スズメバチの駆除はペットボトルでできる!作り方と効果的な仕掛け方

「スズメバチって、ペットボトルのトラップで駆除できるかな?」
「ペットボトルのトラップ、簡単に作れる?設置の仕方は?」

とお考えではありませんか?

ペットボトルのトラップを適切な「方法」で作成し、適切な「場所」に適切な「時期」に設置すれば、スズメババチは駆除できます。

このページでは、スズメバチ駆除用のペットボトルトラップの作成方法と効果的な仕掛け方をご案内します。

また、DIYが苦手な方向けに市販のグッズをご案内しています。

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ただ、スズメバチは毎年10名ほどの犠牲者を出す危険な害虫です。

「刺されるリスクを考えるとプロに依頼したい」という方はこちらをご覧ください。

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簡単!スズメバチ駆除用ペットボトルトラップの作り方

ここからは、必要な道具と作り方をご案内しますね。

ハチ駆除用のペットボトルトラップに必要な道具を公開

ペットボトルトラップに必要な道具一覧
  • ・ペットボトル
  • ・酒  300ml
  • ・酢  100ml
  • ・砂糖  100g
  • ・サインペン
  • ・ひも、または針金   
  • ・カッター
  • ・定規
  • ・計量カップ
  • ・ろうと

ペットボトルは、次の条件が揃ったものをご準備ください。

・サイズは1.5~2L
・色は透明
・表面に凹凸がなくつるつるしている

サイズが大きければ、その分、より多くのスズメバチを捕まえられます。

誘引剤は「酒と酢、砂糖」だけでなく、次の材料でも代用できます。

誘引剤の代用レシピ3選(2L用)
【レシピ①】酒:300ml、ジュース:100ml、砂糖:100ml
【レシピ②】酒:100ml、ぶどうジュース:200ml、カルピス:200ml
【レシピ③】ぶどう味のカルピス:300ml、水:200ml

分量はいずれも2Lのペットボトル1本分の場合です。

ペットボトルトラップを作る2つの手順

ペットボトルトラップを作る手順

ペットボトルトラップは、誘引剤をペットボトルに入れるだけで完成します。

より詳しい手順をご案内しますね。

【手順①】スズメバチの侵入口を作る

ペットボトルの上部に3、4か所、サインペンと定規で1.5cm~2cm四方のH型の印をつけます。

それから、印に沿ってカッターで切り込みを入れます。

切り込みの上半分は外側に、下半分は内側に折り込んでください。

こうすることで、ペットボトルの中に雨水が入ってきたり、中に入ったスズメバチが脱出したりするのを防ぐことができます。

【手順②】誘引剤を作ってペットボトルに入れる

計量カップで酒、酢、砂糖をよく混ぜて、誘引剤を作ります。

これらを混ぜると、微生物によって発酵して、スズメバチが好む樹液に似たニオイが発生します。

誘引剤を作ったら、ペットボトルに下から6~7cmの高さまで注ぎ、キャップを締めてください。

ろうと(漏斗)があると、ペットボトルに誘引剤を注ぐのに便利です。

ほとんどのものは100均で揃えられます。

まずは100均に行ってみて、置いてない場合はホームセンターに足を運んでみてください。

スズメバチ駆除用のペットボトルトラップの効果的な設置方法

効果的なトラップの仕掛け方「2つのポイント」

スズメバチ駆除用トラップを安全に設置しつつ効果を上げるには、トラップを設置する場所やタイミングが大切です。

2つのポイントをご案内していきますね。

【ポイント①】適切な設置場所を選ぶ

ペットボトルトラップの設置場所
  • ・樹木の枝
  • ・日陰
  • ・高さ2m以上の場所
  • ・人が通るところから3m以上離れた場所

スズメバチ駆除用トラップの設置場所は、スズメバチが近寄りやすい樹木の枝がおすすめです。

日陰にトラップを設置するのは、日光が誘引剤に当たって発酵しにくくなったり、誘引剤が蒸発したりするのを防ぐためです。

ペットボトルの首の部分にひもや針金を結びつけて、木の枝やフェンスに吊るします。

設置する前に、周りの人に「スズメバチ駆除用トラップ」であることが分かるよう、ペットボトルに注意書きをしておくことをおすすめします。

くれぐれも、トラップに近づいたり、触れたりしやすい場所は避けてくださいね。

トラップに寄ってきた蜂から攻撃を受けてしまうかもしれません。

人が通る道路から3m以上離れた場所に設置するようにしてください。

【ポイント②】3月~5月の夜間・早朝に設置する

この時期は、越冬から目覚めた女王蜂が、巣を作るために単独で活動を開始します。

つまり、この時期の女王蜂を駆除できれば、巣作りや産卵を防ぐことができるわけです。

また、スズメバチは、夜間や早朝には活発に動きません

ですので、安全にトラップを設置できますよ。

夜に実施する場合は、日没後2時間以上経過してからにしてくださいね。

トラップと合わせて蜂の巣を作らせない対策をすると効果的です。

より詳しくはこちらの「蜂の巣を作らせない6つの対策!」をご覧ください

6月~10月の場合の対策
今が6月の場合、これからスズメバチの数はどんどん増えていきますので、ペットボトルトラップだけでは、駆除できない可能性が高いです。
 
別途、市販のグッズを用意したり、プロに依頼したりすることを検討してください。
 
7月~10月で、庭にスズメバチがよく出る状態は非常に危険ですので、できるだけ早くプロに依頼することをご検討ください。
 

設置したスズメバチ駆除用ペットボトルトラップのお手入れ方法

スズメバチ駆除用トラップを設置した後は、時々誘引剤を交換したり、中に集まったスズメバチを処理したりする必要があります。

交換するタイミングと捕まえた蜂の処理方法をご案内しますね。

ペットボトルのトラップを交換する3つのタイミング

スズメバチ駆除用トラップを交換する3 つのタイミング
【タイミング①】ペットボトルにスズメバチがたまった時
【タイミング②】誘引剤がなくなった時
【タイミング③】トラップを設置して2週間が経った時

ペットボトルの中にスズメバチの死骸がたまってきたり、設置から2週間を過ぎたりすると、誘引剤の効果が弱まります。

スズメバチ駆除用トラップを設置した後は、2週間に1回はトラップの様子を確認してみてください。

ペットボトル内のスズメバチを安全に処理する5つのポイント

スズメバチを処理する5つのポイント
【ポイント①】トラップ内で活動停止していることを確認する
【ポイント②】誘引剤ごと袋に密封して処分する
【ポイント③】厚手の服を着て、軍手を2枚重ねで着用する
【ポイント④】処分方法はお住まいの自治体の指示に従う
【ポイント⑤】ペットボトル内を清掃する

活動停止をしていても、軍手を2枚重ねて着用してから触るようにしてください。

活動停止したスズメバチの腹部に触れると、反射的に毒針が動くことがあるからです。

スズメバチの毒はとても強く、数日感は腫れあがってしまいます。

アレルギーがある方は、危険な状態になることがありますので、注意してください。

また、誘引剤のニオイが付いたスズメバチの周りに他のスズメバチが集まってきて、スズメバチ駆除用トラップを処理する時に襲われることがあります。

厚手の服を重ね着して、日没後2時間経ってから処理を行うようにしてくださいね。

市販のスズメバチ駆除用トラップの選び方とおすすめのグッズ

「DIYが苦手」「ペットボトルトラップの作成は面倒」という方は、市販のトラップをご検討ください。

トラップの種類と選び方、おすすめのグッズをご案内します。

市販のスズメバチ駆除用トラップは3タイプある

タイプ 仕組み 特徴・注意点
捕獲器タイプ 誘引剤を使ってスズメバチを筒型の捕獲器に閉じ込める ・誘引力が強い
駆除できる数が少ない
粘着タイプ スズメバチを強力な粘着シートで捕獲する ・設置が簡単
誘引力が弱い
手や服に付くと落ちにくい
毒エサタイプ スズメバチに毒餌を持ち帰らせ、巣の中のスズメバチを駆除 ・駆除できる数が多い
子どもやペットが口に入れやすい

スズメバチ駆除用トラップのタイプによって、スズメバチの誘引力や、一度に駆除できるスズメバチの量が異なります。

また、同じタイプのスズメバチ駆除用トラップでも、商品によって性能や使い方が異なる場合があります。

設置する場所やあなたの状況に応じて、異なるタイプのスズメバチ駆除用トラップを組み合わせてお使いください。

市販のスズメバチ駆除用トラップを選ぶ3つのポイント

市販のトラップを選ぶポイント
【ポイント①】スズメバチの活動状況に適している
【ポイント②】身の周りの環境に適している
【ポイント③】コストパフォーマンスが高い

市販のスズメバチ駆除用トラップを選ぶ時は、この3つのポイントを確認してみてください。

3~5月の間は女王蜂が単独で活動しているため、捕獲器タイプのトラップが効果的です。

6月以降は飛ぶ蜂の数がドンドン増えてきますので、巣から離れたところに設置できる毒エサタイプが安全です。

木の枝やフェンスに吊るすタイプと平置きするタイプがありますので、環境に合わせて、使いやすいタイプのトラップを選んでくださいね。

使い捨てのスズメバチ駆除用トラップを利用する場合は、できるだけ使用期間が長いものにしてください。

誘引剤を交換して繰り返し使用できるタイプと使い捨てタイプがありますので、手間を考えてトータルでコストパフォーマンスが高いかどうかをご判断くださいね。

市販のスズメバチ駆除用トラップおすすめ3選

市販のスズメバチ駆除用トラップおすすめ3選

市販のスズメバチ駆除用トラップの中から、おすすめのアイテムを3つ選びました。

詳しくご案内していきますね。

【おすすめ①】フマキラー  カダン ハチ超激取れ

製品名 カダン ハチ超激取れ
メーカー フマキラー
価格 2,000円前後(サイトによる)
タイプ 捕獲器タイプ(使い捨て)
持続期間 約20日~40日間

ハチが好む成分の人工樹液と酵母をブレンドした誘引剤を使った捕獲器タイプのトラップです。

使い捨てタイプで、夏場は20~30日間、春・秋は30~40日間使用できるため、交換頻度が少なくてすみます。

スズメバチ以外のハチにも対応しています。

気軽に手間なくスズメバチ駆除用トラップを使いたい人におすすめです。

画像引用)フマキラー公式サイト

【おすすめ②】SHIMADA  業務用スズメバチ誘引捕獲器

製品名 業務用スズメバチ誘引捕獲器
メーカー SHIMADA
価格 約1,000~2,000円
タイプ 捕獲器タイプ
持続期間 約30~40日間

食品原料とアルコールでできた誘引剤を使用した捕獲器タイプのトラップです。

専用の誘引剤を交換して繰り返し使えるため、長く使うほどコストが抑えられます。

大容量なので捕獲できるスズメバチは多いです。

長期間、ほったらかしにしておきたい人におすすめです。

画像引用)SHIMADA公式サイト

【おすすめ③】アースガーデン スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ

製品名 アースガーデン スズメバチの巣撃滅 駆除エサタイプ
メーカー アース製薬
価格 約600~1,000円
タイプ 毒エサタイプ
持続期間 約2週間

甘い樹液の香りでスズメバチを誘い出す毒エサタイプのトラップです。

巣から10m程度離れたところで使うので、設置時の安全性が高いです。

組み立て不要で、吊るしたり置いたりするだけで使えます。

スズメバチに近づかずに駆除したい人におすすめです。

画像引用)アース製薬公式サイト

ペットボトルなどのトラップでは駆除できなかったらプロに依頼を!

ペットボトルや市販のトラップでは、スズメバチを駆除できなかったら、プロへの依頼をご検討ください。

6月~10月に見かけたスズメバチは非常に危険で、毎年10名前後の犠牲者を出しています。

トラップで何とかできる状況ではないことが多いです。

業者に依頼する際に気を付けたいのが、蜂の巣駆除業者の中には悪質な業者がいるということです。

「素人の目で見ても簡単そうな作業内容なのに、10万円を請求された」
「事前に何の相談もなく、パパッと作業を終えて高額請求された」

といったことが起こっています。

こうしたことが無いように、業者のホームページで次の点をチェックしてください。

  • ・支払い方法が豊富にある
  • ・電話対応の時間が長い
  • ・見積を無料で作成してくれる
  • ・駆除実績が豊富にある
  • ・アフターフォローがある

支払い方法の豊富さや電話対応の時間の長さで分かるのは、社会的な信頼度が高い会社かどうかです。

見積作成が有料の業者がいますので、事前に電話で確認してくださいね。

アフターフォローとは、1週間以内に再発した場合は無料で対応してくれるといったことです。

業者は探せばたくさんいますが、その中でも評判なのが、ハチお助け本舗です。

クレジットカードやQRコード決済、後払いに対応しています。

電話受付は24時間365日実施しています。

スズメバチだけでなく、アシナガバチやミツバチにも対応できる技術力があります。

見積作成はもちろん無料ですので、一度、お気軽に相談してみてください。

>>ハチお助け本舗のサイトを見る

ペットボトルでスズメメバチを駆除する方法のまとめ

このページのまとめ
  • ・3~5月の深夜(or早朝)にトラップを設置する
  • ・市販のトラップも有効
  • ・トラップではダメだった場合は、プロに依頼する

ペットボトルでトラップを作成すれば、安くスズメバチを駆除できます。

ただし、DIYが苦手な方や「設置後のメンテナンスが面倒」という方は、市販のトラップをご検討ください。

自分でスズメバチを駆除するのに自信がない時は、業者に頼むことをご検討くださいね。

ハチお助け本舗は、実績豊富ですし、スピーディに駆け付けてくれますので、何かあれば相談してみてください。

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