蜂の駆除方法

ハッカ油は蜂に対して逆効果?匂いの組み合わせや蜂の種類が分岐点

ハッカ油は害虫対策としてよく用いられるアイテムです。蜂に対しても有効であると聞いたことがある方もいるでしょう。しかし、検索候補には「逆効果」も登場するため、本当はどちらなのか気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、ハッカ油が蜂に有効なのか否かを、国内外の論文や資料をもとに解説します。匂いの組み合わせや蜂の種類、蜂の習性が有効と逆効果の分岐点となるようです。詳しく見ていきましょう。

このような方におすすめ

  • ハッカ油が蜂に有効なのか逆効果なのか知りたい方
  • 科学的な根拠を求めている方
  • 蜂に対して効果が確実なアイテムを知りたい方

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

ミントの精油はスズメバチに対しては有効

香りの強いハーブの精油を用いた実験では、ミントの精油にスズメバチに対する忌避効果があることが認められました。ただし、この実験は海外でおこなわれたもので、日本で広く普及している和ハッカではなくペパーミント(※)の精油が用いられています。

成分単位で見ると、最も忌避効果が高かったのはメントールでした。このメントールは和ハッカにも含まれているため、日本のハッカ油の香りもスズメバチにとっては嫌悪臭であり、忌避効果を期待できます。

そのほか、ティーツリーやマジョラムに含まれる抗菌作用を持つ成分「テルピネン-4-オール」とメントールを合成する際の中間生成物「イソプレゴール」を混合した場合も、忌避効果が強いことがわかりました。

ただし、ハーブ類の精油による忌避効果は、匂いを学習済みのスズメバチには無効になる可能性があります。以下で詳しく解説します。

(※)和ハッカはペパーミントとは違い、メントフランという成分を含まない

参考

ハッカ油が蜂に対して逆効果になり得る理由

ハッカ油が蜂に対して逆効果になり得る理由を5つに分けて解説します。

多くの蜂は植物にとって排除対象ではない

ミツバチ(※)は受粉媒介者であり、スズメバチやアシナガバチ、ドロバチなどの狩り蜂は葉の食害をもたらす芋虫にとって天敵であるため、植物の繁殖や成長の手助けとなる存在です。

つまり、植物が自ら蜂を忌避する香りを放つ必要がありません。むしろ、ハーブ類を除く多くの植物は、芋虫などに葉を食害されると香りを放ち、遠くから狩り蜂を呼び寄せます。

(※)ミツバチ科にはミツバチ、マルハナバチ、クマバチなどが属する

ミツバチはミント(ハッカ)が好き

ミントが放つメントールの香りにはスズメバチに対する忌避効果があることがわかっていますが、ミツバチはミントを好んで訪花します。その理由は、ミントの特徴から考察できます。

ミントは葉を食害する害虫を忌避できるメントールを獲得しました。結果的にスズメバチも忌避することになりましたが、害虫がいないのであればスズメバチを呼ぶ必要はありません。

スズメバチはミツバチも狩ってしまうため、スズメバチを忌避することはミントにとって有益です。そのため、メントールでスズメバチを忌避しながら、魅力的な蜜でミツバチを呼び寄せるというバランスが生存競争で有利に働いたものと考えられます。

なお、ミツバチはミントの香りは嫌がりませんが、人工的に作られた高濃度のメントールは嫌がります。 養蜂の現場でミツバチの寄生虫(アカンリダニ)防止に用いられるメントールの結晶は、ミツバチが嫌がらず寄生虫は忌避するという絶妙なバランスです。

スズメバチは学習によってハッカの匂いを好むようになることがある

スズメバチは匂いとエサを結びつけて記憶します。先述のとおり、ハッカの匂い(メントール)はスズメバチにとって嫌悪臭ですが、嫌悪臭がある環境でエサを獲得した経験を持つ個体は「メントールの香り=エサがある」と記憶する可能性があります。

バーベキューなどのスズメバチのエサが豊富なシーンで、害虫の忌避のためにハッカ油や虫よけスプレーなどでメントールを使用した場合、まさにこのスズメバチが学習しやすい環境が成立します。

周辺にいるスズメバチがメントールの香りにもめげずに肉やジュースを獲得すれば、メントールの香りがやってきたらエサがあると学習して、寄ってきてもおかしくないということです。

ハッカの匂いと甘酸っぱい匂いが混ざっていると誘引効果が高まる

ハッカの匂いが強く感じられるのは、香気成分の揮発性が高いからです。蜂が好む甘酸っぱい香りがするものとミントやハッカ油を混合させた場合、甘酸っぱい香りも一緒に揮発させて拡散させるので、蜂を誘引する力が強くなる恐れがあります。

ミントを使ったお酒やジュース、食用ハッカ油を用いたデザートなどを屋外で楽しむときは、周辺に蜂がいないことを確認しましょう。

スズメバチの警報フェロモンとハッカの匂いが似ている可能性

蜂毒の中には警報フェロモンとして機能する、揮発性成分のアルコールやエステルがあります。そして、ハッカ油に含まれるメントールもアルコールの一種(環式モノテルペンアルコール)です。

メントール自体がスズメバチの警報フェロモンと同等の機能をすることはありませんが、他の成分と混ざって警報フェロモン同等の組み合わせになった場合、スズメバチの攻撃性を促進する可能性がゼロではありません。

たとえば、果実やチーズに含まれる「2-ペンタノール」やバナナに含まれる「1-メチルプチル3-メチルブタノエート」も警報フェロモンに含まれる成分です。

参考

寺部宏一、小野正人、堀浩「日本産スズメバチ属の警報フェロモンに関する研究
小野正人「スズメバチの攻撃行動を促進する警報フェロモン」(ブレインテクノニュースNo.100)国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

蜂を引き寄せるミントもある

スズメバチに対する忌避剤のスクリーニング実験では、スペアミント(M. spicata)とハッカ(M. arvensis)の精油には忌避効果が強いものの、キャットミント(N. cataria )の精油の忌避効果は中程度または弱いことがわかりました。

また、キャットミントの葉は甘い香りを放ち、スズメバチに必要な糖分(炭水化物)の供給源として魅力的であるため、忌避効果よりも誘引効果の方が優位になる可能性があります。

参考

ハッカ油以外の蜂対策の選択肢

ハッカ油以外に蜂を忌避するためのアイテムには次のような選択肢があります。

蜂を忌避できるアイテム

  • 蜂用忌避剤
  • 木酢液

蜂用の忌避剤には蜂が嫌いな臭いが含まれており、効果が確実です。しかし、残効性の殺虫成分(ピレスロイド系)が含まれる商品が多いため、ピレスロイド系の薬剤が禁忌である魚や猫がいる場所では使えません

蜂用忌避剤が使えないのであれば、木酢液がおすすめです。蜂が嫌う煙の臭いがするため、寄り付きを防げます。蜂が嫌う臭いの詳細は、以下の記事をご覧ください。

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ただし、蜂を忌避できるアイテムを蜂の巣の近くで使用するのはNGです。巣の周辺では防衛活動が活発で警戒を強めているため、嫌な臭いが攻撃性を増大させる刺激となるリスクがあります。巣が近くにあるなら、忌避ではなく駆除を検討しましょう。

蜂の巣の調査と駆除はハチお助け本舗におまかせ!

調査・見積無料

ハチお助け本舗の出張・調査・見積は基本無料(※)です。ご依頼者さまが蜂の巣を確認できていない場合でも、プロの視点で営巣箇所を特定いたします。

巣を発見した場合、巣の大きさや営巣場所の高さ、各種条件を調査してお見積りいたします。お見積内容に合意いただけた場合のみ、ご契約の上で作業を実施いたしますのでご安心ください。調査の結果、蜂の巣がないと判明した場合はご契約の必要はございません

※対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます

蜂の巣の駆除料金

ハチお助け本舗の基本料金は1,980円(税込)~です。この基本料金に、巣の場所や大きさなどの条件別の加算料金がかかる場合があります。加算条件の例は次のとおりです。

条件例 概要
高所作業 地上4m以上が高所に該当。
危険手当や人員増、2段ハシゴや足場が必要となる作業。
狭所作業 床下や屋根裏など、退路を確保しづらく機材を選ぶ場所が該当。
危険手当や人員増、特殊薬剤の選定などが必要な作業。
巣の大きさ 巣の大きさに応じた加算料金。
巣が大きくなるほどに働き蜂の数が増えて危険度が増すため、加算料金がかかる。
特殊作業 外壁や天井、機器の部分解体や補修、木や茂みの伐採などが該当。

なお、ハチお助け本舗の基本料金には以下の作業が含まれております

アフターフォロー付き

基本料金内のアフターフォローとして、以下の作業を含みます。

基本料金に含まれるアフターフォロー

  • 巣の撤去・処分
  • 蜂の死骸の除去・処分
  • 巣の撤去後のお掃除
  • 忌避剤の散布

調査・駆除・処分まで一貫してお任せいただけますので、ご安心ください。

再発防止保証1週間付き

万全の駆除を心掛けておりますが、女王蜂を取り逃がしたり、駆除が適切でなかったりした場合は、1週間以内で営巣が再開される恐れがあります。

ハチお助け本舗ではこのような事態に備え、1週間以内の同じ場所での再無料で駆除対応させていただくアフターフォローを実施しております。

ハチお助け本舗の特徴

状況に応じた加盟店を厳選して手配

以下のようなご要望もお聞かせください。対応可能な加盟店を厳選して手配させていただきます。

ご要望の例

  • ペットや子供がいるので駆除剤の成分が気になる
  • 高難度の場所で他の蜂駆除業者には断られてしまった
  • 巣がどこにあるのか検討もつかない
  • 家の中には入らないでほしい
  • 夜・早朝しか時間がとれない
  • 巣がなかったら忌避剤だけでも散布してほしい

最速10分で駆け付け

全国の優良加盟店の中から、最速で駆け付けられる蜂駆除業者を手配させていただきます。最寄りに加盟店がある場合は、お電話から最短10分で駆け付け可能です。

早期発見・早期駆除のメリットは被害を防ぐだけではありません。時間が経過するほど巣が肥大化し、料金が高くなるため、駆除料金を安く抑えるためにも大切なポイントです。営巣された可能性がある場合は、ぜひお早めにご連絡ください。

※料金について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください
※お問い合わせ内容について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください

ハッカ油に関するその他の注意点

ハッカ油には蜂に対する逆効果以外の注意点もあります。使用前に以下を確認しておきましょう。

ポリスチレンを溶かす

ハッカ油の精油にはポリスチレンを溶かす作用があります。ポリスチレンはプラスチック製の食品容器やCDケース、惣菜トレー、冷蔵庫の内壁のゴム部分などに使われています。組成のわからないプラスチック製品に使用するのはやめましょう

金属の塗装を剥がすことがある

窓のサンのアルミ部分など、金属の塗装を精油が剥がすことがあります。塗装の多くが石油などから作られる有機化合物で精油と性質が似ており、似たもの同士は溶け合うからです。

キッチンの油汚れを落とす洗剤としてオレンジオイルが使われるのも、この性質が利用されています。精油が長時間にわたって金属塗装に付着すると、溶けて剥がれてしまうので注意しましょう。

猫の体調に悪影響を及ぼすリスクがある

猫は植物精油に含まれる成分を代謝しにくいので、中毒症状を引き起こす恐れがあります。代謝しにくいのは、猫が肉食だからです。植物の成分を解毒する酵素の種類が少ないため、分解ができず体内に毒素が蓄積します。

また、メントールの刺激が強すぎて、呼吸や神経に影響する恐れもあります。香りだけでもリスクになり得るので、猫がいる場所でハッカ油を使うのはやめましょう。

蜂対策ならハッカ油以外の選択肢を検討しよう

ハッカ油にはスズメバチに対する忌避効果がみとめられましたが、一度エサを獲得されてしまうと、学習によって誘引剤に変わる可能性があります。また、ミツバチへの効果は高濃度でない限り期待できません。

蜂を忌避したいのであれば、蜂用忌避剤や木酢液など、より効果が確実な選択肢を検討することをおすすめします。

ただし、いずれの場合も巣が近くにあるときは蜂を刺激して群れによる攻撃を誘発してしまう可能性が高いので、駆除を検討しましょう。

※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります

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ハチお助け本舗 編集部

ハチお助け本舗編集部は、生活を脅かすハチの情報を発信する専門チームです。 「ハチ被害をなくしたい」という強い思いのもと、 現場で得た知識や経験を活かし、 ハチ駆除の専門家から寄せられた意見も参考にしながら、 読者の皆様にとって本当に役立つコンテンツを目指します。

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