本記事では、スズメバチやアシナガバチの巣を自分で駆除する際に必要なものを紹介しています。ただし、自分で駆除できるのは手が届く場所にある初期型の巣のみです。
それ以外の巣については、ドロバチを除いてハイリスクなので、プロに依頼することをおすすめします。判断基準を確認したい方は、コチラの記事をご覧ください。
本記事では、蜂の巣を駆除することを決断した方のために、必要なアイテムを詳しく解説します。最後にはアイテムリストも掲載しているので、ぜひお役立てください。
このような方におすすめ
- 自分で蜂の巣を駆除することを決断した方
- 手持ちのアイテムを活用して防護服相当の装備を作りたい方
- 必要なアイテムをそろえるときのリストとして活用したい方
- スプレーなどの詳細ページにアクセスしたい方
※1 対応地域・対応する加盟店により異なります
※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます
※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります
目次
自分で蜂を駆除するために必要なもの6種類

蜂の巣を駆除するときの必須アイテムは次の6つです。それぞれを詳しく解説します。なお、駆除の時間帯は比較的安全な夜を想定しています。
見出し(全角15文字)
- 防護服または防護服相当の装備
- 蜂用殺虫スプレー2本
- 蜂用忌避スプレー1本~
- 赤いライト(懐中電灯に赤のセロファンを貼ったもの)
- 容量45L以上のゴミ袋2枚
- 掃除用具(ほうき・ちりとり・トング)
1.防護服または防護服相当の装備
スズメバチやアシナガバチの毒針の長さは5mm以上が多いため、薄手の服は貫通して皮膚に到達します。また、蜂は黒色の部位を積極的に攻撃する習性があるほか、種類によっては毒液を噴射する能力を持っているため、頭髪や目を守ることも重要です。
プロ仕様の防護服の生地厚は7mm以上で、フェイスガード付きのフードも備わっており、上記の条件を満たしています。地域によっては自治体が無料貸出をおこなっているので、確認してみましょう。ただし、購入するとなると高額です。
なお、プロ仕様の防護服には敵いませんが、手持ちのアイテムにプラスアルファで防護服相当の装備を自作する方法もあります。本記事後半で解説しているので、ぜひご覧ください。
2.蜂用殺虫スプレー2本
害虫用ではなく、蜂用殺虫スプレーをご用意ください。害虫用と蜂用では成分が異なるため、害虫用を蜂に噴射しても効かない恐れがあります。むしろ蜂を刺激することになり、刺傷被害のリスクを高めるので要注意です。
スプレーを2本用意する必要がある理由は、両手に持つ必要があるからです。片手で飛んでくる蜂を撃退しながら、もう片方の手で巣に向けて噴射を続けましょう。
蜂用殺虫スプレーの注意点
なお、使用の際は次のポイントにもご注意ください。
蜂用殺虫スプレーを使用するときのポイント
- 風を背にして立つ(風下に立たない)
- 雨の日の屋外では威力が低下しやすい
- 成分によっては配線をショートさせる(機器の故障につながる)
- 魚や猫がいる場所では使わない
風下(※)や雨の日の屋外ではスプレーの威力が低下しやすいので、噴射する方向や場所には気を付けましょう。なお、梅雨の時期の蜂に関してはコチラの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
成分に関わる注意事項もあります。配線や基板をショートさせることがあるので、室外機や給湯器などの周辺で使用する際は注意が必要です。また、蜂用スプレーに含まれるピレスロイド系の殺虫成分の多くが、猫や魚にとっては禁忌です。
(※)風下に立つ:風を顔で受ける方角に向かって立つこと 。
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3.蜂用忌避スプレー1本~
蜂用忌避スプレーには、蜂が嫌がる臭いや残効性の殺虫成分が含まれています。駆除の際に外出中だった蜂が戻ってきたとき(戻り蜂)の寄り付きを防ぐ効果があるので、巣の跡周辺に散布しておきましょう。
ただし、雨の日の屋外で散布することはおすすめしません。水によって成分が流れてしまうと効果が低下するからです。晴れた日を選んで散布しましょう。有効期間は商品によって異なります。次の記事で商品を紹介しているので、ぜひご覧ください。
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4.赤いライト
蜂は日没とともに帰巣し、その後2~3時間でおとなしくなることが多いため、蜂の巣駆除は夜間がおすすめです。しかし、通常のライトを照らしてしまうと蜂が再び活発化するため、蜂には見えない色の光源を確保する必要があります。それが赤色のライトです。
懐中電灯に赤色のセロハンを貼り付けるだけで構いません。100円均一ショップの工作コーナーに、5色セットなどのカラーセロハンが並んでいるので活用しましょう。
蜂が赤色を視認できない理由を詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。蜂の目の数や動体視力など、蜂の目に関することを幅広く解説しています。
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5.容量45L以上のゴミ袋2枚
スプレーによる個体の駆除が完了した後、巣を切り落とす前にゴミ袋を広げておけば、落下時の衝撃による残骸の飛び散りを回収しやすくなります。広げやすいように、容量45L以上の大きなゴミ袋を選びましょう。
2枚必要なのは、ゴミ袋を二重にするためです。蜂の巣は硬いため、破片がゴミ袋を突き破らないように工夫する必要があります。新聞紙などのいらない紙があれば、ゴミ袋の中に敷いておくとベストです。
6.掃除用具
蜂は死んだ後でも毒針を刺せるため、死骸の回収を素手でおこなうのはNGです。神経反射ではなく、構造としてのメカニカルな仕組みなので、死後数日が経っていても機能します。ほうきやトングで拾い、ゴミ袋に入れましょう。
防護服相当の装備を自作するときのアイテム

ここでは、防護服相当の装備を自作するときのアイテム一覧と着用方法を解説します。
防護服相当の重装備に必要なアイテム
防護服相当の重装備を作るには、次のアイテムが必要です。自宅にないアイテムは、通販やホームセンターで購入しましょう。
| アイテム | 例 |
| 厚手生地の長袖・長ズボン | |
| フード付きのレインコート | |
| 厚手生地の帽子またはヘルメット | |
| ゴーグル | |
| 軍手(二重) | |
| ゴム手袋 | |
| マスク | |
| 長靴 | |
| 厚手の靴下 | |
| タオル(手ぬぐいの長さのもの) | |
| 養生テープ(幅広) |
衣服の生地は厚めのものを選定しましょう。隙間の多いセーターなどよりは、デニムやヘビーウェイトのスウェットなどの、高密度で織られた衣服を重ねることをおすすめします。万が一刺されたとしても毒針が貫通して皮膚に届くのを防ぐためです。
各種アイテムの色は時間帯で選ぶ
アイテムの色は時間帯によって変えましょう。夜に駆除する場合は暗闇に溶け込める黒や赤が適しています。一方、明るい時間帯で黒や赤を選ぶのはNGです。蜂が敵とみなしやすい色なので、警戒性を高めてしまいます。
明るい時間帯は、攻撃性を誘発しない白が最適です。ただし、蜂は好意的な意味で紫外線に反応しやすいため、紫外線を反射する白は蜂が寄ってくる色でもあります。駆除以外のケースでは、蜂がいる場所で白を着用するのは避けるのが無難です。
防護服相当の装備の着用方法
上記のアイテムの身に付け方は次のとおりです。
自作防護服の着用方法
- 厚手の衣服の上からレインコートを重ねる
- 帽子やヘルメットの上からレインコートのフードを被る
- 衣服と首の隙間にはタオルを詰める(隙間をなくす)
- 長ズボンの裾は長靴の中に入れる
- 軍手は二重にしてゴム手袋を重ねる
- ゴム手袋と長靴の隙間は養生テープで閉じる
- 眼鏡やゴーグル、マスクを装着する
肌の露出を極力控え、衣服の内側への侵入を防ぐために、襟・袖・裾はタオルや養生テープで閉じましょう。
なお、このような万全の装備をしてもなお、毒針が皮膚まで到達してしまうことはあります。万が一の際に備えて、次の記事もぜひご覧ください。
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自分で蜂を駆除するときにあると便利なもの2種類

次の2つのアイテムは必需品ではありませんが、持っていれば用意しておきましょう。
高圧洗浄機
外壁や軒下にできた蜂の巣を駆除した後に、蜂の巣の一部が残ることがあります。忌避剤を散布しておけば作り直される可能性は低いものの、見栄えは良くありません。高圧洗浄機があれば、すっきりと洗い流せます。
高圧洗浄機がない場合は、外壁などに傷がつかないように配慮しつつ、ほうきやデッキブラシを濡らしてこすりましょう。
高所スプレー噴射用器
スプレーが十分に届かない位置に蜂の巣があるときは、高所スプレー噴射用器が便利です。器具に市販のスプレーを取り付ければ、手元のボタンやハンドルを押すだけで高所にスプレーできるようになります。
しかし、高所スプレー噴射容器は3,000円以上が相場なので、スプレーや忌避剤の購入代金等を考慮すると、プロに依頼する方が安く収まることも少なくありません。
毎年どこかに作られてしまうなど、駆除の頻度が高いときやその他の用途でも使うときだけ購入を検討しましょう。
なお、脚立やハシゴにのぼって駆除するのはおすすめできません。退路を確保しづらく、万が一襲われたとき、驚いた拍子に転落してしまうリスクがあるからです。
蜂駆除のアイテム一覧
これまでに紹介したアイテムを一覧にまとめました。アイテムの購入や準備の際のリストとしてご活用ください。
| 必須アイテム | 蜂用殺虫スプレー×2本 |
| 蜂用の忌避剤スプレー | |
| 赤いライト(懐中電灯+赤のセロファン) | |
| 45L以上のゴミ袋×2枚 | |
| 掃除用具(ほうき・ちりとり・トング) | |
| 防護服相当の装備に必要なアイテム | 厚手生地の長袖トップス |
| 厚手生地の長ズボン | |
| フード付きのレインコート | |
| 厚手生地の帽子またはヘルメット | |
| ゴーグル | |
| ゴム手袋(厚手) | |
| マスク | |
| 長靴 | |
| 厚手の靴下 | |
| タオル(手ぬぐいの長さのもの) | |
| 養生テープ(幅広) | |
| あると便利なもの | 高圧洗浄機 |
| 高所スプレー噴射用器 |
自分以外の誰かの配置も必須

上記まではアイテムの解説でしたが、もう1点忘れてはならないのが、自分以外の誰かの配置です。その理由は次のとおりです。詳しく解説します。
蜂駆除の際に必ずもう1人必要な理由
- 万が一の際に救急車を呼んでもらうため
- 状況によっては交通誘導担当が必要
万が一の際に救急車を呼んでもらうため
過去に蜂に刺されたことがある方は、ハチ毒アレルギーになっている可能性があります。その場合、2回目に刺されたときにアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあるため要注意です。
また、過去に刺された記憶がない方も、実は子供の頃に刺されたことがあったり、体質によっては刺されたことがなくても重症化したりします。
万が一の事態に備え、離れた場所から様子を見守り、救急車を呼べるよう待機してくれる人員が必要です。1人で立ち向かわなければならない状況であれば、プロに相談してください。
状況によっては交通誘導担当が必要
駆除による蜂の飛び出しや薬剤の影響によって、通行人や隣人に被害が及びそうな場合は、駆除作業中であることを喚起するための人員も必要です。具体的な場所としては、公道に面した生垣や隣家の窓の近くの軒下などが挙げられます。
隣人や通行人に被害が生じると、蜂の巣ができた土地建物の所有者が責任を問われるので、必ず告知しましょう。
蜂の巣を駆除するなら準備をしっかり整えよう
蜂の巣の駆除を自分でおこなうなら、準備は万全にしておきましょう。駆除開始後に物品が足りないことに気付くと、パニックになりがちです。大声や大きな動作は蜂を刺激するので、冷静さを維持するためにも、しっかりと準備をすることが重要といえます。
なお、新たに購入が必要な物品が多く、思ったよりも高額になりそうであればプロへの依頼もご検討ください。物品を購入するよりも、プロに依頼する方が安く収まるケースもあるからです。また、自分以外の人員を確保できないときも、安全第一でプロにご相談ください。
蜂駆除に必要なものに関するよくある質問
蜂駆除に必要なものに関するよくある質問5つに回答します。
蜂の巣駆除の必須アイテムは何ですか?
防護服または防護服相当の装備、蜂用駆除スプレー2本、蜂用忌避スプレー1本、掃除用具は必須です。比較的安全に駆除できる夜間に作業する際は、赤いライトも用意しましょう。
手持ちのアイテムを防護服の代わりにできますか?
厚手の衣服にゴーグルや長靴、レインコートなどをプラスし、隙間がないように養生テープやタオルで工夫すれば、防護服に近しい装備は自作できます。ただし、プロ仕様の防護服ほどのスペックではないので、危険を感じたらプロに依頼しましょう。
蜂駆除の装備のポイントは何ですか?
露出する部分を限りなくゼロにすることです。見落としがちな首や耳、手首、足首などもできる限り覆い、わずかな隙間は養生テープで密封しましょう。また、毒針が皮膚に到達しないよう、全体として7mm以上の厚さを確保することも重要です。
蜂駆除にあると便利な物はありますか?
高圧洗浄機があれば、巣の駆除跡を綺麗に掃除できます。また、巣に手が届かないときは高所スプレー噴射用器が有効です。脚立やハシゴにのぼるのは、退路を確保しづらくなるためやめましょう。
蜂駆除のアイテムの使い方で注意すべきことはありますか?
蜂用殺虫スプレーを使うときは、風を背にして立つようにしましょう。逆方向に立つとスプレーが自分側に向かってきてしまい、威力が低下するほか、薬剤を吸い込んでしまうからです。
※1 対応地域・対応する加盟店により異なります ※2 対応地域・加盟店・現場状況により、お事前にお客様の同意を得たうえで、調査・見積り費用をいただく場合がございます ※3 作業後1週間以内に同じ場所に再発した場合に限ります