することはありません。その理由や室外機への対策は、次の記事で詳しく解説しています。
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稼働していない換気扇
換気扇が稼働しているときはファンに阻まれるため、スズメバチが入ってくることはありません。しかし、稼働を止めていると阻むものがなくなるため、侵入経路になり得ます。24時間換気がおすすめです。
換気扇の外部フードにスズメバチが営巣しやすい場所でもあるため注意しましょう。換気扇の蜂の巣の駆除については、次の記事で詳しく解説しています。
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取り込んだばかりの洗濯物
スズメバチが休むときに洗濯物に止まることがあります。気付かずに取り込んでしまうと、洗濯物ごとスズメバチを室内に入れてしまうことになりかねません。
スズメバチが活動的な昼だけでなく、夜に帰巣できなかったスズメバチが洗濯物で休みながら朝を待っているケースもあります。時間帯を問わず、洗濯物を取り込むときはスズメバチが張り付いていないかを確認しましょう。
張り付いていた場合は振り払おうとせず、スズメバチが飛び去るまでは取り込むのを諦めてください。
頻繁にスズメバチが入ってくるなら巣の位置を調査しよう

スズメバチの侵入が1回ではなく、未遂も含めて頻繁に飛来するようであれば、近くに巣がある可能性を疑いましょう。一度調査して、巣を発見したら駆除することをおすすめします。窓を開けるたびに飛来されるとなれば、換気などの日常生活に支障が出るからです。
なお、4~6月の営巣の初期段階のシーズンであれば、自ら調査・駆除ができる可能性がありますが、7月~10月は調査の段階からプロに任せるべきシーズンです。営巣が拡大しておりスズメバチの数が増えているため、群れに襲われる恐れがあります。
スズメバチの巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ

ハチお助け本舗の特徴
ハチお助け本舗の特徴
- 調査・見積無料(※1)
- 明朗会計
- 忌避剤の使用・巣の撤去処分費込み
- 再発保証付き(※2)
- 状況に応じた適切な加盟店を厳選
- 最速10分で到着
| ※1:山林・崖面など広範囲や特殊な条件下の調査は別途ご相談 ※2:1週間以内に同じ場所で巣が再発した場合は無料で駆除 |
スズメバチの駆除料金

基本料金はほとんどのスズメバチが13,000円(税込)~、危険性・駆除難易度の高いオオスズメバチのみ25,000円(税込)~です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。
| 条件例 | 概要 |
| 高所作業 | 地上4m以上が高所に該当。 危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。 |
| 狭所作業 | 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。 危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。 |
| 巣の大きさ | 巣の大きさに応じた加算料金。 巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。 |
| 特殊作業 | 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。 |
スズメバチを部屋に寄せ付けないための対策

最後に、再発を防止するための対策を4つ紹介します。
部屋に入って来るスズメバチの再発予防策
- 窓の開け方に注意する
- スズメバチが好むものを窓辺に置かない
- 甘い香りがする柔軟剤を避ける
- 忌避剤や木酢液で遠ざける
窓の開け方に注意する

窓を半開きにするときは、手前の窓を開けましょう。奥の窓(網戸と近い方)を開けると、網戸と窓の枠がぴったり合わさらなくなるため、スズメバチが侵入できる隙間が生まれる恐れがあります。蚊の侵入防止にも有効な開け方なので、覚えておくと便利です。
スズメバチが好むものを窓辺に置かない
スズメバチが好むものを窓辺や窓の外すぐのところに置いておくと、スズメバチが窓に寄り付きやすくなり、部屋まで侵入する確率が上がります。次のようなものを窓周辺に置くのは避けてください。
スズメバチが好むもの
- 甘い飲み物を入れたコップ
- 香水の瓶
- お香・アロマポット
- 花
- 生ごみ
- 甘い香りの残る空き缶やペットボトル
甘い香りは蜂が好むものとしてイメージしやすいものですが、実は肉や魚などのタンパク質を含む生ごみもスズメバチを寄せ付けます。タンパク質はスズメバチの幼虫のエサになるため、他の昆虫を狩るのと同じように、成虫が持ち帰ろうとするからです。
ごみの日まで生ごみや空き缶を外に置いておきたい場合は、蓋付のゴミ箱に入れて密封しましょう。
甘い香りがする柔軟剤を避ける
甘い香りがする柔軟剤もスズメバチを引き寄せます。洗濯物にスズメバチが付着したまま取り込む確率が高まるので、スズメバチの飛来に悩まされている場合は、無香料を選ぶことをおすすめします。同じ理由で、香り付きの洗剤も避けましょう。
忌避剤や木酢液で遠ざける
上記の対策を講じてもたびたびやってくる場合は、蜂が嫌う臭いを含んだ忌避剤や木酢液を窓周辺に散布するか、木酢液をペットボトルに入れて設置する方法が有効です。
ただし、人間にとっても好ましい臭いではないため、換気目的で開ける窓の周辺には適していません。換気目的の窓の場合は、ハッカ油を検討しましょう。
ハッカ油を使う
木酢液ほどの忌避効果はありませんが、スズメバチはミントの香りも好まない傾向があります(※)。忌避剤や木酢液を使えない場合は、ハッカ油を染み込ませたコットンなどを窓辺に置いてみましょう。
なお、ハッカ油を混ぜた水を網戸やサンにスプレーするのはNGです。精油にはポリプロピレンを溶かす作用があるため、窓枠などの金属のコーティングが剥がれる恐れがあります。
(※)特定の条件下、個体差によってはミントの香りを好むことがあるようです。
スズメバチが部屋に入ってきたときのポイントは光
スズメバチが部屋に入ってきたときは、光を活用する追い出し方が最も安全でスムーズです。攻撃的な追い出し方はひかえて光源を絞り、スズメバチが自然と出ていくのを待ちましょう。
なお、たまたま1回だけ入ってきた場合には追い出すだけで問題ありませんが、頻繁にやって来るようであれば、近くに巣がある可能性が考えられます。巣を視認できなくても可能性が高いと判断できたときは、調査からプロに依頼することをおすすめします。
追い出しや駆除などによって問題が解決した後は、窓の開け方やスズメバチが好む物の撤去といった再発防止策を実践しましょう。
スズメバチが部屋に入ってきたときに関するよくある質問
スズメバチが部屋に入ってきたときに関するよくある質問2つに回答します。
スズメバチが部屋にいる状態で寝ても良いですか
スズメバチがいる部屋で寝るのはやめましょう。いびきや寝返りの動きがスズメバチを刺激し、刺されることがあります。
スズメバチが部屋に入ってきたら蜂駆除業者を呼ぶべきですか?
スズメバチがたまたま部屋に入ってきただけであれば、蜂駆除業者を呼ぶ必要はありません。業者の到着を待つ間に出て行ってくれる可能性が高いからです。
ただし、屋根裏や床下から侵入している可能性が高いときには、屋内で営巣されている恐れがあるため、調査のためにも蜂駆除業者を呼ぶことをおすすめします。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります