壁に蜂の巣ができるのはなぜ?発生原因と対策を徹底解説

民家や倉庫の壁は、蜂が巣を作る場所のひとつです。壁の位置によっては、ドアや窓の開閉時に蜂が室内へ侵入してくるリスクがあります。早急に対策したいところでしょう。

本記事では、巣作りに壁が選ばれる理由と蜂の種類、対策方法を解説します。壁の巣を放置するリスクや再発予防策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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    壁に蜂の巣ができる原因とは?

    家の外壁の裏側やコンクリート壁の隙間などは、蜂が巣作りに選びやすい場所です。巣作りに好む理由は、主に次の3つです。

    • 直射日光・風を防ぎやすいから
    • 外敵が少ないから
    • エサ場が近いから

    それぞれを詳しく解説します。

    風・直射日光を防ぎやすいから

    蜂にとって風は飛行の妨げとなり、直射日光は巣内の温度を上昇させるため、避けたい条件です。壁があれば風や日光の影響を軽減できるため、巣作り場所に選ぶことがあります。

    とくに、雨も防げる軒下の外壁は狙われやすい場所です。蜂が周辺をうろついているときは、軒下の外壁を重点的にチェックしてみましょう。

    外敵が少ないから

    蜂の天敵はクマやアナグマ、ハチクマ(鳥)などです。人の生活圏には出没しにくいため、民家やビルの外壁は巣作りに適した場所といえます。

    なお、蜂にとっては人も外敵になるため、出入りが少ない場所が選ばれる傾向にあります。放置している空き家などは要注意です。

    エサ場が近いから

    蜂のエサは花の蜜や果実の汁、他の虫です。庭やベランダに植物を置いていたり、虫が繁殖していたりするとエサ場が近いと判断される可能性があります。

    また、ジュースの飲み残しや生ごみが狙われることもあるため注意が必要です。ゴミを外置きしている場合は、空き缶をしっかり洗う、臭いが漏れない容器に入れるなどの工夫をしましょう。

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    壁に巣を作りやすい蜂の種類

    アシナガバチが壁に巣を作りやすい

    壁に巣を作りやすいのはアシナガバチです。開放的な場所を好むアシナガバチにとって、民家の外壁は巣作りの条件に合致しています。また、壁に接着しやすい巣の構造であることも、壁が選ばれる理由です。

    アシナガバチは比較的攻撃性が高い種類で、とくに巣の周辺では攻撃性が高くなるため要注意です。傘のような形の巣を見つけたら、その場を離れましょう。

    ドロバチも壁に巣を作るが危険はない

    ドロバチも外壁に巣を作りやすい蜂ですが、こちらは放置していてもとくに問題ありません。成虫は巣の中に卵を産みつけるとすぐに去り、戻ってこないため攻撃される心配がほとんどないからです。

    なお、巣は泥汚れのような見た目で、1~4cmほどの大きさしかありません。高圧洗浄機やブラシなどで簡単に落とせます。

    スズメバチとミツバチは屋根がある場所に限る

    オオスズメバチやキイロスズメバチなどの、最も攻撃性が強い種類を含むスズメバチは基本的には閉鎖的な場所を好みます。外壁よりも屋根裏や木の洞の中などの見えづらい場所が中心です。また、巣の構造上、屋根がある場所が選ばれます。

    ミツバチも閉鎖的な場所を好み、垂れさがったような形の巣を作るため、屋根となるものがある場所を選びます。ただし、壁の隙間から入り込んで床下や屋根裏に巣を作ることはあります。

    次の記事では蜂の種類別の巣の画像や特徴を掲載しています。ぜひご覧ください。

    壁の蜂の巣を放置するリスク

    壁にできた蜂の巣を駆除せずに放っておくと、次のようなリスクがあります。

    • 蜂に刺される危険性が高まる
    • 蜂が室内に侵入する可能性がある
    • カビ・汚染の原因になる場合がある

    蜂の巣を放置すると肥大化し、蜂の数が増えるため危険性が高まります。集団で襲われやすくなるため、駆除の難易度が上がるでしょう。また、建物周辺をウロウロするため、玄関や窓の開け閉めで室内に侵入するリスクが高まります。

    カビや汚染の影響にも注意が必要です。蜂の糞がこびりつき、乾燥して塵なったものを吸い込むと健康に害が出る可能性があります。カビの発生源にもなり得るため、建物にも悪影響です。

    壁に蜂の巣ができたときの安全な対処法

    巣が外から見えている場合と壁の中にある場合とで、対処法は異なります。

    壁の外側に巣がある場合の対処法

    アシナガバチの巣のように、巣が壁に接着している場合であれば自分で駆除できる可能性があります。巣がピークを迎える前の時期、アシナガバチであれば6月上旬以前の段階であれば、蜂の数が少ないため比較的安全です。

    厚手の服や手袋などの防護服相当のウェアを装備し、蜂用スプレーなどで駆除しましょう。蜂を駆除した後は、高圧洗浄機や枝切りばさみなどで巣を落とし、回収します。

    ただし、6月下旬以降は蜂の数が増えており、集団で襲ってくる可能性が高いため自分で駆除するのはハイリスクです。蜂駆除業者に相談しましょう。

    壁の中に巣が作られた場合の対処法

    壁の隙間から蜂が出入りしている場合は、壁の中に巣が作られている可能性が高いといえます。巣の規模、蜂の総数を目視できないため、自分で駆除するのは危険です。内部で巣が大きくなっていれば、数千匹に集団攻撃される可能性があります。

    また、壁の隙間から差し込んだ殺虫剤が十分に行き渡るかどうかを、プロ以外が判断するのは難しいといえるでしょう。駆除しきれず刺激してしまうだけ、という可能性も大いにあり得ます。蜂駆除業者に任せるのがおすすめです。

    壁に蜂の巣の再発予防策

    壁に蜂の巣を作られないようにする方法は次のとおりです。

    • 亀裂や破損などの隙間を埋める
    • 蜂が好む植物を家の近くに植えない
    • 蜂用の忌避剤を使用する
    • 定期的に家の周りを点検する

    壁の経年劣化による亀裂や破損による隙間があると、中に入り込んで巣を作られる恐れがあります。屋根裏や床下まで入り込める場合は、危険度の高いスズメバチに狙われる可能性もあるため、セメントやパテで隙間を塞いでおきましょう。

    また、花やジュースの空き缶など、蜂が好む匂いがするものは極力、室内に入れることをおすすめします。難しい場合は蜂用の忌避剤を周囲に散布して、寄せ付けないようにすることが大切です。

    これらの対策を講じたうえで、定期的に家の周りをチェックしましょう。とくに巣作りが始まる5月~6月は要注意です。この期間を乗り切れれば、既に他の場所で巣作りしている可能性が高いため、新たに作られるリスクは低減します。

    壁に蜂の巣ができる原因と対策を知って快適な暮らしを守ろう

    アシナガバチは壁に巣を作りやすく、攻撃性が比較的強いため注意が必要です。また、壁に亀裂や隙間があると、ミツバチやスズメバチに屋根裏や床下に侵入される恐れもあります。

    壁の隙間はパテやコンクリートで埋め、忌避剤を使用するなど蜂が寄り付きにくい環境を作りましょう。巣作りが開始される5~6月がとくに要注意です。

    万が一、巣が作られてしまった場合は、早急な駆除を検討する必要があります。巣が小さく蜂の数が少なければ自分でも駆除できる可能性がありますが、迷ったときは蜂駆除業者に依頼するのがおすすめです。駆除後は再発防止のための定期点検をおこないましょう。

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    よくある質問

    壁にできた蜂の巣駆除の費用相場はいくら?

    蜂駆除の相場は3-5万ですが、営巣場所が駆除し辛いパターンが多く、基本の相場より高額になりやすい場合があります。

    なぜ壁に蜂の巣が作られるのか?

    壁の隙間や通気口が雨風を防ぎ、蜂の営巣環境に適しています。

    壁に蜂の巣を作られやすい蜂の種類は?

    スズメバチが壁内に営巣するケースが多いです。アシナガバチは外壁に巣を作りやすく、ミツバチは壁の隙間に群れで侵入することもあります。

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