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シャッター・雨戸に蜂の巣?対処法と再発予防策を徹底解説

シャッターや雨戸付近を蜂が飛んでいる場合、シャッターや雨戸に蜂の巣が作られている可能性があります。窓を開けづらく不便であり、早く対処したいと考える人は多いのではないでしょうか。

しかし、適切な方法で駆除しなければ室内に蜂が侵入したり、刺されたりするリスクがあります。また、戻り蜂によって再発する可能性もあるため注意が必要です。

そこで本記事では、シャッター・雨戸に蜂の巣が作られたときの対処法と再発予防策を詳しく解説します。巣ができやすい箇所やシャッター・雨戸を蜂が好む理由、蜂の種類なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

蜂の巣を作られやすいシャッター・雨戸の箇所

シャッターや雨戸は蜂が巣作りに好む環境が揃っているため、蜂の巣が作られやすい場所です。シャッターボックスやパネルなど、部位別で解説します。

シャッターボックス(戸袋)の中

シャッターや雨戸をしまっておくための、戸袋やシャッターボックスの中は好まれやすい箇所です。飛行・活動の妨げとなる雨風と直射日光を防げるほか、外敵からも身を守りやすい構造といえます。安心して巣作り・子育てができる好条件の場所です。

シャッターボックス・戸袋の中に蜂が出入りしている場合、蜂の巣ができている可能性は高いといえるでしょう。

シャッターパネル

シャッターのパネルは蛇腹の凹凸があり、巣を固定しやすいため好まれる可能性があります。シャッターボックスや戸袋の中と比べると開放的な場所ですが、シャッター上部に屋根があれば雨はしのげるため好条件です。

とくに、開放的な場所を好む蜂の種類にとっては、極めて好条件の箇所といえます。一方、見つけやすい箇所なので、早期に対処できる可能性が高い場所ともいえます。

シャッター・雨戸の枠下

シャッター・雨戸の上枠や下枠の下も、巣を固定しやすく雨をしのげる好条件の箇所です。シャッターパネルと同様に見つけやすい箇所なので、早期に対処できる可能性はあります。

ただし、上枠部分に巣を作られた場合は、駆除が高所作業になります。脚立にのぼると万が一襲われたときに逃げづらいため、防護服を着用せずに対処するのは危険です。

シャッター・雨戸に巣を作りやすい蜂の種類

ここでは、シャッターや雨戸に巣を作りやすい蜂の種類ごとに、蜂の巣の写真と生態を解説します。

スズメバチ

スズメバチは攻撃的な性格で、毒性も強い蜂の種類です。巣に近づくとカチカチという警告音を発し、それ以上近づくと集団で攻撃してきます。

女王蜂のみが巣作りをしている4~5月の最初期段階であれば、自分で駆除できる可能性がありますが、巣の直径が10cmを超えると危険です。働き蜂が育っており、攻撃してくる恐れがあります。

基本的には閉鎖的かつ広い空間を好むため、シャッター付近はスズメバチにとって最高の環境というわけではありません。しかし、可能性がないわけではないため注意が必要です。放置すると蜂の巣の大きさは最大60~80cmに達します。

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アシナガバチ

アシナガバチの攻撃性はスズメバチと比べればおだやかですが、攻撃力は高いため注意が必要です。針が強力で刺されると強い痛みがあります。この痛みによって慌ててしまうと、冷静な行動ができなくなる可能性が高いため、自分で駆除するのはハイリスクです。

アシナガバチは基本的には開放的な場所を好みます。枠下やシャッターパネルなどに、傘のような形状の巣を作るケースが多く見られます。一方で、巣の最大直径は15cmほどと大きくないため、シャッターボックスや戸袋の中にも巣作りしやすい種類です。

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ドロバチ

ドロバチは比較的おだやかな性格で攻撃性も強くなく、単独行動する蜂です。名前の通り泥や土を集めて巣を作ります。巣の中には1~2匹の蜂しかいないため、危険性は低く自分でも駆除しやすい種類といえるでしょう。

ただし、巣の大きさは3~4cmほどと小さいので、泥汚れと見間違える可能性があります。不用意に近づいて刺される可能性もあるため、シャッターに泥の塊をみつけたら、ドロバチの巣であるかどうかを確認しましょう。

シャッター・雨戸に蜂の巣が作られたときの対処法

ここでは、シャッターや雨戸に蜂の巣が作られた可能性が高いときの対処法を解説します。まずは蜂の巣ができている場所の確認方法、続いて、自分で駆除できるケースとプロに依頼すべきケースを解説します。

蜂の巣ができている場所を確認する

パネルや枠下など、わかりやすいところに蜂の巣があるかどうかは、離れた距離からでも目視可能です。見つかりにくいのは戸袋・シャッターボックスの中です。

蜂の出入りが多ければ、蜂の巣ができている可能性は高いといえます。蜂の出入りは3m以上の距離を保って観察するのがおすすめです。肉眼で観察できない場合は、スマートフォンのズーム(拡大)機能を使えば距離を保っていても確認できます。

自分で駆除できるケース

次の条件にすべて合致していれば、自分で駆除できる可能性があります。

  • 巣が作られ始めた4~5月の段階
  • 巣の大きさが10cm程度
  • わかりやすい場所にある
  • 防護服相当のウェアを準備できる

初期の段階であれば、蜂の数が少なく集団攻撃されるリスクが少ないため、比較的安全です。それでも刺されればアナフィラキシーショックの危険があり、最悪の場合は死に至るため防護服の着用が前提となります。

また、自分で駆除できる蜂の巣の場所はパネルや枠下などのわかりやすい箇所のみです。戸袋やシャッターボックスの中の場合、蜂の巣の規模を判断できません。また、スプレーなどをかけても全体に回りきるかわからないため、死滅させる前に刺激してしまい、蜂の攻撃性を増す恐れがあります。

なお、ドロバチの巣であれば泥や土で作られているため、高圧洗浄機で落とせる可能性があります。ドロバチが飛んできたときは蜂用の殺虫スプレーで対処しましょう。

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プロに駆除を任せた方が良いケース

蜂駆除の専門業者に任せるべきケースもあります。具体的には次のとおりです。

  • 巣の大きさが15cm以上
  • 巣の全容を目視できない場合
  • 蜂が最盛期を迎える7~8月

蜂の巣が15cm以上になっていると、蜂の数が多いため集団攻撃される恐れがあります。スズメバチはもちろん、比較的おだやかなアシナガバチでも危険なので自力で駆除するのはやめましょう。

また、シャッターボックスや戸袋の内部に巣が作られていると、全体の大きさや状況を把握できないため危険です。とくに蜂の活動が最盛期を迎える7~8月は、数が多い上に攻撃的なのでハイリスクといえます。

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蜂の巣を作られやすいシャッターの状況とは

駆除後の再発予防策を見る前に、シャッターや雨戸に蜂の巣が作られやすい状況を把握しておきましょう。再発防止を徹底する際に注目すべきポイントがわかりやすくなります。

長期間の閉めっぱなし

蜂の巣が作られやすいのは、閉めっぱなしのシャッターや雨戸の場合です。次のようなケースでは閉めっぱなしのことも多いので注意しましょう。

  • 使用頻度の少ない物置
  • 相続した空き家
  • 普段使わない部屋

使用頻度が低くても、定期的にシャッターや雨戸の状況を確認して開閉しましょう。防犯の面でもチェックは大切です。

保有する空き家など、通うのが難しいときは管理を不動産会社などに依頼することをおすすめします。蜂の巣ができたことを知らずに放置すると、隣家とのトラブルなりかねません。

蜂が好むニオイが周辺にある

蜂は次のような匂いを好みます。

  • 花の香り
  • 甘い柔軟剤の香り
  • ジュースの飲み残し(空き缶)
  • 生ごみ

これらのニオイを発するものが近くにあると、エサ場が近いと判断するため注意が必要です。閉めっぱなしにしておく期間が長いシャッターや雨戸周辺には、置かないようにしましょう。

シャッターに蜂の巣を作られないための予防策

蜂の巣づくりの予防策は次のとおりです。

  • シャッター・雨戸を頻繁に開け閉めする
  • 蜂が好むものを置かない
  • 忌避剤を散布する

シャッターや雨戸を毎日開け閉めしている場合、蜂の巣を作ることは物理的に不可能です。巣を作り始めても、すぐに崩壊してしまうため、蜂は別の場所を探します。

蜂が好むニオイがするものを置かないことも大切です。ゴミの収集日まで外に置いておきたい場合は、空き缶はしっかり洗う、生ごみは袋を縛った上で蓋つきの容器に入れるなど工夫しましょう。

蜂用の忌避剤の散布もおすすめです。プロに駆除を依頼した場合はアフターケアとして忌避剤を散布してくれるケースが多くみられます。この場合、効果は長持ちしますが来年の3~5月に新たな巣が作られる可能性はあるので、市販のスプレーを散布しておきましょう。

ただし、忌避剤の中でも木酢液はおすすめしません。木酢液は蜂に効果がありますが、酸性であるためシャッターや雨戸の素材を傷める可能性があるからです。使う場合は注意書きをよく読んで、使っても良い場所にだけ使いましょう。

シャッター・雨戸の蜂の巣駆除はプロにお任せ

枠下やパネルなどのわかりやすい場所で高所作業不要、なおかつ蜂の巣が10cm程度であれば自分でも駆除できる可能性はあります。しかし、刺されるリスクがあるため防護服あるいは防護服相当の重装備が大前提です。

重装備をそろえる費用を考えれば、プロに任せた方が安い場合もあります。とくに戸袋やシャッターボックスなど、蜂の巣の全体像が見えないときはプロに依頼しましょう。忌避剤の散布などのアフターケアも任せられるため安心です。

駆除が終わった後は、再発防止の対策を講じることをおすすめします。本記事を参考に、安全な環境を守りましょう。

  • この記事を書いた人

ハチお助け本舗編集部

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