スズメバチの巣を駆除する3つの方法を解説!自分で安全に行うには…

「スズメバチの巣があるので駆除したい。自分でできるかな?」
「ぶんぶん飛んでて怖い…。市役所って対応してくれる?」

自宅周辺で見かけて、このように考えていませんか?

スズメバチは獰猛で、刺されるリスクが高いです。

放っておくと巣は短期間で大きくなり、蜂の数が増え、刺されるリスクが高まっていく一方ですので、駆除すべきです。

その方法は3つあります。

>>①自力で駆除する(6月までなら安全)
>>②市役所などに依頼する(地域差がある)
>>③プロに依頼する(最短即日!)

スズメバチの巣を自分で安全に駆除するための3つのポイント

DIYで行うための3つのポイント
駆除するなら6月前まで
サイズは15㎝まで
作業しやすい場所にある

林野庁によると、スズメバチは毎年10名以上の死者を出すほど危険性があります

ですので、基本的にはプロに依頼することをおすすめします。

「それでも!」という方は、上記の3つのポイントの当てはまるかどうかをご確認ください。

全てに当てはまるなら、自己責任ではありますが、自分でもできます。

ポイントについて、詳しくご案内していきますね。

①ハチを駆除するなら6月前まで

スズメバチの巣作りは毎年春ごろから始まるのですが、4~5月は女王蜂だけが単独(ワンオペ)で行なっています。

しかも同時に産卵に体力を使うため攻撃性が弱いです。

そのため、この時期は安全に簡単に駆除することができます。

水に弱いので、梅雨(5月下旬〜7月上旬)の時期は活動が鈍くなりますが、巣も体もそのころまでに大きくなっており、数が増えています。

ですので、6月以降は、自分で駆除するのはあきらめて、プロに依頼してくださいね。

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②ハチの巣のサイズは15㎝まで

サイズが15cm以内なら、ハチの数が少ないので、自力で駆除できます。

15㎝とは、千円札の横幅やスマートフォンの縦幅、ハガキの縦幅ぐらいです。

スズメバチの巣の特徴は次の通りです。

・球体をしている
・外壁がある
・マーブル模様のような縞(しま)がある

ワンオペが終わると、次のようなとっくり型になります。

15㎝以上になると、スズメバチの数が増え、全体に緊張感が出て攻撃的になります。

刺されるリスクを考えると、最大でも15㎝程度のものまでにしてください。

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③作業しやすい場所にある

巣は本来、餌の昆虫が多い山間部などに作られるのですが、最近では都市部などの人の生活圏内にも作られるようになりました。

作られる場所の例
・床下の通風孔周辺
・軒下
・エアコンの室外機
・屋根裏、天井裏
・ベランダ
・庭の植木の枝や穴、根本、生垣
・物干し竿、物置
・ガレージ
・自転車のかご
・地中
など

このうち、自分で駆除できる場所は次のような全体を確認できる場所です。

・軒下
・ベランダ
・ガレージ
・自転車の籠
・物置

水に弱く、体が濡れるとうまく飛べなくなってしまいます。

巣自体も湿気に弱いため、雨風などの影響を受けにくい場所を好んで作ります。

そのため、場所の特定はプロでも難しいケースがあります

むやみに探そうとすると、突然、スズメバチに襲われてしまうかもしれません。

「巣の場所は目で見えないんだけど、ぶんぶん飛んでいる」という場合は、プロに依頼してください。

>>プロに依頼する方はこちら

なお、日本国内には16種類のスズメバチが生息していますが、人を刺すリスクがあるのはそのうち9種類です。

種類によって、営巣(えいそう)場所は次のように異なります。

種類 場所
オオスズメバチ 地中、樹木、土壁の中
モンスズメバチ 木の穴、天井裏、壁の隙間
キイロスズメバチ 木の枝、軒下、屋根裏、床下
コガタスズメバチ 樹木、軒下
クロスズメバチ 地中
ヒメスズメバチ 土の中、木の中、屋根裏、壁の間、放置された粗大ゴミ、水道メーター
チャイロスズメバチ 屋根裏、軒下、木の穴
ツマグロスズメバチ 1mほどの樹木の枝
ツマアカスズメバチ 高い木の枝

スズメバチの巣を自分で駆除する方法の「準備」と「STEP」

ここまでにご案内してきたように、次のような条件を満たすなら、自分でもできます。

・今は6月前
・スズメバチの巣のサイズが15㎝以下
・軒下など全体を確認できる場所にある

ここからは、あなたが自力で行うための準備と具体的なSTEPをご案内していきます。

自分で駆除する方法:準備編

自分で駆除するための準備
・防護服
・エアロゾルタイプの駆除剤
・長い棒など
・虫取り網
・ゴミ袋

スズメバチが刺してくる場所は、頭・顔、腕が大半です。

その部分を守ることができる防蜂ネット付きのヘルメットとセットの防護服を準備してください。

画像引用)亀岡市「蜂の防護服の貸し出し

価格は1万円以上しますが、DIYするなら重要です。

というのも、スズメバチの針はシャツ程度の薄さなら貫通してしまうからです。

自治体によっては防護服を無料で貸出てくれるところもあります。

ですが、手続きに手間がかかりますし、繁忙期はなかなか借りられない可能性があります。

どうしても防護服が準備できない場合は?
白色か淡い色の厚手の服を重ね着してください。

白色の帽子、ビニール手袋、長靴、保護メガネなども必要です。

エアロゾルタイプのスプレー(1,500円~/本)は、ほとんどのドラッグストアに置いてあります。

画像引用)フマキラー「ハチ・アブダブルジェット 450ml

スプレーは2~3分噴射するのですが、モノによっては数十秒で無くなってしまうものがありますので、計算して必要な本数をご用意くださいね。

蜂や巣は手を使わずに動かしますので、棒や虫取り網を用意します。

蜂の巣は燃えるゴミですので、ゴミ袋を何枚か用意しておいてください。

適した時間帯

駆除するなら日没後から2時間が経過したぐらいの時間帯を狙ってください。

この時間帯が良い理由は次の通りです。

・夜目(よめ)が効かない
・動きが鈍っている
・全てのスズメバチが巣にいる

全ての蜂が巣に戻っており、夜が明けるまでは内部でゆっくりと活動したり、じっとしていたりします。

ただし、モンスズメバチは夜間まで活動していますので、深夜に実施してください。

モンスズメバチについて、より詳しくはこちらの「スズメバチには夜活動する夜行性もいる!」でご確認いただけます。

巣を駆除する方法:5つのSTEP編

駆除するための5つのSTEP
事前準備をする
離れたところから殺虫スプレーをする
入口から内部に殺虫剤を噴射する
巣にゴミ袋をかぶせて棒で落とす
巣があった場所に殺虫剤を噴射する

自分で実施するためのSTEPは上記の通りです。

STEPについて詳しくご案内していきます。

①事前準備をする

時間が来るまでに、次の事を行っておいてください。

・道具を揃えておく
・シャワーを浴びておく
・隣家に実施することを伝える
・巣から2~3mの場所に印をする

スズメバチは整髪料、香水などの甘い香りに引き寄せられます。人の汗の匂いにも反応します。

ですので、作業前にはシャワーを浴びておくのがおすすめです。

駆除中に隣家にスズメバチが移動する可能性がありますので、戸締りをしておくように伝えてください。

②離れたところから殺虫スプレーをする

時間になったら、あらかじめ印をつけておいた「巣から2~3m離れたところ」へ移動します。

風下の場合は風上に移動してくださいね。

その場所から2~3分、その表面に噴射します。

スズメバチがパニック状態で飛び出してきますが、怯まず噴射を続けてください。

③入口から中に殺虫剤を噴射する

続いて、残っている蜂を駆除するために、入口からその中に殺虫剤を噴射します。

周囲に残っている蜂にも注意しつつ、慌てずに殺虫スプレーをかけてくださいね。

④巣にゴミ袋をかぶせて棒で落とす

蜂が動かなくなったら、ゴミ袋をかぶせて、棒で落とします。

ゴミ袋を閉じる前に、さらにスプレーをします。

⑤巣があった場所に殺虫剤を噴射する

以前にあった場所に逃げ延びた蜂が戻ってきて、また作ることがあります。

ですので、”あった場所”にもしっかりとスプレーをしてください。

こうした場所はスズメバチが営巣(えいそう)するのに適した環境ですので、来年、同じ場所や近い場所に作ることがあります。

ですので、来年の3月ごろに予防のためにスプレーすることを踏まえて、この場所を覚えておいてください。

スズメバチの巣の駆除に関する市役所の行政サービス

行政サービスの例
・無料での駆除
・補助金、助成金
・防護服の無料貸出
・業者の相談

市役所がスズメバチ限定で上記のようなサービスをしている場合があります。

防護服の無料貸出や業者の紹介をしてくれるところが多いですが、中には費用の負担をしてくれるところもあります。

例えば、千葉県の船橋市では、条件に合う場合、巣を無料で駆除してくれます。

東京の立川市では駆除料金を補助してくれます。

お住いの役所のホームページで確認してみてくださいね。

デメリットは、手間時や時間がかかること、無料なので申込者がたくさんいるケースがあることです。

例えば、「6月にスズメバチが出たので防護服を借りよう!」と市役所に訪れても、順番待ちが長くて数週間先になってしまうことが考えられます。

その頃までに刺されてしまったり、手におえないほどの大きさになっていたりするかもしれません。

順番待ちが長いようなら、プロに依頼することをご検討ください。

スズメバチの巣の駆除を専門業者に依頼する場合の料金と選び方

プロに依頼するといっても、業者はたくさんいます。

プロに依頼する場合の料金相場と注意点をご案内しますね。

料金相場について

スズメバチの料金相場は、16,288円~円です。

アシナガバチは9,158円~、ミツバチは11,929円~が相場なことを考えると費用は高いです。

その分、スズメバチはリスクが高いということです。

この料金は、巣の大きさ、時期、場所によって変わります。

様々な条件が重なった場合、費用が10万円以上になることもありますので、できるだけ早めに依頼するようにしてください。

参考)蜂の巣駆除の相場料金スズメバチ対策

業者の選び方

業者の選び方
・ホームページが分かりやすい
・対応時間が長い
・支払い方法が豊富

業者は上記のようなポイントで選んでください。

ホームページは会社の顔ですので、パッと見で分かりやすくなっているかどうかは大事です。

ホームページが分かりづらい場合は、あたり外れが大きいです。

対応時間とは、電話受付の時間です。

9時~17時までで土日祝日休みの会社では、柔軟性が低い場合があります。

24時間365日対応しているような会社は、他社との競争を意識しているので、駆除力も高いです。

また、支払い方法の豊富さで、社会的な信用の有無が分かります。

クレジットカードやQRコード決済など、キャッシュレス対応の会社を選ぶようにしてください。

ハチお助け本舗は、こうしたポイントをクリアしているため、多くの人に選ばれています

最短10分程度で作業が完了し、スズメバチの駆除費用は9,900円~とリーズナブルです。

「ホームページを見た」と伝えると1,000円割引してくれますよ。

実績も豊富ですので、あなたの状況に合わせた最適な対応をしてくれます。

まずは一度、お気軽に電話をしてみてくださいね。

>>ハチお助け本舗の詳細を見る

退治・除去した後の予防法

予防法
・3月~4月ごろに巣があった場所にスプレーをする
・雨が降ったらスプレーをする

一度スズメバチがいた場所は、彼らが活動する上での好条件が整っています。

ですので、一度除去しても、翌年には、その場所かその周辺に新たに作られることがあります。

女王蜂は越冬(えっとう)といって冬の期間、隠れながら過ごした後、3月~4月ごろに営巣(えいそう=巣を作る)場所を探します。

この活動を見越して、先手を打って、以前あった場所にスプレーをしておいてください。

蜂用の殺虫スプレーの効果の持続期間はスプレーによって異なりますので、その期間に合わせて定期的に吹きかけてくださいね。

雨が降ると効果が弱くなってしまいますので、雨の日の翌日に、スプレーをしてください。

参考)蜂の撃退法を3つ解説スズメバチの駆除を自分でする方法

スズメバチの巣の駆除についてのまとめ

このページのまとめ
・自分でするには「条件」がある
・DIYするための正しい準備とSTEPがある
・自力では難しい場合はプロに依頼する

スズメバチは刺されるリスクが高い危険な蜂ですが、時期やサイズ、場所などの条件が整えば、自分で駆除できます。

安全に駆除するには、防護服やスプレーなどを準備する必要があり、自費でも14,500円以上はかかります

時期やサイズ、場所などの条件が整わない場合は、リスクが格段に高くなりますので、プロに依頼してください。

中には悪質な業者がいますので、サービス力が高く、確かな技術を持つハチお助け本舗に依頼することをおすすめします。

>>ハチお助け本舗にスズメバチの駆除を相談する

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