アシナガバチはスズメバチと比べるとおだやかな性格ですが、危険性が低いわけではありません。駆除にとりかかっても、途中でやめてしまうと刺激することになるため注意が必要です。
本記事では、アシナガバチを自分で駆除できるか蜂駆除業者に依頼するべきかを判断するポイントを、アシナガバチの種類・巣の大きさ・巣の場所に分けて解説します。アシナガバチの駆除を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
アシナガバチの種類で判断する
アシナガバチの種類によって危険性が異なるため、次の表と詳細を参考に判断しましょう。
蜂駆除業者に任せるのがおすすめな種類 |
自分でも駆除しやすい種類 |
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なお、アシナガバチの見分け方を知りたい人は、次の記事をご覧ください。
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蜂駆除業者に任せるのがおすすめなアシナガバチの特徴
攻撃性と毒性が強いアシナガバチの場合、蜂駆除業者に依頼するのがおすすめです。とくにセグロアシナガバチとキアシナガバチは体長が大きく、攻撃性と毒性もアシナガバチの中では高いため注意が必要です。
ナンヨウチビアシナガバチに関しては、攻撃性と毒性が低いものの、生態系を破壊する総合対策外来種に指定されています。プロによる徹底的な駆除が必要です。
自分でも駆除しやすいアシナガバチの特徴
性格がおだやかで、攻撃しない限りは襲ってくるリスクが低く、毒性が弱めの蜂が該当します。刺されれば痛みはありますが、セグロアシナガバチやキアシナガバチと比べれば、冷静に対処しやすいといえるでしょう。
ただし、過去に刺されたことがあるなどして、アナフィラキシーショックのリスクがある場合はいずれの蜂でも危険です。
アシナガバチの巣の大きさで判断する
アシナガバチの巣の直径が10cm未満であれば自分でも駆除できる可能性が高いといえます。しかし、10cmを超えたときは蜂駆除業者に相談するのがおすすめです。
10cm未満で蜂の数が少なければ自分でも駆除しやすい
アシナガバチの巣の直径が10cm未満であれば、まだ女王蜂が巣を作り始めた段階で働き蜂の数が少ない可能性が高いといえます。
攻撃してくるのは主に働き蜂なので、数が少ないうちに駆除しましょう。時期の目安は4月中旬から6月頭頃までです。
10cmを超えると蜂の数が増えて危険
巣の直径が10cmを超えると、アシナガバチの巣作りがピークに達しており蜂の数が増えている可能性が高いといえます。アシナガバチの種類にもよりますが、巣は最大でも15cmほどのものが多く、小さく見えても最大規模ということが少なくありません。
ピークの時期の目安は7~8月です。また、9~10月頃は巣が大きくはならないものの、活動は盛んにおこなわれています。
アシナガバチの巣の場所で判断する
アシナガバチは比較的駆除しやすい、開放的な場所を好んで巣作りしますが、一般の人が駆除するには難易度が高いケースもあります。以下で詳しく解説します。
軒下や外壁は自分でも駆除しやすい
開けた場所であれば自分でも駆除できる可能性が高いといえます。巣の全体像を確認しやすく、退避ルートも確保しやすいからです。具体的には次のような場所が挙げられます。
- 軒下
- 外壁
- ベランダ
- 木の枝
- 葉の裏
このような場所にあり、なおかつ巣の大きさが10cm未満のときに自分で駆除する方法を検討してみましょう。
自分で駆除する詳しい方法は、次の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
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高所・機器周辺・入り組んだ場所は蜂駆除業者に依頼
アシナガバチは開放的な場所を好みますが、巣は小さいため、入り組んだところにも巣を作ることがあります。次のような場所に巣が作られたときは、蜂駆除業者に依頼しましょう。
- 室外機の中
- 給湯器周辺
- メーターボックスの中
- シャッターボックス(戸袋)の中
- 床下
- 屋根裏
- 3m以上の高さの軒下
機器周辺の場合、使用する薬剤を間違えると、機器を故障させるリスクがあるため蜂駆除業者に任せるのがおすすめです。
また、シャッターボックスや床下、屋根裏などは確認しづらく、退避ルートを確保するのも難しいためハイリスクといえます。
3m以上の高さにある場合も、脚立を使用する必要があるため万が一のときに逃げられません。防護服の着用が必須なので、プロに依頼するのが無難です。
アシナガバチの種類と巣の大きさ・場所で判断しよう
アシナガバチの中には自分でも駆除しやすい、おだやかな種類もいます。しかし、多くのアシナガバチは攻撃性が高く毒性も高いため、注意が必要です。巣の大きさが10cm未満で開けた場所にあり、蜂の数が少ない場合に限って自分で駆除することを検討しましょう。
危険な種類のアシナガバチや巣の大きさが10cmを超える場合、あるいは退避ルートを確保しにくいときは、蜂駆除業者に依頼しましょう。
なお、蜂の巣が大きくなっていない段階では、蜂の巣駆除の費用を安く抑えやすいため、発見次第相談するのがおすすめです。